よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
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天高く聳え-長野県松本市:松本城

2017年08月05日 | 信州(中信)
Matsumoto Castle, Matsumoto City, Nagano Pref.

さてさて、長野県松本市の松本城を訪ねたワタクシ達は、威風堂々たる天守閣を眺めながら
雨が降る城内を傘をさしながら散策しておりました。それにしても雨がよく降ります


松本城は戦国時代に、小笠原氏が深志城を築いたのがその始まりだと言われています。
後に石川数正が城主となった時に、天守閣や城郭、城下町の整備が行われて松本の街の基盤が出来たそうです


右から乾小天守、渡櫓、大天守、辰巳附櫓、その手前に月見櫓が並びます。
実に美しく、そして天に向かって聳える天守閣が見事です


日本の城の天守のうち、江戸時代またはそれ以前に建設され、現代まで保存されている天守のことを現存天守というのですが、
松本城は我が国に12残る現存天守のうちの一つなんです。復元天守や模擬天守とは格が違う気がします


城を分類すると平城、平山城、山城という形態に分類されるのですが、12ある現存天守のうちで
平城なのは松本城だけで、他は山城が備中松山城、残りの10の現存天守は平山城なんです。
ちなみに残りの10とは弘前城、犬山城、丸岡城、彦根城、姫路城、松江城、丸亀城、松山城、高知城、宇和島城です


ワタクシは現存天守のうち、犬山城と弘前城にはまだ行ったことがありません。
弘前城は桜が満開の頃に行きたいのですが、定年退職しないと無理でしょうね


ここは月見櫓なのですが、この窓から城主たちは月を眺めて楽しんでいたのでしょうね。
月を愛でる…平安の時代から、日本人は月を眺め月を愛でてきました。
その名残りがお月見なのでしょうが、最近はお月見なんてやらなくなりましたよねえ


松本城を中心とした松本の街は、いつ来てもいい町だなぁと思うんですよね。
街の真ん中に堂々たる松本城の天守閣が聳え、町を歩くと至る場所に湧水があって水の豊かさに驚きます。
東に美ヶ原、西には北アルプスが聳え立ち、山岳都市という佇まいさえもある美しい町です


しかし、長野県の県庁所在地は言うまでも無く、松本市ではなく長野市なんですよ。
ワタクシなどは県の北端に近い場所にある長野市よりも、中央部にある松本市に県庁を置く方が便利だと思うのですが、
このあたりは明治維新の廃藩置県以降、複雑な経緯があるようですね。
青森市と弘前市、前橋市と高崎市、静岡市と浜松市なども似たような感じなのかなぁ


ではでは、松本の街をちょっと散策しましょうか。雨も小降りになって来ました

使用したカメラ:FUJIFILM X-T1


大阪で生まれ育ったので、大阪城を子供の時から見慣れています。
堀、石垣などは大阪城の方がはるかに立派なのですが、なにせ天守閣は昭和になって造られたコンクリート製なんですよね。
やっぱり現存天守はいいなぁと、改めて感じたのでありました



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