俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

寒椿

2020年01月31日 | 俳句

寝返れば 布団が落ちて 寒の夜
(ねがえれば ふとんがおちて かんのよる)
20677 【季語】 寒 【季節】 晩冬


酔い帰り 連れは寒月 優しかり 
(よいがえり つれはかんげつ やさしかり  )
20678 【季語】 寒月 【季節】 晩冬


名の多き 寒椿の花の 親しさよ
(なのおおき つばきのはなの したしさよ)
20679 【季語】 寒椿 【季節】 晩冬


嫁の留守 寂しさ溢る 春隣
(よめのるす さびしさあふる はるとなり)
20680 【季語】 春隣 【季節】 晩冬


見上げれば 冬雲黒く 不安増ゆ
(みあげれば ふゆぐもくろく ふあんふゆ)
20681 【季語】 冬雲 【季節】 三冬


歳古れば 赤手空拳 冬の虹
(としふれば せきしゅくうけん ふゆのにじ)
20682 【季語】 冬の虹 【季節】 三冬
「赤手空拳」=「誰の力も借りずに、自分だけの力での物事に向かっていく」という意味。


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1月31日

2020年01月31日 | 三選俳句暦

2006年1月31日
冬鴎啼く 港がなぜか 恋しくて
(かもめなく みなとがなぜか こいしくて)
88 【季語】 冬鴎 【季節】 三冬

2008年1月31日
早きもの 晦日正月 明日二月
(はやきもの みそかしょうがつ あすにがつ)
8814 【季語】 晦日正月 【季節】 新年

2010年1月31日
子と遊ぶ 我また子なり 冬の雨
(ことあそぶ われまたこなり ふゆのあめ)
11571 【季語】 冬の雨 【季節】 三冬

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1月30日

2020年01月30日 | 三選俳句暦

2006年1月30日
ボタの山 いつ起きるとや 山眠る
(ぼたのやま いつおきるとや やまねむる)
87 【季語】 山眠る 【季節】 三冬

2007年1月30日
冬の夢 夢の続きを 見てる夢
(ふゆのゆめ ゆめのつづきを みてるゆめ)
5511 【季語】 冬 【季節】 三冬

2008年1月30日
梅便り ふるさと遠く 風を待つ
(うめだより ふるさととおく かぜをまつ)
8809 【季語】 梅 【季節】 初春

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夫婦仲

2020年01月29日 | 俳句

夫婦仲 ふうふう言うて 春近し
(ふうふなか ふうふうゆうて はるちかし)
20673 【季語】 春近し 【季節】 晩冬


年古れば 劣化顕著に 春未だ
(としふれば れっかけんちょに はるいまだ)
20674 【季語】 春未だ 【季節】 晩冬


雪催い 過大放送 席捲す
(ゆきもよい かだいほうそう せっけんす)
20675 【季語】 雪催い 【季節】 三冬


鴨着水 尻もちついて ブレーキに
(かもちゃくすい しりもちついて ぶれーきに)
20676 【季語】 鴨 【季節】 三冬


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1月29日

2020年01月29日 | 三選俳句暦

2007年1月29日
貴きや 墨筆更に 寒の水
(とうときや すみふでさらに かんのみず)
2318 【季語】 寒の水 【季節】 晩冬

2010年1月29日
明日香風 春の萌しの ここかしこ
(あすかかぜ はるのきざしの ここかしこ)
11554 【季語】 春萌す 【季節】 初春

2015年1月29日
冬木の芽 溢る若さに 感謝して
(ふゆきのめ あふるわかさに かんしゃして)
17093 【季語】 冬木の芽 【季節】 三冬

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2020年01月28日 | 俳句

辛子たっぷり 屋台のおでん 忘られず
(からしたっぷり やたいのおでん わすられず)
20668 【季語】 おでん 【季節】 三冬


居酒屋の 暖簾懐かし 冬の夜は
(いざかやの のれんなつかし ふゆのよは)
20669 【季語】 冬 【季節】 三冬


冬散歩 口から出ずる 童唄
(ふゆさんぽ くちからいずる わらべうた)
20670 【季語】 冬 【季節】 三冬


ラーメンは 豚骨だよね 冬一夜
(らーめんは とんこつだよね ふゆいちや)
20671 【季語】 冬 【季節】 三冬


狼が 何故か恋しい 寒の水
(おおかみが なぜかこいしい かんのみず)
20672 【季語】 寒の水 【季節】 晩冬



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1月28日

2020年01月28日 | 三選俳句暦

2007年1月28日
酔いて見る 白膳黄盃 水仙花
(よいてみる はくぜんこうばい すいせんか)
2309 【季語】 水仙花 【季節】 晩冬

2008年1月28日
鰤やすし あらあらかしこ あらかしこ
(ぶりやすし あらあらかしこ あらかしこ)
8795 【季語】 鰤 【季節】 三冬

2010年1月28日
水仙を 活けて零れる 蕊の黄よ
(すいせんを いけてこぼれる しべのきよ)
11551 【季語】 水仙 【季節】 晩冬

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寒鯉

2020年01月27日 | 俳句

寒椿 雪の中から 顔を出し
(かんつばき ゆきのなかから かおをだし)
20662 【季語】 寒椿 【季節】 晩冬


冬薔薇 剪定さるも 蕾出る
(ふゆそうび せんていさるも つぼみでる)
20663 【季語】 冬薔薇 【季節】 三冬


水鳥や 十種と出会う 朝散歩
(みずとりや じっしゅとであう あささんぽ)
20664 【季語】 水鳥 【季節】 三冬


冬の空 窓開け判断 傘要否
(ふゆのそら まどあけはんだん かさようひ)
20665 【季語】 冬 【季節】 三冬


餌ほしがる 寒鯉の目鼻 判らずに
(えさほしがる かんこいのめはな わからずに)
20666 【季語】 寒鯉 【季節】 晩冬


日付遅る 電気時計の 冬異変
(ひづけおくる でんきどけいの ふゆいへん)
20667 【季語】 冬 【季節】 三冬


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1月27日

2020年01月27日 | 三選俳句暦

2007年1月27日
山茶花は 土に花びら 敷き並べ
(さざんかは つちにはなびら しきならべ)
2295 【季語】 山茶花 【季節】 初冬

2007年1月27日
日溜りに ふくら雀の 集まりし
(ひだまりに ふくらすずめの あつまりし)
2304 【季語】 ふくら雀 【季節】 晩冬

2008年1月27日
寒の夜や 星も見えずに 心寒
(かんのよや ほしもみえずに こころさむ)
5492 【季語】 寒 【季節】 晩冬

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1月26日

2020年01月26日 | 三選俳句暦

2006年1月26日
往きは徒歩 帰りはだっこの 冬散歩
(いきはとほ かえりはだっこの ふゆさんぽ)
61 【季語】 冬 【季節】 三冬

2010年1月26日
恋しきは おでんの屋台 宵の酔い
(こいしきは おでんのやたい よいのよい)
11531 【季語】 おでん 【季節】 三冬

2010年1月26日
水仙の 葉茎捻じれて 自由あり
(すいせんの はくきねじれて じゆうあり)
11535 【季語】 水仙 【季節】 晩冬

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1月25日

2020年01月25日 | 三選俳句暦

2007年1月25日
水仙を 心に活けて 凛として
(すいせんを こころにいけて りんとして)
5476 【季語】 水仙 【季節】 晩冬

2018年1月25日
冬旱 記録も記憶も ない日本
(ふゆひでり きろくもきおくも ないにほん)
18997 【季語】 冬旱 【季節】 三冬

2018年1月25日
冬屋台 起こされて知る 日の出かな
(ふゆやたい おこされてしる ひのでかな)
19001 【季語】 冬 【季節】 三冬

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冬木の芽

2020年01月24日 | 俳句

悴みて 散歩の一歩 踏み出せず
(かじかみて さんぽのいっぽ ふみだせず)
20657 【季語】 悴む 【季節】 晩冬


冬日和 背中に陽を受け 散歩出る
(ふゆびより せなにひをうけ さんぽでる)
20658 【季語】 冬日和 【季節】 三冬


凜として 姿勢を正す 冬木の芽
(りんとして しせいをただす ふゆきのめ)
20659 【季語】 冬木の芽 【季節】 三冬


慣れずとも 年金暮らし 春を待つ
(なれずとも ねんきんぐらし はるをまつ)
20660 【季語】 春を待つ 【季節】 仲冬


今日は ワンツースリー いいふみの日
(きょうは わんつーすりー いいふみのひ)
20661 【季語】 ー 【季節】 ー
1月23日


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1月24日

2020年01月24日 | 三選俳句暦

2006年1月24日
月冴えて 宵の明星 従えり 
(つきさえて よいのみょうじょう したがえり )
55 【季語】 月冴える 【季節】 三冬

2012年1月24日
手の甲の 盛り塩で飲む 冬の酒
(てのこうの もりしおでのむ ふゆのさけ)
13755 【季語】 冬の酒 【季節】 三冬

2018年1月24日
銀沙灘 向月台に見る 冬銀閣
(ぎんしゃだん こうげつだいにみる ふゆぎんかく)
18995 【季語】 冬 【季節】 三冬
銀閣寺には、白川の白砂を波形に盛り上げた銀沙灘(ぎんしゃだん)と
円錐型の向月台(こうげつだい)がある。
向月台の上に座って東山に昇る月を眺めていた。
現在の形は江戸後期になってから。
月夜の晩には白砂に月影がほのかに映えて美しい。
http://www.kotolog.jp/post/%E9%8A%80%E6%B2%99%E7%81%98%28%E9%8A%80%E9%96%A3%E5%AF%BA%29/
参照下さい。


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年金通知 うす笑い

2020年01月23日 | 俳句

便秘には 水が一番 寒の水
(べんぴには みずがいちばん かんのみず)
20652 【季語】 寒の水 【季節】 晩冬


塀内に 臘梅見つけ 春近し
(へいないに ろうばいみつけ はるちかし)
20653 【季語】 臘梅 【季節】 晩冬


当て字とや 読めぬ名多き 冬日本
(あてじとや よめぬなおおき ふゆにほん)
20654 【季語】 冬暁 【季節】 三冬


答弁に 寒極まりし 薄笑い
(とうべんに かんきわまりし うすわらい)
20655 【季語】 寒 【季節】 晩冬


日脚伸び 年金通知 開けぬまま
(ひあしのび ねんきんつうち あけぬまま)
20656 【季語】 日脚伸ぶ 【季節】 晩冬


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1月23日

2020年01月23日 | 三選俳句暦

2006年1月23日
水仙の 落ちそで落ちぬ 泪露
(すいせんの おちそでおちぬ なみだつゆ)
51 【季語】 水仙 【季節】 晩冬

2008年1月23日
風の子の 少なくなりし 冬の園
(かぜのこの すくなくなりし ふゆのその)
8753 【季語】 冬の園 【季節】 三冬

2018年1月23日
冬日射し 設定温度を 越えるなり
(ふゆびさし せっていおんどを こえるなり)
18984 【季語】 冬日 【季節】 三冬

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