OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

この葉なんの葉、気にならない葉

2012年06月14日 | 文化・芸術
「遊びま書Ⅱ」の親子向けクイズの一つに、
京都冷泉家の七夕行事「乞巧奠(きっこうてん)」の時に、四方に紐をめぐらせ、そこに吊る植物の葉は何の葉?
という問題をだした。
難しそうな質問だが、三つの植物の葉を並べて、それをとってもらうだけ。

ヤブランの葉、コウゾ(カジ)の葉、トチノキの葉の中から。

答えは、梶の葉。楮の葉。

梶と楮は学名は違うものの、今は違いを見出せない。
もし違いがわかるという方がいたら、教えてもらいたい。

梶の木の皮の繊維は機織りに使われた。
楮の木の皮の繊維は紙になる。
「こうぞ」を小川などでは「かず」というのも「かじ」の訛りからか。

七夕は、技芸の巧みを祈る行事でもある。
「棚機」と書いて「たなばた」とか。機織りの行事であったというのも頷ける。

今は、里芋の葉のしずくで磨った墨で短冊に願い事を書く、ことさえ昔話か。

写真は、楮の葉。
クワ科なので、そのままにして成長すれば、桑のように実もなる。
近くで撮影。あまり気にならない葉である。

来月は「この木なんの木、気になる木」を観に行く予定である。
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