ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

スギライト(杉石)

2017-06-30 12:56:23 | 日記・エッセイ・コラム
今日は写真から入ります。



さて、上の写真は何でしょうか?

その答えはスギライト(南アフリカ産)です。これはマクロ撮影したもので、少しボケて写ってしまっていますが、微細な針状結晶が放射状に集まり、花のように見えます。これもまた「石の華」と呼んで良さそうな気がします。





次の写真は普通の肉眼的なサイズの写真(上からと側面から)です。紫色繊維状結晶の層が皮膜のような形で母岩(ハウスマン鉱やリヒター閃石など)に付着しています。肉眼的なサイズの結晶鉱物好きにとってはそれほど面白い鉱物ではありません。ただ、その表面を良く見てみると、最初の写真のような「石の華」がある事に気づくと思います

実は、このブログでは今日のスギライトは初登場となります。スギライトはチャロアイト、ラリマーとともに世界三大ヒーリングストーンの一つとされ、パワーストーン愛好家に人気がありますが、肉眼的に結晶していない鉱物にそれほど関心のない私はこれまで無視してきたとも言えます。

ただただ、スギライト(杉石)は日本人の岩石学者(杉健一)によって命名された新鉱物(1974年に認定)でもあって、鉱物趣味的にも興味のない鉱物ではなかったのです。それから、mindat.orgというサイトでは、まるでレッドベリルのように見える美しい柱状結晶のSugiliteの写真が載っており、これは無視できない、と思いました。

スギライトの肉眼的に見える結晶は珍しいと言えます。それでもmindat.orgにある写真のような結晶を見ると、どうしても愛すべき鉱物だと思ってしまうのです。

現在、店にはスギライトの原石は三つあります。そのひとつが先ほどの写真のものです。

もうひとつのものの写真を出します。



これも結晶質のスギライトです。色合い的に何となく、チャロアイトのようにも見えてしまうと思います。

それから三つ目の写真が次の3枚です。







写真からはわかりにくいかもしれませんが、これも微細な結晶の集合体になっております。(この三つ目のものは常連のOさんの取り置きとなっております。)

私的にはスギライトにはひとつ忘れられない思い出があります。それは「石の華」を始めて、あるお客さんからスギライトの原石を仕入れて欲しいと頼まれて、あまり乗り気にはなれなかったものの、ちょうど新宿ショーのタイミングだったので、スギライトを扱っていたディーラーからひとつだけ選んで仕入れて来ました。そのお客さんはスギライト好きだったので、同じ時期に大阪のミネラルショップでもあるひとつのスギライトの原石を購入していたのですが、その石と私が新宿で仕入れて来たものとをある角度で合わせてみると、何と!ぴったり合わさったのでした。その瞬間、鳥肌が立ちました。大阪と東京、しかも別々の店の石が合わさる?!もしかすると、それらは元々は同じディーラーのものだったのかもせれませんが、驚くべき偶然だと思いました。(その二つは整形したものではなく、不定形に割られたものでした。)

世の中には不思議な事があるものです。

これからはスギライトもチェックしてゆきたいと思っております。



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