俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

2月28日 2月尽

2019年02月28日 | 俳句

友欲しく 酒欲しき夜の 二月尽
(ともほしく さけほしきよの にがつじん)
20187 【季語】 二月尽 【季節】 初春
二月尽=二月の終わり。


春愁や 終わりにしたき 食べ過ぎを
(しゅんしゅうや おわりにしたき たべすぎを)
20188 【季語】 春愁 【季節】 三春


我を見る 鏡の我に 春愁
(われをみる かがみのわれに はるうれい)
20189 【季語】 春愁 【季節】 三春


次々と 音変化する 春の土
(つぎつぎと おとへんかする はるのつち)
20190 【季語】 春の土 【季節】 三春


亀啼くや 投げる餌無く 柏手を
(かめなくや なげるえさなく かしわでを)
20191 【季語】 亀鳴く 【季節】 三春
柏手(かしわで)=拍手と同義語。


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2月28日

2019年02月28日 | 三選俳句暦

2008年2月28日
漣の 立ちてそぼ降る 春の雨
(さざなみの たちてそぼふる はるのあめ)
9119 【季語】 春の雨 【季節】 三春


2011年2月28日
盆の上 凝縮されし 梅姿
(ぼんのうえ ぎょうしゅくされし うめすがた)
13027 【季語】 盆梅 【季節】 初春


2013年2月28日
儘ならぬ 痩せて太って 二月尽
(ままならぬ やせてふとって にがつじん)
15418 【季語】 二月尽 【季節】 初春


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2月27日 春の暮

2019年02月27日 | 俳句

陽を浴びて 蛍光発す 菜花片
(ひをあびて けいこうはっす なはなびら)
20177 【季語】 菜の花 【季節】 晩春


歯が無くて 顔縮みける 春の闇
(はがなくて かおちぢみける はるのやみ)
20178 【季語】 春の闇 【季節】 三春


うららかや 堰の音に聞く 母の声
(うららかや せきのねにきく ははのこえ)
20179 【季語】 うららか 【季節】 三春


一輪の 梅の花に見る ありのまま
(いちりんの うめのはなにみる ありのまま)
20180 【季語】 梅の花 【季節】 初春


梅と菊 道真公の 好みもの
(うめときく みちざねこうの このみもの)
20181 【季語】 梅 【季節】 初春


太陽の 子と呼ばれたく 山笑う
(たいようの ことよばれたく やまわらう)
20182 【季語】 山笑う 【季節】 三春


春雨や 江戸前にぎり 義弟の味
(はるさめや えどまえにぎり ぎていのあじ)
20183 【季語】 春雨 【季節】 三春


雛飾り 少なくなりし 人形屋
(ひなかざり すくなくなりし にんぎょうや)
20184 【季語】 雛飾り 【季節】 仲春


岬にも やがて訪る 春の暮
(みさきにも やがておとずる はるのくれ)
20185 【季語】 春の暮 【季節】 三春


梅が枝に 目白のつがい 戯れり
(うめがえに めじろのつがい たわむれり)
20186 【季語】 梅 【季節】 初春


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2月27日

2019年02月27日 | 三選俳句暦

2007年2月27日
手をかざし 春の息吹を 空に見る
(てをかざし はるのいぶきを そらにみる)
2559 【季語】 春 【季節】 三春


2008年2月27日
原色の 香り滲ませ 椿散る
(げんしょくの かおりにじませ つばきちる)
9112 【季語】 椿 【季節】 三春


2012年2月27日
梅が香の 深みを増して 山社
(うめがかの ふかみをまして やまやしろ)
13810 【季語】 梅が香 【季節】 初春


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2月26日 梅東風

2019年02月26日 | 俳句

春めきて 時の流れも ゆっくりと
(はるめきて ときのながれも ゆっくりと)
20167 【季語】 春めく 【季節】 初春


一葉の はがき届きて 春きざす
(いちようの はがきとどきて はるきざす)
20168 【季語】 春きざす 【季節】 初春


口開けて 立ち泳ぎする 春の鯉
(くちあけて たちおよぎする はるのこい)
20169 【季語】 春 【季節】 三春


池の鯉 餌求む口に 春動く
(いけのこい えもとむくちに はるうごく)
20170 【季語】 春動く 【季節】 初春


春の昼 下弦の月の 青空に
(はるのひる かげんのつきの あおぞらに)
20171 【季語】 春 【季節】 三春


春の土 走って確かむ 柔らかさ
(はるのつち はしってたしかむ やわらかさ)
20172 【季語】 春 【季節】 三春


フェンス越し 中学生の声 木の芽風
(ふぇんすごし がくせいのこえ きのめかぜ)
20173 【季語】 木の芽 【季節】 三春
木の芽風=木の芽どきに吹く風のこと。


積ん読の 癖直らずに 二月尽
(つんどくの くせなおらずに にがつじん)
20174 【季語】 二月尽 【季節】 初春
二月尽=二月の末。


呑んべには 遅日が憎い 日に見えて
(のんべには ちじつがにくい ひにみえて)
20175 【季語】 遅日 【季節】 三春
遅日(ちじつ)=春の日が遅々として暮れかねること。
=日永(ひなが)。


梅東風や 忘れてくれるな 太宰の府
(うめごちや わすれてくれるな だざいのふ)
20176 【季語】 梅東風 【季節】 三春
梅東風(うめごち)=東風(こち)=春に吹く東の風。
〈桜東風(さくらごち)〉〈雲雀東風(ひばりごち)〉など時期に応じた名をつけて呼ぶ。


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2月26日

2019年02月26日 | 三選俳句暦

2007年2月26日
行く雲も 流れる水も 春の色
(ゆくくもも ながれるみずも はるのいろ)
2548 【季語】 春の色 【季節】 三春


2015年2月26日
春雨や 差すかささずか 濡れ惑い
(はるさめや さすかささずか ぬれまどい)
17411 【季語】 春雨 【季節】 三春


2015年2月26日
春愁い 影に見出す 己が齢
(はるうれい かげにみいだす おのがとし)
17413 【季語】 春愁 【季節】 三春


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2月25日

2019年02月25日 | 三選俳句暦

2009年2月25日
水温み 欄干より見る 亀の顔
(みずぬるみ らんかんよりみる かめのかお)
9079 【季語】 水温む 【季節】 仲春


2010年2月25日
白梅に 契りしことも 昔日に
(しらうめに ちぎりしことも せきじつに)
11766 【季語】 白梅 【季節】 初春


2015年2月25日
我が居場所 捜しあぐねて 春朧
(わがいばしょ さがしあぐねて はるおぼろ)
17401 【季語】 春朧 【季節】 三春


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2月24日

2019年02月24日 | 三選俳句暦

2006年2月24日
頬つたう 風の温もり 春を見る
(ほおつたう かぜのぬくもり はるをみる)
167 【季語】 春 【季節】 三春


2007年2月24日
春の風邪 自堕落故と 言うなかれ
(はるのかぜ じだらくゆえと いうなかれ)
5719 【季語】 春の風邪 【季節】 三春


2015年2月24日
お出掛けの 春は名のみの 装いに
(おでかけの はるはなのみの よそおいに)
17380 【季語】 春 【季節】 三春


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2月23日

2019年02月23日 | 三選俳句暦

2006年2月23日
銭無くも 朝寝貪る 贅は無し
(ぜになくも あさねむさぼる ぜいはなし)
162 【季語】 朝寝 【季節】 三春


2008年2月23日
黄昏て 雨降る夜の 春の寒
(たそがれて あめふるよるの はるのさむ)
9045 【季語】 春の寒 【季節】 初春


2018年2月23日
風啼きて 傾ぎし春の 竹林
(かぜなきて かしぎしはるの たけばやし)
19423 【季語】 春 【季節】 三春


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2月22日

2019年02月22日 | 三選俳句暦

2008年2月22日
木の芽和 酒の肴の 年の功
(このめあえ さけのさかなの としのこう)
9025 【季語】 木の芽和 【季節】 三春


2008年2月22日
春時雨 雫カバーの 溜まり水
(はるしぐれ しずくかばーの たまりみず)
9034 【季語】 春時雨 【季節】 三春


2011年2月22日
物忘れ 朧影ある 午後の月
(ものわすれ おぼろかげある ごごのつき)
13012 【季語】 朧 【季節】 三春


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2月21日

2019年02月21日 | 三選俳句暦

2007年2月21日
春眠は 忘れた頃に やって来る
(しゅんみんは わすれたころに やってくる)
2501 【季語】 春眠 【季節】 三春


2008年2月21日
ひっそりと 梅の花咲く のどかさよ
(ひっそりと うめのはなさく のどかさよ)
9014 【季語】 梅の花 【季節】 初春


2011年2月21日
まだあった 涙に笑い おらが春
(まだあった なみだにわらい おらがはる)
13011 【季語】 春 【季節】 三春


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2月20日

2019年02月20日 | 三選俳句暦

2010年2月20日
風光る 空に舞いたる ラジコン機
(かぜひかる そらにまいたる らじこんき)
11719 【季語】 風光る 【季節】 三春


2012年2月20日
眠れぬ夜 思考スパイラル 春の闇
(ねむれぬよ しこうすぱいらる はるのやみ)
13805 【季語】 春の闇 【季節】 三春


2018年2月20日
手枕で 朝寝する癖 悪い癖
(たまくらで あさねするくせ わるいくせ)
19389 【季語】 朝寝 【季節】 三春

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2月19日

2019年02月19日 | 三選俳句暦

2007年2月19日
川岸に 囀りありて 姿なし
(かわぎしに さえずりありて すがたなし)
5669 【季語】 囀り 【季節】 三春


2008年2月19日
竹の秋 嵯峨野に吹く風 瑞々し
(たけのあき さがのにふくかぜ みずみずし)
8996 【季語】 竹の秋 【季節】 三春


2010年2月19日
山の端を 裾に辿れば 春景色
(やまのはを すそにたどれば はるげしき)
11710 【季語】 春 【季節】 三春


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2月18日 雨水(うすい)

2019年02月18日 | 俳句

春の鴨 川面を分かち 飛び立ちぬ
(はるのかも かわもをわかち とびたちぬ)
20162 【季語】 春【季節】 三春


東風甘し 屋根に登りし 昔あり
(こちあまし やねにのぼりし むかしあり)
20163 【季語】 東風 【季節】 三春


寒月の 待宵月を 期待せし
(かんげつの まちよいづきを きたいせし)
20164 【季語】 寒月 【季節】 三冬
待宵月=満月前夜の月。
翌日の満月を楽しみに待つ、という意味。


蘖に 梅一輪の 光かな
(ひこばえに うめいちりんの ひかりかな)
20165 【季語】 梅 【季節】 初春
蘖=ひこばえ=樹木の切り株や根元から生えてくる若芽のこと。


緑なす 池に雲ある 雨水かな
(みどりなす いけにくもある うすいかな)
20166 【季語】 雨水 【季節】 初春
雨水=2月18日頃の雨。


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2月18日

2019年02月18日 | 三選俳句暦

2007年2月18日
梅見出て 人見て帰る 大阪城
(うめみでて ひとみてかえる おおさかじょう)
2458 【季語】 梅見 【季節】 初春


2007年2月18日
風よ吹け 春一番よ 我が戀よ
(かぜよふけ はるいちばんよ わがこいよ)
2463 【季語】 春一番 【季節】 仲春


2007年2月18日
春空へ 缶蹴りあげて 夢覚めり
(はるぞらへ かんけりあげて ゆめさめり)
5660 【季語】 春空 【季節】 三春


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