クラス会

　感動しました。東京の青山で小学校のクラス会があり参加しました。その席に脳疾患で言語と左側半身が不自由になったがAさんがお嬢さんと一緒に車いすで参加したのです。幹事は知っていたのですが、私は顔見るまでAさんが倒れたことを知りませんでした。

　お嬢さんの介護で、ゆっくりですが食事はできるのです。それでも話はできないし、顔の表情もありません。家族は話もできないのに参加しても迷惑をかけると反対したそうですが、Aさんが出席したいと泣いたので連れて来られた、との話でした。

　みんなの話は理解できているのかどうか分かりませんが、クラスメイトの顔を見ることで元気が出るのでしょうか。身体の大きいスポーツウーマンだったAさんです。参加されたことに私たちも感謝です。小学校を卒業したのは1951年ですから62年目になります。クラス会は毎年開催していたのですが永久幹事と思っていたGさんが10年前に亡くなってからは、不定期になりました。

　今の学級定員と違いますから私たちのクラスは61名と多人数でした。そのうち亡くなった方や連絡が取れなくなった方、元気だけれど足が弱くなって来られない人たちもいて、今年の参加者はちょっと寂しい13名でした。また以前は参加されていた先生も今は養老院生活で欠席です。

　いつもは冬の夜に開催していましたが今回は気候の良い5月、それも昼に行いました。最近は東京で飲むと帰りが遅くなるので苦痛でしたから、時間を早めてくれたので助かりました。みんな元気でしたが、それでもクラス会に出席できるのも今年限りかも分からないね、という会話もありました。

　来年の3月までには全員が後期高齢者になりますのでいつまで続けられるか分かりませんが楽しい会なので、私はいつまでも参加できるように健康寿命を伸ばしたいと思っています。