らくしゅみ

写真や音楽、その他気の向くままに綴ってみたいと思います。 楽に趣味をらくしゅみ。

岡田美術館 開館10周年記念展 第1部 若冲と一村 ―時を越えてつながる―

2023年02月28日 | 旅行記

昨日、一昨日と箱根に行ってきました。

中は撮影禁止なので写真はここだけ。今回の旅の目的はこの展覧会を見るためです。

1日目は小田原からターンパイクで大観山。

で、パウル・シュミット。(笑) ま、箱根の・・・あそこは何というのでしょう? 箱根町の芦ノ湖畔、船着き場の近くにこの碑はあります。

美術館は2日目に行きました。そして、その後大涌谷に行きました。1日目(日曜日)にも行こうとしたのですが、大涌谷に向かう道路からものすごい混雑でやめました。というわけで、2日目(月曜日)です。道路は混んではいませんでしたが、駐車場はいっぱいでした。

ロープウェイ、何度か書いていますが(こことかここ)、箱根はロープウェイです。ちなみに発音や表記についてのNHKの見解はこちら

 

妻が誕生日に岡田美術館に行きたいと言うので、叶えに行ってきました。それというのも『2023年秋に開館10周年を迎えることを記念し、美術館からの感謝の気持ちを込めた特別企画です。誕生日当日のご本人様と同伴者1名様まで入館料が無料になります。』とのことでしたので、そして、企画展も「開館10周年記念展 第1部 若冲と一村 ―時を越えてつながる―」とナイスな展示なので昨年末から予定していました。

 

子供がまだ小さいころ、子連れで箱根は何度か行きましたが、天気が悪かったり、地震があったり(2015年)(その時は旅の途中で帰りました)で、大涌谷は行ったことがありませんでした。久しぶりに行きましたが、ずいぶんとモダンになりました。黒玉子がおしゃれに見えました。(笑)

 

さて、パウル・シュミット。(笑) 写真(カメラ?)好きには説明はいらないのですが、そうでない人には説明は難しい。平たく言うと、ライカというドイツ製のカメラを輸入する商社(シュミット商会)の社長だった人で、明治39年(1906年)に外国人として初めて芦ノ湖湖畔に別荘を建てた人です。今、その跡地には箱根駅伝ミュージアム(箱根駅伝の往路ゴール地点の脇)が建っています。どうしてそれで碑が建つのかよく分かりませんが、当時はすごいことだったのでしょうね。

 

シュミットの碑、その昔何気に見ていたのですが、ご無沙汰だったので私のリクエストとさせていただきました。(笑)

 

おまけ

助手席の妻が撮影した西湘バイパスから見た海です。

 

西湘バイパスって、下り車線で国産車の助手席側にいないと海は見られません。(外車にしますか) その昔(40年位前)ドライブの定番だったのですが、乗り口が高速と繋がっていないのと小田原(早川)あたりがいつも混雑しているのであまり嬉しくない道路でした。ですが、今回は海沿いの景色を堪能すべく全てを我慢しようと言って出かけました。(爆) でも今は圏央道もあって、しかも134号の近くまでいけるし、そこから大磯東インターまではおよそ5キロなので格段に便利です。そして出口も空いていて、ターンパイクにすぐ入れました。今流行りのシティーポップをかけながらドライブを堪能しました。(笑)

 


あざみ野フォト・アニュアル2023 潮田登久子 写真展 永遠のレッスン 横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展 写真をめぐる距離

2023年02月25日 | 展覧会

昨日は、横浜のあざみ野(地名:青葉区)にある横浜市民ギャラリーあざみ野に「あざみ野フォト・アニュアル2023 潮田登久子 写真展 永遠のレッスン」を見に行ってきました。ちなみに、前回ここに出かけたのは10年前でした。

建物外観。

会場入口。

冷蔵庫の写真。人の身長の倍くらいの高さ(大きさ)があります。

枚数も多い。

マイハズバンドのコーナー。

その中にライカのM2がありました。どうやら「街へ」がこれで撮影されたようです。(パンフレットにそうある)

2階に上がって、「横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展 写真をめぐる距離」も併せて見学してきました。

いろいろな距離にまつわる展示ですが、ブツの方に目が行ってしまい何のどんな距離か忘れてしまいました。(笑) ちなみにこれはライカのELMAX(エルマックス)というレンズ。

レンズの中に水を入れるという変わった?レンズを使い、パノラマ写真を撮るカメラ。サットン・パノラミックカメラです。その昔、日本カメラ博物館で開催された、特別展「イギリスカメラ展〜王国の気品マホガニー&ブラス」(2015年)に展示されていたのを見ました。私のブログではこの時ですね。

そして、何年か前にはロモ(ロモグラフィー)から水レンズ?を使うHydro Chrome Sutton's Panoramic Belair Cameraが発売になりました。

もちろんホロゴンも。

会期終了間際なのでチラシもパンフレットもありませんでした。pdfでどうぞ。

 

大変楽しかったです。

 

 

 

 


CP+2023

2023年02月24日 | カメラ

昨日は、リアルの開催は4年ぶりですか?CP+2023に出かけてきました。前回はコチラ。

看板です。

入口から、入った順に左回りで・・・まずキヤノン。VRです。未来がステレオで見えるでしょうか?

ニコンの新製品の85mm F1.2。カメラのモニターでも分かるぐらい良いレンズでしたが、カメラの画像処理エンジンがキモでしょうか? ピントの合ったところからボケのつながりがなだらかです。いずれにしてもトータルで素晴らしい絵です。

同じくニコンの動画のコーナー。

ソニーDSC-HX99 RNV kit。長々と書くのも何なのでこちらをどうぞ。要するに目の悪い(機能的に)人の見え方を補助するカメラです。

私に向かって手を振る人がいたので、ご挨拶をしてきました。(笑)

パナソニックS5Ⅱに搭載された像面位相差AFの説明コーナー。S5ⅡのAFが優秀なのは触ると分かるのですが、それが他社に比べて速いのか遅いのか、精度が良いのか悪いのか分かりません。正直でいいデモンストレーションですが、二年半前(2020年9月)に発売されたS5に搭載出来なかったのかと考えると複雑な気持ちです。

 

OMシステムズ、コシナ、タムロン、パナソニック、富士フイルム・・・他にも色々とありましたが、このぐらいで。(スミマセン) また、今回はハードロックカフェも夜の飲みもありませんでした。(それがフツウ:笑)

 

おまけ その1

久しぶりに阿部さんのセミナー?を聞きました。相変わらず楽しいです。

 

おまけ その2

行きは曇りでやや寒かったですが、帰りは晴れで、何だか爽やかな雲がぽかりぽかりと浮かんでいて、暖かでもありました。


平林達也写真展 『成長の代価』 MONO GRAPHY Camera & Art 小伝馬町 私は馬喰横山駅から行きました

2023年02月20日 | 展覧会

昨日は、小伝馬町にあるMONO GRAPHY Camera & Artに平林達也写真展『成長の代価』を見に行ってきました。ここを訪れたのは昨年の夏以来です。

ギャラリーのある建物外観です。ギャラリーは2Fですが、1Fも別のギャラリーです。

関係無いですが、お隣さんの植物が楽しいことになっています。(笑)

階段の上り口です。

中の様子。

平林さんご本人です。ご本人にお会いするのは・・・えっ?この時以来?

最後はちょうどいらしていた中澤さんと共に、ギャラリーのコムロミホさん、奥さんの宇井真紀子さんも加わって記念写真。

 

最終日でした。(笑)

 

おまけ その1

ここはギャラリーだけではなくて、写真に関するあれこれを販売もしています。このブログでも何度も紹介している恩師、内藤先生の写真展、その写真展のポストカードも販売されていました。写真展は直近では昨年9月

 

おまけ その2

昨日はMONO GRAPHY Camera & Artに出かける前に新宿に寄りました。で、「おまけ」だの「ついで」だの何かと失礼なのですが、北村写真機店で写真展を見てきました。

市橋織江の「summer after summer」です。ホームページによれば【松本広域連合主催 写真展】後半:市橋織江「サマーアフターサマー」がタイトルです。

 
 

オーバー60の会 ひまり屋 吉祥寺

2023年02月17日 | 食・レシピ

昨日は吉祥寺でオーバー60の会でした。ま、簡単に言うと60歳以上のジジイの飲み会って事です。(笑) 昨日のメンバーは4人です。

お店の名前は「ひまり屋」と言います。由来は尋ねていません。看板です。

こんな入口で、くぐって入ります。

口開けに鍋島。甘口で美味しいです。

刺身の盛り合わせ。

店内の様子。早い時間から始めたのでまだ他に客はいません。


オールドレンズフェス改め? 「35mm判オールドレンズの最高峰4 オールドレンズの始祖 50mm f3.5 標準レンズ」発売記念写真展

2023年02月16日 | レンズ

昨日は「35mm判オールドレンズの最高峰4 オールドレンズの始祖 50mm f3.5 標準レンズ」発売記念写真展に出かけてまいりました。(笑) 場所はいつもの新宿マルイ本館、3階です。

会場の様子。今回はついにオールドレンズフェスではなくて、本の発売がメインの写真展です。(意味不明:上手い日本語が見つからない) ちなみに本の発売(3巻目)は2年前です。オールドレンズフェスは昨年9月でした。と、書きましたが、オールドレンズフェス2023 春 は4/21〜30日に 新宿マルイ本館8階で行われることが決定しました。

看板です。

これが噂の「35mm判オールドレンズの最高峰4 オールドレンズの始祖 50mm f3.5 標準レンズ」です。

写真にあるのは単体で売られることのほとんどないイタリアはヤヌア社の標準ESSEGI f3.5です。この他Foca oplar 28mmf6.3、ニッケルエルマーのノブ番号4番、5番、マイクロズマール、赤エルマーなどがありました・・・が、土日で売り切れている事でしょう。(笑)

 

私が行った時はクレジットカードの読み取り機がまだ起動していなくて難を逃れました。(爆) いや、お金はいっぱいあるんですよ、銀行に・・・いや、本当に買ってもいいと思ったのですよ・・・でも、さすがに多額の現金はねぇ、持ち歩けません。いやぁ、買えなくて残念だなぁ。(ホッ)

 

実は初日に出かけたのは本を買うためです。何の本かというと、「35mm判オールドレンズの最高峰4 オールドレンズの始祖 50mm f3.5 標準レンズ」です。発売記念写真展ですから。(笑) この本が最近色んな所で認知され出してきて、油断すると売り切れてしまいます。(多分)


PC-Distagon 35mm F2.8

2023年02月15日 | レンズ

いつも行く飲み屋で「独物Zeiss(レンズを使った写真を)貼る展」が始まりました。『()内は私の注釈』 ま、写真展の穴が空いてしまった所の穴埋め企画として、いわゆる育てる写真展となったので、私もPC-Distagon 35mm F2.8で参加しました。育てる写真展とは一斉に展示がスタートするのではなくて、来られる人から順番に貼っていく写真展のことです。徐々に枚数が増え、空きスペースが埋まっていくので育てる写真展というわけです。

レンズ正面の銘板です。

例によって?(笑)富士のGFX 100Sに装着しました。

フィルターを装着しました。このレンズにフィルターを装着するには70/86といういわゆるステップアップリング(純正品)を使用します。

PCの意味はPerspective Controlで、シフトができるレンズです。こうやって見ると不思議な感じがします。

後ろから見た所。

シフトさせたものを後ろから見たもの。移動量は10mmです。(カタログにそうあります)

で、どんな風に使うのかというと・・・カメラを水平に構えて、垂直を出して撮影すると建物の上が切れてしまいます。

同じ位置から、建物が全て入る様に撮影すると、左の建物を見ると分かりますが、垂直線が内側に倒れています。(パースペクティブが付いている)

で、カメラを水平垂直に構えてシフト(この場合はライズ)してやると垂直線を保ったまま建物全体が撮影出来るというわけです。(手持ちで撮影したのでやや左を向いてしまいました)

もうひとつは・・・水平垂直を出して撮影するとこの様に写ります。

同じ位置でライズ(上方向にシフトさせることを指す)した写真。

同じ位置でフォール(下方向にシフトさせることを指す)した写真。

で、その3枚をステッチすると、上から下までのパノラマ?写真となります。

 

というわけで、このレンズの用途は、パノラマ写真を撮るか建築写真を撮るかです。フィルム時代にはパノラマ(ステッチング)にするという用途はなかったと思いますが、では、建築写真で使われたでしょうか? 私には疑問です。(笑) 売れなかったのではないかと推察しますが、実際はどうなんでしょうか? 意外と長い事販売されていたのでそれなりに需要があったのでしょうか? 当初は17万8千円で、最後の方は39万円で販売されていました。

 

どうしてカメラボディーを富士フイルム社製のGFX 100Sにしたのかというと、PC-Distagonはイメージサークルが63mm (直径ね)あって、画角は83度あるので(カタログにそうあります)、44x33のセンサーを十分カバーするからです。焦点距離は35mm なのでフルサイズの28mm 相当です。フジノンレンズ でいうとGF30mmF3.5 R WR相当の画角です。なので、ステッチングをした写真はフルサイズの24mm 相当の絵が作れるでしょうか。

おまけ

前回は平和の象徴でしたが、今回のこのレンズはウエスト・ジャーマニー製でした。

 


「月に吠えよ、萩原朔太郎展 Sakutaro Hagiwara: Howl at the moon」 世田谷文学館

2023年02月03日 | 展覧会

昨日は世田谷文学館に「月に吠えよ、萩原朔太郎展 Sakutaro Hagiwara: Howl at the moon」を見に行って来ました。前回ここを訪れたのは谷口ジロー展でした。

昨日は車で出かけたので、建物の外観の写真はありません。(駐車場が建物地下にあり、表に出る必要が無い)

会場入り口です。

独特のリズムを表現しています。(多分)

メイクな感覚ではなくエディット(ちょっと違うけど)なコーナー。

写真のコーナーもあります。萩原朔太郎といえばステレオ写真ですが、下に写っているアクリルボックスの中にステレオカメラが展示してありました。が、撮影禁止です。(笑)

 

最終日間近だからでしょうか?平日にも関わらず、思いの外混雑していました。久々に文学(詩)に夢が膨らむような良い展示だったと思います。

 

オマケ

出かける前に地元の図書館で萩原朔太郎の関連の書籍を借りて・・・展覧会を見に行く前の姿勢としては予習ですが、忘れてしまったことを思い出すというという意味では復習してから出かけました。

これは「のすたるぢや」にある解説で、ご覧の通りかなりの写真が残っているはずですが、今回の展覧会の趣旨とは異なるのか、会場にはさほど展示されていませんでした。技術的な解説もありません。

 

アクリルボックスの中に展示されていたカメラはOwla Stereoで、サンパックのB3000というストロボも一緒でした。(笑) それとビューワーが展示されていました。なので、ステレオ写真とはこういうもの、な解説で萩原朔太郎のカメラでもないですし、時代も全然違います。

 

文献によればカメラはフランスのリシャール社製(Jules Richard )のグリフォスコープ(Glyphoscope)、あるいは曽根春翠堂(そねしゅんすいどう)ではないかと推測されています。曽根春翠堂のカメラにグリフォスコープを模した(デッドコピー)カメラがあって、名前をトキオスコープといいます。グリフォスコープって、一体いくらだったんでしょうね?

 

孫の萩原朔美のウィキペディアを見ると、「2022年、版画、写真、アーティストブック、などの全作品が、世田谷美術館に収蔵された。」とあります。なので、特に写真のデジタイズ等、現代にマッチした資料にして我々に見せて欲しいです。