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高山寺1 通常拝観(高雄散策9)

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写真は、石水院の紅葉。

高山寺(こうざんじ)は地味ですが、世界文化遺産です。
周山街道(162号線)沿いにあり、神護寺の少し先です。
まわりに何もないので見落とすことはないでしょう。バスならJRバスでないと来られません。
バスの停留所も駐車場も裏参道側にあるので、ここの階段を上がっていきます。

西明寺から徒歩の場合は、西明寺前の朱塗りの指月橋を渡り左折します(地図)。
府道138号線の左カーブの緩やかな坂を登ります。
すると周山街道(162号線)に合流します。
ここを左折してひたすら直進した左手に、高山寺の表参道があります。
西明寺から約500mです。

通常時は無料ですが、11月は入山料500円が必要です。

道なりに上がると、まず右手に石水院の表門があります。
写真などでよく見るところで、ここがメインです。
アドバイスとしては、山の上り下りで疲れるので、ここは一旦スルーして最後に休憩を兼ねて行くべきでしょう。

左手に日本最古の茶園が、右手にはお茶室の遺香庵があります。
しかし共に通常内部は非公開ですが、遺香庵はたまに特別拝観があります。
茶園は2020年8月から9月中にあった「国宝 鳥獣人物戯画のお寺 世界遺産 高山寺 遺香庵 特別拝観」にて入れました。
小さな茶園ですが、こちらの茶葉のDNAは他のものとかなり違うそうです。
なので栄西が中国から持ち込んだオリジナルの品種にかなり近い可能性もあるそうです。

さらに階段を上がると右手に開山堂があります。

この先右手の石段の上に明恵上人の御廟がありますが、通常は柵の前までです。

さらに左に曲りながら上がっていくと仏足石があり、さらに上に金堂があります。
これらは通常は無料です。

ここから下へ戻り、先ほどの石水院へ。
拝観料は600円です。
玄関から入り、右手に進むと書院を経て石水院があります。
観光シーズンは書院にて有料で呈茶をしておられます。
石水院の中には鳥獣人物戯画や明恵上人樹上坐像のレプリカが展示されており、また縁側に座ってゆっくり周囲の山を見られます。

神護寺から徒歩で来られる場合は、神護寺の上り下りを別にして往復約2kmを歩く必要があります。
車の場合は、11月でなければ高山寺の駐車場は無料なので、再度車で移動した方がいいのではないでしょうか。




コメント ( 5 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
こんばんは (いぶし銀)
2013-12-21 19:59:41
コメントが大変遅くなりました(笑)

台風の影響をまともに受けていた
10月下旬の京都旅。高山寺も参拝
したのですが・・・前を流れる
清滝川が濁流と化していたことに
まず驚きました。
ただ、前出の理由から拝観者は
皆無に等しく、石水院は私一人で
たっぷり堪能。ラッキーかな。
 
 
 
中之島香雪美術館 (アノマロカリス)
2019-01-27 18:20:15
「明恵の夢と高山寺」展のパンフレットを入手しました。そこでわかる範囲ですが、

前期:3月21日~4月14日

 鳥獣戯画・甲巻・乙巻

後期:4月16日~5月6日

 鳥獣戯画・丙巻・丁巻/明恵上人像/仏眼仏母像


取り急ぎお知らせします。
 
 
 
アノマロカリスさま (amadeus)
2019-01-27 19:45:56
情報、ありがとうございます。

中学受験が終わった長男も文化財好きなので、フェルメールと「明恵の夢と高山寺」展へ一緒に行こうと約束しています。
特に鳥獣戯画が観たいと(たぶん甲巻でしょうね)。

また百名城のスタンプブックもプレゼントしたので、大阪城にも参ります。

頂いた情報を参考にして、春休み中に行こうと思いますw
 
 
 
「明恵の夢と高山寺」展の「鳥獣戯画」 (ok)
2019-03-27 20:55:23
 今日は、中之島香雪美術館の「明恵の夢と高山寺」展に行って来ました。

 前期(3/21~4/14)と後期(4/16~5/6)に分かれていますが、「鳥獣戯画」は長いので、半分しか展示されていませんでした。
 前期は甲巻と乙巻ですが、前半(3/21~3/31)は右半分を、後半(4/2~4/14)は左半分が展示されます。甲巻の右半分には“うさぎが弓矢で的を射る”部分がありますが、一番有名な“うさぎとかえるの相撲”は左半分です。
 後期の丙巻と丁巻も、前半(4/16~4/26)と後半(4/27~5/6)で展示箇所が異なります。上のアノマロカリス様のコメントにありますように、国宝2点「明恵上人像」と「仏眼仏母像」は後記です。

 先々週に、朝日友の会の事務局に行って、事前購入の会員価格で2枚(2枚までです)買っておきました。前期と後期の2回行けばよいか、と考えていたのですが、よく調べなかったので“うさぎとかえるの相撲”が見られませんでした。来週に東洋陶磁美術館の「文房四宝-清閑なる時を求めて」展を見に行くつもりなので、その際に寄ろうと考えています。「明恵上人像」は京都国立博物館でしっかり見て、図の左上のリスも確認しましたから、今回はまあいいか、というところです。

 京都国立博物館では、入館に40分、館内で「鳥獣戯画」を見るために50分並びました。今回は平日の昼間ということもあり、混んではいますが、それほどでもなく、じっくり鑑賞できました。
 
 
 
okさま (アノマロカリス)
2019-03-27 22:24:16
情報ありがとうございます。やはり巻き替えでしたか。
パンフレットやウェブサイトではわかりませんでしたが、香雪美術館ではそんなに長い展示物は不可能だろうと思っていました。
ちゃんと事前に案内してほしいですよね。

困ったことに私が行こうとしていた日は前期・後期ともに前半の日。
トーハクで見逃した後半部分が見られません。4月の予定を大幅に変更しなければ・・・。
 
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