ファイブ・カード・ポルカ

高木重朗氏の
「カードマジック事典」の中の
フィル・ゴールドスティン氏の
「ファイブ・カード・ポルカ」を読む。

５枚の青裏のジョーカーを示す。
そのうちの１枚をテーブルに裏向きに置く。
赤裏のカードを１枚テーブルに置く。
青裏ジョーカー４枚を赤裏のカードに触れ、
ジョーカーを検める度に
１枚ずつ裏返って赤裏に変化していき、
４枚全部が赤裏になる。
テーブルの赤裏カードを表返すと
クラブのA。
赤裏に変化したジョーカー４枚を
表返すとクラブのKQJと10で　
ロイヤル。ストレート・フラッシュ
というもの。

テンポラル・エラスティクティー

リチャード・カウフマン氏の
「世界のクロースアップ・マジック」
の中のジェイ・サンキー氏の
「テンポラル・エラスティクティー」
を読む。

輪ゴムがかかったデックを見せ、
客が言ったカードを
この輪ゴムが捕まえますと言って
客に好きなカードを言ってもらう。
客がサインをしたシールを
二つ折りにして輪ゴムに貼る。
デックを表向きに客のカードを探すが
いつの間にか輪ゴムが消えている。
時間が足りなかったかなと言いながら
腕時計を見ると、
シールが付いた輪ゴムが
ぶら下がっているというもの。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ハイビジョン・カード

テンヨーの
「ハイビジョン・カード」。

トランプより少し大きい
テレビ画面状のフレームを見せ、
手品用のテレビですと言って
つまみを引き上げて空であることを見せる。
つまみを戻してスイッチを入れると、
縦の走査線にトランプが現れ、
スイッチを切ると映像が消える。
もう一度スイッチを入れると
再びトランプの画像が現れる。
手品用のテレビは
映像が本物になりますと言って
フレームを傾けると、
実体化されたトランプが
出てくるというもの。

アラビアン・ジョーカー

はやふみ氏の
「レパートリーズ　２」の中の
「アラビアン・ジョーカー」
を見る。

シャフルしたデックから
客に１枚選んで覚えてもらい、
デックに戻してシャフルしてもらう。
デックを数回カットして
１枚のカードを抜き出し、
２枚のジョーカーに挟んで見せるが
客のカードではない。
そのカードを抜き出して
裏向きに半分をジョーカーに挟み、
そのカードをテーブルの上で強く弾くと
テーブルに落ちたカードは
客のカードに変化している
というサカートリック。

みつけるのはあなた

ニック・トロスト氏の
「SUBTLE　CARD MAGIC」の中の
「みつけるのはあなた」を読む。

シャフルしたデックをテーブルに置き、
演者は後ろを向く。
客にデックを取り上げて
上半分をひっくり返してデックに重ね、
一番上のカードを覚えてもらう。
そして客に表向きになっている上半分を
元通りに裏返してもらう。
演者は前を向き、客にデックを渡して
客の背後でボトムをトップに廻し、
次のボトムをひっくり返して
デックの中ほどに差し込んでもらう。
デックを受け取り、客のカードを聞いて
表向きにリボン・スプレッドすると、
裏向きのカードの隣に客のカードがある
というもの

シルクの出現

「The　Magic　第７３号」の中の
カズ・カタヤマ師の
「シルクの出現」
を読む。

左手を空中に伸ばし、
何かをつかみ取ったしぐさをする。
見えないハンカチを左手に垂らし
右手で２～３回しごき、
広げて見せる動作をする。
もう一度それを左手に垂らし、
２～３回しごいていると
見えなかったハンカチが実体化し、
本物のシルクに変化する
というもの。

サム君の兄弟ギミックだが、
より大きなシルクが使用できる。

不可解な予言

マーチン・ルイス氏の
「数学マジック」の中の
「不可解な予言」
を読む。

客にデックをシャフルしてもらい、
テーブルに１２枚を並べてもらい
１年の１２月とする。
春夏秋冬から１枚ずつを選んでもらう。
演者は予言をテーブルに置く。
４枚を表返し、
それぞれのカードの数から１０になるまで
カードを配ってもらう。
更に、表向きの４枚の数を合計し、
その枚数をテーブルに出してもらう。
最後のカードを表向けると、
予言と一致しているというもの。

レーダー作戦

「奇術研究　第５８号」の中の
松田秀次郎氏の
「レーダー作戦」
を読む。

デックからK,Q,Jを１枚ずつ出して
テーブルに表向きに並べる。
シャフルしたデックのトップから
KQJの手前に１枚ずつ配っていって
６枚の山を三つ作る。
客にJQKの位置を入れ替えてもらうが
レーダーで追跡しますと言って
３枚を入れ替えてもらう。
手前に置いた６枚のカードを
ダウン・アンダーしていくと、
最後に残ったカードは３枚とも、
表向きのカードと一致する
というもの。

どこにもあってどこにもないカード②

高木重朗氏の
「カードマジック事典」の中の
「どこにもあってどこにもないカード②」
を読む。

シャフルしたデックから
客に１枚選んで覚えてもらい、
デックに混ぜ込む。
デックのトップから３枚のカードを取り、
１枚ずつ見せていくが、
どれも客のカードではない。
マジカル・ジェスチャーをして
１枚ずつ見せていくと、
３枚とも客のカードん変化している。
３枚をデックに戻し、
演者のポケットからカードを出すと
それも客のカードで、
デックから客のカードは消えている。

WATER GAMBLE

マジック・フカイから求めた
「WATER　GAMBLE」。

二つのグラスに水を入れ、
二つに破ったティッシュで蓋をして
客に一方を選んでもらう。
ティッシュが被ったグラスの周りを
指で固定して逆さにし、
早く水がこぼれた方が負け
というゲームをするが、
演者は常勝するというもの。

ギミックの補充の仕方も
解説されている。