捥がぬまま冬空に咲く柿の花
二十㌔近く北の西大滝に所用があり、久しぶりにの好天に恵まれた北信州を散策した。昔から北信州の雪は一里一尺と言い、北へ一里進むと一尺雪が深くなるということわざがある。確かにおなじ飯山でも私のとこより、西大滝の雪はかなり深かった。今は、食べ物に不自由しないせいか、この地方の柿は捥がれなく、雪が被った柿の木の風景があちこちに見られる。
千曲川日本海へと冬の旅
雪の中を静かに流れる千曲川は黒かった。こんな神秘的な景色は雪が多い北信州だからこそ見られる貴重な風景だと思う。
雪かぶり山茶花の花翳すかな
街道に雪を被った山茶花か椿の花を見つけたので、車を止めて写真にした。綺麗な花が雪を被った姿が鮮やかなアクセントだった。
「雪椿!!!」、この語感が好きで、その呼び方に何とも言えない情緒を感じる。椿の花と山茶花はどこが違うのかと思立ち、ネットで調べると、花弁は同じのように見られるが、花びらが一気に落ちるのが椿で、一枚づつ落ちるのが山茶花だとあった。
雪と柿・山茶花・更に千曲川・・どれも素晴らしい写真ですね。雪国の方には失礼ですけど、こんなシーンを撮りに行きたいと思います。