俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

9月30日 卑しさが顔に出にけり2A2F1K

2021年09月30日 | 俳句





宜なるか 邯鄲の夢 褪めるらし
むべなるか かんたんのゆめ さめるらし
21411 2021/9/30 【季語】 邯鄲 【季節】 初秋
宜(むべ)=もっともなこと。
邯鄲(かんたん)=人の世の盛衰が儚い喩え。
褪める(さめる)=色が無くなる。



今更に 品の問われし 勝ち相撲
いまさらに ひんのとわれし かちずもう
21412 2021/9/30 【季語】 相撲 【季節】 初秋
相撲は国技? 相撲道? 勝てば良いの? 土俵入りはダンスか? 
相撲に基本なんてあるの? 
協会は、親方は、目が無いのか?



食べるが佳 セブンイレブン 秋の宵
たべるがか せぶんいれぶん あきのよい
21413 2021/9/30 【季語】 秋の宵 【季節】 三秋



道端の 遊び恋しや 花芒
みちばたの あそびこいしや はなすすき
21414 2021/9/30 【季語】 花芒 【季節】 三秋



仲良しの 男三人 秋の旅
なかよしの おとこさんにん あきのたび
21415 2021/9/30 【季語】 秋 【季節】 三秋



皮薄き 蹠に感ず 秋の色
かわうすき あうらにかんず あきのいろ
21416 2021/9/30 【季語】 秋 【季節】 三秋



撮りまくれ 秋晴の空 流る雲
とりまくれ あきばれのそら ながるくも
21417 2021/9/30 【季語】 秋晴 【季節】 三秋



高感度 心で映す 秋の声
こうかんど こころでうつす あきのこえ
21418 2021/9/30 【季語】 秋 【季節】 三秋



我に寝る 楽しみ続く 夜長かな
われにねる たのしみつづく よながかな
21419 2021/9/30 【季語】 夜長 【季節】 三秋



田舎ほど 煌めき強き 星月夜
いなかほど きらめきつよき ほしづきよ
21420 2021/9/30 【季語】 星月夜 【季節】 三秋



迎え水 足して水でる 秋の井戸
むかえみず たしてみずでる あきのいど
21421 2021/9/30 【季語】 秋 【季節】 三秋



おさな妹 飽きること無く 栗拾う
おさないも あきることなく くりひろう
21422 2021/9/30 【季語】 栗拾い 【季節】 晩秋



闘鶏の 負けてご馳走 秋の夢
とうけいの まけてごちそう あきのゆめ
21423 2021/9/30 【季語】 秋 【季節】 三秋



鯨刺身 透き通る血に 醤油足し
くじらさしみ すきとおるちに しょうゆたし
21424 2021/9/30 【季語】 鯨 【季節】 三冬



物買えぬ 懐軽き キリギリス
ものかえぬ ふところかるき きりぎりす
21425 2021/9/30 【季語】 キリギリス 【季節】 初秋

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9月30日 老衰溢る

2021年09月30日 | 俳句




露寒や 老衰溢る あきつしま
つゆさむや ろうすいあふる あきつしま
21407 2021/9/30 【季語】 露寒 【季節】 晩秋


冷まじや 白け気分も 幾星霜
すさまじや しらけきぶんも いくせいそう
21408 2021/9/30 【季語】 冷まじ 【季節】 晩秋
冷まじ(すさまじ)=「荒ぶ(あらぶ)」「荒む(すさむ)」
=過ぎてしまって白けた気分。
=興ざめなこと。


新豆腐 噛み心地無く 腐り行く
しんとうふ かみここちなく くさりゆく
21409 2021/9/30 【季語】 新豆腐 【季節】 初秋


朝寒や かすみのあつさ 増すばかり
あささむや かすみのあつさ ますばかり
21410 2021/9/30 【季語】 朝寒 【季節】 晩秋
かすみ→霞ヶ関⇒滓(かす)が席

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9月30日 9月尽 玉響の時

2021年09月30日 | 三選俳句暦









秋麗 玉響の時 君想う
あきうらら たまゆらのとき きみおもう
1009 2006/9/30 【季語】 秋麗 【季節】 三秋
たまゆら(玉響)=勾玉同士が触れ合ってたてる微かな音のこと。
転じて、「ほんのしばらくの間」「一瞬」(瞬間)、
あるいは「かすか」を意味する古語。


秋風は 戀の魔法を しのばせて
あきかぜは こいのまほうを しのばせて
1010 2006/9/30 【季語】 秋風 【季節】 三秋


秋尽くや 白き青空 幾年ぞ
あきつくや しろきあおぞら いくとせぞ
20857 2020/9/30 【季語】 秋尽く 【季節】 晩秋
秋尽く=九月尽


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9月29日 蜻蛉の臀呫(とんぼのとなめ)

2021年09月29日 | 俳句







宵闇に 錆びたポストの 色も褪せ
よいやみに さびたぽすとの いろもあせ
21397 2021/9/29 【季語】 宵闇 【季節】 仲秋


夕暮れに 鳴く蜩は 風の朋
ゆうぐれに なくひぐらしは かぜのとも
21398 2021/9/29 【季語】 蜩 【季節】 初秋
蜩(ひぐらし)=かなかな。

あきつしま 蜻蛉の臀呫 ゆるく飛び
あきつしま とんぼのとなめ ゆるくとび
21399 2021/9/29 【季語】 蜻蛉 【季節】 三秋
蜻蛉の臀呫(とんぼのとなめ)=
蜻蛉の雌雄が交尾しながら輪になって飛ぶ様。


蜻蛉の目 映りしものは 何やらむ
とんぼのめ うつりしものは なにやらむ
21400 2021/9/29 【季語】 蜻蛉 【季節】 三秋


赤とんぼ 尾を弓なりに 風に耐え
あかとんぼ おをゆみなりに かぜにたえ
21401 2021/9/29 【季語】 赤とんぼ 【季節】 三秋


白樺に 水草紅葉 守られて
しらかばに みずくさもみじ まもられて
21402 2021/9/29 【季語】 水草紅葉 【季節】 晩秋
日光戦場ヶ原赤池

色付くも 散るをも早き 桜紅葉
いろづくも ちるをもはやき はなもみじ
21403 2021/9/29 【季語】 桜紅葉 【季節】 仲秋
花と同じくせっかちですね。

柿紅葉 斑点の色 多彩なり
かきもみじ はんてんのいろ たさいなり
21404 2021/9/29 【季語】 柿紅葉 【季節】 晩秋


リヤカーから 出を仰ぎ見る 朝の月
りやかーから でをあおぎみる あさのつき
21405 2021/9/29 【季語】 朝の月 【季節】 三秋
朝の月=有明の月

思い馳す 明日の我が身の そぞろ寒
おもいはす あすのわがみの そぞろさむ
21406 2021/9/29 【季語】 そぞろ寒 【季節】 仲秋

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9月29日 夜半の秋

2021年09月29日 | 俳句





秋暁や リヤカーを押す 祖母の顔
しゅうぎょうや りやかーをおす そぼのかお
21385 2021/9/29 【季語】 秋暁 【季節】 三秋
      

秋真昼 両の掌 宙を受く
あきまひる りょうのてのひら ちゅうをうく
21386 2021/9/29 【季語】 秋真昼 【季節】 三秋


秋の暮 我も一人の 宇宙人
あきのくれ われもひとりの うちゅうじん
21387 2021/9/29 【季語】 秋の暮 【季節】 三秋


秋の宵 家路を急ぐ 人の群れ
あきのよい いえじをいそぐ ひとのむれ
21388 2021/9/29 【季語】 秋の宵 【季節】 三秋


夜半の秋 月風虫の 旅衣
よわのあき つきかぜむしの たびころも
21389 2021/9/29 【季語】 夜半の秋 【季節】 三秋


長き夜や 耳を澄ませば 汽笛鳴る
ながきよや みみをすませば きてきなる
21390 2021/9/29 【季語】 長き夜 【季節】 三秋


秋麗 虚空碧空 身近なり
あきうらら こくうへきくう みぢかなり
21391 2021/9/29 【季語】 秋麗 【季節】 三秋


秋澄むや 天の高さに 手を伸ばし
あきすむや てんのたかさに てをのばし
21392 2021/9/29 【季語】 秋澄む 【季節】 三秋


秋の気や 向こうから来る 背中からも
あきのきや むこうからくる せなからも
21393 2021/9/29 【季語】 秋の気 【季節】 三秋


爽やかや 陽射しもなんも ものとせず
さわやかや ひざしもなんも ものとせず
21394 2021/9/29 【季語】 爽やか 【季節】 三秋


身に沁むや 一歩一歩に 道の風
みにしむや いっぽいっぽに みちのかぜ
21395 2021/9/29 【季語】 身に沁む 【季節】 三秋


律の風 行きて戻りて 歩も軽く
りちのかぜ ゆきてもどりて ほもかるく
21396 2021/9/29 【季語】 律の風 【季節】 三秋
律の風=秋らしい感じのする風=律の調べ

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9月29日 とうふやと言う豆腐屋

2021年09月29日 | 三選俳句暦






稲架の中 隠れし妹の 足が見え
はざのなか かくれしいもの あしがみえ
1007 2006/9/29 【季語】 稲架 【季節】 晩秋


とうふやと 言う豆腐屋の 秋の味
とうふやと いうとうふやの あきのあじ
10544 2009/9/29 【季語】 秋 【季節】 三秋


川沿いの 芒穂靡く 風の筋
かわぞいの すすきほなびく かぜのすじ
19885 2018/9/29 【季語】 芒の穂 【季節】 晩秋



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9月28日 銀漢

2021年09月28日 | 俳句




品と格 休みばかりの 大相撲
ひんとかく やすみばかりの おおずもう
21368 2021/9/28 【季語】 大相撲 【季節】 初秋


露の世に 嫁のおやつは えびせんと
つゆのよに よめのおやつは えびせんと
21369 2021/9/28 【季語】 露の世 【季節】 三秋


耳元で 嫁が知らせる 良夜かな
みみもとで よめがしらせる りょうやかな
21370 2021/9/28 【季語】 良夜 【季節】 三秋


秋風や 床に誘う 眠りかな
あきかぜや とこにいざなう ねむりかな
21371 2021/9/28 【季語】 秋風 【季節】 三秋


行く秋や 足で割りたる 栗の毬
いくあきや あしでわりたる くりのいが
21372 2021/9/28 【季語】 行く秋 【季節】 晩秋


皮剥がす 苦労の先の 熟柿かな
かわはがす くろうのさきの じゅくしかな
21373 2021/9/28 【季語】 熟柿 【季節】 晩秋


家の巣に 戻らぬ燕 巣立ちかな
いえのすに もどらぬつばめ すだちかな
21374 2021/9/28 【季語】 燕帰る 【季節】 仲秋


年古れど 博多純情 銀漢と
としふれど はかたじゅんじょう ぎんかんと
21375 2021/9/28 【季語】 銀漢 【季節】 初秋
銀漢(銀漢)=天の川。銀の男?

草の露 遺りしものは 葉ばかりか
くさのつゆ のこりしものは はばかりか
21376 2021/9/28 【季語】 草の露白し 【季節】 仲秋
草の露=白露。憚り(はばかり)=遠慮する。京都では「トイレ」

漆黒の 夜長の空に 星一つ
しっこくの よながのそらに ほしひとつ
21377 2021/9/28 【季語】 夜長 【季節】 三秋


桜紅葉 二度の楽しみ 色と艶
はなもみじ にどのたのしみ いろとつや
21378 2021/9/28 【季語】 紅葉 【季節】 晩秋


闇の世に 耳を澄ませば 秋愁い
やみのよに みみをすませば あきうれい
21379 2021/9/28 【季語】 秋愁 【季節】 三秋


鴉啼き 下弦の月に 雲掛かる
からすなき かげんのつきに くもかかる
21380 2021/9/28 【季語】 月 【季節】 三秋


満月で なくてもやはり 今日の月
まんげつで なくてもやはり きょうのつき
21381 2021/9/28 【季語】 今日の月 【季節】 仲秋


バス停で 見上げる空に 今日の月
ばすていで みあげるそらに きょうのつき
21382 2021/9/28 【季語】 今日の月 【季節】 仲秋


水を飲む その流れ様 秋ならで
みずをのむ そのながれさま あきならで
21383 2021/9/28 【季語】 秋 【季節】 三秋


宵闇は その日暮らしの 面白さ
よいやみは そのひぐらしの おもしろさ
21384 2021/9/28 【季語】 宵闇 【季節】 仲秋

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9月28日  三度目

2021年09月28日 | 俳句




あやまちは 宣言解除 暮の秋
あやまちは せんげんかいじょ くれのあき
21352 2021/9/28 【季語】 暮の秋 【季節】 晩秋


二匹目の 泥鰌狙い 泥縄に
にひきめの どじょうねらい どろなわに
21353 2021/9/28 【季語】 泥鰌 【季節】 三夏
政策が成功したと思っているのか?
国民が辛抱している成果だぜ。
国民の命より、自分党!!
国会も開かず、議員は何をしているのか??
決まってる、選挙対策。
今度は、選挙買収に何兆円だすのか?
紅葉見に行くの???


三度目は 仮病通じぬ 安芸の人
さんどめは けびょうつうじぬ あきのひと
21354 2021/9/28 【季語】 秋 【季節】 三秋
2Aの薄笑!薄氷だったりして。

逃げ上手 正体見たり 枯れ尾花
にげじょうず しょうたいみたり かれおばな
21355 2021/9/28 【季語】 枯尾花 【季節】 三冬
偉いと思っている、
恐いと思っている実態が実態であるつまらない物である喩え。
尾花じゃなくて枯尾花!!
おお寒!!



ノリベンは 判読可能 暮の秋
のりべんは はんどくかのう くれのあき
21356 2021/9/28 【季語】 暮の秋 【季節】 晩秋
秋の終わりには、そうなるだろう!!

一粒が 一俵となる 小春日和かな
ひとつぶが いっぴょうとなる ひよりかな
21357 2021/9/28 【季語】 小春日和 【季節】 初冬
青年よ、頑張れば、一票が千票、万票、億票にも通じる!
 臆病にはなるな!!


一票が 世の中変える あかまんま
いっぴょうが よのなかかえる あかまんま
21358 2021/9/28 【季語】 あかまんま 【季節】 初秋
あかまんま=犬蓼(いぬたで)花。 赤飯とも。血とも。

名月に 芒付き物 飾る物
めいげつに すすきつきもの かざるもの
21359 2021/9/28 【季語】 名月 【季節】 仲秋


護美だしで 聞こえしものは 草雲雀
ごみだしで きこえしものは くさひばり
21360 2021/9/28 【季語】 草雲雀 【季節】 初秋


雲海は 下に見るもの 見えるもの
うんかいは したにみるもの みえるもの
21361 2021/9/28 【季語】 雲海 【季節】 晩夏


コロナ禍や 頭で描く うすもみじ
ころなかや あたまでえがく うすもみじ
21362 2021/9/28 【季語】 うすもみじ 【季節】 仲秋



うすもみじ ひとはひとはに いろみごろ
うすもみじ ひとはひとはに いろみごろ
21363 2021/9/28 【季語】 うすもみじ 【季節】 仲秋


俺の秋 どこに行ったか 探そうぜ
おれのあき どこにいったか さがそうぜ
21364 2021/9/28 【季語】 秋 【季節】 三秋


腕時計 四半世紀 蓑虫に
うでどけい しはんせいき みのむしに
21365 2021/9/28 【季語】 蓑虫 【季節】 三秋


舌より目 秋の七草 目の薬
したよりめ あきのななくさ めのくすり
21366 2021/9/28 【季語】 秋の七草 【季節】 三秋
春の七草=うまい。秋の七草=うつくしい。

目覚ましや 体内時計 間引き菜や
めざましや たいないどけい まびきなや
21367 2021/9/28 【季語】 間引菜 【季節】 仲秋
間引き菜(まびきな)=
大根、人参、小松菜などを間引いた若菜のこと。
若い葉などを間引いた若い葉は、柔らかく、辛みも灰汁もなく食べやすい。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9月28日 秋扇 

2021年09月28日 | 三選俳句暦






下々を 知らぬ存ぜぬ 秋扇
しもじもを しらぬぞんぜぬ あきおうぎ
7313 2008/9/28 【季語】 秋扇 【季節】 初秋
国民は選挙の時だけ上人、済んでしまえば下人。
代議士は、脳が無くとも3日やったら辞められぬとか。


雲乱れ 立待月は 見え隠れ
くもみだれ たちまちづきは みえかくれ
19880 2018/9/28 【季語】 立待月 【季節】 仲秋
立待月=十七夜。

秋夕陽 背伸びしている 影法師
あきゆうひ せのびしている かげぼうし
20565 2019/9/28 【季語】 秋夕陽 【季節】 三秋



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9月27日 籾殻焼き

2021年09月27日 | 俳句






我がポッケ 団栗拾う 妹の為
わがぽっけ どんぐりひろう いものため
21332 2021/9/27 【季語】 団栗 【季節】 晩秋


秋暑し 行く先待ちの 救急車
あきあつし ゆくさきまちの きゅうきゅうしゃ
21333 2021/9/27 【季語】 秋暑し 【季節】 初秋


口だけの 行動も無き 政の秋
くちだけの こうどうもなき せいのあき
21334 2021/9/27 【季語】 秋 【季節】 三秋


身に沁むや 哀れ勝れる 政事
みにしむや あわれまされる まつりごと
21335 2021/9/27 【季語】 身に沁む 【季節】 三秋
政治家のあわれか? 国民のあわれか?

山粧う 少子に触れぬ 女女二人
やまよそう しょうしにふれぬ めめふたり
21336 2021/9/27 【季語】 山粧う 【季節】 三秋
少子、男女平等、、、。何故、主張できぬのか?

長き夜や 号令のみの 心なし
ながきよや ごうれいのみの こころなし
21337 2021/9/27 【季語】 長き夜 【季節】 三秋


大花野 恨み辛みの 小物人
おおはなの うらみつらみの こものびと
21338 2021/9/27 【季語】 花野 【季節】 三秋


秋雷や 停電なくば よいものを
しゅうらいや ていでんなくば よいものを
21339 2021/9/27 【季語】 秋雷 【季節】 初秋
停電に弱い東京。大丈夫?

木守柿 小さな灯り 消えずして
きもりがき ちいさなあかり きえずして
21340 2021/9/27 【季語】 木守柿 【季節】 三冬


泡立草 秋の麒麟草 同じ花
あわだちそう あきのきりんそう おなじはな
21341 2021/9/27 【季語】 泡立草 【季節】 初秋


青空が 白けて見える 今朝の秋
あおぞらが しらけてみえる けさのあき
21342 2021/9/27 【季語】 今朝の秋 【季節】 三秋


秋空よ あの青欲しき 青欲しき
あきぞらよ あのあおほしき あおほしき
21343 2021/9/27 【季語】 秋 【季節】 三秋


秋冷えや 不善なさずも 閑居する
あきびえや ふぜんなさずも かんきょする
21344 2021/9/27 【季語】 秋冷 【季節】 三秋


蟋蟀や どう読めるのか どう啼くか
こおろぎや どうよめるのか どうなくか
21345 2021/9/27 【季語】 蟋蟀 【季節】 三秋
蟋蟀(こおろぎ)=キリギリス

露時雨 落ちる具合も 濡れ様も
つゆしぐれ おちるぐあいも ぬれようも
21346 2021/9/27 【季語】 露時雨 【季節】 晩秋


月映える 向月台と 銀沙灘
つきはえる こうげつだいと ぎんしゃだん
21347 2021/9/27 【季語】 月 【季節】 三秋
銀閣寺の砂のモニュメント

ボケ進化 忘扇を 開き見る
ぼけしんか わすれおうぎを ひらきみる
21348 2021/9/27 【季語】 忘扇 【季節】 三秋


秋澄むや 終括日誌に 書けなくて
あきすむや しゅうかつにっしに かけなくて
21349 2021/9/27 【季語】 秋澄む 【季節】 三秋


名月や 暗闇好きの 後ろ影
めいげつや くらやみずきの うしろかげ
21350 2021/9/27 【季語】 名月 【季節】 仲秋


寂しさに 包まれ居りし 秋の暮
さびしさに つつまれおりし あきのくれ
21351 2021/9/27 【季語】 秋の暮 【季節】 三秋



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9月27日 鰯雲

2021年09月27日 | 俳句





風吹かば 鰯雲から 鱗雲
かぜふかば いわしぐもから うろこぐも
21320 2021/9/27 【季語】 鰯雲 【季節】 三秋


幾つもの 稲架が繋がる 明日香道
いくつもの はざがつながる あすかみち
21321 2021/9/27 【季語】 稲架 【季節】 晩秋


段々の 棚田の畦に 芒咲く
だんだんの たなだのあぜに すすきさく
21322 2021/9/27 【季語】 芒 【季節】 三秋


曼珠沙華 道案内よろしく 畦の道
まんじゅしゃげ あないよろしく あぜのみち
21323 2021/9/27 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


振り仮名を 付けても読めぬ 秋の子等
ふりがなを つけてもよめぬ あきのこら
21324 2021/9/27 【季語】 秋 【季節】 三秋


能弁と 詭弁渦巻く 秋戦
のうべんと きべんうずまく あきいくさ
21325 2021/9/27 【季語】 秋 【季節】 三秋
訪米で元気が出たか前宰相? 
元宰相、退陣すると元気が出るか安芸の人。
もみじ??会いつやるの?


向き合わず 秋には不向き 風車
むきあわず あきにはふむき ふうしゃ
21326 2021/9/27 【季語】 秋 【季節】 三秋


このところ 夜霧と合わぬ 裕ちゃんよ
このところ よぎりとあわぬ ゆうちゃんよ
21327 2021/9/27 【季語】 夜霧 【季節】 三秋


秋の暮 尿漏れすらも 友達に
あきのくれ にょうもれすらも ともだちに
21328 2021/9/27 【季語】 秋の暮 【季節】 三秋


終活は 秋と同じく 女の心
しゅうかつは あきとおなじく めのこころ
21329 2021/9/27 【季語】 秋 【季節】 三秋


秋風は 守護霊ととも 後から
あきかぜは しゅごれいととも うしろから
21330 2021/9/27 【季語】 秋風 【季節】 三秋


立ち上る 籾殻焼きの 白煙
たちのぼる もみがらやきの しろけむり
21331 2021/9/27 【季語】 籾殻焼く 【季節】 晩秋



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9月27日 見えぬ兎

2021年09月27日 | 三選俳句暦






右に箸 左リモコン 食の秋
みぎにはし ひだりりもこん しょくのあき
0985 2006/9/27 【季語】 食の秋 【季節】 三秋


秋の夜に 見えぬ兎を 捜しけり
あきのよに みえぬうさぎを さがしけり
7305 2008/9/27 【季語】 秋の夜 【季節】 三秋


老いたれば 林檎より柿が 好みなり
おいたれば りんごよりかきが このみなり
10538 2009/9/27 【季語】 柿 【季節】 晩秋



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9月26日 稲光

2021年09月26日 | 俳句






秋深し  もの悲しさと 寂しさと
あきふかし  ものがなしさと さびしさと
21304 2021/9/26 【季語】 秋深し 【季節】 晩秋


うすもみじ 日一日と 赤み増し
うすもみじ ひいちにちと あかみまし
21305 2021/9/26 【季語】 秋の暮 【季節】 晩秋


この道や 一人行く身の 秋の暮
このみちや ひとりいくみの あきのくれ
21306 2021/9/26 【季語】 秋の暮 【季節】 晩秋


仰向けの 落蝉の腹 透けて居り
あおむけの おちせみのはら すけており
21307 2021/9/26 【季語】 落蝉 【季節】 晩夏
初秋とする人も。

あやまちは 敗戦は敗戦なり 生身魂
あやまちは まけはまけなり いきみたま
21308 2021/9/26 【季語】 生身魂 【季節】 初秋


御用済み なんと侘しや 棄案山子
ごようずみ なんとわびしや すてかかし
21309 2021/9/26 【季語】 案山子 【季節】 三秋


雲の間を 横に爆走 稲光
くものまを よこにばくそう いなびかり
21310 2021/9/26 【季語】 稲光 【季節】 初秋


種なしの 冷えた葡萄に 舌鼓
たねなしの ひえたぶどうに したつづみ
21311 2021/9/26 【季語】 葡萄 【季節】 仲秋


秋の空 白さが目立つ 青さかな
あきのそら しろさがめだつ あおさかな
21312 2021/9/26 【季語】 秋 【季節】 三秋


赤とんぼ 一匹なりしは さみしさが
あかとんぼ いっぴきなりしは さみしさが
21313 2021/9/26 【季語】 赤とんぼ 【季節】 三秋


風に弱 千切れ千切れて 鰯雲
かぜによわ ちぎれちぎれて いわしぐも
21314 2021/9/26 【季語】 鰯雲 【季節】 三秋


秋風や つむじ曲がりの 風の筋
あきかぜや つむじまがりの かぜのすじ
21315 2021/9/26 【季語】 秋の風 【季節】 三秋


振り向けば ひんやり判る 秋の風
ふりむけば ひんやりわかる あきのかぜ
21316 2021/9/26 【季語】 秋の風 【季節】 三秋


秋の風 指吹き抜ける さみしさよ
あきのかぜ ゆびふきぬける さみしさよ
21317 2021/9/26 【季語】 秋の風 【季節】 三秋


終活や 明日は我が身と 秋愁い
しゅうかつや あすはわがみと あきうれい
21318 2021/9/26 【季語】 秋愁い 【季節】 三秋


秋の夜や 泣き声聞こゆ 妹の夢
あきのよや なきごえきこゆ いものゆめ
21319 2021/9/26 【季語】 秋 【季節】 三秋


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9月26日 火炎車 彼岸花

2021年09月26日 | 三選俳句暦






秋の夕 細く伸びゆく 影法師
あきのゆう ほそくのびゆく かげぼうし
0981 2006/9/26 【季語】 秋の夕 【季節】 三秋


暮泥み 薄の色も 金色に
くれなずみ すすきのいろも こんじきに
7290 2008/9/26 【季語】 薄 【季節】 晩秋


燃えさかる 火炎車の 彼岸花
もえさかる かえんぐるまの ひがんばな
19869 2018/9/26 【季語】 彼岸花 【季節】 仲秋



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9月25日 自遊人

2021年09月25日 | 俳句




食べて寝て また寝て食べて 秋深し
たべてねて またねてたべて あきふかし
21288 2021/9/25 【季語】 秋深し 【季節】 晩秋


食べたきは いよいよ伊予の 芋煮会
たべたきは いよいよいよの いもにかい
21289 2021/9/25 【季語】 名月 【季節】 仲秋


名月は 八年振りの 輝きを
めいげつは はちねんぶりの かがやきを
21290 2021/9/25 【季語】 名月 【季節】 仲秋


風吹けば ゆらゆらゆらと 薄の穂
かぜふけば ゆらゆらゆらと すすきのほ
21291 2021/9/25 【季語】 薄の穂 【季節】 晩秋


枯れ草は 風にそよぎて 秋の暮
かれくさは かぜにそよぎて あきのくれ
21292 2021/9/25 【季語】 秋の暮 【季節】 晩秋


秋の雲 定型無きは 昔から
あきのくも ていけいなきは むかしから
21293 2021/9/25 【季語】 秋 【季節】 三秋


朝露に 裾を濡らして 朋となる
あさつゆに すそをぬらして ともとなる
21294 2021/9/25 【季語】 朝露 【季節】 三秋


さざ波の 煌めきに似し 天の川
さざなみの きらめきににし あまのがわ
21295 2021/9/25 【季語】 天の川 【季節】 初秋


廃人が 徘徊しての 秋の暮
はいじんが はいかいしての あきのくれ
21296 2021/9/25 【季語】 秋の暮 【季節】 晩秋


秋扇 我も同じく 役立たず
あきおうぎ われもおなじく やくたたず
21297 2021/9/25 【季語】 秋扇 【季節】 初秋


露の世と 判り初めて 生きてます
つゆのよと わかりはじめて いきてます
21298 2021/9/25 【季語】 露の世 【季節】 三秋


内外の 海の交わり 秋の志賀
ないがいの うみのまじわり あきのしが
21299 2021/9/25 【季語】 秋 【季節】 三秋
志賀島に伸びる砂州が博多湾と玄海灘を分けてます。

純情は 博多っ子のみか 秋の波
じゅんじょうは はかたっこのみか あきのなみ
21300 2021/9/25 【季語】 秋 【季節】 三秋
福岡市外で育ち、博多に憧れていました。います。博多山笠担ぎたかった。

どの道も 唯我独尊 秋の暮
どのみちも ゆいがどくそん あきのくれ
21301 2021/9/25 【季語】 秋の暮 【季節】 晩秋


秋深し 我は天下の 自遊人
あきふかし われはてんかの じゆうじん
21302 2021/9/25 【季語】 秋深し 【季節】 晩秋


秋の暮 遊びし妹が 気にかかり
あきのくれ あそびしいもが きにかかり
21303 2021/9/25 【季語】 秋の暮 【季節】 晩秋


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする