急遽のピンチヒッターで、水墨画の授業を小学校6年生二クラスに教えた。
書の教室では、書も入るので、少し色もいれた墨彩画が多いのだが、今回は、墨だけで、濃淡、ぼかし、カスレがポイント。それも花鳥ではなく、山水画に挑戦。
写真を撮る余裕もなく、説明もほぼなく進めたのだが、90分で、なかなかの山水を描いてしまうのは、子どもたちの才能である。
一点一点ゆっくり講評したくなるほど、様々な山水ができた。講師がテキトーなのも時にはいい。
ただ、驚いたことに、一度も墨を磨ったことがない子がほとんど。これは如何!?
写真は、参考のために持参した参考にならない私の水墨。
きなみさんに、器用貧乏、と。
だが、やめられない。よくいえば、文人の世界である。
境地にまだ達せられないだけなのだ。