Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

臼谷駅跡 羽幌線 8月29日 2017年

2018-04-25 | Weblog
臼谷駅跡はその鉄道遺構と思われるものは残っていませんでした。

路盤跡は公園として整備されています。



公園名は「小平蘂村記念公園」というようです。

駅の所在地が「留萌郡小平町字臼谷」というところから「臼谷(うすや)駅」という名称になったようです。

また、公園の名称「小平蘂村記念公園(おびらしべむら)」と地元の名称が用いられています。

「蘂村」の蘂という字…難しい字であります。

留辺蕊の「蕊」に似ているように見えますが、こちらは草冠に「心」が三つ。

蘂村のは三つの心の下にさらに「木」が用いられています。

どちらも「雄蕊・雌蕊」 「雄蘂・雌蘂」(おしべ・めしべ)と、花の器官の名称として使われますが、その使い方・使い分けについてはよくわかりません。



廃線を見て歩いているとこの雰囲気はまさに「路盤跡」に間違いないとピンときます。



羽幌線は1987年3月に廃止されすでに30年が過ぎました。

鉄道遺構が消滅してしまっていても不思議ではありません。

臼谷駅の写真も僅かです。

ネット上に往時の駅舎写真が掲載されていました。

とてもバランスの良い駅舎であります。

赤い建物の向こうに見える小さな「丘」の形はネットに掲載されている「臼谷駅舎背景の丘」に良く似ているように見えます。

この更地が駅舎があった場所なのかも知れません。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三泊駅跡 羽幌線 8月29日 2017年

2018-04-24 | Weblog
羽幌線は留萌駅から分岐し日本海を北上し幌延まで延伸していた路線でした。

留萌から稚内を目指す国道232号線はこれまでに何度も走ったことのある馴染みの道であります。

しかし、「羽幌線」の駅跡を見て歩くのは今回が初めてとなります。

羽幌線は留萌から日本海を左に見て北進します。

国道232号線は日本海と羽幌線跡の真ん中を走ることになります。

三泊(さんとまり)駅跡は留萌駅から2.7Km、国道脇の駅待合所建物は「沿岸バス 三泊停留所」待合所として今も利用されています。

国道を走りながら、横目で右手をチラ見します。

その建物はすぐに見付かりました。

国道232号線は交通量も流れも比較的速いので、右折の際は充分に減速し早目の右折の合図が安全のために必要です。



国道脇に設置されたバス待合所。

待合所と国道の走行レーンとの間には停留所待避所が設けられています。



かなり広いスペースの駅構内の敷地はそのまま残されています。

バスの転回にも使えそうなほどです。



待合所のこのショット。

右は出入り口の引き戸です。

その左側は多分トイレだったのではないでしょうか。



綺麗に整備されている待合所内部。

北海道無人駅の待合所はほとんど全てこのような雰囲気です。



地元利用客がとても大切にしているのが伝わってきます。



この待合所として利用されている建物…その「向き」が不自然で気になって仕方がありません。

線路はブルーで着色したように走っていたはずです。(*国道と平行に…)

線路に対して待合所の出入り口がこれでは、90度ずれているように思います。

普通、国道側に入り口があって線路方向に出入り口があるのが普通だと思うのですが…

気になります…



  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第10留萌川橋梁 8月29日 2017年

2018-04-20 | Weblog
先程、留萌駅跨線橋から眺めた「第10留萌川橋梁」にやってきました。

留萌駅を出た頃から雨が降ってきました。

路肩にオデ君を停めて撮影を始めようとします。

丸腰(レインコートを装着していない)の機材に雨粒が容赦なく吹き付けます。

第10留萌川橋梁 2014年の記事はこちらから。



右側はすでに廃止されて久しい貨物専用線橋梁、左側が2016年12月廃止された留萌本線「留萌⇔増毛」間の「第10留萌川橋梁」であります。

どちらの橋梁前もすっかり雑草に覆われています。



橋梁名のペイントは薄く読みにくくなっています。

読めないわけではありません…「第10留萌川橋りょう」って書いてあるようです。



バリケードが置かれている踏切手前から、留萌駅方向を見ます。

先程、俯瞰した跨線橋が見えます。



蔦系の草がトラス橋を両側から登りはじめています。



このままだと、橋全体が草で覆われてしまいそうな勢いです。

雪が降り積もる頃には枯れてしまうのでしょう。

雨が勢いを増してきました。

もうハラハラします。

一応、防塵・防滴性能をうたう機材ですが、さすがにこれはマズイかな…と中断を決断します。*というか、雨の日に「やる気無い」だけですけれどね。

よし! 撤収です。



  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

留萌駅 留萌本線 8月29日 2017年

2018-04-19 | Weblog
留萌駅にやってきました。

駅舎は北海道昭和テイストを色濃く映したデザインで、道内でも多く見られるものです。

「留萌」の萌の字ですが…1997年まで旧字体の「萠」が使われ駅舎の駅名標もグリーンの字体で「留萠」と表記されていました。

留萌⇔増毛間が廃止されてから留萌駅前は以前にも増して閑散とし寂しげな雰囲気を感じます。

オデ君を駅前の駐車スペースに置いて駅舎へと向かいます。



駅舎内待合スペースには、大谷翔平選手のポスターやら幟旗が置かれています。

2017年8月取材時も北海道では大谷選手の人気は絶大であったようです。



この記事を書いているのは2018年4月です。

北海道の星はロサンゼルス・エンゼルスでの大活躍でアメリカ・メジャー・リーグの星となっているなど取材時は想像もつきませんでした。



「北海道わがまちご当地入場券」を購入しホームに出ます。



木製の駅名標が飾られています。

この「留萌駅」は普通の「萌」になっています。

旧字の「留萠」駅名標があったはずです。

旧字体の駅名標も残しておけばよいのに…と思ってしまいます。



ホームを歩きます。

使われているのはこの「1番線ホーム」だけになってしまいました。

留萌駅ホームは何度も訪れたことがありますが、その度に寂しくなっていきます。

この先、ど~なってしまうのでしょう?



増毛方面の線路はまだ続いているように見えます…



跨線橋が口を開けて待っています。

吸い込まれるように…

「のりば案内」の表示は1番線だけ。



レールの錆びさび具合から見ても、1番線しか使われていないのが分かります。



跨線橋の連絡通路部。

1番線しか使われていないのに、この跨線橋は何に使われるのでしょう…



跨線橋の窓から「深川方面」を見ます。



長めのレンズでさらにその先を観察します。



跨線橋の同じ場所から廃止となった「増毛方面」を見ます。

線路には「終着駅」の標し…第二種車止め が3線とも設置されているのが見えます。

その先の踏切にはパイプで組まれたバリケードが見えています。

さらにその先、トラス橋が見えます。

あとで観賞しなければ…



跨線橋の突き当り部分。

何となく不思議な形をしています。

かつてこの跨線橋は羽幌線ホームに連絡する為、さらに延びていた名残です。



2番線ホームに下りてきました。



昨年と様子は変わっていません。



2番線ホームから留萌駅舎をみます。

なんだか、風がひゅ~ひゅ~するような寂しさです。



2番線ホームを増毛方面に歩いて先端部からもう一度、車止めの設置されたあたりを観賞します。



駅舎に戻り、なつかしの留萌本線の写真を観賞します。



増毛駅の写真です。

若干、面影はありますが、今とは段違いの格好良さ…風格があります。



昭和39年当時留萌駅の写真です。

北海道鉄道駅の象徴的マンサード屋根を掲げる留萌駅。

2016年12月 留萌駅⇔増毛駅が廃止となり留萌駅が終着駅となってしまいました。

そして区間廃止前まではJR九州筑豊本線 (66.1km) に次ぐ“2番目”に短い本線でありましたが、ついに本線を名乗るJR最短路線の称号を手に入れました。

確かに「二番」より「一番」の方が良いのでしょうが…


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

瀬越駅 留萌本線 8月29日 2017年

2018-04-17 | Weblog
瀬越駅。

ごく普通の日本的な名称ですが、この由来もアイヌ語からのようです。

駅下にあるスペースにオデ君を置いて、駅跡まで歩きます。

2016年瀬越駅の記事はこちらから。



ホーム上にはコンクリート製の待合所も残されています。

入り口は「コンパネ」で塞がれています。



路盤も線路も残されているのですが、なぜか途中から切断?され更地にバラストが撒かれています。

どのような開発をするための準備なのでしょう…



待合所の壁面には「瀬越駅」のペイントと「海抜14m」のプレートが残されています。

海に面した高台の駅でしたから、木造の建物では耐久性に難点があってこうした堅牢な待合所を建築したのでしょう…

廃駅になってしまえば耐久性もなにもありませんね。



この坂を上ると国道231号線オロロンラインとなります。



路盤から振り返り海を見ます。

海に張り出したテラスが見えます。

そう言えば昨年もあそこへ行ってみようかと思いましたが…


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガレージの桜 4月14日 2018年

2018-04-16 | Weblog
生憎のお天気でしたが千葉のガレージに出掛けてきました。

春のこの季節…草木が芽ばえ、生きもの活動が活発となります。

それにつれて色々「困った君」の活動にも頭を悩ませます。



東京の桜はとっくに散ってしまいましたが、ガレージの「右近さくら君」はちょうど満開でありました。

透き通るような青空のもと、右近さくら君を鑑賞したかったです。

灰色の空をバックではちょっと寂しい雰囲気となってしまいます。



山側の桜はすでに散ってしまって葉桜となっています。

満開を見てあげられませんでしたが、ずいぶん立派な樹木に育ってくれました。

将来が楽しみです。

ご近所の方が「綺麗に咲いていた」と仰ってくれました。



芝生は冬眠から覚めて、緑色の葉が目立つようになってきました。

芝生には他に多くの植物が共生していますが、それを放置しておくとあとで大変なことになってしまいます。

黄色い花をつけているこの植物も、早めに処理をしなければ…

毎年お願いしている芝生のメンテナンス業者にさっそく連絡をしました。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

礼受駅 留萌本線 8月29日 2017年

2018-04-12 | Weblog
国道から少し高い位置(海抜16メートル)にダルマ駅舎の礼受駅がありました。

初めて訪れた時には通勤利用客のクルマで駐車スペースは満車であった駅前に今クルマの姿はありません。

ダルマ駅舎が乗せられている基礎をみますと、かつてはかなり大きな駅舎が建てられていたことが分かります。

2016年礼受駅の記事はこちらから。



ダルマ駅舎壁に貼られた注意書き。

撤去予告かと思ったら「マムシ注意」でありました。

昨年訪れた時には確か無かったと思います。

廃駅を訪ねて歩いていると、このような危険生物に対する注意喚起をよく目にします。

「マムシ」「スズメバチ」一番びびるのは「クマ注」ですね。

まだ遭遇したことはありません。

出来れば会いたくありません。

廃線・廃駅巡りのベスト・シーズンが雪解け間際…と言われるのは、このような危険生物に遭遇するリスクが少ないのも理由の一つです。



ホーム側からダルマ駅舎を見ます。

オデ君の向こうには水平線が見えます。

お天気がイマイチで夏の海らしさには見えません。



入り口を照らす照明は昭和の香りのする器具です。

昔、一般家庭で良く見かけたような気がします。

海がすぐそばですから塩害による錆がすごいです。



駅前からはこのような海の景色を見ることができます。

夏の透き通ったような景色は素敵でしょうが、荒れた冬景色は厳しい自然を想わせるものでしょう。



ホームの手前にはパイプで組まれたバリケードがあります。

もちろん、大人ですからこれより先に踏み込むことはいたしません。*当たり前ですよね。

右手を見ます。

こちらは増毛方面となります。



そしてこちらが留萌方面となります。

ホーム前の路盤には赤錆びたレールがそのまま残されています。



現役営業当時のままの状態で残されているダルマ駅舎。

*アップの写真を撮り忘れましたが、左方には「建物財産票」も添付されたままでありました。

江差線のダルマ駅舎などは廃止と同時に駅名をペンキで塗り潰されていました。

廃止になっても、こうして往時の姿…駅名が入ったままでも良いと思いますが…

来年はどんな姿になっているのでしょう。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

阿分駅跡 留萌本線 8月29日 2017年

2018-04-10 | Weblog
阿分駅跡です。

留萌駅→増毛駅間の駅名は不思議な駅名が連続します。

どの駅名もIMEで変換をすると完全一致で第一候補で表示されます。

IMEも迷わないって凄いです!

阿分駅ももちろん、アイヌ語の音に漢字を当てたものです。

しばらくぶりに北海道新聞社刊「北海道 地名 分類 字典」を開いてみます。

【阿分】(あふん 留萌・増毛町の大字村、JR留萌本線の駅名)

①アフニ ahunni=入り込みたる処(永田)
②アフン ahun・ル ru・パル par =(あの世に)入る・道の・口(山田)

地下にある、あの世への入り口。地獄穴とも呼ばれる。
1883年増毛小学校阿分分校、1900年1級増毛町の大字村

…と説明されています。

阿分駅跡は踏切のあった場所にパイプでバリケードが組まれ、そこが留萌本線路盤跡と容易に想像がつきます。

バリケードの両側には路盤と赤錆びたレールが残されています。

2016年 阿分駅の記事はこちらから。



四角いスペースにはバラストのような砂利が敷き詰められています。

ここがスチール製の待合所が置かれていた場所になります。



踏切があった場所に立ち増毛方面を見ます。



わずかに残されたレールの先には草が生茂り、路盤もレールも飲み込まれていきます。



こちらが留萌方面となります。

やはりレールの向かう先には夏草が生茂っています。



振り返えると、オデ君と旧阿分小学校が見えます。

2015年3月に廃校になった旧阿分小学校。

2013年に開校130周年を祝った2年後の2015年に132年の歴史を終え廃校となりました。





  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

信砂駅 留萌本線 8月29日 2017年

2018-04-09 | Weblog
国道231号線オロロンラインから道道94号線を300mほど進んだところに「信砂駅」はありました。

路盤も踏み切りもすっかり撤去されていてます。

舗装の色が変わっている、オデ君が駐車している辺りまで舗装を整備し直したようです。

2016年 信砂駅の記事はこちらから。



駅前から道道の交差点を見ます。

右は留萌方面、左は増毛方面、どちらへ行っても国道231号線に合流します。



信砂駅はホームとプレハブの待合所のちいさな駅でした。

*ホームは駅の規模からは「長め」でありました。



バリケードの向こうは、増毛方面となります。

画面手前、四角く掘り下げられた辺りまでがホームでありました。



道路の向こう側にも路盤が残されています。

こちらが留萌方面となります。



この窪地…何の為の工事なのでしょう?

道路からあえてこれだけセットバックしているのは、何か構造物を造るためでしょうか…

この次訪れた時にその答えが分かるかも知れません。




  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マツダ CX-8 試乗レビュー 3月25日 2018年 

2018-04-04 | Weblog
最近、気になっていたMAZDAのCX-8 を試乗させていただきました。

試乗といっても、その辺の一般道を2,30分走ったところで、素人には何のことかさっぱり分かりません。

昨年9月のオデッセイ・ハイブリッドの試乗と同様に千葉のガレージ往復約250Km程の試乗をお願いしました。

マツダ Cx-8 購入編 の記事はこちらから。

2017年9月オデッセイ・ハイブリッド試乗の記事はこちらから。

土日は多くのお客さんが試乗されるので、平日なら時間枠を取って頂けるとのことでしたが…「クルマの試乗にわざわざ休暇を取るのも面倒だしなぁ~」と躊躇していました。

*ホントに自身のやりたいことであれば躊躇はありませんが、クルマの試乗とかはそれほど興味がなかった…ということでもあります。

あるアイディアを思いつきました!

ディーラーさんの閉店時にクルマを受け取り翌日開店前に返却するのではどうだろうか?…と。

セールスさんにそう提案すると快諾して頂けました。

3月24日(土曜日)午後7時頃に店舗を訪ねクルマを受け取ります。

昨年9月にCX-5を試乗させていただいていますので特に運転に迷うことはありませんでした(この時点では…)

*前日金曜日、朝から夕方まで会社で CX-8 の取り説を読んでいました。

ネットに掲載されているPDFの取り説はなんと【736ページ】にもなります!

ディーラーさんを出発し首都高速入り口に向かう途中で「ETCカード」をセットしていないことを思い出し路肩にクルマを停めます。

CX-8 のETC機器はドライバーズ・シート側のサンバイザー裏に設置されています。*取り説読んでいますからね!

しかし、このクルマにはそこにETC機器はありませんでした。

「そんなバカな!」と店舗に電話しますが、営業時間を過ぎているので応答はありません。

仕方なく一般のゲートに入って「ETCカード」で支払いをします。

なんとも納得がいきません。

翌日、クルマの返却時、ETC機器のことを真っ先に尋ねました。

どうやらマツダのディーラーさんでは試乗車には基本的にETCはセットしないようです。

たしかホンダでオデッセイをお借りした際には、ETCは当然のように設置されていました。

マツダの多くの購入予定客は私のように長距離の試乗を要求することがないのでしょうか…

400万円を超えるような買い物をする際に、その辺の一般道をちょこっと走って満足できるのか…不思議であります。

思ったより流れのよい夜の湾岸線を走ります。

東関道は成田から2車線となり道路の照明も少なくなります。

そこで感動したのが、LEDヘッドライトの「オートライト機能」です。*アダプティブ・LED・ヘッドライトという名称らしいです。

前走車がいる場合は、ハイビーム照射エリアのそこだけを減光する配光になります。

夜は安全運転の見地から極力運転しないように心掛けていますが、すごく羨ましいシステムであります。

*今回の写真撮影は全て iPhone 7 にて行っております。



文字だけでは表現しきれないので、CX-8 の取り説図を載せさせていただきます。



順調なドライブで無事千葉のガレージに到着。

本日はガレージに1泊し明朝東京に引き返します。

深夜のドライブは危険が一杯ですからね。



ちょっと見難いですが…トリップ・メーターは、123.7Kmとなっています。

平均燃費は、13.6Km/ℓとなっています。

首都高の軽い渋滞を走っていた時には15.2Km/ℓほどを表示していました。(*車速60Km/h以下だったと思います。)

湾岸線の流れに任せた走りで14Km/ℓ 東関道をそれなりの速度で走っていると13Km/ℓ以下…

走行速度が上がるに従って燃費は低下していきました。

やはり、高速道路を法定速度以下で走行した際に良好な燃費になるようにチューニングされているようです。

メーターの照明はシンプルで好感が持てるものであります。

自発光式メーター(マツダは ブラックアウトメーター と呼称しているようです)は、わりとルーズな発光に見え、あまり高価なデバイスは使っていないのかな…と勝手に想像します。



お借りしたクルマは 2WD L Package と呼ばれる内装レザーのモデルです。

非常に質感の高いインテリアは価格とのバランスでお得感を感じます。

ステアリング・デザインは素敵なのですが…P社の911に良く似ているように見えるのですが、大丈夫なのか心配になります。



ドライバーズ・シートからの眺めです。

前方視界は申し分ありません。

側方視界はまあまあ…後方視界はNGです。

オデ君の「まる見え」状態と比べると後方視界の閉塞感はうんざりします。

「カメラがあるから良いでしょう」という問題ではないと思うのですが…

側突の基準を満たすためでしょう、見難いです。

車体剛性のために視界を犠牲にしているようなデザインはCX-8に限らず最近のクルマのトレンドのようですが、本当にそれで良いのか疑問に感じています。

安全運行のキモは全方位クリアーな視界と信じているオジサンであります。

必要にして充分のメーター・インフォメーションです。

華美でもなくチープでもなく実に好感の持てるデザインです。

ただ、マルチ・インフォーメーション・ディスプレーと呼ばれる右端のメーター、太陽が低い朝とか夕方に光ってしまって判読できないことがありました。

ステアリング・スポーク部分には多くのスイッチが装備されています。

オジサンにはあまり必要でもないスイッチが多くほとんど使わないと思います。



エアコンのスイッチ・パネルと存在感満点のセンター・コンソール。

すごく立派な装備ではありますが、私にはこのセンター・コンソールは邪魔な存在ですね。

最近のクルマは総じてこのようなレイアウトを採っています。

おそらく左右の席で個別の空調・温度管理をするためにこうなっているのでしょう。

しかし…ドライバー側のドアーが開けられないような時、パッセンジャー側に移りたいときはこのコンソールは邪魔でしかありません。

北海道の廃線巡りをしていると、このようなシチュエーションに度々遭遇します。

その点、オデ君はセンター・コンソールなどありませんから、すごく便利です。



テールゲートを開いてキャビンを見ます。

ゲートの開口部が高いです。

ミニバンのオデ君と比較してのことですが…

クルマの種類が違うのだからフェアーではないですが、重い荷物の積み下ろしは苦労しそうです。



3列目シートを格納した状態です。

大きなクルマですから、荷室容量は充分でしょう。

オデ君も3列シート仕様ですが…18年間付き合ってきて3列目シートを使用したのは「たった2回だけ」です。

2列目シートも普段は思い切り前進させ「手回り品置き場」として重宝しています。

SUV のCX-8 の「売り」の一つの3列シートでありますが…

ミニバンなどを含め、多くの3列シート仕様車のその「生存空間」に注力しているメーカーは少ないようです。

ボルボはダミーを使って、マツダはシュミレーションで、時速60Kmで追突された時の生存空間を確保する設計となっているようです。

このようなところに研究・開発費を投入しているのに、ことさら「俺が、俺が…」と声高にアピールしない実直な姿勢にも好感が持てます。

「そんなの当たり前でしょ!」とでもいうようで、乗員の安全確保のために「3点式シートベルト」を公開特許とし全ての自動車車メーカーが使えるようにしたメルセデスの姿勢に通じる志の高さを感じます。



ラゲッジ・コンパートメントのその下には…なんと!「隠し部屋」があります。

これも羨ましい装備?の一つであります。

お借りした車両は BOSE 10 Speaker オプション装着車で左手のこんもりした物体は ウーファーだそうです。

通常はもっと広いスペースが提供されます。

さらに右手に見える蓋のようなものの中には、「タイヤパンク応急修理キット」が格納されています。

CX-8 には「スペアータイヤ」は搭載されていないということですね。

26万キロ走破したオデ君も18年間 一度もパンクしたことはありません。

日本の道路事情を考えると、修理キットだけで充分なのでしょう。

*うちのロードス君も「軽量化」のために一時、スペアータイヤを降ろして修理キットを積んでいた時がありました。



さらにその両側にも写真のようなスペースが提供されます。

客室などに置きにくい汚れ物などを置いておくのに重宝しそうです。

ここにもしっかりとした造作の「蓋」がつき、ラゲッジ・コンパートメントがフル・フラットとなる設計です。

12Vの電源が供給されるソケットも装備されています。

キャンピングなど野外作業時に電力を供給するためでしょうか。

具体的な用途は思い浮かびませんが、あれば便利でしょう。

PHEV みたいに、災害停電時にクルマから100V電源を家屋に供給できるシステムは羨ましいです。



PDF取り説に掲載されているラゲッジ・ルームの解説図であります。

ジャッキやレンチは図のように収納されています。



ドライバーシート側の開口部です。

車高1730mmもある CX-8 ですが、なぜか乗車する際に家内も私も頭をぶつけてしまいました。

ミニバンのオデ君ではありえないことです。

意外と乗り込み難かったです。

シートはパワー・シートで調整は快適です。

マツダが提唱するドライビング・ポジションの調整の仕方も取り説に書かれています。

正しい乗車姿勢も安全運転の一つの重要ポイントでありますからね。

アップライトに着座するのが好みのオジサンですが、ピッタリのポジションを得ることが出来ました。

シート・ポジションのメモリーは2つ登録することが出来ます。



運転席右前方下方に設置されている「クラスター・スイッチ」

左上方から…

i-Stop off とは アイドリング・ストップのコントロールスイッチです。

通常、アイドリング・ストップ機構はデフォルトで「ON」となっています。

このスイッチでアイドリング・ストップ機能を一時的に「Off」と出来ますが、一旦エンジンを停止し再度始動すると、アイドリング・ストップ機構は「On」となります。

オジサンはこの機構は「うざい」ですね。

「呼ぶまで黙っていろ!」と思いました。

その右隣のスイッチ…レーン・キープ機構の「Off スイッチ」です。

道路の白線(黄色線)をカメラが認識し車両がそこから逸脱しそうになるとドライバーに知らせアシストする機構です。

ちょっと試してみましたが…コーナリング・ラインがオジサンのそれと異なり「何で?」と違和感を感じましたので、Offとしました。*3段階に調整は出来るようです。

その右隣、トラクション・コントロール・スイッチです。

道路の摩擦係数が低い濡れた路面やダスティーな状態などに適切な駆動力を配分し車両の姿勢をコントロールしてくれる装置ですが、通常のドライブではあまり恩恵を感じるデバイスではありません。

下段左のスイッチ…なんと!

ステアリング・ヒーターであります!

スイッチ・オンで 30分作動し手を温めてくれます。

ボクスターなど2座フルオープンの車両に搭載された際に…「なんでロードスター乗り(オープンカー乗りの意味)がそんなもの必要なのかねぇ~」「そんなに寒ければサルーンに乗っていればよいのに!」と軽蔑したものですが、CX-8 にはステアリング・ヒーターとシート・ヒーターが装備されています。

時代は変わったものです。

うちのカレラ君にもシート・ヒーターが装備されていますが、一度も使ったことないですね。

右隣はパーキング・センサー・スイッチです。

駐車時、車両と壁など障害物との距離を音と画像で知らせます。

さらに右隣、「360°ビューモニタースイッチ」であります。

この装備は以前から羨ましかったです。

車両に取り付けられたモニター・カメラの画像を合成して車両の全方位をモニターで見ることが出来ます。(3種類の画像が選べます)

しかし…カメラの性能か合成する画像チップかソフトの性能か…期待したほどの臨場感ある画像は提供されず、ガッカリでした。

結局、車両を降りて自身の目で確認しました。

取り説にも再三書かれていますが、デバイスを過信しないで最終的には自分の目で確かめるように進言されています。

当然のことですね。

電子デバイスはいつかは必ず故障します。

デバイスに頼らず、自身の目で確認する習慣を付けておくのは安全運転にとって大切な要素であります。

右端のちょっと大き目のスイッチ。

リア・パワー・ゲートのスイッチです。

こちらは11万円ほどのオプションとなり、ルーフ・レールとのセットとなります。

確かに荷物で手がふさがっているような時にあったら便利かも…と羨ましくも思います。

しかし、あの巨大なテール・ゲートを電動で動かしていると思うと、いつかは必ず壊れるだろうなと思い修理代が頭を過ぎります。

オプション費用を考えると贅沢な装備であると思います。



センター・コンソール上にレイアウトされたエアコンの操作パネル。

操作には若干、視線を下に落とさなければならない位置にあります。

しかし、温度の調節は丸いダイヤル・ノブでブラインドでも充分に操作できるようにデザインされています。

このあたりは、以前お借りしたオデッセイ・ハイブリッドのそれと比較するとはるかに知的で洗練されたデザインだと思います。

クルマを運転したことのある人なら誰が乗っても、この操作系は瞬時に理解できるレイアウトです。

シート・ヒーターのスイッチはパネル最上部に設置されていて、唯一分かり難い位置かもしれません。

CX- 8 のインテリア・デザインは、見た目だけのデザインではなく、クルマからドライバーに情報を伝えるパート、ドライバーからクルマへ操作の意思を伝えるパート、運転中に不注意に触れないようにあえて見え難い場所に設置されたスイッチ類など、用途別にはっきりと区切られ、実に適切で知的で素晴らしいデザインだと感じます。

各パーツの質感もとても素晴らしく、車両価格から「よくここまで上質なインテリアを構築したものだなぁ~」と驚愕します。

最後に、お借りした CX-8 の走りの印象です。

2.2リットル、ツインターボ・ディーゼル・エンジンでの走りは、ガソリン車と区別できないほどに洗練されています。

ガソリン車で2.2リットル・エンジンというとパワー的には「普通」という印象です。

ディーゼル・エンジンではいったい、どれくらいのパフォーマンスを見せてくれるのか…全く未知の領域でありました。

わずか2.2リットルのディーゼル・エンジンが1810Kg もの重量のCX-8を静かに軽々と加速させる様は、マジックのようでもありました。

G-ベクタリング コントロール という技術にも興味がありました。

コーナリング中の車の挙動をエンジンの出力特性を変化させることによって、四輪の接地量を最適化し安定方向へと導く技術のようです。

極力クルマを“傾けない”ように運転することに注力しているオジサンにはあまりその効果は体感できませんでした。

エンジン出力特性をコントロールすることによって旋回性能をコントロールするという着想は素晴らしいと感動しました。

往復250Kmほどのドライブでパッセンジャーシートの家内は70%は熟睡していましたので、CX-8の“寝心地”は良かったのだと思います。

隣で寝ていられるのを嫌うドライバーの方もいらっしゃるでしょうが、私は寝いていてくれた方が運転に集中できて助かります。

数々の先進安全デバイスがてんこ盛りのCX-8

安全装備はグレードに関係なく惜しげもなく投入されています。

非常にお買い得感の高いクルマで、これならセールスしなくても指名買いで売れるわけです。

ただ…オデ君愛が極端に強いオジサンには「今すぐ買いたい!」と思わせるポイントはあまりありませんでした。

あれば便利だけれど、今は無くても困らない…といった印象です。

実は…CX-8 の装備の中で一番羨ましかったのは…2WD モデルで 72リットル 4WD モデルで 74リットル の燃料タンクでありました。

これにより、CX-8 の航続距離は JC08 モードで 1224Km WLTC モードでも 1088Km 計算上で走れることになります。

フル・タンクで1000Km走れる航続性能は羨ましくも素晴らしいです。

このタンクをオデ君に搭載できたら北海道旅行の際の給油が随分楽になるだろうな~と、羨ましかったです。



マツダ・ディーラーの営業さん、大切な試乗車を長時間貸し出して頂きありがとうございました。

*車体のディメンションがオデ君より一回り大きいのが難点ではありますが…

次期オデ君の相棒候補として考えさせて頂きます。

マツダ Cx-8 購入編記事はこちらから



  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みなとみらい 桜鑑賞 4月1日 2018年

2018-04-03 | Weblog
本年は最高のお花見日和が続きます。

みなとみらいの桜を鑑賞に行ってきました。

午前中は急用のためお昼からの出発となりました。*朝イチ第一主義のオジサンには若干不満が残りますが仕方がありません。お出掛けできただけでも幸運と感謝します。

機材を背負っていく余裕も無かったので、ほとんど手ぶら…いつも持ち歩いている「メモ・カメラ」だけを持っていきます。

みなとみらい21 は、都市計画に沿って再開発された地域ですから、全てが整然とデザインされていてどこを見ても人工的美しさを感じます。

空も広くてすごく綺麗です。

なぜなら…ここには、都市部にお約束の“電柱”などは無く、電力線や電話線などは地下の共同溝に埋設され、景観の保全となっています。

麗らかな春の陽射しの下、芝生に腰をおろして海の風に吹かれている家族連れが見えます。



日本丸はみなとみらいを代表する美しいランドマークの一つで、いつもかならず一回り観賞します。

総帆展帆(そうはんてんぱん)と桜の満開がジョイントすれば、それはそれは素晴らしい絵になると思いますが…本年は桜の開花が早すぎましたか…。

4月15日(日曜日)が総帆展帆の予定日のようです。

やはり帆船は帆を広げてこそ完成された姿になりますね。



日本丸が係留されているのは No.1 ドック であります。

さくら通りを隔てた向こうは旧横浜船渠第2ドック で野外イベントなどに利用されています。

ランドマーク・タワーはそのドックに沿うように建設されています。



日本丸を観賞していつもの定番ルート…汽車道を赤レンガ倉庫に向かい歩きます。

大勢の花見客が歩いています。

足元のレールに注意を払う人は少ないようです。



ホテルのゲート?の向こうに赤レンガ倉庫が見えてきました。

本日は桜を愛でる最後の日曜日になりそうです。

人の列は赤レンガ倉庫までず~っと続いているようです。



赤レンガ倉庫の向側には「新港中央広場」という名称のスペースがあります。

可憐な色の花々が植えられた花壇に多くの人が足を止め見入っています。



ボ~ッと花を眺めているだけのオジサンでありますが、おそらく花の配置・配色など造園デザイナーの緻密な計算によって成り立っているのでしょう。



「ぐでたまフェス」イベントで混雑の極みの赤レンガ倉庫はスルーして「象の鼻パーク」へ向かいます。

パーク入り口に置かれたマスコット。

なんでブルーなのか良く分かりません。



こちらは「象の鼻テラス」で販売されているピンズであります。

クロームのバージョンもあります。

*Periko は小象のマスコット・ネームらしいです。 父親は“ペリー”ということです。…なるほど。



この航空写真を見ると「象の鼻」の由来が良く分かります。



大桟橋に停泊している巨大船…まるで大型マンションのようです!

「ノルウェージャン・ジュエル(Norwegian Jewel)」と書かれています。

船体に描かれたイラストは、津軽海峡フェリーのナッチャンを思い出させます。

この船は1番船から4番船まで建造された中の1番船だそうです。

二番船をノルウェージャン・ジェイド(Norwegian Jade)

三番線をノルウェージャン・パール(Norwegian Pearl)

四番船をノルウェージャン・ジェム(Norwegian Gem)と宝石にちなんだ命名となっています。*Wiki参照

興味深いのはこの1番船ノルウェージャン・ジュエルを2005年に命名したのがアメリカ大統領夫人のメラニア・トランプさんだそうです。*2005年当時はまだ大統領夫人ではありませんでしたが…



「やっぱり!」でしたね。

象の鼻テラスでビールをご馳走になります。

*人事のように言っていますが…一番搾りを購入しました。

日陰だとまだ少し肌寒いですが、桜木町からぐんぐん歩いてきて火照った体にアルコールが滲みていきます。

美味しい!



ここもお約束…山下臨海線プロムナードを歩きます。

名前のようにこの高架遊歩道は「山下臨海鉄道」という貨物高架線を遊歩道としたものです。

“World Time”となっていますが、3個の時計の示すそれぞれの時間ってどこなのでしょう?



高架遊歩道から「大桟橋埠頭」を見ます。

埠頭へ真っ直ぐな道が延びます。



山下公園中央口辺りに設置された「ガーデンネックレス横浜」の展示



桜のお花見のつもりがいつの間にか「花見」になってしまいました。



思わず目を引かれるほど、美しいガーデンです。

こういう展示って…やっぱ「絵心」が必要なのを痛感します。



山下公園から中華街へ向かいます。

ものすごい人出で大混雑です!

「しまったなぁ!」と後悔しますが、人の流れに任せて歩きます。

石川町へ向かう途中、「蓬莱閣」で“酸辣湯麺”を食べていこうと立ち寄りました。

“酸辣湯麺”がまだあまりポピュラーな麺料理ではないころ、「黒胡椒」を“これでもか!”とたっぷりとかけたスタイルはこのお店のオリジナルだとか…

ここの「蓬莱閣」は上野の同名のお店と親戚だとかお店の方から聞いたような記憶があります。

ビルの壁面には、大きな餃子のモニュメント?

餃子の料理に定評のあるお店のようです。

中華街で「蓬莱閣」を頼りにする理由…こうした混雑時でもたいがいテーブルが空いていて待たずに食べられることです。

が…さすがにお花見で大混雑の本日は「満席」でありました。

残念!

石川町から京浜東北線で東京へ引き返します。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする