Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

大狩部駅 日高本線 9月3日 2019年

2020-07-31 | Weblog
本日のスタートは…昨日リサーチ不足のためスルーしてしまった「大狩部駅」から再スタートです。



時刻は午前4時半頃

窓から眺める空港はイルミネーションに彩られ眠っています。

いつもの生活習慣で目覚まし無しでも4時半には目が覚めます。

大狩部駅までは日高自動車道を走り約1時間半ほどの距離です。



「大狩部駅」到着です。

ハチ君を路駐して徒歩で駅にアプローチします。

通路はこの狭さですからね、通れなくはありませんが…

ハチ君が通路にはまってしまったら大事です。



「大狩部駅」のロケーションです。

国道を左折してさらに左折(オレンジ色のルート)で国道下の通路を抜けたら「大狩部駅」です。

つまり国道から直接アプローチすることが出来ないのでした。



「いやぁ~ イケていますねぇ~」

鉄道駅というより「海の家の更衣室」って雰囲気です。

こんなに海のそばの鉄道駅なんて…なんて恰好良いんだろう。

千歳空港から「大狩部駅」まで約80Kmほどの距離でしたが、わざわざ戻ってきただけのことはありました。



仮設トイレが残されています。

その横の細い上り坂が国道に通じています。

徒歩なら国道へアクセスできますが、クルマは無理でしょう。



ブロック積みの構造でかなり耐候性はありそうです。



待合所中を覗いてみます。



駅ノートなどが設置されています。

キチンとメンテナンスされていて、清潔感があります。



ホームに出てみます。

…というか「海岸に出ます」といった方が正しい表現な気がします。



ホームから「節婦駅」方面を見ます。



こちらが「厚賀駅」方面となります。

こうして普通に見ると絶景の平和な路盤が続いているように見えます。

それにしても…駅名標の綺麗なこと!

フレームもプレート部も新品のようにピカピカです。

こんな過酷な環境なのになぜなのでしょう?



ホームから待合所までは「8段」の階段で結ばれています。

トンネル通路の上が国道235号線です。



先の「平和な路盤」ですが…ズームして見ますと…



なんと! その先はこのような惨状となっているのでした。

波浪の威力って凄いものです。



本来はこのようなロケーションに鉄道駅があってはいけなかったのでしょうね。

だから尚更格好良さが光るのでしょう。

ものすごくインパクトの強い、決して忘れることのできない駅でありました。


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富川駅 日高本線 9月2日 2019年

2020-07-29 | Weblog
「富川駅」はなかなか立派な駅本屋です。

駅名標ですが…なんだか縒れたトタン板のような疲れた風情です。

*「豊郷駅」次駅は「日高門別駅」なのですが、本日(9月2日)はスルーし、「大狩部駅」とともに明日の取材としました。



駅本屋はリゾートのロッジ風デザインです。

「日高幌別駅のドーマー」が強烈に尖ったような雰囲気です。



出入口引き戸上には切株風の木版が掲げられています。

全く読み取ることが出来ませんが、おそらく「富川駅」または「富川」と書かれていたのではないかと想像します。



駅待合室です。

綺麗に整えられてはいますが、「ガラ~ン」とした虚無感があります。



ホームに出ると路盤を歩いている猫と目があいました。

「チッ! 何見てんだよぉ」とでもいう目つきでしょうか?

警戒感満点です。

*よく見ると左目をケガしていたのかも知れません。



ホーム側から駅本屋を見ます。

出入口引き戸上には木版の駅名標が掲げられています。

ひらがなで「とみかわ」と揮毫されています。

先の正面出入口の木版は漢字で「富川」と書かれていたはずです。



ホームから「日高門別駅」方面を見ます。



こちらが「汐見駅」方面となります。

長いホームと路盤を見ます。

非常に手入れの行き届いた状態を見ることが出来ます。

この広範囲の駅構内を整備するのは大変な労力を必要とするのではないでしょうか。



駅前スペースから駅本屋を見ます。

画面右側、駅本屋とデザインを共にする「トイレ棟」があります。

かなり立派なトイレ棟です。

公衆電話ボックスも設置されています。

グリーンの公衆電話が稼働していました。



本日の走行は 378Km 平均燃費計は 何と! 17.1 Km/L を示しています。

凄いなハチ君



本日の宿泊は千歳空港 エアターミナル・ホテル です。

*近くに「千歳エアポート・ホテル」ってのがありますので間違わないようにしないと…

千歳空港 エアターミナル・ホテル は空港ターミナルの中のホテルです。

部屋の窓から滑走路を眺めることが出来ます。

ターミナルにある「千歳空港温泉」もプランによっては利用できます。

*もちろん、温泉にも行ってきました。

日高本線の取材を早々に切り上げたのは…「ヒコ~キ見たい!」のと、一番はこれですね。

写真はホテルの Well-come drink です。

もちろん、ソフト・ドリンクも選べますが、ホテルにチェックインしてから、ビールを選ばない理由が見当たりません。

ホント、気が利いていますね、ここのホテルは。




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豊郷駅 日高本線 9月2日 2019年

2020-07-28 | Weblog
「豊郷駅」にやってきました。

この駅名標…たまに見かけますがぼんやり「ホワイト」がかってしまったような状態。

「清畠駅」の駅名標は対照的に「スキッ」とした状態でした。

海岸に近く紫外線たっぷりの日光を浴びている条件はどちらも同じだと思います。

この違いって何なのでしょうね。



「豊郷駅」に到着して…「君たち兄弟だったのかぁ~」と叫びたくなりました。

前駅「清畠駅」の待合所と同じ建造物です。



「清畠駅」と「豊郷駅」が双子の兄弟で「春日駅」がお兄さんって感じでしょうか…

「そうか…ここに暮らしていたんだ…」と妙に懐かしく納得しました。



待合室内部です。

当然ですが「清畠駅」とほぼ同じ、渋いイエローのベンチもお揃いです。



ホームから待合所を見ます。

「豊郷駅」駅前スペースは「清畠駅」と比べるとちんまりしていて未舗装です。

*駐車するスペースとしては十分です。

ハチ君がそのスペースで待ってくれています。



ホームから「清畠駅」方面を見ます。

路盤はびっくりするくらい綺麗に除草作業がなされ「営業運転中」と言われても違和感を感じないほどの見事な状態です。



こちらが「日高門別駅」方面となります。

先の「清畠駅」と比べると海岸までの距離は少々あります。



ホームの観賞を終え、もう一度、駅待合所を見ます。

2015年から運転を休止し列車がやってこない日高本線の小駅です。

5年以上の年月、列車が来ていないことが不思議なくらいライブ感があります。

地域の方々からとても大切にされているのが伝わってきます。


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清畠駅 日高本線 9月2日 2019年

2020-07-27 | Weblog
当初「清畠駅」にはさほどの期待はしていませんでした。

ところが、駅本屋を見て感激しました。

「こんなところにいたんだ!」

特徴的な駅本屋、富内線「春日駅」の兄弟です。

初めて「春日駅」を見た時に「不思議なデザインの駅本屋だなぁ~」と思いました。

「どこかの住宅展示場の流用か?」とも思いました。

わざわざ一駅(ひとえき)のためだけにデザインをおこして部材を制作・調達して製作するとは思えませんでした。

私の中で春日駅は「一つの謎」でありました。

その謎がようやく解け始めました。

2017年富内線「春日駅」の記事はこちらから。

「清畠駅」駅名標は妙に綺麗です。

海岸沿いにあって潮風などの影響が著しいはずなのにです。

水道管を組んだみたいなフレームは錆び錆びです。



海岸近い「富畑駅」のロータリーはとても広々としています。

ロータリー中心の花壇?には「盆栽」みたいな樹木が植られています。



一度見たら忘れられない特徴的な駅本屋。

外壁がアルミパネルで形成され、駅の規模に応じてサイズを調整できるのだと思います。



駅本屋前からロータリーを振り返ります。

これだけのスペースがあれば大型のバスでも楽々転回が出来ます。



待合所内部です。

イエローのプラスティック・ベンチが置かれています。

大きな窓ガラスからは水平線と大きな青空が見えます。



ホーム側から駅本屋を見ます。

トイレはホーム側からアクセスする構造になっています。

富内線「春日駅」は待合室とトイレの間に通路が設けられていて「別棟」的な構造となっていました。



ホームに上り「厚賀駅」方面を見ます。

ホームからは海を見渡すことが出来ます。

海岸線…というより「砂浜」までは十数メートルほどしか離れていません。

平常時なら素晴らしい景観の路線ですが、このロケーションが台風など自然災害には無力でしたね。



こちらが「豊郷駅」方面となります。


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厚賀駅 日高本線 9月2日 2019年

2020-07-22 | Weblog
「節婦駅」の次駅は「大狩部駅」なのですが、事前のリサーチ不足で駅へのアプローチが分からず、一旦スルーしてしまいました。

「大狩部駅」はぜひ訪れてみたかった駅です。

翌日に改めて訪れましたので9月3日の記事で書かせていただきます。

「厚賀駅」…これはどう見てもアイヌ語由来の名称だなぁ…と思っていました。

しかし、北海道新聞社刊 「北海道 地名分類字典」 を開きますと…

なんと! 以下のような説明がされていました。

厚賀 あつが、日高・門別町の字町、駅名
1871年入植の旧彦根藩士が厚別と賀張(がばり)の中間だからと両方の頭文字を取って命名。
1924年開通した国鉄日高線の駅名に。
駅前市街が発展し36年大字厚別村から字厚賀町に。

と説明されていました。

二つの頭文字を取って命名とは…北海道の地名命名法では極めて珍しい例ではないでしょうか。



厚賀駅前ロータリーはかなり広いスペースを取っています。

大型の代替バスでも楽に転回できるでしょう。

ロータリー中心の花壇には赤褐色の曰くありげな石と洒落たデザインの街灯が設えられています。

駐輪場も設備されていてかなりの台数のチャリが収容できそうです。



駅本屋ファサード?は独特なデザインです。

屋根アーチ下には巨大な木製の駅名標が掲げられています。

出入口の引き戸や窓の建具などは、木製のものが使われ良い雰囲気を醸しています。

特異な形状の窓枠などはアルミサッシに換装することは出来ないのでしょう。



待合室内部です。

オレンジ色のプラスティック・ベンチが置かれています。

広々としているのですが、どことなく「ガラ~ン」とした印象です。

「新冠駅」や「節婦駅」のような暖か味を感じないのは、使っている部材の違いなのでしょうか…

引き戸には大きな一枚ガラスがはめ込まれ解放感は申し分ありません。



待合室からホームに出ます。

駅名標は平仮名で「あつが」と表示されています。

壁の下見板張りに不思議な「跡」を発見しました。

窓枠みたいな形状ですが、窓の跡ではなさそうです。

もしかしたら、掲示板とかが掲示されていた跡なのか、ただの雨染みなのかも知れません。

細長いのはホーロー製の駅名標の跡でしょう。



ホームから「大狩部駅」方面を見ます。

路盤には夏草の姿もなく、意外なほど綺麗に整備されています。



こちらが「清畠駅」方面となります。

路盤はとても綺麗なのですが、ホームの夏草の繁茂がすごいです。



広々とした駅ロータリーと不思議なデザインの駅本屋が印象的な「厚賀駅」でした。


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節婦駅 日高本線 9月2日 2019年

2020-07-22 | Weblog
「節婦駅」この名称はどう見てもアイヌ語起源でしょう。

節婦という語は日本語的には意味不明ですからね。

早速、例の北海道新聞社刊「北海道 地名分類字典」 を開きます。

節婦 せっぷ、日高・新冠町の字町、駅名 
①セプsep=広い処
②ポロporo・セプsep・ペツpet=大事な・広い・川
1869年日高国新冠群高江村、新冠村大字高江村から1954年字節婦、71年字廃止で節婦町。
ポロ、ポンセプ川が新冠市街西部を流れる。

…などと説明されています。

「広い場所」とか「大切な広い川」という解釈で良いのでしょうか?



駅前ロータリーから駅本屋を見ます。

コンパクトな駅本屋ですが清潔感があり良い感じです。

駅本屋階段横に「駅名標」が掲示されているのは日高本線駅の特徴ではないでしょうか?

とても珍しく感じます。



待合室内部は壁材に木材がふんだんに使われ、暖か味を感じます。



ホームから駅本屋を見ます。

バリアフリーのスロープがホームまで設備されています。

ロータリー手前に停車しているのはハチ君です。



ホームに出て「新冠駅」方面を見ます。

路盤やホームには夏草が押し寄せてきています。

やはり「新冠駅」や「静内駅」の路盤の綺麗さが印象的でした。

「節婦駅」のこの状態が普通なのでしょう。



こちらが「大狩部駅」方面となります。

右手から夏草が路盤になだれ込んでいる様子が分かります。



ロータリーと駅前通りを見ます。

駐輪設備も完備しています。



ロータリーに植えられた花が綺麗だなぁ~と感心しました。

「何という花なのだろう?」と「Plan Snap」に訊ねてみます。

「 Begonia Semperflorens 」という回答です。

「あぁ…ベゴニアって花か…聞いたことあるなぁ」っていう程度です。

「おそらく日本で一番ありふれたベゴニアである。四季咲きベゴニアとも呼ばれている。公園や学校に植えられている小さいベゴニアは、ほとんどこの種である。」と解説されています。
なるほど…一番ありふれた花なんだ…

それすらも知らないとは…「その辺の草でも食わせておけ!」レベルですね。


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新冠駅 日高本線 9月2日 2019年

2020-07-21 | Weblog
「新冠駅」も2018年 わがまちご当地入場券キャンペーンで訪れています。

2018年新冠駅の記事はこちらから。



駅本屋はとても美しく立派な施設です。

切妻屋根に「尖頭?」を乗せるデザインはなかなかのセンスです。

円柱を多用したデザインは西欧の建築様式の威厳を感じさせます。

地域のコミュニティー・センター「出会いと憩いのセンター」と「新冠駅」の合築となっているようです。

初めて訪れた時には「おぉぉ~」って思いました。



手入れの行き届いた駅前ロータリーには鮮やかな花々が植えられています。

その向こうに「レ・コード館」のタワーが見えます。



階段を上り出入口に近付きます。

デザインは綺麗ですが…バリアフリーの装置は見られませんでした。



待合室内部は昨年同様、綺麗に整備されています。

木材がふんだんに使用されているせいでしょうか…整然としていますが冷たい印象は全くありません。



待合室横のスペースです。

窓からはたっぷりの採光があります。

このスペースで地域の催し物などが開催されるのでしょうか。

ガラス戸棚には町の特産品が展示されています。

壁には巨大な新冠町の観光マップが掲げられています。



ホームに出て待合所を振り返ります。

正面出入口のような円柱を多用するデザインとは異なり、鉄道駅らしいあっさりとした印象です。



ホームから「静内駅」方面を見ます。

「静内駅」⇔「新冠駅」間は運休中の路盤とは思えないほど綺麗に整備されていています。



こちらは「節婦駅」方面となります。

毎日列車が運行していると言われても信じてしまう程、きわめて美しく整備された路盤です。

ホームも路盤も雑草一本見当たりません。

列車運行再開を全く諦めていない強い意志を感じます。



改めて駅本屋を見ます。

静内町、新冠町は日高本線沿線でも随一の町だと思います。

駅の佇まいにもそのプライドが表れているように見えます。


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静内駅 日高本線 9月2日 2019年

2020-07-20 | Weblog
「静内駅」は2018年にわがまちご当地入場券キャンペーンで立ち寄っています。

2018年静内駅の記事はこちらから。

日高本線の中枢をなす駅で、それは駅前ロータリーや駅本屋の規模からも推察できます。

ロータリー中央部には巨大な「Prancing horse」の彫像が設えられていて、競走馬の里「日高地方」を代表する駅なのが分かります。



建物は3つのパートに分かれていて「静内駅」は左端の出入口からになります。



建物内部はフロアーで繋がっているので、3か所あるどの出入口から入っても駅改札口に行くことはできます。



みどりの窓口と自動券売機が備わっています。

自動券売機は代行バスのチケットを販売しています。

自動改札機は導入されていません。



待合室横では西谷そば店が営業していました。

営業に協力したい気持ちはありますが「一日二食主義」ですので、半端な時間帯に食事をするとリズムが狂ってしまうので断念します。



今回は駅構内の観賞はスルーしました。

構内の様子は2018年の記事をご覧ください。


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東静内駅 日高本線 9月2日 2019年

2020-07-18 | Weblog
「春立駅」から山間部…というか丘の上を走っていた日高本線は海岸線近くまで降りてきて国道235号線と再び並走します。



駅本屋はブロック積みの構造で、待合所とトイレ棟とが屋根庇で繋がったデザインです。

たったこれだけのことですが…これが無いと個々のキュービックな構造物があるだけになってしまいます。

この屋根庇が建物に一体感を与えるデザインの役割は非常に大きいと思います。

「JR東静内駅」と「公衆便所」とストレートな表現がされているトイレ棟。



トイレ棟横では除草作業をなさっている男性が…

おそらく近隣の一般住民の方だと思います。

プロなら長袖にグローブ、フェース・シールド、首に巻くタオルは必須だからです。

毎日続けるプロの作業をこの軽装は無理ですね。

それにしても、こうして列車が来なくなってしまった駅施設を手入れする方々がいらして、この状態が保持されているのだと思います。



春立駅と同じような雰囲気の待合室内。

カラー・ブロックが敷かれているのもよく似ています。

東静内駅も駅舎がダルマ駅舎に置き換えられ、その後こうした駅本屋に改築されたのも「春立駅」と同様です。

*駅本屋が改築されたのは「東静内駅」の方が数年早かったようです。

シーリング・ライトの防爆ネットが中央部で歪曲しているのが不思議でした。



ホームに出ます。

ほんの申し訳のようなホーム上屋。

無いよりはマシな程度です。



「春立駅」方面を見ます。

ホームにも路盤にも夏草が押し寄せてきています。



こちらが「静内駅」方面となります。



ホームから駅本屋と駐車中のハチ君を見ます。

駅前スペースは広々としています。



ホーム終端部からは路盤が隠れてしまうほどの夏草の勢いです。

ここから「静内駅」まで日高本線は海岸線をトレースするように走って行きます。


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春立駅 日高本線 9月2日 2019年

2020-07-18 | Weblog
春立駅…普通の日本語名駅かと思いきや…何と!アイヌ語由来なんですね。

いつもの 北海道新聞社刊 「北海道 地名分類字典」を開きます。

春立 はるたち、日高・静内町の字、川名
ハルharu・タta・ウシus・ナイnai=食料を・掘る・川
ハル・タharu-ta は黒百合、延胡索など植物性食料の根を掘ること。
春立海岸は干潮時に沖合50m、東静内間で8Kmの広範囲に段丘状の岩盤が表れ、最大の潮干狩り場として有名

と説明されています。

根菜類が豊富な場所だったってことでしょうか…
海岸も近く、潮干狩りなど海産物も豊富だったのでしょうね。



こじんまりとした駅本屋、エントランスが大きくとられたリゾート風な可愛らしい駅です。

開駅時の駅舎はダルマ駅舎の時代を経て、2000年に現在の駅本屋に改築されたそうです。

駅前のスペースはたっぷりと取られています。

左側はトイレ棟です。



振り返って駅前通りを見ます。

センターラインが引かれたたっぷりとした道幅の道路。

センターラインが途切れた辺りからが駅の敷地なのでしょうか。

ハチ君の停車位置が迷惑駐車っぽく見えます。

可愛らしい駅本屋全景を撮影してからと思い、ここでハチ君に待機してもらいました。

*撮影が終わってすぐに駅前のスペースにハチ君を移動しました。

駅滞在中、誰一人訪れる人はいませんでしたが…



待合室内部です。

整然とした雰囲気です。

床のカラーブロックがお洒落です。



待合室を通り抜け外に出ます。

除草作業はあまり行われていないようです。



ホームから待合所を見ます。



こちらが「日高東別駅」方面です。



そしてこちらが「東静内駅」方面となります。



駅構内の先は路盤が夏草に覆われています。



もう一度、駅本屋を眺めます。

透きとおる夏の青空、学生さんのチャリかな…ゆったりとした夏のひと時を感じさせてくれます。

気持ちの良い駅でした。




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日高東別駅 日高本線 9月2日 2019年

2020-07-16 | Weblog
続いて旧国名「日高」のつく駅「日高当別駅」にやってきました。

道内には「とうべつ」と読む地名が複数あるようです。

①遠別(とうべつ) 日高・静内町の旧大字村名
②遠別(えんべつ)留萌・町、川名
③東別(とうべつ)日高・静内町の字、駅名
④当別(とうべつ)渡島・上磯町の字、川、駅名
⑤鐺別(とうべつ)釧路・弟子屈町の字、川、温泉名

などがあります。
【鐺】は「こじり」と読むみたいです。
難しくて読めませんでした。




日高地方は「サラブレットの聖地」と呼ばれる競走馬の産地であります。

普通に道路を走っていても牧場に放牧されている馬を見ることが出来ます。

「日高当別駅」に向かう途中、無心に草を食む馬を見ました。

道路わきにハチ君を停車しそっと近付きます。

「ちょっと、写真を撮らせてね…」なんてカメラを構えますが…全く気にする風もなく食事を続けています。

色艶も見事で引き締まった馬体が美しいです。

フェラーリのエンブレム、「カヴァリーノ・ランパンテ」に描かれるほど、馬は速さと力強さ、躍動感の象徴のようです。

*馬力って言うくらいですからね。



駅本屋はコンクリート・ブロックで作られています。

その横にはトイレ棟があります。

ドアーや窓などの建具は無く「吹き抜け構造?」になっています。



振り返って駅の導入路入り口を見ます。

なぜか「一輪車」が置かれています。

作業をしている方の姿は見えません。



待合室の入り口はお洒落な「アーチ構造」になっています。

もしかしたら…アーチ部分は後から造作したのかなぁ~と感じました。

そして、なぜ建具が一切取り付けられていないのか…謎です。



待合所隣の小さな建物は「トイレ棟」です。



ホームから「日高三石駅」方面を見ます。

ホーム先の路盤は夏草に覆われています。



こちらが「春立駅」方面となります。



ハチ君が待ってくれています。

駅前で転回するのは難しそうなのでバックで道道まで戻ることになりそうです。



綺麗な花が咲いているのを見付けました。

草花の知識はほぼ″ゼロ”です。

PlanSnapという iPhone のアプリケーション で調べてみます。

ん? …Atocion armeria と表示されました。 

そういわれても何のことか分かりません…フランス語か?

そのままGoogle に訊ねてみます。

Atocion armeria → sweet-William-catchfly と紹介されています。

catchfly ということは…捕食植物?

生息地 ニューイングランド州 が原産らしいですが…

ますます何のことか分からなくなりました。

興味が無いのってこんなものですね。








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日高三石駅 日高本線 9月2日 2019年

2020-07-16 | Weblog
「三石駅」なら普通にありそうな駅名です。

*実際山陽本線に「三石駅」があるそうです。

それと区別するために旧国名「日高」を冠した名前となっている「日高三石駅」

「三石」はその由来がアイヌ語なのだそうです。

日本語名だと思い込んでいました。

*「三ツ石」という地名もあり、渡島・上磯町の字名となっています。

例の北海道新聞社刊「北海道 地名分類字典」 を開きます。

三石 (みついし 日高・町、群、川名)
①イマニツimanit・ウシus=焼き串が・ある処
②ピットpit・ウシus-i=小石・の多い地
③ミトゥシ=樺皮の桶

…などの説明があります。

この駅の駅名標フレームは普通に錆びています。

「蓬栄駅」の立派でピカピカのとはえらい格差です。



駅入り口のプレート 「ふれあいサテライト みついし」

「JR日高三石駅」の表示のほかは白いテープでマスキングされた施設名。

KIOSK や 食堂 等の商業施設が入居していたようです。



駅本屋は1993年(平成5年)に改築され「ふれあいサテライト三石」という複合施設となりました。

切妻屋根に「塔屋」を乗せた割と見掛けるデザインです。

日高本線の駅にあっては「立派な駅舎」でしょう。



待合室内部は広々としてお洒落な円形ベンチが置かれています。

木材がふんだんに使われ温か味が感じられます。

サンライトから陽射しが注ぎ、快適な空間となっています。

正面出入口の引き戸は「オート・ドアー」となっています。

ホーム側のドアーも「オート・ドアー」かと思いましたが…「休止中」でした。



駅本屋を廻ってホームに出ます。

建物脇にはこのようなプレートが置かれていました。

運行状況などを掲示するプレートだったのでしょう。



ホームから「蓬栄駅」方面を見ます。



こちらが「日高当別駅」方面となります。



かつては2面2線列車交換可能駅だった「日高三石駅」ですが、構内の施設は撤去され「棒線駅」となっています。

下り線ホームは撤去されず残されている…らしいのですがこの状態ではその確認は出来ませんでした。

過去のホームが写っている写真と見比べると…多分撤去されているのではないかと想像します。


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蓬栄駅 日高本線 9月2日 2019年

2020-07-15 | Weblog
蓬栄駅は道道から外れ、牧場の間を縫うように走る日高本線の小さな駅です。

駅名標はフレームがキラキラ光る「ステンレス製」の豪華仕様です。



線路と平行に走る道路際に駅待合所があります。

待合所は代替バスの待合所として使われています。

辺りは牧場家屋のほかに一般住宅は見当たりません。

チャリが置かれています。

学生さんの利用があるのでしょうね。



道路脇にある駅待合所。

オレンジ色の「蓬栄駅」駅名標は代替バスの標示柱に取り付けられています。

駅横にはハチ君が停車できるくらいのスペースが設けられています。



待合室内部は明るく清潔に管理されています。

壁の時計は1時15分ほどを指しています。



ホームに出て「本桐駅」方面を見ます。



こちらが「日高三石駅」方面となります。



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マツダ Cx-8 レビュー バンパー修理編 7月11日 2020年

2020-07-13 | Weblog
十年以上も昔、年配のテニスの友達が「目をつぶっても入れられると思っていた自宅駐車場でぶつけてしまったのがすごいショックだった…」と言っていたのを思い出しました。

その時は「そんなものかなぁ~」なんて思っていましたが、自分もそんな年代になったのかと悲しくなりました。

40年以上も使用している自宅駐車場でハチ君のリア・バンパーをあててしまいました。

長さは約5センチほど。

深さは約4~5ミリくらいでしょうか…

まさにその時の友人の心境が分かりました。



駐車場のチェーンをひっかける「ヒッチ」に当ててしまったのですね。*赤矢印

いつもなら5cmくらいの間隔ですり抜けていたのでしょうが、この時はボケ~としていて左リアをミラーで確認していませんでした。

ハチ君には「バック・センサーとかコーナー・センサー」みたいな装置が付いていて障害物に近付くとアラームが鳴ります。

しかし、自宅駐車場はかなり狭いので、それをONにしていると「ピィ~ピ~」と鳴りっぱなしでうるさくて仕方ないのでアラームはOFFにしています。

リア・モニターも装備していますが、あまり情報量が多すぎても混乱の元ではないでしょうか。

*リア・モニターは後方死角に障害物や人がいないか確認するにはとても有効だと思います。

「キュッ!」と音がして「ハッ」としましたが時すでに遅し。



自分の後ろめたさもありますが、やっぱ気になります。

まずは「デントリペアー」のショップに写真を添えて相談してみました。

2~3万円くらいならお願いしたいと思っていましたが、この傷の深さは「デントリペアー」の範疇を超えてしまうそうで丁重に断られました。

*その時は気が付きませんでしたが、バンパー・カバーは樹脂製なので、そもそも「デントリペアー」では修復できないでしょうね。

「そ~かぁ、ならば…」とマツダのディーラーさんに相談してみました。

「補修というよりバンパー一式交換」と言われました。

見積は「13万円」だそうです。

「たかがバンパー・カバーごとき」に13万円など出す気にはなれません!

ならば残された道は「自力で修復」しかありません。

プラスチック・パーツの補修なら「熱」で対処かな…?と、バンパー・カバーを外して「ヒート・ガン」で成型することにしました。

作戦を頭の中でシミュレーションして作業手順を組み立てます。

素人作業なので傷を広げないために「深入りしない」のが鉄則です。



今回の作業で特殊な工具は必要ありませんが、赤矢印部のネジを緩めるには「トルクスのT30番ビット」とパネルの成型に熱源の「ヒート・ガン」が必要です。

どちらもクルマ趣味に縁の無い方では持ち合わせは無いでしょうね。



必要工具ではありませんが…今回は「タックル・ボックスというかルアー・ケース」を用意しました。

昔、バス釣りに夢中な頃、アメリカの「バスプロ・ショップス」から個人輸入したものが残っていました。

*まだインターネットなど一般的ではない時代 Faxオーダーで手に入れたものです。

これは、ネジやプラスティック・クリップなどを外した順番に整理・格納するために使用します。

*作業最後にネジやパーツが1個余ってしまった…みたいなミスを防ぐためです。



トルクスのT30番ビットと外したパーツを順番に収納するためのルアー・ケース。

赤矢印のネジだけがトルクス・ネジとなっています。



ホイール・アーチ・トリムを引き剥がします。

作業がしやすいようにウエスを突っ込んで隙間を作っておきます。

まだクリップやネジ、ストッパーを外さなければなりませんから…



バンパー下部のクリップも取り外します。

箇所によっては簡単に外れる所と手こずるところがあります。



ネジとクリップを取り外した状態です。

あとはカバーを持って「エイ! ヤァ!」と引き剥がします。

ちょっと力を入れないと外れない箇所があるので「勇気」が必要です。



無事、バンパー・カバーが外れて、本物の「バンパー」が姿を現しました。

クルマの整備作業には「ゴザ」を愛用しています。*見栄えは良くありませんが…

毛布やマットでも良いのですが、「ゴザ」は腰があって立て掛けることも出来るしサイズも自由に折りたためるので大変重宝しています。



これが「ヒート・ガン」です。

ヘアー・ドライヤーに似ていますが、決定的な違いは、その圧倒的熱量です。

最高で 650℃の熱を扱うことが出来るようです。*実際にそんな高熱を扱ったことはありません。
板金屋さんなどで「アンダー・コート」を剥がす際にこうした使い方をするみたいです。

ハチ君のバンパー・カバーは樹脂製です。

アクリル樹脂塗装は 120°~220℃ くらいの温度で焼き付けるようです。

今回は塗装ではなく成型ですから、温度管理は…60°~70℃ くらいで作業することにします。

手で触れて「アチッ!」と感じるくらいでしょうか。



ヒート・ガンの温度コントロール部です。

50℃~650℃ まで扱うことが出来ます。

*実際の成型作業の写真撮影は…作業に熱中して忘れてしまいました。

バンパー裏面にヒート・ガンの熱風を当て程よく柔らかくなった頃合いをみて凹みを押し出します。



外したネジやクリップは順番にこうして格納しておきます。

組み立てるときはこの逆にクリップを嵌めていけば良いわけです。



特にスキルを要求される作業ではありませんが、1点注意するところがあります。

赤矢印はストッパーなんですが、バンパー・カバーを嵌めるときにこれがカバーの下になってしまう可能性があります。

それに気付かずバンパー下部のクリップやネジを固定してしまうと…「あれ? ストッパーがぁ…」となり、また分解作業をしなければなりません。

組み立てを始める前にこの部分の「ストッパー」がバンパー・カバーの上にちゃんと露出しているのを確認するのが吉だと思います。

*実際、やっちまいましたから…



組み立ては外した順にネジやクリップを嵌めていくだけの簡単作業です。

ルアー・ボックスにはネジもクリップも一つも残っていません。

分かりやすくて安心ですね。



バンパー・カバーを固定して、姿を確認します。

なかなか良い出来栄えではありませんか?

ハチ君のボデーに雨粒が残っています。

作業中、ザァ~っと雨に降られました。

5~6分ですぐに上がりましたので良かったです。



じっと見つめると…補修個所に白いスポットが残っているのが分かります。



最初の写真と作業後の写真を並べて見比べます。

いかがでしょうか?

素人作業ですからこんなものでしょう。

上出来だと思います。

何と言っても材料費、工賃など「All Free 」ですからね!

こうした補修作業で素人が勘違いするのが…完全復刻状態を夢見ることです。

プロの職人さんとの決定的違いはその圧倒的経験値です。

同じように作業できるわけがありません。

身の程をわきまえ「まぁ…この程度かな」と自己満足するのが極意です。

しばらくぶりの「クルマ作業」でしたが、楽しかったです。



ついでというか…カーナビ・ゴリラの2020年バージョン CN-G540G を取り付けました。



取り付けなどという程ではなくて、「差し替えた」程度のことですが…

作業と言えば、旧ゴリラの登録地点情報をSDに書き出し、新しいゴリラに読み込ませるだけです。

ずっと使い続けているゴリラですので、電源ケーブルやクレードルは旧モデルのものをそのまま使い続けています。

*未使用のケーブルやクレードルが2セット余っています。

これまで使ってきたモデル 510D も何の不満もありません。

もう3年ほど使っているのでなんとなく買い替えてみたかっただけです。

旧モデル D510 の記事はこちらから。

GP550Dの記事-1 はこちらから。

GP550D-2 の記事はこちらから。


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本桐駅 日高本線 9月2日 2019年

2020-07-10 | Weblog
「本桐」とはいかにも日本語的な音ですが…やはりアイヌ語由来の駅名のようです。

北海道新聞社刊「北海道 地名分類字典」を開くと…

本桐(ほんきり 日高・三石町の字名)
①ポンpon ・ケリマプ kerima-p=子なる・ケリマプ川(駅名)
②ホンケリマフ(松浦・東蝦夷日誌)
古くポンキリとも言う。

などと説明されています。



本桐駅本屋は昭和10年開駅当時の建物が大切に使われているようです。

出入り口両側には花壇が設えられ、色鮮やかな花が咲いています。

定期的に手入れをして育成されている方がいらっしゃるのでしょうね。



出入口引き戸の上には木製の立派な駅名標が掲げられています。



待合室内部は綺麗に整備されています。

長ベンチに白いクッションが置かれています。



待合室からホームへは出られませんでした。

「おや?…」と思い駅本屋横からホームに出ます。

外から見ると、待合室ホーム側の引き戸には南京錠が掛けられていました。(赤矢印)

待合室は開放されていますがホームに列車は来ないので、こうした措置となっているようでした。



ホーム上から駅本屋を見ます。

側線の車止めが見えます。



「荻伏駅」方面を見ます。

島式ホームには夏草が膝丈以上に伸びています。



こちらが「蓬栄駅」方面となります。



駅本屋横にトイレ棟があります。

ステンドグラス風の装飾がなされた豪華な?トイレ棟です。



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