今日の読売新聞一面のトップ記事は「高校授業料滞納6億円」「都道府県立、増加傾向」「進むモラル低下」という見出しである。先日、八千代西高校で入学金未納入者を入学式に参加させなかったが、これを高校の融通性のなさ、冷たさと取り上げたことの反省かと思った。(7段も使っている)
一面では親のモラルのなさを嘆きながら、30面で解説記事を書いている。ここでも一応「深刻なのは親のモラルの低下が原因と見られる」と書いている。しかしその後に「八千代西高校では入学金を払っていない新入生を入学式に参加させなかったことが発覚(原文のまま)した。生徒の人格を傷つけるような結果を招くことだけは絶対に避けなければならない」とある。
生徒の人格とは何だろう。辞書によると「ひとがら、品性」「法律上の行為をなす主体・自由・自存・独立の権利を有する個人」とある。多分後者のほうを言っているのだろう。(朝来野祥子の署名記事)
戦後の教育が荒廃した原因の一つは「個の尊重」とか「自由」を強調しすぎた為に、これと紙一重の身勝手、わがまま、したい放題が大手を振るうようになってしまった(藤原正彦著「この国のけじめ」)という考えを支持したい。
人格を尊重するのだから、入学金、授業料を家の貧困という理由で払えないのは許すべきだというのだろうか。義務教育ではない。そんな甘やかしが社会をおかしくしている。奨学金もあるだろう、学力が低く受けられない場合は自分で稼ぐことを教えるべきだ。
人手不足で困っている新聞配達も高校生なら十分できる。その収入で授業料くらい払えるだろう。生徒に配慮した・・・などと甘やかすことはやめてほしい。読売新聞社は大事な一面記事で、何を目的に(何を言いたくて)この記事を書いたのだろう―。理解に苦しむ。
*辞書では「人格」について、(心)道徳的行為の主体としての個人、自立的意思を有し、自己決定的であるところの個人。
さらに、法律関係、特に権利、義務が帰属し得る主体・資格・権利能力、などとある。難しすぎるのですが―。(広辞苑ほか)
一面では親のモラルのなさを嘆きながら、30面で解説記事を書いている。ここでも一応「深刻なのは親のモラルの低下が原因と見られる」と書いている。しかしその後に「八千代西高校では入学金を払っていない新入生を入学式に参加させなかったことが発覚(原文のまま)した。生徒の人格を傷つけるような結果を招くことだけは絶対に避けなければならない」とある。
生徒の人格とは何だろう。辞書によると「ひとがら、品性」「法律上の行為をなす主体・自由・自存・独立の権利を有する個人」とある。多分後者のほうを言っているのだろう。(朝来野祥子の署名記事)
戦後の教育が荒廃した原因の一つは「個の尊重」とか「自由」を強調しすぎた為に、これと紙一重の身勝手、わがまま、したい放題が大手を振るうようになってしまった(藤原正彦著「この国のけじめ」)という考えを支持したい。
人格を尊重するのだから、入学金、授業料を家の貧困という理由で払えないのは許すべきだというのだろうか。義務教育ではない。そんな甘やかしが社会をおかしくしている。奨学金もあるだろう、学力が低く受けられない場合は自分で稼ぐことを教えるべきだ。
人手不足で困っている新聞配達も高校生なら十分できる。その収入で授業料くらい払えるだろう。生徒に配慮した・・・などと甘やかすことはやめてほしい。読売新聞社は大事な一面記事で、何を目的に(何を言いたくて)この記事を書いたのだろう―。理解に苦しむ。
*辞書では「人格」について、(心)道徳的行為の主体としての個人、自立的意思を有し、自己決定的であるところの個人。
さらに、法律関係、特に権利、義務が帰属し得る主体・資格・権利能力、などとある。難しすぎるのですが―。(広辞苑ほか)