奈良旅行と言えば「法隆寺」は外すことは出来ません。
しかし、修学旅行等の定番でもありますから「今さらね…」と、バカにしていたことも事実です。
今回はたっぷりと時間もあるし、午後からは「法隆寺」へ出掛けました。
駐車場にオデ君を預け歩き始めますが…「あれ?どっちだっけ?」
その程度なんですね、昔の記憶なんて…
後から見たら、「法隆寺→」って、でっかく書かれていました。
「聖徳宗総本山 法隆寺」のパンフレット。
「日本最初の世界文化遺産」と小さく控えめに書かれています。
このパンフレット、そうとう長く使っていると思います。
唐招提寺のお洒落なパンフレットに比べると、時代を感じさせます。
こういうのも「いかにも…」って雰囲気があって良いと思います。
参道をだらだら歩いて行くと「南大門」が見えてきました。
多くの参拝客がここで写真を撮っています。
広大な法隆寺です。
ここからあまり張り切ると「夢殿」に到着する頃には疲れちゃうんですよね。
南大門から中門と五重塔を見ることが出来ます。
連休でもないしこれでも参拝客は少ない方でしょうね。
中門と仁王…なんだか埃っぽいような気がしました。
多くの参拝客で賑わっていた五重塔です。
人気がありますね。
あとでボランティア・ガイドさんから聞いたら、「見る順番」と言うのがあるそうです。
この五重塔をボケ~っと見ていたら、話しかけてきたのが、ボランティア・ガイドさんで「2時間くらい時間が掛かるけど、良かったら案内しましょうか?」と、誘っていただきました。
勿論、急ぐ旅でもありませんし、喜んでお願いしました。
たくさん為になるお話を聞きましたが、殆ど身に付いていませんね。
「金堂」です。
中には壁画があったそうですが、昭和24年の修復工事中に焼失しレプリカが展示されています。
暗がりの内部の仏像をマグライトで照らして案内してくれます。
中門の柱の修復跡です。
なかなかこれだけの柱を修復するだけの樹齢のヒノキは見つからないそうです。
それにしても継ぎ接ぎだらけです。
大講堂から見た五重塔です。
この時、急に雨が降り始めて、参拝客は小走りに建物へ避難していました。
赤矢印部、ガイドさんが説明してくれた、五重塔相輪の鎌です。
なるほど…どう見ても本物の「鎌」がみえます。
右側の方が今回、ガイドをしていただいた方です。
説明からも、ご自身の法隆寺への想いが伝わってきました。
ガイド・ツアーの最後は「夢殿」です。
拝観料は¥1000でしたが、この広大な敷地に点在する文化財と、2時間ほどのボランティア・ガイドさんの説明を聞きながらの拝観では、物凄いバーゲン・プライスと言わなければならないと思います。
もう少し、基本的な勉強をして、またぜひ訪れてみたいです。
今の知識のレベルではガイドさんに申し訳ないようです。