OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

水墨山水画講座

2019年03月13日 | 日記

東日本橋教室は、書の教室から、来日中の伝統山水画家の友人による水墨画教室の一時に。
お三方の作品を添付したが、なかなか。
うまいな、と思う一作品の松は、そのプロの技だけれども。
観て簡単、やって困難、なのが水墨の難しさかな。

他の教室もやりたかったが、今回は都合でこの教室だけ。

昨日午前中は、その彼と中国コレクションのオークションの下見会場へ。
絵画や書、印材や硯など観るに飽きることはない。偽物を発見するのも面白いが、専門以外ははっきりしない。
今は、中国のいいものを安く買った日本からの買い戻しになって久しい。




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ひたむきさ

2019年03月09日 | 日記
写真を載せたいが今日はやめておこう。
新たなる旅立ちのために。

四半世紀前に女子美学生グループと知り合い、その中で今でも絵を描いている唯一の人の個展に寄る。
絵の方向が変わってきて、これから仕切り直しになるようだ。

今日の作品のなかにも、新傾向の絵があって、私もそれがいいと思っていた。
年齢を重ねることが深みになって、人間の崇高さを感じる絵になってきている。

時代は変わって、ウケなければウケないでいい。
でも、感じる人がでてくる絵になりそうだ。
今の時代、大変だけど、真剣に絵と向き合ってほしいと願う。

幸運あれ!







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伝統的山水画

2019年03月06日 | 日記
中国伝統山水画の老朋友が10年ぶりに来日。
私が家を空け、仕事や雑事に追われているというので、向こうが私の家まで来てくれ、軽く目の前で描いてくれたのが添付のもの。
紙は皮紙がいいというので、私の漉いた楮紙で。

松は一番簡単バージョンで描く。
12日の日本橋教室は、私の代わりに先生役になっていただき、書の教室は山水画教室となるために。

お土産もいろいろいただく。
お茶やクコや人参も高級品だ。印材はすごい高級感のある箱に入ってきた。そこまではいいのだが、水晶のサングラスは重くて
どうしましょ! という感じ。品質保証があっても困る。

昨日はぶらりと軽井沢に行った彼に、駅前はプリンスホテルしかないでしょ、とメールでおくり、さらに「信濃追分」がいい、昔の風情を残す追分宿はあるし、と伝え、わからなかったら駅員に聞け、と言ったら無人駅?だったらしく、バスかTAXIを使え、といったら、TAXIもなかったという。いい加減な私。

しかたがないので、信濃追分にはいい民謡がある。知らない人が多いけれど。と伝えた。
木津さんがコンサートの選曲のために録音してくれたMDの曲は、もの寂しくて、情感あって、いいな~、でした。
それもどっかにいっちゃったかな。いい加減な私。

彼が追分から撮った写真には木津さんの響きに通じるものがあった。



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無農薬無消毒無肥料米

2019年03月05日 | 日記
昨年の10分の1しか収穫できず、だったそうだが、それでも、屈託なし。

自然にこだわったもち米は、退院祝いに「赤飯にでも」と、仕事の依頼ついでに届いた。

ラベルは、随分前に書かされたものだが、米袋にもなっていた。

「ひとつ、やってんべぇか」
このべぇべぇ言葉はきれいとは思わないが、この環境で私も育った。

この言葉は、元気を与えるのだという。
飾らないのが、いや、飾れないのが、この方言を使う地域の特徴かもしれない。
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新徴組にてそうろう

2019年03月04日 | 日記
全身麻酔の手術を受けた。
というと、大袈裟にきこえるが、瘤取り爺さんと同じだそうだが、脂肪がたまってのことだった。

読みたい本を一冊持参して入院した。

『新徴組の真実にせまる』千葉弥一郎原著、西脇康編著 文学通信刊。

西脇さんは、はじめの挨拶でまず次のように述べている。

幕末の剣客集団、新徴組と新選組。
本書が主として扱うのは新徴組であり、けっして「選」や「撰」の誤字・誤植ではない。

と。
そう、新選組は知っていても、新徴組となると、がぜん知名度が低くなる。
が、新選組のもとは新徴組からの分かれだ。
その新徴組の元隊士で昭和まで生き延びた千葉弥一郎の証言禄を、史料を読み解くプロの西脇さんが私たちのような素人が読めるようにしてくれたのがこの本の価値である。

私がはまっているTVドラマに『オクニョ』があるが、この真面目な本のなかにも“明治初年の脱走組士に対する偵察・粛清の在り方は、韓流時代劇『オクニョ』で描かれるチェタミン(密偵)の暗躍を髣髴とされる”とあるあたり、西脇さんらしい。

史実と創作はきちんと区別されるべきである。

西脇さん「おわりに」の冒頭の文句である。
日野の新選組のふるさと歴史館にも関わる西脇さんだが、そこでは、先日、新選組書展の審査があって、600点近くの名作が半分に分けられ、もう歴史館に並んでいるはずだ。そう選外も並べ、選外にこそ名作あり! と審査に関わるものがいってはいけないが、選んであげないといけないと思う作品が10や20作はあった。半紙一作に一つのドラマがあるもんだ。

課題にはいつも「候文」がある。
だれもいない3月3日の病室での一句にて候。

色さした 雨にて候 紙の雛  芭蕉洟


おそまつ。
それがし、生まれ変わるつもりの弥生月にて候
以後よろしゅう御頼み申し上げ奉り候
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