トランシーバー

　まちを守る会でトランシーバー2台を約10万円で購入した。地形や構造物などの有無によって異なるが3～4Kmの距離で通話ができる高性能機だ。災害時に一時避難場所の公園から市の避難所である小竹小学校まで移動するときに、先発隊が道路の安全を確認して住民を安全に誘導するために使いたい。

　私たちのまちを守る会では震度6とか7の地震があった時に、一番怖いのは火災と想定している。気象の状況が悪ければ10メートル以上の強風が吹いていることもあるだろう。北風の時は避難所が風上になるのでむやみに避難所に向かうのは危険だ。

　さらに道路は避難する車が渋滞して車両火災のことも考えておかなければならないので、最短距離の通学路である中央道路を歩けないことも想定している。小竹小学校を一時避難所としているが、状況によっては南東にある志津小学校、西地区にある井野小学校に避難しなければならないこともあるだろう。

　そんな状況把握のためにトランシーバーを使い慣れておきたい。ただ予算の都合で2台しか買えないが、使ってみて効果が考えられるなら来年度以降も買い足していく。できれば小竹小学校区の自治会が同じ機種、せめて同じメーカーの製品を使えば利便性は高まるのだが、残念ながら今はまだ話し合える環境になっていない。

　明日からスクールガードや防犯パトロールで試験的に使っていくが、無線の資格は必要ないが無線局開設の届け出が必要なので、手続きが済むまでは多少遠慮した方が良いのかもしれない。（手続きをしないで運用すると1年以下の懲役又は100万円以下の罰金だというから―。