俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

2016年04月23日 | 写真教室 写真俳句紹介

犬でなく 泣いてもいない 春愁
(いぬでなく ないてもいない はるうれい)
S537 【季語】 春愁 【季節】 三春


花よりも 色艶ともに なまめかし
(はなよりも いろつやともに なまめかし)
S538 【季語】 花 【季節】 晩春


木漏れ日や 満開桜 まぶしかり
(こもれびや まんかいさくら まぶしかり)
S539 【季語】 桜 【季節】 晩春


色と艶 秘めて開かん 花つぼみ
(いろとつや ひめてひらかん はなつぼみ)
S540 【季語】 花 【季節】 晩春


散りし花 拾い集めて 贈り華
(ちりしはな ひろいあつめて おくりばな)
S541 【季語】 花 【季節】 晩春


控えても 豌豆の花 目立ちけり
(ひかえても えんどうのはな めだちけり)
S542 【季語】 花 【季節】 晩春


花時の 垣内に見る 棘の列
(はなどきの かきうちにみる とげのれつ)
S543 【季語】 花 【季節】 晩春


葱坊主 日本に欲しき 子沢山
(ねぎぼうず にほんにほしき こだくさん)
S544 【季語】 葱坊主 【季節】 晩春


花びらに 血潮流れて 春息吹
(はなびらに ちしおながれて はるいぶき)
S545 【季語】 春 【季節】 三春


花よりも ひねりに目行く 春の闇
(はなよりも ひねりにめいく はるのやみ)
S546 【季語】 春 【季節】 三春


一茎に 栄枯盛衰 春の花
(ひとくきに えいこせいすい はるのはな)
S547 【季語】 三月十一日 【季節】 三春


人知らず 林檎の花の 盛りをば
(ひとしらず りんごのはなの さかりをば)
S548 【季語】 林檎の花 【季節】 晩春


散り初むも 桜若葉の 緑映ゆ
(ちりそむも さくらわかばの みどりはゆ)
S549 【季語】 桜若葉 【季節】 初夏


苔むすも 桜若葉に 力あり
(こけむすも さくらわかばに ちからあり)
S550 【季語】 桜若葉 【季節】 初夏


撮り疲れ 魅せられ惑う 春の朝
(とりづかれ みせられまどう はるのあさ)
S551 【季語】 春 【季節】 三春


競い合う 姿色振り 初躑躅
(きそいあう すがたいろぶり はつつつじ)
S552 【季語】 躑躅 【季節】 晩春


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