OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

春の七草

2023年12月27日 | ニュース・講座

「丁寧に、はじめる、節句の暮らし」

 

2024年1月5日から9日まで、日本橋三越本館5階スペース#5

 

人気工芸作家のイベントの柱が余っているので、掛軸を、の2点目。

「春の七草」は、濁点を緑の墨で打ちました。

ほんの少し春の気配の緑です。

白の古代シケを基本にした表装ですが、新春の神聖な気分のために、神官などの装いとなる浅黄色の帯を本紙周りに細く回しています。

 

今回は、小物の出品もなし。この2点のみ。

他の作家の素晴らしい作品に触れていただきたいと思います。

個人的には、飯島桃子の龍の絵柄の日本刺繍が気になっています。

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龍 -平安―印を捺す

2023年12月25日 | ニュース・講座

2024年1月5日から9日まで、日本橋三越本店5階スペース#5

「丁寧に、はじめる、節句の暮らし」

の工芸のイベントに、柱が余っているので、私は掛軸2点のみ出品予定。

その1点は、全紙横作品「龍」に、世界の安寧を願い、「平安」の印を捺しました。

 

日本橋の方に出かけたら、のぞいてみてください。

 

 

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客観的老化

2023年12月20日 | 日記

本日は、用水路の水がきれいなところでの三週連続講座の最終日だった。

前回は条幅、今回は全紙二分の一の70×70の紙にも書いてもらったりした。

帰りには筆や墨汁なども入ったリュックを背負い、片手には製図ケースのような紙入れ、下敷き入れ、計2本。片手には大きなバックに条幅用紙など。

そのまま地元の駅改札を通り抜けたところで、胸元にいれるべき携帯&スイカを落とす。

「あっ!」と思ったら、若い女性が「あらっ!」とさっとそれを拾ってくれた。

両手がふさがっていたが、腰痛も理解できるようになった最近、すかさず動けなくなっいる自分がいた。

その素敵な方の後姿を追いながら、客観的に自分の姿をみつめた。

むかし、『生きる』のラストシーンだったか?ブランコに乗っての志村喬と自分がダブった。

 

 

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命日

2023年12月08日 | 日記

ジョン・レノンの命日は1980年12月8日だという。

そう、その日、私は高田馬場の駅近くを歩いていた。

そこで、劇団のチラシを配っていたのか、久々の知り合いにばったり遇った。

地下の喫茶店に入った。

「ジョン・レノンしんじゃったね」

その言葉だけ、ぽつりといつもの調子で彼女がささやいたのだけは覚えている。

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2023年12月01日 | 文化・芸術

山本さんのところで茶杓つくりを一年前に予約していた。

その日がやってきた。

茶人でもないのに、作りたかったのだ。

一本目、先を薄く削りすぎて、割る。

二本目、素性はイマイチのものを削っていく。

ほかのメンバーはお茶をやっている方々で、細身のすばらしい茶杓が多かったが、私は野良のような茶杓にした。

竹には筋があり、そこに小さな穴が開いていた。

筋を川や滝と見立て、穴を洞窟とみる。

陶淵明の「桃花源記」のように、川に流れ来る桃の花びらを辿ってさらに洞窟を抜けていくと、またそこにのどかな暮らしをしている別世界があったと。

銘は「桃源道中」となる。

茶杓作りを終え、茶杓先生ら男4人で一献。そこもつかの間、桃源郷であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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