俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

九月尽

2018年09月30日 | 俳句

九月尽 天変地異も ほどほどに
(くがつじん てんぺんちいも ほどほどに)
19892 【季語】 九月尽 【季節】 晩秋


こだまにも 色映りける 秋の山
(こだまにも いろうつりける あきのやま)
19893 【季語】 秋 【季節】 三秋


立山の 初冠雪に また会いたし
(たてやまの はつかんせつに またあいたし)
19894 【季語】 初雪 【季節】 初冬


今年もう 御用納めや 秋団扇
(ことしもう ごようおさめや あきうちわ)
19895 【季語】 秋団扇 【季節】 初秋


旅立ちは 野分の過ぎし 日になるか
(たびだちは のわきのすぎし ひになるか)
19896 【季語】 野分 【季節】 仲秋


肌寒や 旅立ちの日は どうあらん
(はだざむや たびだちのひは どうあらん)
19897 【季語】 肌寒 【季節】 晩秋


まほろばは 盛りなりしか 竹の春
(まほろばは さかりなりしか たけのはる)
19898 【季語】 竹の春 【季節】 仲秋


外国と 思えし嵯峨野 竹の春
(がいこくと おもえしさがの たけのはる)
19899 【季語】 竹の春 【季節】 仲秋


引き際を 知らぬ人にも 暮の秋
(ひきぎわを しらぬひとにも くれのあき)
19900 【季語】 暮の秋 【季節】 晩秋


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9月30日 戀の魔法

2018年09月30日 | 俳句暦


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上天気

2018年09月29日 | 俳句

久方の 秋晴に気は 上天気
(ひさかたの あきばれにきは じょうてんき)
19881 【季語】 秋晴 【季節】 三秋


足跡に 男女の差あり 露の秋
(あしあとに だんじょのさあり つゆのあき)
19882 【季語】 露の秋 【季節】 三秋


秋声や 日光へ飛びし 旅心
(しゅうせいや にっこうへとびし たびごころ)
19883 【季語】 秋声 【季節】 三秋


竹林の 嵯峨野に吹くや 秋声
(ちくりんの さがのにふくや しゅうせい)
19884 【季語】 秋声 【季節】 三秋


川沿いの 芒穂靡く 風の筋
(かわぞいの すすきほなびく かぜのすじ)
19885 【季語】 芒の穂 【季節】 晩秋


桜紅葉 咲いて二度目の 花見かな
(はなもみじ さいてにどめの はなみかな)
19886 【季語】 桜紅葉 【季節】 仲秋


午前入り 夜長の時計 狂いしまま
(ごぜんいり よながのとけい くるいしまま)
19887 【季語】 夜長 【季節】 三秋


露宿す 草を好みて 散歩する
(つゆやどす くさをこのみて さんぽする)
19888 【季語】 露 【季節】 三秋


秋寒し ズボンのファスナー 締め忘れ
(あきさむし ずぼんのふぁすなー しめわすれ)
19889 【季語】 秋寒し 【季節】 晩秋


秋の昼 鯉の尾鰭の 水飛沫
(あきのひる こいのおひれの みずしぶき)
19890 【季語】 秋 【季節】 三秋


明日には 来るぞ来るぞと 野分呼び
(あしたには くるぞくるぞと のわきよび)
19891 【季語】 野分 【季節】 仲秋


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9月29日 案山子

2018年09月29日 | 俳句暦


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十七夜

2018年09月28日 | 俳句

秋の雲 上下に分かれ 南風北風
(あきのくも じょうげにわかれ みなみきた)
19879 【季語】 秋 【季節】 三秋


雲乱れ 立待月は 見え隠れ
(くもみだれ たちまちづきは みえかくれ)
19880 【季語】 立待月 【季節】 仲秋
立待月=十七夜。


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9月28日 芒の穂

2018年09月28日 | 俳句暦


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9月27日 見えぬ兎

2018年09月27日 | 俳句暦


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彼岸花

2018年09月26日 | 俳句

燃えさかる 火炎車の 彼岸花
(もえさかる かえんぐるまの ひがんばな)
19869 【季語】 彼岸花 【季節】 仲秋


苔の生す 五百羅漢に 曼珠沙華
(こけのむす ごひゃくらかんに まんじゅしゃげ)
19870 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


紅に 白に黄もある 曼珠沙華
(くれないに しろにきもある まんじゅしゃげ)
19871 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


対岸の 水面に映ゆる 曼珠沙華
(たいがんの みなもにはゆる まんじゅしゃげ)
19872 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


曼珠沙華 道案内の 役目あり
(まんじゅしゃげ みちあんないの やくめあり)
19873 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


マンションの 庭一面の 曼珠沙華
(まんしょんの にわいちめんの まんじゅしゃげ)
19874 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


曼珠沙華 明日香散策 思い出し
(まんじゅしゃげ あすかさんさく おもいだし)
19875 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


炎とも 反り睫毛とも 曼珠沙華
(ほのおとも そりまつげとも まんじゅしゃげ)
19876 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


曼珠沙華 古びる紅に 淋しさも
(まんじゅしゃげ ふるびるべにに さびしさも)
19877 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


車窓より 紅色覗く 曼珠沙華
(しゃそうより べにいろのぞく まんじゅしゃげ)
19878 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


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9月26日 影法師

2018年09月26日 | 俳句暦


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名月

2018年09月25日 | 俳句

小五より 酔狂五代 今日の月
(しょうごより すいきょうごだい きょうのつき)
19865 【季語】 今日の月 【季節】 仲秋
今日の月=名月=・・・。
色々の名があります。


名月や 朋の二十三回忌 忘れまじ
(めいげつや とものにじゅうさんかいき わすれまじ)
19866 【季語】 名月 【季節】 仲秋


名月や 雨よ降るなよ 雲よ散れ
(めいげつや あめよふるなよ くもよちれ)
19867 【季語】 名月 【季節】 仲秋


曼珠沙華 例えようなき 花なりし
(まんじゅしゃげ たとえようなき はななりし)
19868 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋
曼珠沙華=彼岸花=死人花=捨子花=狐花=幽霊花
別名が多いですね。


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9月25日 冷ややか

2018年09月25日 | 俳句暦


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9月24日 曼珠沙華

2018年09月24日 | 俳句暦


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9月23日 露の一滴

2018年09月23日 | 俳句暦


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9月22日 雨過天晴

2018年09月22日 | 俳句暦


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邯鄲の夢(かんたんのゆめ)

2018年09月21日 | 俳句

儚きや 邯鄲の夢 老醜
(はかなきや かんたんのゆめ ろうしゅう)
19855 【季語】 邯鄲 【季節】 初秋
邯鄲の夢=
出世を望んで邯鄲に来た青年盧生(ろせい)は、
栄華が思いのままになるという枕を道士から借りて仮寝をし、
栄枯盛衰の五〇年の人生を夢に見たが、
覚めれば注文した黄粱(こうりよう)の粥(かゆ)が
まだ炊き上がらぬ束の間の事であったという沈既済「枕中記」の故事。

栄枯盛衰のはかないことのたとえ。


秋愁い 蹠を通し 湧き出ずる
(あきうれい あうらをとおし わきいずる)
19856 【季語】 秋愁い 【季節】 三秋
蹠(あうら)=足裏


秋暁や リヤカーの祖母 牛乳屋の貌
(しゅうぎょうや りやかーのそぼ ちちのかお)
19857 【季語】 秋暁 【季節】 三秋


柘榴の実 甘さ拡がる その昔
(ざくろのみ あまさひろがる そのむかし)
19858 【季語】 柘榴 【季節】 仲秋


火の車 秋刀魚豊魚に 卓いまだ
(ひのくるま さんまほうぎょに たくいまだ)
19859 【季語】 秋刀魚 【季節】 晩秋


添水の音 耳にしてから 目が止まる
(そうずのね みみにしてから めがとまる)
19860 【季語】 添水 【季節】 三秋
添水(そうず)=鹿威し(ししおどし)
=一方を削って水がたまるようにした竹筒に水を落とし、
その重みで支点の片側が下がり、水が流れ出すとはね返って、
他の端が石などを打って音を出す装置


鹿でさえ 頭の中を 反芻す
(しかでさえ あたまのなかを はんすうす)
19861 【季語】 鹿 【季節】 三秋


老残の 身なればこその 昼寝かな
(ろうざんの みなればこその ひるねかな)
19862 【季語】 昼寝 【季節】 三夏


秋雲や いつもと違う 色姿
(あきくもや いつもとちがう いろすがた)
19863 【季語】 秋雲 【季節】 三秋


彼岸花 毒々しさも 此岸ゆえ
(ひがんばな どくどくしさも しがんゆえ)
19864 【季語】 彼岸花 【季節】 仲秋


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