ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

東条川疏水をボートで探検-小学生が体験で学ぶ疏水

2019年11月04日 04時06分45秒 | Weblog
    

   3日(日)、加東市松沢の安政池の畔を流れる東条川疏水の幹線水路約800メートルの区間をゴムボートで下る「水路deボート体験」が行われ、加東市や小野市などの小学生約100人が参加しました。
 この取り組みは、水路を管理する兵庫県東播土地改良区が主催し、東条川疏水ネットワーク博物館会議や近畿農政局・水土里ネット兵庫なせどが協力して行われたものです。東条川疏水の役割や歴史を疏水をボートで下るという体験を通して学んでもらおうという趣旨で行われているもので、毎年人気が高まり、今年も募集をオーバーする申し込みがあったということです。
 スタート地点で、疏水博士(兵庫教育大生のボランティア)から紙芝居形式で東条川疏水の写真などを見ながら勉強をしたあと、数人ずつボートに乗り込んでスタート。流れに任せながら水路を下り、ポイントで待ち構えるボランティアから出される疏水クイズに答えていきます。付き添いの保護者等は水路に沿って歩きながら子供達を励ます姿が見られました。ゆったりと、時には大きくカーブしながら水路は流れ、やがて、小野市方面と嬉野方面への分岐点、隧道の手前に設けられたゴール地点に到着。そのあと、安政池の堤体(高さ約30メートル)の上で、クイズの解答や写真展示などを見ながら体験をふり返りました。
 11月23日は東条川疏水の日に定められ、今年も行事が行われますが、これに先だって行われた疏水体験事業でした。大人でも体験したくなる疏水下り。みんなでこの地域の命の水の道の物語を未来にしっかり伝えていきたいと思う一日でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする