昼から風もやみ気温が上がっている。下校してくる児童に「暖かくて良かったね」と声を掛けると、「暑いよ~」と甘えた声で返してくる。登校時の厚手のコートを脱ぎ、ランドセルに巻いているのだが、それでも汗をかいている。
パトロールでもマフラーを取り、セーターを脱いで歩くのだが、時には軍手の手袋も外す。家々の手入れをされた庭にパンジー、ビオラ、マーガレットが色鮮やかに咲き、2月末ですでに春。
町内にこんなに梅の木があるとは思わなかった。550の戸建住宅に40~50本はあるだろう。中には写真のように白梅に紅梅の混じっているものもある。
見事なしだれ梅を咲かせているOさんは、「咲きかたがおかしい。例年は2,3輪咲きはじめると程なくほとんどの蕾が開くのだが、今年はバラバラと咲いてまだ蕾も残っている。でも、もう開かないのではないか」という。
梅はなんとなく陰気だし寂しいよ、桜の明るい咲き方がよい、と思っていたが、暖冬の町を歩き、枝ぶり良く手入れされた梅を見ると、加齢もあってか梅の持つ上品さが美しく、好感を持つようになった。