俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

年の暮

2013年12月30日 | 俳句

鰤刺身 買い出し残る 年用意
(ぶりさしみ かいだしのこる としようい)
16356 【季語】 年用意 【季節】 仲冬


今年また 嫁御まかせの 年の暮
(ことしまた よめごまかせの としのくれ)
16357 【季語】 年の暮 【季節】 仲冬


賀状書き 責任果たし 年迎う
(がじょうがき せきにんはたし としむかう)
16358 【季語】 賀状書く 【季節】 仲冬


パソコンに 小さき指跡 年の暮
(ぱそこんに ちいさきゆびあと としのくれ)
16359 【季語】 年の暮 【季節】 仲冬


新暦 手に入らずに 暮れるやら
(しんごよみ てにはいらずに くれるやら)
16360 【季語】 新暦 【季節】 新年



蜂蜜レモン

2013年12月28日 | 俳句

御用なき 御用納めの うらめしき
(ごようなき ごようおさめの うらめしき)
16349 【季語】 御用納め 【季節】 仲冬


風邪気味の 越年気配 年の暮
(かぜぎみの えつねんけはい としのくれ)
16350 【季語】 年の暮 【季節】 仲冬


煤逃げに 居り所なき 身の細さ
(すすにげに おりじょなき みのほそさ)
16351 【季語】 煤逃げ 【季節】 仲冬


占いは 良いこと尽くめ 年の内
(うらないは よいことづくめ としのうち)
16352 【季語】 年の内 【季節】 仲冬


数え日や ストーブの音に 苛立ちぬ
(かぞえびや すとーぶのおとに いらだちぬ)
16353 【季語】 数え日 【季節】 仲冬


数え日や かかあ天下に 凄みあり
(かぞえびや かかあてんかに すごみあり)
16354 【季語】 数え日 【季節】 仲冬


ホットなる 蜂蜜レモン 冬の朝
(ほっとなる はちみつれもん ふゆのあさ)
16355 【季語】 冬 【季節】 三冬



冬ざるる

2013年12月22日 | 写真教室 写真俳句紹介

冬座敷 雨露加え おもてなし
(ふゆざしき あめつゆくわえ おもてなし)
16338 【季語】 冬 【季節】 三冬


雨上がり いろはもみじに 朱を添えて
(あめあがり いろはもみじに しゅをそえて)
16339 【季語】 いろはもみじ 【季節】 晩秋
いろはもみじ=いろはかえで


冬ざれて 達磨の姿 一休み
(ふゆざれて だるまのすがた ひとやすみ)
16340 【季語】 冬ざるる 【季節】 三冬
写真の書画は、京都妙心寺在。一休禅師の作?


もみじにも 色々ありぬ 人とても
(もみじにも いろいろありぬ ひととても)
16341 【季語】 もみじ 【季節】 晩秋


冬日射す 厳しさの中 杉立ちぬ
(ふゆびさす きびしさのなか すぎたちぬ)
16342 【季語】 冬日 【季節】 三冬


雨しずく 紅葉閉じ込む 色気あり
(あめしずく もみじとじこむ いろけあり)
16343 【季語】 紅葉 【季節】 晩秋


悴みて 涎かけすら 皺ありて
(かじかみて よだれかけすら しわありて)
16344 【季語】 悴む 【季節】 晩冬


雨霰 吹きても立ちぬ 冬の旅
(あめあられ ふきてもたちぬ ふゆのたび)
16345 【季語】 冬 【季節】 三冬


色づかぬ いろはかえでに 泪露
(いろづかぬ いろはかえでに なみだつゆ)
16346 【季語】 いろはかえで 【季節】 晩秋


極月や 菩薩の彼方 色光り
(ごくげつや ぼさつのかなた いろひかり)
16347 【季語】 極月 【季節】 晩冬
極月=師走=12月


枯園の 一翼担う 手水鉢
(かれそのの いちよくになう ちょうずばち)
16348 【季語】 枯園 【季節】 三冬





今朝の冬

2013年12月15日 | 写真教室 写真俳句紹介

夕焼けに 帰るを忘る 暮の秋
(ゆうやけに かえるをわする くれのあき)
16336 【季語】 暮の秋 【季節】 晩秋


甲山 遥か六甲 今朝の冬
(かぶとやま はるかろっこう けさのふゆ)
16337 【季語】 今朝の冬 【季節】 初冬
今朝の冬=立冬



2013年12月15日 | 写真

7年ほど前、朝のご近所散歩で知り合った友です。


フォトチャンネルを下記ブログへ移設しました。
http://blog.goo.ne.jp/katuzen-daigo/d/20131216

フォトチャンネル番号は、ch278524 です。
フォトチャンネルのアドレスは、http://blog.goo.ne.jp/photo/  です。

竹の春

2013年12月15日 | 写真教室 写真俳句紹介

今日も写真俳句です。過去に撮影した写真をもとに創りました。


京嵯峨野 緑の映えし 竹の春
(きょうさがの みどりのはえし たけのはる)
16330 【季語】 竹の春 【季節】 仲秋


大社 石の鳥居に もみじ燃ゆ
(おおやしろ いしのとりいに もみじもゆ)
16331 【季語】 もみじ 【季節】 晩秋


人麻呂の 歌碑に集うや 藁こづみ
(ひとまろの かひにつどうや わらこづみ)
16332 【季語】 藁こづみ 【季節】 晩秋
藁こづみ=藁塚


外来と 言えども元気 亀の子よ
(がいらいと いえどもげんき かめのこよ)
16333 【季語】 亀の子 【季節】 仲夏


丸山の 枝垂れ桜に 鳥も飛び
(まるやまの しだれざくらに とりもとび)
16334 【季語】 枝垂桜 【季節】 仲春


清水寺は ライトに負けじと 月も照り
(きよみずは らいとにまけじと つきもてり)
16335 【季語】 月 【季節】 三秋



色無き風

2013年12月14日 | 写真教室 写真俳句紹介

写真俳句です。過去に撮影した写真をもとに創りました。

明石の海 色無き風に 暮れ泥む
(あかしのみ いろなきかぜに くれなずむ)
16324 【季語】 色無き風 【季節】 三秋
色無き風=秋風


熊蝉は 最後の力 尽くすのみ
(くませみは さいごのちから つくすのみ)
16325 【季語】 熊蝉 【季節】 晩夏


鷺飛ぶを 諦めさせる 驟雨かな
(さぎとぶを あきらめさせる しゅううかな)
16326 【季語】 驟雨 【季節】 三夏


ランタンに 灯を点す 冬夕陽
(らんたんに あかりをともす ふゆゆうひ)
16327 【季語】 冬 【季節】 三冬


堤防の 修理手伝う 冬鴎
(ていぼうの しゅうりてつだう ふゆかもめ)
16328 【季語】 冬 【季節】 三冬


ビルの間に 顔出す月に 雲靡く
(びるのまに かおだすつきに くもなびく)
16329 【季語】 月 【季節】 三秋



冬籠

2013年12月14日 | 俳句

目ん玉は 嫁に喰わせて 鰤大根
(めんたまは よめにくわせて ぶりだいこん)
16320 【季語】 鰤大根 【季節】 三冬


風邪気味に 嫁はお出かけ 準備中
(かぜぎみに よめはおでかけ じゅんびちゅう)
16321 【季語】 風邪 【季節】 三冬


日向ぼこ 靴下の穴 弄び
(ひなたぼこ くつしたのあな もてあそび)
16322 【季語】 日向ぼこ 【季節】 三冬


体重計 何度も乗りて 冬籠
(たいじゅうけい なんどものりて ふゆごもり)
16323 【季語】 冬籠 【季節】 三冬