俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

2007年10月31日 秋薔薇

2007年10月31日 | 俳句




2007年10月31日
嫁はもう 大阪人や すさまじや
(よめはもう おおさかじんや すさまじや)
4901 【季語】 冷まじ 【季節】 晩秋

2007年10月31日
閉め切りし カーテンより洩る 秋の陽よ
(しめきりし かーてんよりもる あきのひよ)
4902 【季語】 秋 【季節】 三秋

2007年10月31日
秋薔薇 数を頼りの 薔薇の園
(あきそうび かずをたよりの ばらのその)
4903 【季語】 秋薔薇 【季節】 仲秋

2007年10月31日
秋の風邪 柚子胡椒に 助けられ
(あきのかぜ ゆずこしょうに たすけられ)
4904 【季語】 秋 【季節】 三秋

2007年10月31日
竜胆の ごとく育てよ 子供らよ
(りんどうの ごとくそだてよ こどもらよ)
4905 【季語】 竜胆 【季節】 仲秋

2007年10月31日
神無月 明日より戻る 神頼み
(かんなづき あすよりもどる かみだのみ)
4906 【季語】 神無月 【季節】 初冬

2007年10月31日
熱ありて 日々是好日 秋の午後
(ねつありて ひびこれこうじつ あきのごご)
4907 【季語】 秋 【季節】 三秋

2007年10月31日
すすき原 背より高く 青き空
(すすきはら せなよりたかく あおきそら)
4908 【季語】 芒 【季節】 三秋

2007年10月31日
秋風は 身に沁むばかり 白く透け
(あきかぜは みにしむばかり しろくすけ)
4909 【季語】 秋風 【季節】 三秋

2007年10月31日
白菊の 楚々と咲く見え 時流る
(しらぎくの そそとさくみえ ときながる)
4910 【季語】 白菊 【季節】 三秋

2007年10月31日
秋の宵 失言競う 大臣も
(あきのよい しつげんきそう だいじんも)
4911 【季語】 秋 【季節】

2007年10月31日
芒の穂 靡くよ靡く 秋風に
(すすきのほ なびくよなびく あきかぜに)
4912 【季語】 秋風 【季節】 三秋

2007年10月31日
山の辺の 道案内や 柿たわわ
(やまのべの みちあんないや かきたわわ)
4913 【季語】 柿 【季節】 晩秋

2007年10月31日
石仏の 周りにたむろ 草の花
(せきぶつの まわりにたむろ くさのはな)
4914 【季語】 草の花 【季節】 三秋


2007年10月30日 新米

2007年10月30日 | 俳句




2007年10月30日
ともかくに 柚子のフリカケ 飯の上
(ともかくに ゆずのふりかけ めしのうえ)
4891 【季語】 柚子 【季節】 晩秋

2007年10月30日
新米の 噛めば噛むほど 味の出て
(しんまいの かめばかむほど あじのでて)
4892 【季語】 新米 【季節】 晩秋

2007年10月30日
色褪せし 初恋ながら 秋無月
(いろあせし はつこいながら あきむげつ)
4893 【季語】 秋 【季節】 三秋
無月(むげつ)=中秋の夜に雲などで月が隠れて見えないこと。

2007年10月30日
腹の虫 酒で癒せぬ 秋の虫
(はらのむし さけでいやせぬ あきのむし)
4894 【季語】 秋の虫 【季節】 三秋

2007年10月30日
月も欠け 酔いも欠けたり 丑の刻
(つきもかけ よいもかけたり うしのこく)
4895 【季語】 月 【季節】 三秋
丑(うし)の刻=午前2時

2007年10月30日
霧の夜は 街灯探す 俺が居て
(きりのよは がいとうさがす おれがいて)
4896 【季語】 霧 【季節】 三秋

2007年10月30日
秋空の 奥には奥の 秋があり 
(あきぞらの おくにはおくの あきがあり )
4897 【季語】 秋空 【季節】 三秋

2007年10月30日
畦の道 野菊咲くとこ 我が寝床
(あぜのみち のぎくさくとこ わがねどこ)
4898 【季語】 菊 【季節】 三秋

2007年10月30日
穴惑い 眉に白きの 見つけられ
(あなまどい まゆにしろきの みつけられ)
4899 【季語】 穴惑い 【季節】 仲秋
穴惑い=彼岸をすぎても、穴に入らない蛇

2007年10月30日
口ずさむ チケットトゥライド 秋の夜
(くちずさむ ちけっととぅらいど あきのよる)
4900 【季語】 秋の夜 【季節】 三秋


2007年10月29日 秋の夜長

2007年10月29日 | 俳句




2007年10月29日
秋の日の 居眠りにこそ 老いがある
(あきのひの いねむりにこそ おいがある)
4876 【季語】 秋の日 【季節】 三秋

2007年10月29日
掌の 温もり薄れ 秋の雨
(てのひらの ぬくもりうすれ あきのあめ)
4877 【季語】 秋の雨 【季節】 三秋

2007年10月29日
野菊活く 我が住居にも 秋があり
(のぎくいく わがすみかにも あきがあり)
4878 【季語】 秋 【季節】 三秋

2007年10月29日
ちょっとそこ 秋風触れに 散歩する
(ちょっとそこ あきかぜふれに さんぽする)
4879 【季語】 秋風 【季節】 三秋

2007年10月29日
散るとても 桜紅葉は さびしけれ
(ちるとても さくらもみじは さびしけれ)
4880 【季語】 桜紅葉 【季節】 仲秋

2007年10月29日
久し振り 卵かけご飯 新米の
(ひさしぶり たまごかけごはん しんまいの)
4881 【季語】 新米 【季節】 晩秋

2007年10月29日
秋の川 水上バスに 浪高し
(あきのかわ すいじょうばすに なみたかし)
4882 【季語】 秋の川 【季節】 三秋

2007年10月29日
爽やかや ヒがシとなりぬ あざ名でも
(さわやかや ひがしとなりぬ あざなでも)
4883 【季語】 爽やか 【季節】 三秋
子供にとって、「ひ」の発音はむずかしいらしい。
「し」と聞こえる。

2007年10月29日
天高し 雨でも風でも やって来い
(てんたかし あめでもかぜでも やってこい)
4884 【季語】 天高し 【季節】 三秋

2007年10月29日
二日過ぎ 欠け始めても 名月や
(ふつかすぎ かけはじめても めいげつや)
4885 【季語】 名月 【季節】 仲秋

2007年10月29日
ひょうろひょろ 背高に似て 女郎花
(ひょうろひょろ せいたかににて おみなえし)
4886 【季語】 女郎花 【季節】
背高=背高泡立草

2007年10月29日
面黒く 秋の朝寝に 熱も出て
(おもぐろく あきのあさねに ねつもでて)
4887 【季語】 秋 【季節】 三秋
主黒い=面白くない

2007年10月29日
身を憾む 一句の出来ぬ 夜長かな
(みをうらむ いっくのできぬ よながかな)
4888 【季語】 夜長 【季節】 三秋

2007年10月29日
老い故か 噎せる頻度や 天高し
(おいゆえか むせるひんどや てんたかし)
4889 【季語】 天高し 【季節】 三秋

2007年10月29日
鶏頭の 拳に似たり サミングす
(けいとうの こぶしににたり さみんぐす)
4890 【季語】 鶏頭 【季節】 三秋
サミング=格闘技における反則技の一種。目潰し。


2007年10月28日 雨の月

2007年10月28日 | 俳句




2007年10月28日
振り向けば 雨の明日香に 菊香る
(ふりむけば あめのあすかに きくかおる)
4861 【季語】 菊 【季節】 三秋

2007年10月28日
雨溜めて りんりん竜胆 こむらさき
(あめためて りんりんりんどう こむらさき)
4862 【季語】 竜胆 【季節】 仲秋

2007年10月28日
東面の 樹の黄色く 色付きて
(とうめんの きのきいろく いろづきて)
4863 【季語】 黄葉 【季節】 晩秋

2007年10月28日
忘れ去る 事ども多く 冬近し
(わすれさる ことどもおおく ふゆちかし)
4864 【季語】 冬近し 【季節】 晩秋

2007年10月28日
秋の暮 とんぼはゆるく 飛ぶばかり
(あきのくれ とんぼはゆるく とぶばかり)
4865 【季語】 秋の暮 【季節】 三秋

2007年10月28日
気の澄むは 野分の雨の 落し物
(きのすむは のわきのあめの おとしもの)
4866 【季語】 野分 【季節】 仲秋

2007年10月28日
月の雨 止まねば欠ける 我が心
(つきのあめ やまねばかける わがこころ)
4867 【季語】 月の雨 【季節】 仲秋
"月の雨=中秋の名月が雨のために眺められないこと。
名月が見られないのを惜しむ気持ちがある。
旅人よ笠嶋かたれ雨の月 「蕪村句集」"

2007年10月28日
秋簾 かくれんぼには 良きところ
(あきすだれ かくれんぼには よきところ)
4868 【季語】 秋簾 【季節】 仲秋

2007年10月28日
音良くも 秋の風鈴 過ぎしもの
(おとよくも あきのふうりん すぎしもの)
4869 【季語】 秋 【季節】 三秋

2007年10月28日
生駒山 西風に霧 立ち上る 
(いこまやま にしかぜにきり たちのぼる )
4870 【季語】 霧 【季節】 三秋

2007年10月28日
山架ける 高圧線にも 霧掛かる
(やまかける こうあつせんにも きりかかる)
4871 【季語】 霧 【季節】

2007年10月28日
秋時雨 飛行機雲の 南北に
(あきしぐれ ひこうきぐもの なんぼくに)
4872 【季語】 秋時雨 【季節】 晩秋

2007年10月28日
秋時雨 ビル風更に 強まりて
(あきしぐれ びるかぜさらに つよまりて)
4873 【季語】 秋時雨 【季節】 晩秋

2007年10月28日
秋暁や 陽射す方から 鳥来る
(しゅうぎょうや ひさすほうから からすくる)
4874 【季語】 秋暁 【季節】 三秋

2007年10月28日
秋嵐 送電線に 音の鳴る
(あきあらし そうでんせんに おとのなる)
4875 【季語】 秋嵐 【季節】 三秋


2007年10月27日 秋草

2007年10月27日 | 俳句




2007年10月27日
生駒より 霧の流れて 雨しとど
(いこまより きりのながれて あめしとど)
4846 【季語】 霧 【季節】 三秋

2007年10月27日
雨の月 望めば降りて 雲覆う
(あめのつき のぞめばふりて くもおおう)
4847 【季語】 月 【季節】 三秋

2007年10月27日
望みても 野分の月の 見る影無し
(のぞみても のわきのつきの みるかげなし)
4848 【季語】 月 【季節】 三秋

2007年10月27日
山霧を 瓦の鬼は 口で吸う
(やまぎりを かわらのおには くちですう)
4849 【季語】 山霧 【季節】 三秋

2007年10月27日
幾重にも 雲重なりて 秋時雨
(いくえにも くもかさなりて あきしぐれ)
4850 【季語】 秋時雨 【季節】 晩秋

2007年10月27日
藁塚は 雨の重みに 耐えかねて
(わらづかは あめのおもみに たえかねて)
4851 【季語】 藁塚 【季節】 晩秋

2007年10月27日
秋草や 山の雫に 立ち濡れし
(あきくさや やまのしずくに たちぬれし)
4852 【季語】 秋草 【季節】 三秋

2007年10月27日
降る雨の 冷たさに知る 秋の濃さ
(ふるあめの つめたさにしる あきのこさ)
4853 【季語】 秋 【季節】 三秋

2007年10月27日
雨にして 知る秋もあり 生駒山
(あめにして しるあきもあり いこまやま)
4854 【季語】 秋 【季節】 三秋

2007年10月27日
空仰ぎ 微笑む君は 秋草よ
(そらあおぎ ほほえむきみは あきくさよ)
4855 【季語】 秋草 【季節】 三秋

2007年10月27日
いとおしき 秋草のごとき 君なれば
(いとおしき あきくさのごとき きみなれば)
4856 【季語】 秋草 【季節】

2007年10月27日
秋風や 一人仮寝の 旅衣
(あきかぜや ひとりかりねの たびごろも)
4857 【季語】 秋風 【季節】 三秋

2007年10月27日
何もなく いつも何もなし 今の秋
(なにもなく いつもなにもなし いまのあき)
4858 【季語】 秋 【季節】 三秋

2007年10月27日
山霧に 洗われ紅葉 色付きぬ
(やまぎりに あらわれもみじ いろづきぬ)
4859 【季語】 山霧 【季節】 三秋

2007年10月27日
秋なれば 雲あり雨あり 風もあり
(あきなれば くもありあめあり かぜもあり)
4860 【季語】 秋 【季節】 三秋


2007年10月26日 望月

2007年10月26日 | 俳句



2007年10月26日
秋天や 心に雲は かからねど
(しゅうてんや こころにくもは かからねど)
4831 【季語】 秋天 【季節】 三秋

2007年10月26日
人生は 一度ぽっきし 秋深し
(じんせいは いちどぽっきし あきふかし)
4832 【季語】 秋深し 【季節】 晩秋

2007年10月26日
この道や 引かれ引かれて 秋の暮
(このみちや ひかれひかれて あきのくれ)
4833 【季語】 秋の暮 【季節】 三秋

2007年10月26日
朝の道 小雨降られて 冬隣
(あさのみち こさめふられて ふゆどなり)
4834 【季語】 冬隣 【季節】 晩秋

2007年10月26日
葉の散りて 輪廻転生 秋を知る
(はのちりて りんねてんせい あきをしる)
4835 【季語】 秋 【季節】 三秋

2007年10月26日
秋風よ 逢える兆しは いまだ無し
(あきかぜよ あえるきざしは いまだなし)
4836 【季語】 秋風 【季節】 三秋

2007年10月26日
くれないに 燃ゆるもみじ葉 いつまでも
(くれないに もゆるもみじは いつまでも)
4837 【季語】 もみじ葉 【季節】 晩秋

2007年10月26日
風ととも 金木犀の 残り香の
(かぜととも きんもくせいの のこりがの)
4838 【季語】 金木犀 【季節】 晩秋

2007年10月26日
たそがれの うす紫の 花紫苑
(たそがれの うすむらさきの はなしおん)
4839 【季語】 紫苑 【季節】 仲秋

2007年10月26日
かはたれの 陽の光浴ぶ 狗尾草
(かはたれの ひのひかりあぶ えのころぐさ)
4840 【季語】 狗尾草 【季節】 三秋
彼は誰時(かはたれどき)=明け方頃の時間帯を指す。彼は誰ともいう。

2007年10月26日
明日の月 望月なれば 晴れ望む
(あすのつき もちずきなれば はれのぞむ)
4841 【季語】 月 【季節】

2007年10月26日
しくじった 秋の朝寝や 嫁は留守
(しくじった あきのあさねや よめはるす)
4842 【季語】 秋 【季節】 三秋

2007年10月26日
菊の花 噛めば苦けり 酒の友
(きくのはな かめばにがけり さけのとも)
4843 【季語】 菊 【季節】 三秋

2007年10月26日
冬近し 笑顔で語る 反省を
(ふゆちかし えがおでかたる はんせいを)
4844 【季語】 冬近し 【季節】 晩秋

2007年10月26日
うそ寒や ミスで済み行く 何事も
(うそさむや みすですみゆく なにごとも)
4845 【季語】 うそ寒 【季節】 晩秋


2007年10月25日 秋の夜

2007年10月25日 | 俳句




2007年10月25日
秋の夜や 十五の春を 今一度
(あきのよや じゅうごのはるを いまいちど)
4816 【季語】 秋の夜 【季節】 三秋

2007年10月25日
ペダル漕ぎ 左右確認 月も出て
(ぺだるこぎ さゆうかくにん つきもでて)
4817 【季語】 月 【季節】 三秋

2007年10月25日
トーマスの 顔に似ている 今日の月
(とーますの かおににている きょうのつき)
4818 【季語】 月 【季節】 三秋

2007年10月25日
立ち喰いや 秋を楽しむ 閑もなし
(たちぐいや あきをたのしむ ひまもなし)
4819 【季語】 秋 【季節】 三秋

2007年10月25日
学び舎に ピースと鳴く鳥 秋日和
(まなびやに ぴーすとなくとり あきびより)
4820 【季語】 秋日和 【季節】 三秋

2007年10月25日
影踏みて そのまま暮れよ 秋夕日
(かげふみて そのままくれよ あきゆうひ)
4821 【季語】 秋夕日 【季節】 三秋

2007年10月25日
満ち足りぬ 月に意地悪 雲掛かる
(みちたりぬ つきにいじわる くもかかる)
4822 【季語】 月 【季節】 三秋

2007年10月25日
秋晴れは 空気のような そんな空
(あきばれは くうきのような そんなそら)
4823 【季語】 秋晴れ 【季節】 三秋

2007年10月25日
まじ見れば 焼くる強さよ 秋の陽よ
(まじみれば やくるつよさよ あきのひよ)
4824 【季語】 秋の陽 【季節】 三秋

2007年10月25日
大仏の 掌にある 赤とんぼ
(だいぶつの てのひらにある あかとんぼ)
4825 【季語】 赤とんぼ 【季節】 三秋

2007年10月25日
木の実独楽 止まる前に 止める妹
(このみごま とまるまえに とめるいも)
4826 【季語】 木の実独楽 【季節】

2007年10月25日
白きもの 健診の秋の 置き土産
(しろきもの けんしんのあきの おきみやげ)
4827 【季語】 秋 【季節】 三秋

2007年10月25日
草の露 風に揺られて 弾かれて
(くさのつゆ かぜにゆられて はじかれて)
4828 【季語】 露 【季節】 三秋

2007年10月25日
雲ありて 十三夜の さびしくて
(くもありて じゅうさんやの さびしくて)
4829 【季語】 十三夜 【季節】 晩秋

2007年10月25日
柿色と よくぞ言えりや 秋の暮
(かきいろと よくぞいえりや あきのくれ)
4830 【季語】 秋の暮 【季節】 三秋


2007年10月24日 好い秋

2007年10月24日 | 俳句




2007年10月24日
風の筋 もみじ葉流れ そのままに
(かぜのすじ もみじばながれ そのままに)
4803 【季語】 もみじ葉 【季節】 晩秋

2007年10月24日
松ぼくり 預かり続け もう二年
(まつぼくり あずかりつづけ もうにねん)
4804 【季語】 松ぼくり 【季節】 晩秋

2007年10月24日
団栗の その後気になる 池まわり
(どんぐりの そのごきになる いけまわり)
4805 【季語】 団栗 【季節】 晩秋

2007年10月24日
秋月や 月の兎も イナバウアー
(あきづきや つきのうさぎも いなばうあー)
4806 【季語】 秋月 【季節】 三秋

2007年10月24日
月陰の 黄昏の空に 同化して
(つきかげの たそがれのそらに どうかして)
4807 【季語】 月 【季節】 三秋

2007年10月24日
振り返り 後の月見の 白化粧
(ふりかえり のちのつきみの しろげしょう)
4808 【季語】 後の月 【季節】 晩秋
後の月見=陰暦九月十三夜の月見。八月十五夜の月見に対していう。

2007年10月24日
朝露に 光る草にも 一分あり
(あさつゆに ひかるくさにも いちぶあり)
4809 【季語】 朝露 【季節】 三秋

2007年10月24日
秋日和 自分の声に 飛び起きぬ
(あきびより じぶんのこえに とびおきぬ)
4810 【季語】 秋日和 【季節】 三秋

2007年10月24日
学食は カレーかラーメン 秋の風
(がくしょくは かれーからーめん あきのかぜ)
4811 【季語】 秋の風 【季節】 三秋

2007年10月24日
好い秋や 月雲風に 孫も居て
(よいあきや つきくもかぜに まごもいて)
4812 【季語】 秋 【季節】 三秋

2007年10月24日
突き抜ける 空の青さや 秋一番
(つきぬける そらのあおさや あきいちばん)
4813 【季語】 秋 【季節】

2007年10月24日
邂逅と 思って七年 暮の秋
(かいこうと おもってななねん くれのあき)
4814 【季語】 暮の秋 【季節】 三秋

2007年10月24日
描くよりも 消すが好みの 赤のまま
(かくよりも けすがこのみの あかのまま)
4815 【季語】 赤のまま 【季節】 初秋


2007年9月23日 秋風

2007年10月23日 | 俳句




2007年10月23日
月見るに うさぎの餅つき 今昔
(つきみるに うさぎのもちつき いまむかし)
4791 【季語】 月見 【季節】 仲秋

2007年10月23日
秋夕日 逢えば何をか 語らんや
(あきゆうひ あえばなにをか かたらんや)
4792 【季語】 秋夕日 【季節】 三秋

2007年10月23日
秋暁や 薄霧払い 明け行けぬ
(しゅうぎょうや うすぎりはらい あけゆけぬ)
4793 【季語】 秋暁 【季節】 三秋

2007年10月23日
秋風を 深呼吸して 受け止めん
(あきかぜを しんこきゅうして うけとめん)
4794 【季語】 秋風 【季節】 三秋

2007年10月23日
傷癒えし 戻らぬ過去の 秋深し
(きずいえし もどらぬかこの あきふかし)
4795 【季語】 秋深し 【季節】 晩秋

2007年10月23日
悪戯に 虚しく吹くや 秋風よ
(いたずらに むなしくふくや あきかぜよ)
4796 【季語】 秋風 【季節】 三秋

2007年10月23日
月明かり 薫り身に沁む 秋の宵
(つきあかり かおりみに沁む あきのよい)
4797 【季語】 秋の宵 【季節】 三秋

2007年10月23日
夜半の秋 風の囁きに 耳澄ます
(よわのあき かぜのささやきに みみすます)
4798 【季語】 夜半の秋 【季節】 三秋

2007年10月23日
秋澄むや 歩道橋に 空近し
(あきすむや ほどうきょうに そらちかし)
4799 【季語】 秋澄む 【季節】 三秋

2007年10月23日
少しだけ 満たされぬが良し 十三夜
(すこしだけ みたされぬがよし じゅうさんや)
4800 【季語】 十三夜 【季節】 晩秋

2007年10月23日
秋風の 素通りして行く 我が部屋を
(あきかぜの すどおりしてゆく わがへやを)
4801 【季語】 秋風 【季節】

2007年10月23日
かまつかや 腹の膨るる ことばかり
(かまつかや はらのふくるる ことばかり)
4802 【季語】 かまつか 【季節】 三秋
かまつか=葉の美しさを観賞する葉鶏頭の古名です


2007年9月22日 黄葉

2007年10月22日 | 俳句




2007年10月22日
信金の 裏の稲田の 無くなりて
(しんきんの うらのいなだの なくなりて)
4781 【季語】 稲田 【季節】 三秋

2007年10月22日
故郷を 偲べば夜毎 夜長かな
(ふるさとを しのべばよごと よながかな)
4782 【季語】 夜長 【季節】 三秋

2007年10月22日
カーテン越し 秋の寝覚に 陽の洩れて
(かーてんごし あきのねざめに ひのもれて)
4783 【季語】 秋 【季節】 三秋

2007年10月22日
軽鴨の 家路はどこや 秋の暮
(かるがもの いえじはどこや あきのくれ)
4784 【季語】 秋の暮 【季節】 三秋

2007年10月22日
待つままに 秋風吹くや 逢えぬまま
(まつままに あきかぜふくや あえぬまま)
4785 【季語】 秋風 【季節】 三秋

2007年10月22日
秋の宵 久し振りに見る 十三夜
(あきのよい ひさしぶりにみる じゅうさんや)
4786 【季語】 秋の宵 【季節】 三秋

2007年10月22日
追いかけて 秋の虹色 消える間に
(おいかけて あきのにじいろ きえるまに)
4787 【季語】 秋 【季節】 三秋

2007年10月22日
占いは 待ち人来る 秋の宵
(うらないは まちびときたる あきのよい)
4788 【季語】 秋の宵 【季節】 三秋

2007年10月22日
露帯びし もみじ葉あらば 君と遊ばん
(つゆおびびし もみじはあらば きみとあそばん)
4789 【季語】 もみじ葉 【季節】 晩秋

2007年10月22日
風の間に 淡き黄葉 漂いぬ
(かぜのまに あわきこうよう ただよいぬ)
4790 【季語】 黄葉 【季節】 晩秋


2007年10月21日 秋深し

2007年10月21日 | 俳句

2007年10月21日
贅言わぬ 足湯で十分 秋楽し
(ぜいいわぬ あしゆでじゅうぶん あきたのし)
4763 【季語】 秋 【季節】 三秋

2007年10月21日
菊を見て 活けんと欲さば 嫁笑う
(きくをみて いけんとほっさば よめわらう)
4764 【季語】 菊 【季節】 三秋

2007年10月21日
餃子の香 バスには重く 身に沁みて
(ぎょうざのか ばすにはおもく みにしみて)
4765 【季語】 【季節】

2007年10月21日
隊を成し 秋の川鵜よ どこへ行く
(たいをなし あきのかわうよ どこへゆく)
4766 【季語】 秋 【季節】 三秋

2007年10月21日
風の音の 心に沁みて 秋深し
(かぜのねの こころにしみて あきふかし)
4767 【季語】 秋深し 【季節】 晩秋

2007年10月21日
野ざらしの 墓石相応し 我が秋や
(のざらしの ぼせきふさわし わがあきや)
4768 【季語】 秋 【季節】 三秋

2007年10月21日
風が啼き 赤子も泣くなり 夜寒の夜
(かぜがなき あかごもなくなり よさむのよ)
4769 【季語】 夜寒 【季節】 晩秋

2007年10月21日
その紅の 気になる気になる 底の紅
(そのべにの きになるきになる そこのべに)
4770 【季語】 底紅 【季節】 初秋
底紅=木槿の一種

2007年10月21日
彼我共に 一句一語の 愁思かな
(ひがともに いっくいちごの しゅうしかな)
4771 【季語】 愁思 【季節】 三秋

2007年10月21日
秋深き 嫁は木彫りを する人ぞ
(あきふかき よめはきぼりを するひとぞ)
4772 【季語】 秋深し 【季節】 晩秋

2007年10月21日
秋哀し 口耳四寸の 人多し
(あきかなし こうじよんすんの ひとおおし)
4773 【季語】 秋 【季節】
口耳四寸(こうじよんすん)の学=聞いたことをそのまま人に伝えるだけの、身につかない学問。
受け売りの学問。

2007年10月21日
道という 道崩れ行く 秋の暮
(どうという みちくずれゆく あきのくれ)
4774 【季語】 秋の暮 【季節】 三秋

2007年10月21日
この秋は 何で同窓 還暦や
(このあきは なんでどうそう かんれきや)
4775 【季語】 秋 【季節】 三秋

2007年10月21日
鰯雲 何でどうして 聞かれても
(いわしぐも なんでどうして きかれても)
4776 【季語】 鰯雲 【季節】 三秋

2007年10月21日
川下り 飛沫気にせず 秋時雨
(かわくだり しぶききにせず あきしぐれ)
4777 【季語】 秋時雨 【季節】 晩秋

2007年10月21日
かくれんぼ 鬼は居らぬか 曼珠沙華
(かくれんぼ おにはおらぬか まんじゅしゃげ)
4778 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋

2007年10月21日
散り行くな 河原撫子 雨よ止め
(ちりゆくな かわらなでしこ あめよやめ)
4779 【季語】 撫子 【季節】 初秋

2007年10月21日
韓藍の 花びらうねて 色に出て
(からあいの はなびらうねて いろにでて)
4780 【季語】 韓藍 【季節】 三秋
韓藍(からあい)=鶏頭(けいとう)のこと。
花汁をうつし染めに用いたのでいう。
「我がやどに―蒔き生(お)ほし枯れぬれど/万葉 384」


2007年10月20日 秋時雨

2007年10月20日 | 俳句

2007年10月20日
秋時雨 涙目の女に 泪雨
(あきしぐれ なみだめのひとに なみだあめ)
4751 【季語】 秋時雨 【季節】 晩秋

2007年10月20日
神無月 神に見放され バーコード
(かんなづき かみにみはなされ ばーこーど)
4752 【季語】 神無月 【季節】 初冬

2007年10月20日
薄くなり 頭髪の日 思い知る
(うすくなり とうはつのひ おもいしる)
4753 【季語】 頭髪の日 【季節】 晩秋

2007年10月20日
秋時雨 心に沁みて ものがなし
(あきしぐれ こころにしみて ものがなし)
4754 【季語】 秋時雨 【季節】 晩秋

2007年10月20日
秋霖や 居る人が居て 居ぬ人も
(しゅうりんや いるひとがいて いぬひとも)
4755 【季語】 秋霖 【季節】 三秋

2007年10月20日
秋霖や 膝の軋みや 音の良さ
(しゅうりんや ひざのきしみや おとのよさ)
4756 【季語】 秋霖 【季節】 三秋

2007年10月20日
露の間か 四十五年の 長短や
(つゆのまか しじゅうごねんの ちょうたんや)
4757 【季語】 露 【季節】 三秋

2007年10月20日
秋時雨 明日は日和の 戻るやら
(あきしぐれ あすはひよりの もどるやら)
4758 【季語】 秋時雨 【季節】 晩秋

2007年10月20日
今日はもう 菊の節句や 菊日和
(きょうはもう きくのせっくや きくびより)
4759 【季語】 菊の節句 【季節】 晩秋

2007年10月20日
散る早さ 桜紅葉も 花に似て
(ちるはやさ さくらもみじも はなににて)
4760 【季語】 桜紅葉 【季節】 仲秋

2007年10月20日
赤まんま ままごと遊びも 忘れけり
(あかまんま ままごとあそびも わすれけり)
4761 【季語】 赤まんま 【季節】

2007年10月20日
淀川に 秋の川鵜の 低く飛ぶ
(よどがわに あきのかわうの ひくくとぶ)
4762 【季語】 秋 【季節】 三秋


2007年10月19日 桜紅葉

2007年10月19日 | 俳句

2007年10月19日
鍵忘れ 締め出されても 吾亦紅
(かぎわすれ しめだされても われもこう)
4736 【季語】 吾亦紅 【季節】 晩秋

2007年10月19日
鴨来る カモンと言いし 十数羽
(かもきたる かもんといいし じゅうすうわ)
4737 【季語】 鴨来る 【季節】 仲秋

2007年10月19日
曼珠沙華 枯れて一輪 風に揺れ
(まんじゅしゃげ かれていちりん かぜにゆれ)
4738 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋

2007年10月19日
膝痛は 死ぬしかないと 言わる秋
(ひざつうは しぬしかないと いわるあき)
4739 【季語】 秋 【季節】 三秋

2007年10月19日
川縁に 秋の紋白 湧きいでし
(かわべりに あきのもんしろ わきいでし)
4740 【季語】 秋 【季節】 三秋

2007年10月19日
竜胆や 枯れ葉が目立つ 昨日今日
(りんどうや かれはがめだつ きのうきょう)
4741 【季語】 竜胆 【季節】 仲秋

2007年10月19日
陽の射すに 干し柿の如 しぼみけり
(ひのさすに ほしがきのごと しぼみけり)
4742 【季語】 干し柿 【季節】 晩秋

2007年10月19日
キィと鳴き 姿も見せぬ 秋の鳥
(きぃとなき すがたもみせぬ あきのとり)
4743 【季語】 秋 【季節】 三秋

2007年10月19日
遠足や 土日も続け 秋日和
(えんそくや どにちもつづけ あきびより)
4744 【季語】 秋日和 【季節】 三秋

2007年10月19日
柳散る 流れに任せ 浮き沈み
(やなぎちる ながれにまかせ うきしずみ)
4745 【季語】 柳散る 【季節】 仲秋

2007年10月19日
いとしさの 募るばかりの 愁思かな
(いとしさの つのるばかりの しゅうしかな)
4746 【季語】 愁思 【季節】

2007年10月19日
猿芝居 踊らされるや 秋の亀
(さるしばい おどらされるや あきのかめ)
4747 【季語】 秋 【季節】 三秋

2007年10月19日
遅れたる 桜紅葉の 色付きて
(おくれたる さくらもみじの いろづきて)
4748 【季語】 桜紅葉 【季節】 仲秋

2007年10月19日
柚子胡椒 素うどんの味 素敵なリ
(ゆずこしょう すうどんのあじ すてきなり)
4749 【季語】 柚子 【季節】 晩秋

2007年10月19日
鳶になり 秋の山河を 泳ぎたし
(とびになり あきのさんがを およぎたし)
4750 【季語】 秋 【季節】 三秋


2007年10月18日 月光仮面

2007年10月18日 | 俳句

2007年10月18日
真深帽 祈りの女に 秋の陽の
(まふかぼう いのりのひとに あきのひの)
4719 【季語】 秋の陽 【季節】 三秋

2007年10月18日
天高し 雲は千切れて 逸れけり
(てんたかし くもはちぎれて はぐれけり)
4720 【季語】 天高し 【季節】 三秋

2007年10月18日
秋の雲 懐かしさ湧き 親しさも
(あきのくも なつかしさわき したしさも)
4721 【季語】 秋の雲 【季節】 三秋

2007年10月18日
秋風の 身に沁みて今 三時半
(あきかぜの みにしみていま さんじはん)
4722 【季語】 秋風 【季節】 三秋

2007年10月18日
いつまでも 続いて欲しや 秋日和
(いつまでも つづいてほしや あきびより)
4723 【季語】 秋日和 【季節】 三秋

2007年10月18日
秋日和 老いも若きも 舟を漕ぎ
(あきびより おいもわかきも ふねをこぎ)
4724 【季語】 秋日和 【季節】 三秋

2007年10月18日
定番は 醤油ラーメン 秋の昼
(ていばんは しょうゆらーめん あきのひる)
4725 【季語】 秋の昼 【季節】 三秋

2007年10月18日
秋風や 一方通行の 道路鏡
(あきかぜや いっぽうつうこうの どうろきょう)
4726 【季語】 秋風 【季節】 三秋

2007年10月18日
秋風や 今年七つの 妹にもね
(あきかぜや ことしななつの いもにもね)
4727 【季語】 秋風 【季節】 三秋

2007年10月18日
秋の虹 追いかけ行けば 若くなり
(あきのにじ おいかけいけば わかくなり)
4728 【季語】 秋の虹 【季節】 三秋

2007年10月18日
想い出も 儚く消えし 秋の虹
(おもいでも はかなくきえし あきのにじ)
4729 【季語】 秋の虹 【季節】

2007年10月18日
トンネルに 入りて出ても 同じ秋
(とんねるに はいりてでても おなじあき)
4730 【季語】 秋 【季節】 三秋

2007年10月18日
草の露 飲み干して尚 一茶かな
(くさのつゆ のみほしてなお いっさかな)
4731 【季語】 露 【季節】 三秋

2007年10月18日
うそ寒を 笑顔の女の 解しけり
(うそさむを えがおのおんなの ほぐしけり)
4732 【季語】 うそ寒 【季節】 晩秋
うそ寒=薄寒/うすら寒。
秋半ばから晩秋にかけての、うすら寒い感じのこと。
「うそ」は「薄」を意味する。
やや寒、そぞろ寒と似たような寒さではあっても、気分的な違いがある。

2007年10月18日
あの夜二度 月光も無く 誰何さる
(あのよにど げっこうもなく すいかさる)
4733 【季語】 月光 【季節】 三秋
誰何(すいか)=相手が何者かわからないときに、
呼びとめて問いただすこと。

2007年10月18日
忘れまい 月光仮面の おじさんを
(わすれまい げっこうかめんの おじさんを)
4734 【季語】 月光 【季節】 三秋

2007年10月18日
秋の宵 風呂場でがなる 唄もなし
(あきのよい ふろばでがなる うたもなし)
4735 【季語】 秋の宵 【季節】 三秋


2007年10月17日 秋の陽

2007年10月17日 | 俳句

2007年10月17日
雲間より 覗く太陽 秋化粧
(くもまより のぞくたいよう あきげしょう)
4704 【季語】 秋 【季節】 三秋

2007年10月17日
カラコンの 女に睨まれ 秋旱
(からこんの ひとににらまれ あきひでり)
4705 【季語】 秋旱 【季節】 三秋

2007年10月17日
寝覚の秋 ウェスタンブーツ 目の前に
(ねざめのあき うぇすたんぶーつ めのまえに)
4706 【季語】 秋 【季節】 三秋

2007年10月17日
秋の朝 尻見せルックに 閉口す
(あきのあさ しりみせるっくに へいこうす)
4707 【季語】 秋の朝 【季節】 三秋

2007年10月17日
口に引く リップクリームの 爽やかさ
(くちにひく りっぷくりーむの さわやかさ)
4708 【季語】 爽やか 【季節】 三秋

2007年10月17日
整形を 出でし女にも 秋の陽が
(せいけいを いでしひとにも あきのひが)
4709 【季語】 秋の陽 【季節】 三秋

2007年10月17日
秋高し つがいの鴉 風に乗る
(あきたかし つがいのからす かぜにのる)
4710 【季語】 秋高し 【季節】 三秋

2007年10月17日
眩しさも 我慢できる 秋の陽よ
(まぶしさも がまんできる あきのひよ)
4711 【季語】 秋の陽 【季節】 三秋

2007年10月17日
秋の雲 名前出る間に 消えにけり
(あきのくも なまえでるまに きえにけり)
4712 【季語】 秋の雲 【季節】 三秋

2007年10月17日
まだ出るや 入道の骨 秋の空
(まだでるや にゅうどうのほね あきのそら)
4713 【季語】 秋の空 【季節】 三秋

2007年10月17日
雑踏に 飲むコーヒーに 秋の渋
(ざっとうに のむこーひーに あきのしぶ)
4714 【季語】 秋 【季節】

2007年10月17日
秋沁みる ライトアップの 大阪城
(あきしみる らいとあっぷの おおさかじょう)
4715 【季語】 秋 【季節】 三秋

2007年10月17日
神の無い 他人が気になる 神無月
(かみのない ひとがきになる かんなづき)
4716 【季語】 神無月 【季節】 初冬

2007年10月17日
動かねど 薄くなり行く 鰯雲
(うごかねど うすくなりゆく いわしぐも)
4717 【季語】 鰯雲 【季節】 三秋

2007年10月17日
淋しくも 秋の夕日に 言うこと無し
(さびしくも あきのゆうひに いうことなし)
4718 【季語】 秋の夕日 【季節】 三秋