OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

木簡

2015年06月12日 | 書道・筆文字

筆法や形に捉われず、率直に書くと、自然に全力的になります。
これを乱暴書きのように思うかも知れないが、自然の姿として見ると、技巧に捉われたものより、強く心を打ち、そして親しみを感じるでしょう。
それは自由な心が、働いているからです。
字を書く最初の心であり、又最後の心でもあるのです。
皆さんも、こういった、筆法にしばられないものを一度習って、自由な心を養ってから、法則を習うとよいのです。

by 上田桑鳩 


木簡についての桑鳩の言葉である。
木簡を習ってもらうのに、考えていたことが最後の一行にあったので、ここに。

写真の方も、いい動き。
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2 コメント

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小指 (イタガキ トモコ)
2015-07-10 18:37:12
パソコンで小熊先生のブログを見つけました。
今日の木簡レッスンは今までの枠が広がる感じがじました。先生が見つけてくださった
筆を持つとき小指を上げる私のくせ、
確かに気がもれ少し緊張状態にになります。
パソコン打っているときも小指上がっているな~。
上半身が柔らかくなるよう、クセを見つめていきます。
小指の思い出 (小熊)
2015-07-10 23:24:13
小指を上げるとちょっと魅惑的?であるけれど、力が逃げる。
さて、上田桑鳩先生の一文はなかなか。再度読んで噛みしめてください。1898年生まれだったかな。私が書の道をめざそうと思ったときは、もうすでに星になっていましたが、のちのちまで影響を与えるって、生きていることとかわりませんね。

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