よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

学問の神様-京都市上京区:北野天満宮

2017年03月28日 | 京都市(北区、上京区、中京区、下京区)
Kitano Tenmangu Shrine, Kamigyou Ward, Kyoto City

さてさて、京都市上京区の北野天満宮を訪ね、見頃の梅を愛でたワタクシでありますが、
北野天満宮の見どころはもちろん梅の花だけではありません


梅園の中に小高い場所があり、そこから本殿を俯瞰することが出来ました


この本殿は江戸時代の初期に作られたものでして、国宝にも指定されているんですよ。
ではでは、梅園から本殿の方に向かうとしましょうかねぇ


北野天満宮はもちろん菅原道真を祀った神社でして、学問に優れ忠臣であった道真を祀っていることから
「学問の神様」として多くの人達が参拝しています


菅原道真公は宇多天皇の信頼も厚く、トントン拍子で出世していくのですが、逆に藤原氏たちからは恨まれていきます。
道真が右大臣に昇進した後、宇多上皇が出家したことで、その後ろ盾が無くなった道真は非常に危険な立場になりました。
そして、藤原氏たちの陰謀により無実の罪を着せられ九州大宰府へ左遷させられてしまうんですよね


もともと健康では無かった道真は左遷された2年後、再び京都に戻ることなく59歳で大宰府の地で死去します。
その後なのですが、京の都では道真の左遷に関わった人物が次々と病死、狂死したり、落雷で死んだりするんです。
不思議なことに藤原一族でありながら、藤原忠平だけは菅原道真に同情の思いを寄せていて、
励ましの手紙などを送っていたこともあり、祟りを受けることもなく摂政・関白の地位に着いているんですよ


平安時代の貴族と言うのは怨霊、妖怪、祟りというのをものすごく恐れていたそうですから、
道真の怨霊というのはさぞかし恐ろしいものだったのでしょうね


この菅原道真なのですが「学問の神様」として祀られていますが、けっこう人間的な一面もあるんですよね。
妾がたくさんいたとか、遊女遊びが好きだったという話があり、子供も23人いたそうなんです。
また、学問だけでなく武芸にも優れ弓矢は百発百中だったとの言い伝えもあるんですよ


ワタクシのように学問にも武芸(スポーツ)にもさほど才能の無い人間は、ただただ羨ましい限りですが、
他人の恨みをかって陰謀で左遷されることもないでしょうから、良しとしましょうかね

使用したカメラ:8枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T1


この日もたくさんの受験生とその家族と思われる人達がお参りに来ていました。
時期的に「合格祈願」というよりも、「合格のお礼参り」という感じだったんですよ。
4月からはそれぞれが新しい進学先で、新たな人生をスタートさせるのでしょうね



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