Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

わがまちご当地入場券 釧網本線 標茶駅 9月1日 2018年

2019-06-27 | Weblog
標茶駅に到着です。



ロッジ風リゾート駅の雰囲気の標茶駅です。

ファサードには極大の木製駅名標が掲げられています。

*今まで見た木製駅名標の中では一番!かも知れません。

かつては「標津線」の起点駅として、また釧網本線所属駅として物流の拠点として繁栄していました。

構内には機関庫や転車台などを備え、また標茶町営軌道が接続するなど、大ターミナル駅でありました。

*標茶町営軌道の廃線巡りをしたことはありません。



駅前ロータリー

コンビニがあり車両の往来もある、活気のある駅前風景です。



標茶駅を訪問するのは初めてではありません。

2014年に標津線廃線跡を訪ね歩いている時に立ち寄りました。

2014年 標茶駅の記事はこちらから。

当時の記事と写真を見ますと…今回の取材の写真の撮り方など全く視点が同じですし、文章表現も上達していないことにビックリしました。*全く進化していないというか…後退しているかも。

敢えて美点として上げれば…「続けている」ということでしょうか。



待合室天井には鶴のモデルが吊るされて(ダジャレじゃないですヨ)います。



丹頂鶴の飛来地 鶴居村や阿寒国際ツルセンターがありますからね。

節目の多さから、天井材は「檜」でしょうか?

檜の香りって良いですね~

天井はリゾートしています。



みどりの窓口にて「わがまちご当地入場券」を購入し、ホームに出ます。

1番線ホームに展示されている「道東鉄道の発祥の地」と記された木製のポール

横には「釧網本線の歴史」のパネルが展示されています。



パネルの隣には、ひっそりと“レール”が展示されています。



北海道の鉄道敷設にはアメリカの鉄道事業が大きく寄与しています。

小樽の総合博物館に展示されている「しずか号」などは、典型的なアメリカン・スタイルの蒸機ですね。*もちろん Made in America です。

北海道の牧場で多く見ることの出来た「マンサード屋根」*厳密には「ギャンブル屋根」とか言うらしいですが…

北海道の開拓に多くの助力をしてくれたアメリカン・カントリースタイルの影響が強く残っています。



みどりの窓口で「わがまちご当地入場券」を購入しホームに出ます。

跨線橋が口を開けて待っています。

駅の規模にしては跨線橋階段の間口は小さめです。

この倍はあっても良さそうです。



跨線橋連絡通路

内装材がしっかりと貼られています。

窓枠建具はアルミサッシではなく、木製の建具が使われています。

跨線橋の建具にオリジナルの木製建具が残されているのは、断然雰囲気が盛り上がります。



跨線橋窓から路盤を見ます。

こちらは釧路方面となります。



こちらは網走方面となります。



2番線ホームから駅本屋を見ます。

ファサードの威容に比べると地味目な外観です。



ホームには「ふるさとの鐘」が展示されています。

その先には…



「標津線起点駅」と記した木製ポールが残されています。

この 2番線、3番線は標津線のホームとして利用されていました。



そこから振り返り、跨線橋を見ます。

なかなか良いプロポーションの跨線橋です。

屋根の保全なども万全のようです。



標茶駅は業務委託駅です。

みどりの窓口で「わがまちご当地入場券」を購入することが出来ます。

営業時間は…6時50分 ~ 17時00分 となっています。

セイコーマート標茶店でも販売していますが、「入鋏印」は押印されません。


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わがまちご当地入場券 釧網本線本線 摩周駅 9月1日 2018年

2019-06-26 | Weblog
全国的知名度を誇る「摩周湖」の観光拠点ともいえる「摩周駅」にやってきました。

摩周湖はもちろん、摩周駅にも立ち寄ったことはあります。

*「霧の摩周湖」として有名な湖ですが…訪れるのはいつも快晴で「霧の…」はまだ見たことがありません。



駅前ロータリー駐車スペースにオデ君を停めます。

鉄道利用の目的で駅を利用する方が少ないせいか、楽にオデ君を停めることができました。

ロータリー中央のモニュメントは摩周湖をモチーフとしたものだそうです。



摩周駅ファサード

リゾート駅の雰囲気をよく表したデザインです。

摩周駅は本名を「弟子屈駅」と名乗っていました。

しかし、摩周湖にあやかり鉄道利用の観光増進に寄与するため改名されました。

確かに…「弟子屈駅」より「摩周駅」の方がはるかに分かりやすくはあります。



駅前ロータリーを見ます。

これほどの有名駅でありますが、商業施設はほとんど見当たりません。



待合室スペースは駅規模の割りに小さめな印象です。

この先に、温泉が出る「蛇口?」があるんです。



こちらが飲用できる温泉水が提供されている“流し?”です。

ボードに張られている書類は「水質検査結果表」です。



泉質などが記された書面

「飲用」が出来ると書かれています。

そのためか、マグカップも置かれています。



みどりの窓口にて、わがまちご当地入場券を購入し、ホームへ出ます。



2番線、3番線とを連絡する跨線橋

北海道のスタンダードなデザインです。



階段幅は駅の規模の割には狭めです。



連絡通路にはポスターが貼られています。

さすが観光振興駅?



2番線、3番線ホーム

青空の下、街灯のデザインもリゾートっぽくて素敵です。



跨線橋全景を見ます。

1番線側階段下は倉庫のようなスペースとして利用されているのでしょうか。



駅本屋横には「ぽっぽ湯」という足湯が設けられています。



稼働中では無さそうで、湯の水位?は低めでした。



摩周駅は社員配置駅でみどりの窓口設置駅です。

みどりの窓口は 6時20分から15時10分 の営業時間となっています。

セイコーマート 弟子屈美里店 でも わがまちご当地入場券を販売しています。

こちらは24時間営業ですので、時間に縛られること無く安心です。

ただし、入鋏印 は押印してもらえないのが残念ですが…

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わがまちご当地入場券 釧網本線 清里町駅 9月1日 2018年

2019-06-25 | Weblog
清里町駅にやってきました。

清里町に立ち寄るのは初めてではありません。

2012年、C58 33号機を観賞に訪れています。

レールファン超初心者で北海道中のSL静態保存機を見て歩いていました。

清里町は道路の区画整備がされ、街はパステルカラーのオシャレな住宅が建ち並ぶ近代的な新しい街という印象でした。

C58 33号機の記事はこちらから。



清里町駅は昭和フラット・デザインのシンプルで清楚な感じの駅本屋です。

本屋出入り口には立派な木製駅名標が掲げられています。

北海道駅の多くがそうであるように、清里町駅も利用客の減少で今は無人駅となっています。



駅本屋から振り向いて駅前通りを見ます。

駅前という立地ではありますが、商店などの商業施設は見当たりません。



駅待合室

プラスティックのベンチには手作りのクッションが置かれています。

非常に綺麗に整備されていて、空気まで清らかな気がしてきます。

無人駅なのにこのクオリティーはビックリです。

近隣住民の方々がとても大切にしているのが伝わってきます。



待合室からホームに出ます。

今は不用となってしまった改札ラッチが残されています。

出入り口上には、ホーロー製の大きな駅名標が掲げられています。

駅舎が改築される前の木造駅舎時代のものかも知れませんね。



跨線橋をみます。

ミント・グリーン?(ちょっと違うか…)に塗られた階段。

ステップはコンクリートが敷かれています。



連絡通路の腰板辺りは無塗装のパネル材が張られています。

清里町駅の跨線橋で特筆すべきは、建具です。

ほとんどの跨線橋建具はアルミサッシなどに換装されていますが、ここは木製の建具が残されています。

しかも非常に良い状態が保たれています。

立派です。



跨線橋窓から路盤を見ます。

こちらが網走駅方面となります。



こちらが釧路方面となります。



2番線ホームから駅本屋を見ます。

小さなプランターが並べられています。

駅の美観など、こうした植物の世話をしている方がいらっしゃるのですね。



青空が広がり夏らしい陽射しがそそぎます。

駅前のアスファルトに「丸い」補修跡があります。

昭和の北海道駅前に多く建てられていた「観光看板塔」撤去跡ではないでしょうか。



清里町駅は無人駅です。

わがまちご当地入場券は、駅から約2km弱ほどにある「きよさと情報交流施設 きよーる」にて販売されています。

施設開館時間は 9時 ~ 18時 (冬季 10時 ~ 17時) となっています。

清里町駅へ向かう前に立ち寄りましたが、とてもオシャレな施設でしたよ。


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わがまちご当地入場券 釧網本線 浜小清水駅 9月1日 2018年

2019-06-24 | Weblog
昨日(8月31日)の雨は上がり、まずまずの天気です。

最初の訪問駅は「釧網本線 浜小清水駅」です。

事前のリサーチで「わがまちご当地入場券」は道の駅「はなやか(葉菜野花)小清水」で販売されています。

営業時間は午前9時からとなっていますので、それに合わせてホテルをゆっくりと出発します。

道路の流れは順調で予定より15分ほど早目の到着です。

一つ手前の駅は「原生花園駅」です。

こちらの駅の方が観光客にも知られたメジャーな駅です。

なぜ「原生花園駅」ではなく「浜小清水駅」なのか…

浜小清水駅は道の駅「はなやか(葉菜野花)小清水」との合築であります。

すぐ隣にはセイコー・マートがあります。

コンビニで入場券を取り扱っていてくれれば、時間に縛られずに便利なのですが、色々事情があるのでしょう。



道の駅がオープンするまでの時間、辺りを歩きながら過ごします。



ホームに出ます。

駅名標は丸太を組んだような独特のフレーム・デザインとなっています。



2番線ホームとは構内踏切によって連絡します。

踏切の向こうにはわずかですが海が見えています。

駅名からも分かるように、海浜にかなり近いロケーションとなっています。



踏切を渡り2番線ホームに立ちます。

こちらは網走駅方面となります。



2番線ホームにも丸太フレームの駅名標が設置されています。

植物のことは全く分かりませんが、何となく見たことのあるような葉…

濃い目の葉脈の葉…これは「ハマナス」という植物でしょうか?



駅本屋を見ます。

合築とはいえ、建物のほとんどが道の駅「はなやか(葉菜野花)小清水」

浜小清水駅部分はほんのわずかのようです。



9月1日のGPS ログ です。

北見を出発して本日は釧路を目指します。

ちょっとハードな道程になります。

*根室まで行って釧路へ戻るのがキツイです。


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わがまちご当地入場券 石北本線 美幌駅 8月31日 2018年

2019-06-20 | Weblog
本日の最終取材駅「美幌駅」に到着です。

稚内を出発した頃から降り始めた雨は、ここ美幌でついに本気降りになりました。



駅前にオデ君を停めます。

駐車スペースは女満別方面に用意されていますが…



ざぁ~ざぁ~降りの雨で取材用カメラを待ちだすのも面倒で、メモ用カメラだけで駅本屋に走ります。

*もちろん、オデ君には傘くらい2~3本は積んでいますが、傘を差すのも嫌いで面倒なんです。
土砂降り雨でもないとめったに傘は差しません。

駅本屋全景などの撮影などもすっ飛ばして、本屋入口に駆け込みます。



待合所スペースは広々とし観葉植物などが置かれてしっとりとした良い雰囲気です。



SLのパネル写真が展示されています。

これは「美幌駅構内」なのでしょうか…コメントを見落としました。

美幌駅は石北本線の所属駅として、また「相生線」の起点駅であり、また日本甜菜製糖美幌製糖所の引き込み線などを擁する大ターミナル駅として繁栄しました。

この写真が美幌駅だとすると、跨線橋の位置から駅本屋は写真左側と推測されます。

左下側にはカメラマンでしょうか…民間人らしき人の姿があります。

今日ではあまり考えられない情景のショットですね。



ホームに出ます。

濡れない範囲で上屋下を歩きます。

跨線橋を上ります。



連絡通路の腰板辺りに薄ピンク色のボードが張られています。

おそらくポスターなどを貼るボードだと思います。

今は一枚のポスターもなく閑散としています。

ちょっと薄汚れた感じに見えます。



階段を降り2番・3番線ホームにでます。



ホームは長い上屋が設置され雨に濡れることはありません。

列車を待つ乗客がいます。

そろそろ下校の学生さんが利用する時間帯かも知れません。



1番線ホーム跡を見ます。

ここが「相生線」路盤跡でしょう。

枕木もレールも撤去され、ホームは花壇となっています。



駅本屋からホームへの出口

かつて1番線「相生線」ホームへの導線となっていたところには鉄柵が設えられて通行出来ません。



美幌駅は簡易委託駅です。

わがまちご当地入場券は「セイコーマート美幌鳥里店」にて購入してきました。

コンビニで取り扱っていれば、営業時間や休業日を気にすることも無く安心です。



雨足はますます強くなり、オデ君の横のアスファルトに川の流を作っています。

水飛沫がたつほどです。

ダッシュでオデ君の元に戻りましたが、それなりに濡れてしまいました。



話が前後しますが…「網走駅」へ向かう前に「常呂神社」に立ち寄りました。

そうです、LocoSolare Tokoro Curling Team のホーム、常呂町スポーツセンタの所在地です。

チームメンバーが勝利を祈願する(らしい…)常呂神社にてカーリングのストーンをモチーフとしたお守りが「授与」されていて、それをお目当てに訪れました。

しかし…残念なことに社務所に人影は無くお守りを「授与」しているようにも見えませんでした。

せっかく立ち寄ったのに残念ですが、仕方ありません。



絵馬も当然のように、カーリングのストーンがデザイン・モチーフとなっています。



美幌駅から北見のホテルを目指します。

ホテルに到着する頃には雨足も弱くなり空も明るくなってきました。

今回は夕食付きのプランだったのですが…てっきりホテル内のレストランかと思っていました。

フロントで話を聞きますと、商店街のレストランでの食事とのことです。

ホテルから7~8分ほどの距離ですが、なんだか急に面倒になり、部屋飲みで酔っ払って寝てしまいました。

本日の走行は…393Km 雨の中、オデ君も良く走ってくれました。

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わがまち ご当地入場券 石北本線 女満別駅 8月31日 2018年

2019-06-17 | Weblog
網走駅から女満別駅にやってきました。

網走湖畔を走り20分ほどの距離に女満別駅はあります。

女満別駅に立ち寄るのは初めてではありません。

駐車場の位置もはっきり覚えていますが…なんの目的で訪れたのかを覚えていないのです…心配ですねぇ。



駅本屋は写真のように実に立派な、「シャトー」のような建物です。

博物館のようにも見えます。

こちらは「女満別駅」と「女満別図書館」の合築となっています。



とても立派な作りとなっています。

駅ロータリーとは思えないほど素敵なデザインです。



駅本屋内です。

女満別図書館が併設されています。



わがまちご当地入場券を購入し、ホームに出ます。

こちらは北見駅方面です。

駅の東西を連絡する人道橋。

素敵なデザインです。

跨線橋とは扱いが違って、面倒がって実際に歩くことはありませんでした。



そしてこちらが、網走駅方面となります。

女満別駅は網走湖の湖畔に位置します。



キハ54とキハ40系の列車が入線してきました。



ホーム横手にピンク色に塗られた車掌車が展示されています。

路盤もレールも残されています。

なぜ「ピンク色」なのか分かりませんが…もしかしたらお子様向けのお遊びスペースを提供していたのかも知れませんね。



「わがまちご当地入場券」は図書館にて販売されています。

営業時間は 10:00 ~ 20:00 (火曜日~金曜日)*月曜日は休館日

土曜・日曜・休日は 10:00 ~ 18:00 となっています。

*月曜日の休館日に注意が必要ですね。



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わがまちご当地入場券 石北本線 網走駅 8月31日 2018年

2019-06-13 | Weblog
わがまちご当地入場券 キャンペーン参加駅 網走駅にやってきました。

その昔、観光で北海道を走っていた頃は「網走」はその一つに宿泊地として毎年訪れていた懐かしい場所であります。

馴染みの場所ではありますが、網走駅に訪れるのは初めてです。



駅正面には木製の立派な駅名標が掲げられています。

駅本屋へのアクセスはここだけではないのでしょうが、荷物を抱えた家族連れや高齢者には結構ハードル高いでしょうね。

高齢化社会に突入した今の日本だから思うことで、当時これをデザインした人には想定外の社会環境となりました。



フラット・デザインの駅本屋は、先の「立派な駅名標」からするとちょと拍子抜けするような「地味さ」であります。



網走駅は社員配置駅です。

みどりの窓口で「わがまちご当地入場券」を購入し、ホームに出ます。



木彫りの“クマ”のポールが展示されています。

ステンレス・ベルトで支柱に括りつけられています。

立派な工芸品の展示ですが…せっかくですからもう少し素敵な展示方法にした方が良さそうです。



跨線橋が口を開けて待っています。

ターミナル駅網走駅に相応しい階段幅のたっぷりと取られた跨線橋です。



連絡通路幅もたっぷりと取られています。

通勤時間帯や行楽シーズンには大勢の人々が行き交ったのでしょう。



跨線橋窓から釧路方面を見ます。

広大な駅構内

かつての大ターミナル駅の面影が偲ばれます。



こちらは女満別方面となります。



2番・3番線ホーム

ホーム幅はたっぷりと取られていて、大勢の乗降客に対応した造りとなっています。



2番線ホームから駅本屋を見ます。

ステンレスとアルミを多用した無機質なデザインが昭和を感じさせます。



ホームの足付きの駅名標

とても綺麗な状態に保たれています。

フレーム・デザインはちょっと変わっていて、網走駅オリジナルかも知れません。

フレーム足元にはミニ花壇のようなスペースが設置されています。

美しい花々で彩られたホームは利用客の方々の気持ちを和ませることでしょう。



駅本屋前の階段から国道方面を見ます。

駅前には「ルートイン・ホテル網走駅前」があります。

網走といえば、、網走湖周辺の観光ホテルしか知りませんでしたが、ここにも「ルートイン・ホテル」があるとは…

ずいぶん便利になりました。


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山軽駅 天北線 8月31日 2018年

2019-06-11 | Weblog
本日(8月31日)は朝から生憎の雨模様です。

ホテルをチェックアウトしまず向かうのは…毎年必ず立ち寄る宗谷岬の「(有)安田石油店」であります。



宗谷岬には早朝の雨降りにも関わらず、観光客の姿があります。



そして、毎回写真を撮るお土産屋さん「柏屋」さん

時計は8時付近を指しています。



どうしても宗谷岬に立ち寄らなければならない重要な目的…とは、「日本最北端給油証明書」と手作り交通安全チャームです。

オデ君と共に北海道に旅行に訪れ、初めて宗谷岬の給油所「安田石油店」で給油し、このチャームを頂いたのは…十数年もまえのことになってしまいました。

いまさら途中でそれを途切れさせることも出来なくて、北海道旅行の最重要ミッションの一つとなっています。

北海道旅行の掟その一、ガソリンは常に満タン、夕方4時頃までに給油を済ませてホテルにチェックインする…を守り通していますが、稚内だけは例外です。

ここ安田石油店さんで給油するために、前日には20リットルくらい給油できるようにタンクの余白?を調整しています。



安田石油店を出発し向かったのは「天北線 山軽駅跡」です。

天北線跡を歩いたのはこれまで数回ありますが、30駅のうち唯一訪れたことのないのが「山軽駅」でした。

今回はその未踏の駅跡「山軽駅」に挑戦です。

なぜそれほどハードルが高かったのか…それは後半地図でご説明いたします。

写真の道は天北線跡を転用した 北オホーツクサイクリングロード です。

こちらは稚内方面です。

しかし、クマ出没ということで「通行止め」となっています。

出発前に東京から浜頓別町役場に問い合わせますと…「不安を煽るようですが、クマ出没のために現在通行止めとなっています。」とのことでした。

サイクリングロードは通行止めですが、「立ち入り禁止」ではないとのことです。

「近くに鳥類観察センタ-がありますが、ここを利用する方は結構いらっしゃるのですか?」と訊ねると「いやぁ~今はほとんどいませんね…」との返答です。

その会話だけですでに不安が一杯…ドキドキしてきます。



ここが「山軽駅」への導入路です。

薄い轍がありますが、オデ君と進入する勇気はありません。

無理してオデ君がスタックしてしまったら救援を呼ぶのも大変です。*携帯の電波来ていないですし。

ここでオデ君を停めて撮影準備にかかります。

準備をしている間もドキドキが止まりません。*そんなに怖いのなら止めれば良いのに…という声も聞こえてきそうです。



撮影機材の他に「クマ・スプレー」「ヘルメット」「クマ鈴」を装着します。

クマスプレーは普段はホルスターのようなケースに入れてベルトに装着するのですが、今回は「抜き身?」でヒップ・ポケットにねじ込みます。

急に直面した際にケースから出して安全弁を外して…なんてやっている暇はないでしょうからね。

もう一つ、フォールディング・ナイフも身に付けます。

もし襲われた際にせめて抵抗しないと…と思い用意しましたが、実際にはそんなものクマにとっては「爪楊枝」くらいにしか見えないでしょうけれど…

ヘルメットはもちろん頭部を守るためです。

これを装着し顎紐をカチッと止めると何となく安心感が沸いてきます。

そして「クマ鈴」です。

モンベルの製品です。

非常に澄んだ高音を発しスイッチで消音も出来る優れものです。

あとノイズを撒き散らす「ラジオ」も用意しました。

*どれだけ怖いんだ?と思われるでしょうが、この広大な原野で自分ひとりだけの状況…すごく怖かったです。

実はこのほかに「ドローン」も準備しました。

先にドローンを駅跡に飛ばしてクマに注意を促そうという作戦でした…が、さすがに準備が面倒になり取りやめました。



ビビリながら濡れた草を踏みながら駅跡へ歩きます。

このときの姿…そうとう腰が引けていたと思います。



建造物?が見えてきました。

山軽駅待合室のはずです。

なぜか壁の一部が故意に壊されたような状態に見えます。

普通に風化したようには見えません。

「く、クマかぁ?」とビビリます。

YouTube や ネットで見た「山軽駅」の風景とは異なります。

画像では待合室らしき建造物は 2棟 ありました。



建造物の向こうには 赤茶色に錆びた 駅名標 が見えてきました。



サイクリング・ロードに転用された路盤跡に近付きます。



サイクリング・ロードは定期的な点検・保全作業がなされているようで、良好な状態を保っています。

ホーム跡の石積みも安定した状態です。



待合所だった建物はサイクリング・ロードの「休けい所」に転用されその看板が掲示されています。

サイクリングでここで休憩するサイクリストがいるとはあまり想像できませんが…



駅名標を見ます。

すっかり赤錆に覆われ、駅名の痕跡すら見ることが出来ません。

もしかしたら…駅名標では無くただの鉄板が嵌め込まれているのかも知れません。*あまりにもフラットに錆びているものですから。




ホームの端まで歩いて、「休けい所」の方を振り返ります。



駅名標に近付きます。

フレームはレプリカではなくオリジナルっぽいです。

しかしプレート部…普通こんなにペイントの痕跡を残さずに綺麗に?錆びるものでしょうか?

近寄ってみても「ただの鉄板」にしか見えませんでした。



「休けい所」正面に立ちます。

天北線現役時、ここで列車を待つ乗客が利用したのかと…不思議な気持ちになります。



山軽駅には待合所らしき建物が2棟存在しました。

もう一方の1棟は完全に倒壊していて、残骸となっています。

自然に倒壊したのか、故意に壊されたのか分かりません。



静止画と動画を撮影し、オデ君のもとへ戻ります。

そうです、珍しく「動画」も撮影してきました。

後にその動画を見ましたが、思わず笑ってしまいました。

あまりにビビリまくっていて、尺が短すぎる撮影となっています。

普段、人には「自分が思っているスパンの3倍くらい撮影してちょうど良い」などと言っているのに、普通の尺の 1/3 も無いくらいなんです。

怖がっているのにも程がありますね。



オデ君が待ってくれています。

ものすごく頼りがいのある姿に安心します。



ここまで来ればひと安心です。



山軽駅導入路は実は十字路となっています。

水溜りのある向こうにも道は続きますが、道幅は狭くなります。



地図赤矢印部がオデ君が停まっている場所です。

国道から山軽駅へのアプローチ・ルートは2箇所あることが地図から分かります。

*赤アンカーと緑アンカーのところ。

これまで2度、山軽駅にアプローチし断念したのが赤アンカー部からでした。

途中まで進入するのですが、「この道、本当に大丈夫かなぁ~」と不安に駆られ引き返しました。

今回は、緑アンカーの方からの進入です。

こちらは未舗装ではありますが、スタックの心配なども無く比較的安心して走ることが出来ました。

クッチャロコ湖のボートハウス?を利用する釣り客が湖畔に下りるのに、この道路を利用しているようです。

これで「天北線30駅跡」全て訪ね歩くことが出来ました。

それにしても、なぜここに山軽駅が…という思いがあります。

鉄道開通当時はそこに集落があり鉄道を必要とした人々が生活していたということでしょう。

廃線駅跡を訪ねる際に現地で大変参考にさせていただいているホームページがあります。

「プラットホームの旅」さまのページです。

こちらにありし日の「山軽駅」の写真も掲載されています。

青空の下、駅前広場のような場所が写っています。

駅名標の写真もあります。

改めてその駅名標の写真を観察してみます。

パネルをフレームに固定するバンドの位置…あれ?

もしかしたら、「ただの鉄板」と思ったパネルは案外本物?かも知れません。



8月31日 GPSログの走行軌跡です。

稚内から北見までほぼまっしぐらに走っています。


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幌延駅 宗谷本線 8月30日 2018年

2019-06-06 | Weblog
宗谷本線 「幌延駅」はこの度の「わがまちご当地入場券」キャンペーン参加駅ではありません。

羽幌線は「留萌駅」を起点とし終点「幌延駅」を結ぶ 141.1Km 27駅 の路線でした。

北海道鉄道路線のほとんどの生い立ちが、産炭・運炭、水産資源、森林資源の運搬を目的として計画され運行されました。

エネルギーの形態が、石炭などの化石固形燃料から石油に急激に変化し、北海道の多くの炭鉱の閉山に伴い路線の多くが廃線となりました。

羽幌線もそのような路線と同じ生い立ち、そして終焉を迎えた路線です。

羽幌線路線名 の 「幌」は幌延の「幌」かな…それでは「羽」はどこ? と疑問に思われるでしょうが…

留萌から17駅ほどに「羽幌駅」がありました。

もともと留萌を起点とした路線と、幌延を起点とした別の路線が延伸、編入、改称などを繰り返し「羽幌線」として一つの路線にまとまったのが「羽幌線」でありました。

今回の羽幌線廃線巡りの締めくくりとして羽幌線終点駅「幌延駅」にやって来たわけです。



幌延駅舎は、フラット・デザインの昭和を代表するターミナル駅の外観を持ちます。

旭川から稚内に延びる「宗谷本線」、そして留萌から延伸する「羽幌線」のターミナル駅として、運炭・水産資源運輸の要衝として隆盛を極めたことでしょう。



駅前風景

昼下がりの風景でありますが…歩く人の姿はありません。

駅前には民宿があり鉄道利用の観光客には便利そうです。

*北海道廃線巡り…だとか言いながら、私は民宿や旅館が苦手でこの歳まで利用した経験がありません。



待合室は綺麗に整頓されていて気持ちの良い空間であります。



歴史を感じさせる跨線橋

一段ごとに進行方向を示す矢印が描かれています。

これほど畳み掛けるような方向指示は見たことがありません。

幌延には「トナカイ観光牧場」があり、街のマスコットになっているようです。

*トナカイ観光牧場には行ったことはありません。



独特の色彩感覚でペイントされた跨線橋。

以前訪れた時に、跨線橋連絡通路に「ハエ取り紙」がいくつも吊るされていたことが強く印象に残っています。

「珍しいですね~」と駅員さんに話しかけると「そ~でしょう…なかなか売っていないんですよ」と仰っていました。

今時はアマゾンで検索すると色々な「ハエ取り紙」がヒットしますが…



幌延町の観光ガイド・マップ

牛とトナカイのキャラクターが描かれています。

パネルの向こうには、「愛しのオデ君」が待ってくれています。



幌延駅から稚内まではおよそ50Km 1時間ほどの距離になります。

稚内で毎年お世話になるホテルに温泉施設はありません。

チェックイン前に「稚内築港市場」の「港のゆ」に立ち寄ります。

港を航行する船の汽笛やエンジン音を聞きながら、露天風呂を楽しみます。

ここで「風呂上りの一杯」を楽しめれば最高なのですが、まだホテルまでの運転があります。

*ホテルまで距離にするとわずか1Kmほどではありますが…ダメなものはダメです!

ビールのことを考えると涎が出てきそうですが、もちろん「我慢」です。

ホテルの駐車場にオデ君を預け、部屋飲みのビールの美味しいこと!

「安全第一」この瞬間が一番好きです!

本日も無事で何よりでした。


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羽幌線 天塩駅跡 など 8月30日 2018年

2019-06-05 | Weblog
2018年8月30日 本日の「わがまちご当地入場券」買い巡りのノルマ?を果たし、稚内へ向かう道すがら羽幌線廃線跡を観賞していくことにします。

昨年(2017年)も羽幌線廃線跡を歩きました。

鉄道遺構のあまり残されていない羽幌駅廃線跡は初心者にはハードル高いです。



天塩駅跡は構内の一部が「道の駅 てしお」として整備されていて比較的探索しやすい駅跡です。

このスペースが「道の駅 てしお」です。

オデ君を駐車スペースに停め、徒歩で駅跡へ向かいます。



駅前食堂 アゲイン は、今も営業しています。

道を挟んだ向側が天塩駅跡地になります。



ちょうどお昼時でしたので、店内からカレーの香りが流れ出てきます。

どのような経緯か知りませんが、お店の前には羽幌線 天塩駅の駅名標が展示されています。





写真左側が駅跡のスペースとなります。

信号の見える交差点付近が羽幌線路盤跡ではないでしょうか。



こちらは、天塩駅の隣駅「北川口駅」跡になります。

鉄道遺構らしきものはほとんど残されていません。

座標の示す地点に立ち、辺りを見回します。

このコンクリート基礎らしきものは、北川口駅の駅舎基礎ではないでしょうか…



駅舎跡に立ち、国道232号線方面を見ます。

オデ君が停まっているあたり…いかにも駅導入路の雰囲気があります。

白矢印が、駅舎基礎部だと思います。



さらにこちらは「振老(ふらおい)駅跡」です。

やはり鉄道遺構らしきものはほとんど見当たりません。

コンクリートは駅舎の床なのではないでしょうか?

*マダニなど危険生物を極端に恐れているオジサンは、この程度の草叢でも「ヤブ漕ぎ」はいたしません!

羽幌線駅跡は多くがこのような状態で、「ドキドキ」「ワクワク」感は希薄です。

初心者にはハードルの高い「羽幌線廃線跡」でありました。


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Flight of Dreams セントレア空港 5月17日 2019年

2019-06-03 | Weblog
姫路を出発し神戸を目指します。

本日は神戸に立ち寄り、その後、名古屋セントレア空港に向かいます。

2018年10月にオープンした「FLIGHT OF DREAMS」の観賞が目的です。

昨年5月にセントレアに来ていましたが、わずか5ヶ月早くて「FLIGHT OF DREAMS」の観賞は叶いませんでした。



「FLIGHT OF DREAMS」は駐車場A棟の向側にあります。

先程、ハチ君を駐車してキャリング・ケースをゴロゴロさせながら歩いた通路を戻ります。

駐車場A棟…とはセントレア空港のコンコースから最も離れた「一番不便」な駐車棟なんです。

事前に予約すればE棟とかF棟とか近くの駐車棟に停めることが出来ますが…予約金(¥1000)をケチってA棟に駐車するハメに陥っています。

「くそっ!」と思う気持ちを抑えます。

お楽しみの為ですからね。



到着しました。

お客さんの姿は少ないです。



フライトパークの営業は 10:00〜17:00 です。 *最終入場は 16:30 となっています。

入場券を購入できたのは入場終了のわずか 5 ~ 6 分前でした。

プロジェクションマッピングなどほとんどのイベントが終了していてるけれど、それでも良いか確認されます。

もとより承知の上ですし「ボーイング787初号機(ZA001)」が観賞できればそれで満足です。



入場終了ギリ…でありましたが、そのお陰で良いこともありました。

ほとんどのお客さんは退場していて、「客がいない状態」です。

これは願っても無い状況です!

こんな間近で 787初号機 を一人占めです!

最高ですね!



ランディング・ギアー 

迫力あります。

近寄ってよく見ますと…

支持台にボルトで固定されタイヤは浮かされていました。

クルマの博物館などでも、サスペンション保護のためでしょうか、サスペンション・アームとかボデーに“ウマ(リジットラック)”をあてがっているのを見ますが…飛行機のを見たのは初めてです。



「わぁ~綺麗だなぁ~」などと感激しながら観賞します。

この人影の無さも最高です。



787ってわりとコンパクトな機体という印象がありましたが、屋内で見るそれは「巨大!」としか表現できません。

のけぞるほどにデカイ!です。



ボーイング社のバレット工場があるシアトルの街並みのイメージを再現したという「シアトルテラス」



787の機体にそのネオンサインが美しく映りこんでいます。



エンジンはロールス・ロイス製 トレント1000 エンジン

ゼネラル・エレクトリックのGEnx エンジンと選択可能だそうです。

エンジンはそれぞれ互換性もあるらしいです。

シェブロンにカットされたエンジン・カウルもドリームライナーの一つのアイデンティティーになりました。




コクピットも見ることが出来ます。*アクリル・プレート越しですけれど…

係員の方に「顔をぶつけないように…」と注意を受けます。

機能的に配置されたスイッチ類、大型ディスプレーが貼られたグラス・コクピット

必然の配置なのでしょうが、一つのアートとしても成立するほどの美しさです。

オーバーヘッド・ディスプレーも機能しているように見えます。



通常の運行では右側ドアーは使わないのでしょうが…

コクピット見学の入口ドアーとして使われています。



帰り道に目に止まりました。

【THE PIKE BREWING RESTAURANT & CRAFT BEER BAR】です。

私にとって…BEER BAR は、強力な吸引力のあるマジック・ワード です。

「やばい!」と思いましたが、ついフラフラっと引き寄せられます。



ショーケースにディスプレーされている見るからに体に悪そうな(高カロリーな)…でも食欲をそそられる魅力的な料理の数々。

とくに興味を引かれたのが、各種ビールの飲み比べセット…*白矢印

「くぅ~」悪魔の囁きが聞こえるようです。

店内に客の姿はほとんどありません。

店員さんが出てきて「ど~ぞ」と声を掛けてきました。

そこで、はっと我に返ります。

「いかん!こんなことをしている暇は無いんだ!」と…

*ほんとは暇なんですけれどね…



部屋に戻りシャワーをしてからあらかじめ用意しておいたビールで部屋飲みです。

セントレア・ホテルは新たな新棟が建設され、今回はそちらでの宿泊です。

本館の客室とは部屋の配置が変えられていて、ごく普通の常識的配置となってしまいました。

セントレア・ホテル本館の美点の一つ…客室と平行に配置されたバスルームからも滑走路が見えるんです。

こんなホテル、私は他に知りません。



空が暗くなりオレンジ色の照明の光が強く目立ってきます。

ほろ酔い加減で滑走路を眺められる至福の時間です。

眠くなったらそのままベッドにひっくり返っちゃえばよいのですから気楽なものです。



空港の運用も終わり、飛行機の発着もなく静寂が訪れたターミナル。

大満足の一日でした。

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