OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

いいな~これ

2019年10月26日 | こども書道

今日は、筆の弾力を思いっきり感じて書いてもらいたい日。
「ふ」なんて字は、弾力だけで成り立っている字なんだと思う。
年長の子が書いた「ふ」のなんと豊かな表情なことか。
これからどんどん上手くなっても、こんなあったか~い字の書ける子のままでいてほしいと願う。






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銀鏡 森田千晶 和紙展

2019年10月09日 | 気になる展覧会

これらは私の銀座 +ノーションでの先ごろ終えた個展「雲のように 水のように」で、展示販売した「漉き込み和紙」作品。

これは、和紙を漉いた後に、書いた作品をのせ、さらにもう一枚、薄く漉いた和紙をのせ、三層にしたものだ。

漉くのはいいが、紙作りは原料作りで大半が決まる。原料の楮の表皮を削って、煮熟。そして、水でさらす。

柔らかくなった楮の皮を、叩いて叩いて柔らかくして、繊維のほぐれた状態にして、やっと漉ける状態になる。

さて、そんな和紙原料作りだが、今回、煮熟など工房でひなが見てくれ、さらしまでしてくれ、私の手助けをしてくれたのは、和紙作りの後輩になるが、今は、和紙作家として活躍する森田千晶である。


彼女は、オリジナルの和紙レースをつくり、壁面に使えるものからアクセサリーまで展開している。

そんな展示も見ごたえがあるが、今回は「銀鏡」というタイトルにある通り、銀箔を中心とした「箔」の世界をみせる。
先の東京都美術館等でのクリムト展で、クリムトが日本の箔に影響された装飾性ある絵画にちなんで、クリムトへのオマージュとして金銀箔の和紙ブローチを作り、クリムトグッズとして売られ好評だったようだ。

そこからもっと自由に、ブローチやカフス、イヤリングなど、ほかでは持てないアクセサリーが並ぶ。

日本文化をなにげなく身に着ける。
そんな感じ。

おまけに、そこでは、「太陽とゆず」コーディアルという濃縮ジュース?も一緒に売っていて、買ってきた。
キャップがかたく、開けるのに苦労したが、自然な味で、炭酸割がいける。


会場は、問屋街で観るだけでも楽しい馬喰町、馬喰横山からすぐ。最近はオシャレな店がちょこちょこある。

組む 東京
千代田区東神田1-13-16
03-5825-4233
www.kumu-tokyo.jp
「銀鏡・森田千晶 和紙展」
2019 10月5日から14日まで。
12時30分~19時(金曜20時まで)
9日、10日はお休み。

お散歩しながら、どうぞ。


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無事終了

2019年10月06日 | 日記
銀座 +ノーションでの個展「雲のように 水のように」無事終了。
久々の個展でした。書の個展にしては狭い会場でしたので、小品を意識し、ハンガリーイベントなどで準備もままならなかったので、普段着の書をみてもらった印象の個展となりました。

案内もままならない中、ノーションの案内はもちろん、ネットサイト「コ2」の連載を読んでくれていた方やFB「日本の夏じたく」の紹介できてくれた方など、うれしいかぎり。知人友人も案内ままならない中、多くお越しいただきました。ゆっくりできず申し訳なかったです。

写真は、昔、私が和紙でマンハッタンのビルをつくるための窓用穴あき和紙を使って、「無」を書いた軸。
穴が空いているので「無」なら書けると書いたもの。
悟りのない「無」だが、悟ったつもりで書いていないのが尊い「無」だ!?

お越しいただいた方、たぶんお礼状も書かないで終わる。
そんな小熊を許してください。

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鏡にうつる花 水にうつる月

2019年10月03日 | 書道・筆文字
手にしたいけど手にできないのは花? 月? 
求めるものは一つの……。


鏡花水月。
手にできそうで手にできない。まぼろし?

書道の先生らしく、行草で上手く書いてみた。
いや、違う。
淡墨にしてして品よくおさめてみた。
いやいや違う。
淡墨をすぎ、薄墨で出がらしのお茶のような墨色。
そしてそれに非合理というか破調というか……。

表装はいいものを合わせる。

10月6日まで、雲や水を師匠として学んでおります小熊の小作品個展。
+ノーション
銀座6-4-13 2階

銀座駅C2出口、東急プラザと公園の間の数寄屋通りを行き、交差点を過ぎ、次の交差点手前左。

「コ2」“書の身体 書は身体”を読んでくれていた方が訪ねてきてくれたり、うれしいこと多々。みなさんもお気軽にお越しください。

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