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5日 自民処分にやまぬ執行部批判…一方で安倍派にも「党が苦しんでいるのに分かっていない」

2024-04-06 08:32:13 | 政治
4日自民党の党紀委員会が開かれここをクリック⇒「安倍派の裏金問題」に関し39人の処分が決定されました。
これについては1日空いて5日には「処分の基準が曖昧、岸田首相・二階前幹事長に処分無しは納得行かぬ」と有権者の反発は当然で、朝からTVでは田崎氏が「自民党内でも不満たらたら」と報じるような状況でした。
そんな中、「離党勧告処分となった塩谷立・元文部科学相は記者会見でこう述べ、結論ありきの処分だったと憤慨した」事が報じられました。
一方「同じく離党勧告となった世耕弘成・前参院幹事長は同日、国会内で開かれた参院安倍派の会合に出席し、「ご迷惑をおかけした。これからフリー(無所属)で頑張る」と陳謝したそうで、「明鏡止水」の(心境)だそうです。言葉の意味は「なんのわだかまりもなく、澄みきって静かな心の状態」ですから、今更処分に拘っていない!!とでも言いたかったのですかね?
話は戻って塩谷先生は当選10回自民党の要職を歴任、処分の直前は安倍派座長を務めていました。党紀委員会の処分案が出た時、TVの政治コメンテータ―の多くは「塩谷氏は(権限無く)お飾りだ」と評しているのを見ました。
まさに、古き自民党がやる「何か起きた場合には、責任を被る人を指名しておく」に足る格好の人材だったのでしょう! 塩谷氏も古い自民党に生きてきたのですから「何かあった時には責任は俺だな!」との覚悟がなかったら「その心構えは余りにも初心(うぶ)です。覚悟不十分ですし、この間安倍派の5奉行が塩谷氏抜きで何かを相談していたのを見逃していたら職務怠慢」ですよ。 
確り、この間の出来事をメモにしておいて「処分が不服」と思うなら「国民に裏金問題の真実を打ち明ける」とでも宣言して「ラスボスの名前から話し合いの内容について詳らかにする」程度の事を発表しないと迫力に欠けますね!!
これでまた「党総務会が再審査を認めれば」それはそれで、別の問題が起きそうです。どう自民党が扱うか興味はありますね。

写真:記者会見する自民党の塩谷立・元文科相(5日午後、国会内で)=川口正峰撮影 【読売新聞社】 

読売新聞オンライン:
 自民党が行った派閥の政治資金規正法違反事件を巡る関係議員への処分で、党内で反発の声が収まらずにいる。厳しい処分が下った議員は批判を強め、処分対象が多い安倍派でも不満が噴出している。岸田首相(党総裁)は早期の党内融和を図りたい考えだが、収束は見通せず、16日に告示される衆院3補欠選挙への影響も懸念されている。
 「執行部が全部(処分内容を)決めた。党紀委員会が有名無実のような状態だ」
 離党勧告処分となった塩谷立・元文部科学相は5日の記者会見でこう述べ、結論ありきの処分だったと憤慨した。「党全体の責任と言うなら、総裁の責任はあると思う」とも語り、首相が処分対象とならなかったことにも矛先を向けた。
 同じく離党勧告となった世耕弘成・前参院幹事長は同日、国会内で開かれた参院安倍派の会合に出席し、「ご迷惑をおかけした。これからフリー(無所属)で頑張る」と陳謝した。出席した議員の一人は「どんな事実に対する処分なのか全く不明だ。こんなことを許していたら専制につながる」と怒りをあらわにした。
 安倍派の事務総長経験者でも、下村博文・元文科相と西村康稔・前経済産業相は党員資格停止1年、高木毅・前国会対策委員長は党員資格停止半年、松野博一・前官房長官は役職停止1年と、処分内容に差が出た。
 離党勧告と役職停止では、政治生命に与えるダメージが大きく異なり、4日の党紀委員会でも「党内で分断が生まれる」との懸念が示された。党紀委は約2時間で39人の処分を決定したが、出席者によると、「追加で党紀委を開くべきだ」と決着を急ぐ執行部に対して批判の声も上がったという。
 首相は5日の衆院内閣委員会で「長年続いた不記載の慣行を是正する立場にあった者と、その立場になかった者との(処分の)差は否定しない」と述べ、処分を4段階に分けた理由を説明。「しかるべき手続きを踏んだ党の判断は大変重い」と理解を求めた。
 一方で、安倍派を中心に不満が高まっている状況に対しては、冷ややかに見る向きもある。無派閥の中堅議員は「安倍派の問題で党全体が苦しんでいるのが分かっていないのか。派幹部であれば、甘んじて処分を受けるべきだ」と語った。
 塩谷氏が再審査の請求に踏み切れば、問題が尾を引くのは確実だ。16日には衆院東京15区、島根1区、長崎3区の3補選の告示が控えており、「党内でもめている姿を有権者に見せる事態になりかねない」(幹部)との声が出ている。
立民・安住氏 衆院解散を要求

 野党からは自民党の処分を巡って批判が相次いだ。
 立憲民主党の安住淳国会対策委員長は5日、記者団に対し、岸田首相が自身の処分に関して「最終的には国民、党員に判断してもらう立場にある」と述べたことを踏まえ、「首相には、後半国会のどこかで責任を取って辞めるか、衆院解散・総選挙で国民に問うか、決断してもらう」と語った。立民内には内閣不信任決議案の提出を求める声もある。
 安住氏は同日、自民の浜田靖一国対委員長と国会内で会談し、処分結果の説明を受けた。会談では、来週設置される予定の政治改革特別委員会への首相の出席を求めたという。
 参院予算委員会の理事懇談会では、首相らによる安倍派元幹部への追加聞き取り調査の結果が報告されたものの、不正還流が続いた経緯は不明のままだった。
 日本維新の会の馬場代表は長崎県大村市内での街頭演説で、「議員の処分を先に進めれば、国民はすぐに一連の問題を忘れるという気持ちでいるはずだ」と自民の対応に苦言を呈した。
(引用終わり)


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