ブログに遊ぶ

ときめきの日々を過ごしたい

能登の間垣

2011-02-18 19:02:11 | Weblog

今宵はも能登の間垣の嘯くか

堤 保徳

上の句は俳句結社「岳」の主宰(宮坂静生先生)が「岳」二月号で特選句に選んだ句です間垣は冬の日本海の強風から家屋を守るため 屋敷の海側を竹などを利用して囲っているもの 西保海岸に面した大沢、上大沢地区で見られます。冬は暖かく自然と共存した生活の知恵だ。句の「間垣」は宮坂主宰が主張する「地貌季語」とのこと、歳時記では「間垣」は季語としてない。従って俳句会では通常季語ではないが、先日の酒井和子さんの(葦簀を張り)のように宮坂主宰は「季語の誕生」という題で「岩波新書」から本にしているほどの魂をの入れ方だ。季語は時代時代により失うものと生まれる季語がありますが。今、俳句会では「宮坂主宰の地貌季語」に注目が集まっている。このごろ主宰は「地貌季語」の句を優先的に特選句にしているような気がしています。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿