気軽に茶道をしてます。

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雪虫って知っていますか?

2016-12-06 15:28:35 | 日記
日曜日、充実した稽古終わり帰る方向が同じ稽古仲間の方と
駐車場までの道すがら、お一人が白いものがフワフワと舞い
雪みたいに飛んでいるのを見つけられ、
”なんでしょうか”と問いかけられますが・・・?
”雪虫といい、北海道では初雪の前触れを知らせる妖精と”
なんとかわいらしい呼び名、一つ勉強になりました。
日本の文化を伝承されている方からなのでしょうか。
よくよく思い出してみると、故郷富山でいう『雪虫』は、
春の雪解けや夏の雪渓にいる黒い虫のはずですが・・・
(*セッケイカワゲラのことで夏は雪渓虫とも)
写真はなかなか上手に撮れませんが・・・

家の戻り、雪虫(ゆきむし)を調べてみると、(ウキペディア等)
アブラムシの仲間の「虫」、お腹の部分の白い綿は分泌
された臘物質で、この白腺物質を分泌する腺を持つ
タマワタムシ科に属するアブラムシを「ユキムシ」と総称するそうで、
北海道では大きなトドノオオワタムシがよく見られます。

俳句では初冬の季語になり、明治以後「綿虫」として用い、
大綿、雪蛍、雪婆、白粉婆(しろばんば)とも
『雪虫のゆらゆら肩を越えにけり』
            臼田亞浪 
次の日、月曜日は本当に温かい朝で、ゴミ出しで外に出ると
白いものがフワフワと舞っており、雪虫です。
あわてて、カメラを
 
何とか一枚撮ることが
⇒拡大⇒
このロマンチックな冬の風物詩「雪虫」が現れてから
7~10日ほどで初雪と云われておりますが、
ウェザーニュースによる調べでは平均21日という結果に。
でも気象予報では明日から本格的な冬が来るそうで、
奈良にも雪虫が冬の訪れを教えてくれているのでしょうか。

追加)
奈良県出身の作家、川村たかし著「新十津川物語」
シリーズ6に『雪虫の飛ぶ日』偕成社があります。
明治、大正、昭和を生き抜いた女性の一代記で、
明治22年奈良の十津川を襲った大水害で、やむなく北海道へ
入植された方で作られた新十津川村が舞台になっています。
奈良十津川流域には白粉婆(しろこばば)の伝説があり、
雪虫の別名に白粉婆があり、そのことを作者は意図して
表題に用いたのではとも考えられないでしょうか?。
NHKでドラマ化されており、アーカイブスで観るか、
図書館で本を借りるかしなければなりませんね。

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