気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

明日は「福ハ内」を

2018-02-02 13:26:30 | 主菓子とお干菓子
昨日の朝雪は霙から雨になり、昼遅くには雪も消え去り何事も
なく過ぎ去り、今朝からは東の方は雪で大騒ぎも空振り?。
ここ奈良は雲が多く、最低気温も1.9℃と暖かな?朝、でも
来週からは立春寒波が居座りそうで春はまだ・・・
太陽は冬至の折り返しから40日を過ぎ勢いを増してきており
暦では明日は節分そして立春正月を迎えますね。

その土日、自宅稽古、一昨年のお多福豆(桃山)を作るつもりが
まとまった時間がありません。助っ人?それは鶴屋吉信
菓銘『福ハ内』、富岡鉄斎さんが書かれた季節の桃山風で、
明るい黄色の桃山(白あんと玉子の黄身を炊いたもの)に、
品のよい甘さの白あんを包んで焼きあげられています。
 5個入りで紙の容器
明治37年、鶴屋吉信四代目当主が、商家の娘が節分の豆まきを
しているほほえましい光景を、 「お多福」や「お多福豆」に
なぞらえ、 招福の願いをこめた縁起のよいお菓子に。それを
対角に竹を渡した杉の容器に盛り、伝統紋にかたどることで
「益々繁盛」に繋がっております。

大正時代に、外装に山元春挙画伯のお多福豆の絵が描かれ、賛は
富岡鉄斎「このうまき 大多福豆を めしたまへ 
            よはひをますは 受合申す」と

福をねがって、頂いてくださいね。