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十輪寺(西山散策9)
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写真は、本堂(左)と業平御殿(右)
在原業平ゆかりのお寺です。
小塩の交差点から善峯寺道を進む途中の右手にあります。
山門を入り、受付で拝観料400円を納めます。
門をくぐると池のある庭園が拡がります。
右手奥に本堂があり上がれます。
本尊は延命地蔵菩薩ですが秘仏なので、通常お厨子は閉まっています。
しかし8/23だけ、11:00の法要後から終日ご開帳されます。
内陣の左右には阿弥陀如来像がお祀りされています。
また左手奥には鐘楼があります。
本堂の右手には地面から約1mの高さの“高廊下”があり、右の“業平御殿”に繋がります。
高廊下の向かいには“茶室”がありますが、茶室には渡れません。
この高廊下、茶室、業平御殿で囲まれた中庭が、“三方普感の庭”です。
枯山水庭園で、どの三方から見ても感じが変わるそうです。
実際には茶室には行けないので、二方から見られます。
高廊下からは見下ろす感じで、業平御殿からは逆に低く地面から見る感じです。
こんな庭園になったのにも理由があり、造園当時の1750年頃は藤原氏も羽振りが悪く、1つで3度楽しめるように工夫したからだそうです。
またこの庭園には”なりひら桜”があり、春には高廊下の上に枝垂れ桜が咲きます。
本堂を出て右手の細い坂を登ります。
本堂の裏を抜けると、“業平のお墓”があります。
さらに上まで登ると、“塩竃の跡”があります。
これは業平が晩年に隠棲した際に塩焼きの風流を楽しむのに用いたものだそうです。
小塩の地名もそこから来ているそうです。
コメント ( 2 ) | Trackback ( )
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業平橋駅がスカイツリー駅に名称変更したのは悲しいかぎり
業平忌の時はどうなんでしょうね。
どれぐらい混むのか予想もつきません。
一本道なので、混雑するリスクがある時は近づきにくいです。