線路はつづく

日々身近な神戸電鉄や 貨物列車の撮影中心に楽しんでいます 最近は 月いちで北条鉄道へも足を伸ばす様になりました。

越美北線の8620形機関車

2024-04-24 16:12:44 | 蒸気機関車の時代
 SLブーム終焉の頃 越美北線には 福井から九頭竜湖まで二往復の貨物列車が設定されていました 臨時運用なので貨物が無ければ運休でした

が ほぼ毎日運転されていたようです。

 福井を出た列車は 越前花堂から越美北線に入り 足羽川沿いに一乗谷・越前大野と進み やがて終着駅九頭竜湖に到着します ほぼ平坦な路線で

すが 煙の期待できるのは 小さな峠を越える越前大野の手前 計石・牛ケ原間 景色の好いのは 越前大野から終着九頭竜湖間でした。

 越美北線へは 日付の変わる前の立山3号で大阪発ち真夜中の福井に着き 福井から一番列車に乗り換え越美北線唯一の勾配区間 計石・牛ケ原間

を目指しました。

    

    1973年4月  撮影  越美北線 計石~牛ケ原    28651  下り貨物列車

    

                              28651  上り貨物列車

 回転火の粉止めにパイプ煙突と 美しさは損なわれていましたが 大正生まれの名機関車を写せただけで満足でした。

    

 越前大野で貨物を開放した28651号機は 単機で転車台の有る九頭竜湖駅へ向かい 方向転換を終えた機関車は 長い橋梁を単機で戻って来まし

た。

    

    1973年撮影  越美北線  越前大野~越前田野     28651

 渡り終えた機関車は 緩やかな坂を下り越前大野へ向かいます。

    

 景色の美しい越前大野・越前田野間が 単機なのは残念ですが 残雪と満開のこぶしの花を背に トコトコと単機で走るハチロクの姿も中々のもの

でした。

 越美北線へは 二度しか出かけられませんでしたが 朝倉氏の本拠地だった一乗谷 城下町の越前大野なども有るので 出来ればもう一度訪れたい

地です。
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