らくしゅみ

写真や音楽、その他気の向くままに綴ってみたいと思います。 楽に趣味をらくしゅみ。

ニッコール 2.1cm にまつわる今年嬉しかったこと プチ 二題 (笑)

2022年12月29日 | レンズ

今年も嬉しいことがたくさんありました。そんな中、ウォー!ヤッター!という程では無いけども、プチ、嬉しかったことを紹介します。(笑) 前回の「プチ嬉しかったこと」はこちら。(爆)

何度となくこのブログに登場するニコンのレンズ、NIKKORの2.1cm F4。今回はこれにまつわるプチな事を二題。

まず、第一題。その2.1cmのリアキャップ。何が悪いのか、中古でレンズを買うとリアキャップは大概欠けている事が多く、ここまでひどくないにしてもロックが掛からず、クルクルと回ってしまうものがほとんどです。

直してもらいました。(笑) 私はあちこちに書き散らかしていますが、掌がありません。(キッパリ) なので、直していただきました。

欠けている部分を足して、ロックの効かない爪を効くように再現してもらいました。

完璧です。

元々Sマウントのカメラ(レンジファインダーカメラ)用の対称型のレンズをFマウントのカメラ(一眼レフカメラ)に流用した為に、マウント面よりレンズが後ろに大きく飛び出しています。それをカバーするためのリアキャップなので特殊な形をしています。他にもフィッシュアイレンズがこのリアキャップを使用していますが、普通のレンズに比べたら圧倒的に数が少ない為、スペアパーツとしてのリアキャップを見た事はありません。なので、壊れたら治すしかありません。という訳で、今回これだけではなく、他のも何個か直してもらいました。(笑)

 

第二題。

冒頭の写真、これが完成形となります。「一応の完成形」と題したエントリーを上げたこともありますが、今回は「ザ・完成形」です。

FとF2のファインダーを外して並べたものです。左がF2で右がFです。見て分かる通り、Fには「Nikon」の銘板があります。そしてそれは外側からネジで固定されています。

で、F2に、その昔コシナから発売されたシューベースを取り付けるとこうなります。イヤ、良いんですよこれで。良いんですけどちょっと「アレ」な感じがするでしょ。(笑) もちろんこのシューベース、Fにも取り付け可能で、当たり前ですが「Nikon」の銘板も見えます。(写真、撮り忘れた) じゃ、それで話がお終いかというとそうではない。見た目も大事ですが、それ以上に操作性が大事です。やはり裏蓋を根こそぎ取り外してフィルム交換をするのは前時代的過ぎます。なので、このレンズを使うにはF2がベースボディーとなります。

という訳で、アイレベルファインダーから銘板を取り外すことにしました。(笑)

ま、こうなってしまう訳です。銘板が無いだけでこんなに間抜けな感じになるなんて・・・銘板はネジでファインダーの内側から締めるようになっていました。力の要らないパーツで命に関わるものではないのでこれで良いのでしょうが、結構な手間です。

銘板の裏はこのようになっています。両面テープは私が貼りました。(笑) はじめ、両面テープでシューベースに貼り付けていました。が、なにかの拍子で落ちるやも知れず、ドキドキしながら使っていました。で、先程のリアキャップを直してくれた人がネジで固定してくださいました。言葉で書くと簡単ですが、正確な位置にネジ穴を開けて、裏側からネジを締めるのは結構な手間でした。

 

こうして「完成形」になりました。ファインダーも色々と試してみました(こことかここ)が、ライカが一番!(爆) しかも旧タイプでないと足がセンターに無いので、新タイプは却下。今の時代、全てが中古でしか手に入りませんが、ひょっとしたらファインダーが一番高価かも。(笑)

 

誰ですか?「そうまでして使うレンズか?」なんて言う人は。(笑) でも、色々と凝りだすと、価格はライカでスーパーアンギュロンに限りなく近づいていきます。(爆)

 

 

 

 

 


2022年日本雑誌写真記者会写真展 富士フイルムフォトサロン 六本木

2022年12月28日 | 展覧会

昨日は、六本木はミッドタウンにある、富士フイルムフォトサロンで開催されている日本雑誌写真記者会の写真展に行ってきました。昨年の様子はこちら。

いつもの入口。

入り口脇にあるサイネージ。

DMです。

 

毎度毎度の事で中は撮影禁止です。なので写真はこれだけです。他のコーナーの写真展も見たのですが、此度は入口に設置されているパネル等の写真も撮りませんでした。(笑) 備忘録的に。

 


SZK クリスマス展覧会 茅ヶ崎

2022年12月16日 | 旅行記

昨日は茅ヶ崎に遠足でした。

駅前です。

で、なぜか船宿。

海岸線。遠くには伊豆半島の先端と大島が見えます。

船宿に行ったのは周遊船に乗るためでした。

えーぼーしー岩が近くに見える。(笑) バックは富士山です。

烏帽子岩と富士山をメインにトリミングしてみました。昨日のレンズが15−30mmという超広角レンズだったので仕方ありません。

潮がカメラ、レンズ、フィルターに掛かって結晶化しているので、こんな写真になります。キレイです。(笑)

昨日の遠足の本来の目的である、SZK クリスマス展覧会。総勢21名のグループ展です。

そう、我らが岩瀬さんの絵が展示されているというので出かけてきました。前回は夏の阿佐ヶ谷でした。

で、その後の計画では神社にお参りしたり、温泉に入ったりする予定でしたが、暗くなったので全部スッ飛ばして晩御飯。(笑)

幹事がどうしてもホルモン焼きを食べたいらしく、本厚木まで移動しての食事でした。本厚木ってホルモンが有名なんですかね? 美味しかったです。 

 

おまけ

茅ヶ崎に行ったら「C」のモニュメントを見なければいけません。(ホントか?) なんですが、何やらオブジェが・・・説明するのが面倒なので、そういうことで。ジャマとかそういうことではないです。ま、本当は無い方が良いのですが(笑)、このオブジェの向こうには日光浴を楽しんでいる若者がいて、絵的にはそちらの方が圧倒的に美しくないのです。(爆) ガラガラなのにね、どうしてそこなんだろう? 嫌がらせか? おかげで(そこにオブジェがある)楽しい時間を過ごすことが出来ました。 この写真にはありませんが、縦位置写真はパンタグラフの間に烏帽子岩が写っています。そうなんです、この「C」を通して見ると正面真ん中に烏帽子岩が見えるのです。

 

前回茅ヶ崎に行ったのは7年前の事ですが、今回写真は撮りませんでしたが、サザン通り商店街の看板? あの街灯についているヤツがですね、サビててヨレてました。海沿いは傷むのが早いですね。

 

ある時いつもの飲み屋で岩瀬さんに会いました。その時、今度茅ヶ崎でグループ展をやると案内をいただきました。で、あるならば今年最後になるであろう遠足に茅ヶ崎に行こうと提案しました。そうしたらトントン拍子に話が決まり昨日(12月15日)になりました。いつもなら手帳を確認するのですが、その時はしませんでした。そうしたらなんと、その日は妻とコンサートに行く約束をしていました。そう、ダブルブッキングです。結婚記念日に近いところでと、妻が手配をしていました。なので、今、離婚の危機です。(多分ウソ)

 

帰りはオッサンばっかりでロマンスカー。(笑) てんこ盛りな1日でした。

 

あ、後もうひとつ。案内に地図があるのですが、ギャラリーまでの並びに不動産、ラーメン、中華、中華と書いてあります。えっ、ラーメンって中華じゃないんだ?(笑)と思いましたが、実際に見ると全部中華屋でした。

 


『第17回タムロン写真同好会グループ写真展』 CORSO 神保町

2022年12月10日 | 展覧会

昨日は『第17回タムロン写真同好会グループ写真展』を見に神保町にあるギャラリーコルソ(CORSO)に出かけてきました。前回はこちら。

いつもの

入り口の看板

会場の様子。右端に写っているのはclub Nの後藤さんの作品ですが、「去年と同じじゃん。」と思ったのですが、若干違っていました。若干です。(笑)

タムロンのM田さんの作品。

 

いつも毎回テーマがあって、今年は「ソラ」だそうで、それに添った写真がお披露目されていました。ちなみに昨年(だけ)はテーマはありませんでした。そして、私は今年もオープニングに参加しませんでした。なので、解説を聞けていません。

 

昨年同様、Side.Sこと株式会社シグマとclub Nこと株式会社ニコン、そしてタムロンの3社(者)の合同の写真展です。club Nとの合同の写真展は過去に2回(ここここ)行われていますが、昨年からそこにシグマも加わりました。業界でも話題になっているらしく、来年はさらに参加の会社(の写真同好会)が増えるそうです。(真っ赤なウソ) いや、ウワサになっています。(笑)


カミサマ あたご梨

2022年12月04日 | 食・レシピ

昨日はカミサマがやって参りました。

「おがもの」の「おがも」は地名です。

あたご梨でした。以前にもいらした事があります。(笑) ちなみにふるさと納税の返礼品ではありません。(爆)

 

ま、以前にも書きましたが、「梨って夏から秋にかけての食べ物だと思っていたのに、真冬に食べるのってなんだか変な感じがします。しかもこの大きさ。」なんですよ。人に贈ってもそこが喜ばれるポイントです。(多分)

 

ありがとうございます。


平和の象徴? Made in Germany Distagon 15mm f3.5

2022年12月04日 | レンズ

先だってレンズをお借りしました。

それはヤシカ・コンタックス(現代では略してヤシコンと言うらしい)用のディスタゴン15mm f3.5です。

左のレンズは発売当初のヤシカのレンズ、Lens made in West Germanyと刻印されています。右のレンズは Lens made in Germanyと東西ドイツが統一後に製造されたレンズです。

製造年月の違いでコーティングが変わったでしょうか? それとも単に角度が違うだけでしょうか?

後ろ玉の様子。

で、お借りしたのはLens made in Germanyと東西ドイツが統一後に製造された新しい方のレンズ。ヤシカのCONTAX RTSIIに装着したもの。

ニコンのZ7にマウントアダプターを介して装着したもの。

を、上から見たもの。∞の隣は0,8です。(ワオ!) この二つの間に1mも3mも5mも10も20も全てが詰まっていると思うと不思議です。写真には過焦点距離というものがありますが、F8まで絞って後側の被写界深度を∞にするとそれは0.94メートルとなります。(多分) で、その時の前側の被写界深度は0.47メートルなので、1メートル(正確には0.94メートル)ぐらいの所に被写体があって、F8に絞れば0.47から∞までのパンフォーカスとなる予定です。(笑) 厳密な意味でのピントは0.94メートルにしか合わないですが、ファインダーを見ても開放が3,5と暗い上に15㎜という焦点距離ではピント合わせは困難を極めるので、こうした撮影方法で撮影するのが現実的です。

 

今回の撮影もピントリングをほぼいじっていません。無限遠じゃないなと思う時に少しだけ動かしますが、正確かと言われれば違います。ま、気持ちです。(笑)

 

以下は街をブラついて撮影したものです。

いきなりゴースト。(笑) 盛大です。

ちょっと向きを変えて、レンズの頭に太陽が来るようにすると、さらにすごいことになります。なんとか光線みたいです。(爆)

神保町の三省堂が建て替え中で、それを撮影したかっただけです。他意はありません。(笑) 逆光弱し君です。

千代田区立お茶の水小学校(錦華小学校)も建て替え中です。

十字架に陽が当たっています。そして、歪曲収差は道路の白線を見たらわかる通りいわゆる陣笠タイプです。

なかなか太陽からは逃れられません。先ほど逆光弱し君などと書きましたが、ハロっぽくはならず、コントラストもしっかりしています。

夜の写真をと思ってどこかイルミネーションのあるところを探してみたのですが、レンズを借りた時にはまだその時期ではありませんでした。なので、近場です。開放ですが、光源の辺りはハロっぽいです。

手持ちですが、よく写ります。フィルム時代には考えられないことです。

もう一枚。

開放。

F8まで絞ったもの。周辺光量が改善され、全体の画質もスッキリとしてきます。画面の左右もカチッと(グズグズではない)しています。左上の街路灯を見てみると開放と絞った時の差が分かり、絞りが6枚羽根だということが分かります。

 

今回お借りしたのは新しい方で、新旧2本を撮り比べた訳ではないので、印象ですが、写りは75年発売の(旧い)ものよりスキッとした印象です。旧い方はいわゆる線が太い感じの描写でしたが、今回の新しいものはそれよりは緻密な感じがします。使えるか使えないかで言うと、昼間にf8ぐらいまで絞ると今でも十分通用するレンズです。

 

なんてことを書くとモノが違うのか?とツッコミが入りそうですが、印象です。(笑) そんな気がする・・・だけです。いくら年月が経ったとはいえ設計が変わったとは思えないし、変わるとしたらコーティングくらいですが、コーティングでそんなに変わるのかという疑問も湧きます。

 

統一後に製造されたレンズなので90年以降の製造で間違いありません。で、価格は一気に跳ね上がり、70万円もしました。たらればですが、この価格を出して現代に遊ぶかといえば否です。ノスタルジーでありファンタジーですから否定はしませんが他に良いレンズは沢山あります。

 

とは言え、およそ50年前の設計とは思えない大変良いレンズでした。ブランドは2005年までありましたがその頃まで作られていたのでしょうか? Lens made in Germanyになって15年ほどしかありません。平和の象徴です。

 

Lens made in Germany、ドイツ再統一後に製造されたレンズ、こんな時代にあってことさら良いレンズだなと思う次第です。