七尾線のポニーＣ56（穴水～能登三井 その1）

　七尾線の穴水まで来ると終着輪島はもうすぐです　然し穴水から和島までは　能登半島を横断するため険しい峠越えが待って

います　穴水から次の駅能登三井まで11ｋｍは　貨物列車にとって難所の連続ですが　撮影する者にとって絶好の撮影地の連

続でもあります　随分昔の事なのでどれ位歩いたのか忘れましたが　穴水から1時間以上は歩いたと思います。

　　　　

　　　　1974年2月00日撮影　七尾線　穴水～能登三井　　　　　　　　　　　　　　Ｃ56　124　　下り貨物

　この頃は単焦点レンズを使用していたので　別カメラでの映像です。

　　　　

　山あいに響くドラフト音に　今か今かと姿が見えるのを待ちましたが　音は大きくなったり小さくなったりで　山の向こうに白煙が

見えるまで随分時間がかかりました　ただスピードが遅かったのでジックリ引き付け思い通りのポイントでシャッターを切る事が

できました。

　この区間には　他にも撮影ポイントが沢山あるので　明日から順次アップしていきます。

七尾線のポニーＣ56（西岸～能登鹿島）

　七尾線で唯一海のそばを走るのが　此の西岸付近です。

　　　　

　　　　1974年1月00日撮影　七尾線　西岸～能登中島　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｃ56　124　下り貨物

　海岸に降りて海側から撮影しました。

　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｃ56　　下り貨物

　入り江に停泊中の漁船越しの撮影です　水鏡にはなりませんでしたが　結構良い感じの絵になりました。

　　　　　　　　　

七尾線のポニーＣ56（能登中島～西岸）

　七尾線は　和倉から能登鹿島まで　ほぼ七尾湾に沿って小さな峠を幾つか超えながら北に進みますが　能登中島と

西岸の間　西岸駅の手前の峠越えは　山の斜面から七尾湾を望む高い築堤を上る　上り貨物が写せる絶好の撮影地でした。

　午前中に輪島に向かう下り貨物を写し　上りは此処で写すと言う事が多かった様に思います。

　　　　

　　　　1974年1月00日撮影　七尾線　能登中島～西岸　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｃ56　124

　線路東側の山の斜面に少し開けた所が在り　七尾湾越しに能登半島に続く山並みが見通せ　良く晴れたこの日は　絶好のロ

ケーションでした　能登鹿島を発車する汽笛が聞こえ暫くすると　ドラフトを響かせＣ56が　その小さな体を震わせながらユックリ

と築堤を上って来ました　短い編成の何倍もの煙を棚引かせ去って行くと　風に流された煙の臭いが漂い　Ｃ56の力闘の余韻に

浸りながら山を下りたのが　つい先日の様に懐かしく思い出されます。

　　　　

　　　　1974年2月00日撮影　七尾線　能登中島～西岸　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｃ56　124

　この日は曇っていたので　線路に近付き海を入れずに写しました　此処からだと西岸を発車した列車が　ユックリとカーブを描

きながら築堤に進んでくる姿が望め　少しぐらい編成が長くても綺麗に納める事も出来ました。

　遠くの集落の切妻の屋根もどっしり大きく　雪国らしい形をしていて当時が偲ばれます。

　先の二枚の写真の中間地点から写しました。

　　　　

　　　　1974年3月00日撮影　七尾線　能登中島～西岸　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｃ56　124

　少し長めの編成でしたが選んだポイントが良く　いい塩梅にピッタリ収まってくれました　この日も北国には珍しい晴れの好い

天気でした。

　　　　

　　　　1974年2月00日撮影　能登中島～西岸　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｃ56　159

　先ほどの築堤を更に能登中島寄りに進むと峠の頂上になり　ユックリカーブしながら下って行きます。

　

七尾線のポニーＣ56（能登中島駅）

　和倉付近で撮影後　普通列車輪島行に乗ると　先行したいた貨物列車を能登中島駅で追抜くので　短い停車時間の間に写し

ました。

　　　　

　　　　1974年1月00日撮影　七尾線　能登中島駅　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｃ56　124

　ヘッドライトこそシールドビームですが　形式入りナンバー赤プレの綺麗な釜です　七尾機関区の人気釜でした。

七尾線のポニーＣ56（笠志保～能登中島）

　しばらくお休みしていた七尾線のポニーを続けます　今日は一駅間進んで笠志保・能登中島間です。

　　　　

　　　　1943年3月00日撮影　七尾線　笠志保～能登中島　　　　　　　　　　　Ｃ56　124　　上り貨物列車

　能登中島駅を発車した列車が　大きくカーブして築堤を上って来ました　少し風に流されましたが　好い煙を吐いていました。

　通り過ぎた所を釜の側面をアップで。

　　　　

　坂を上り切ったので蛇行運転になりました　バック運転時の前面視界を確保するための　テンダー側面の切り取りも良く分かり

ます。