水の出現

「奇術研究　第１９号」の中の
高木重朗氏の
「水の出現」
を読む。

空の紙コップ２個を検めて
テーブルに置く。
１個のコップに紙筒をかぶせて
マジカル・ジェスチャーをする。
紙筒を取り除き、
そのコップを持ち上げて
もう一つのコップの上で傾けると、
水が出現するというもの。

容易にギミックを作製することが
出来る。

硬直ハンカチ

ヒロ・サカイ氏の
「ビジネス・マジック」の中の
「硬直ハンカチ」を読む。

ハンカチを取り出して表裏を検める。
ハンカチを左手に掛け、
ハンカチの中央部を右手の指でつまんで
ゆっくりと上に引き上げ、
エイっと気合をかけて
つまんでいた右手を放すと
ハンカチは硬直したまま
その状態を維持している。
右手でハンカチの端を持って、
再び気合をかけると、
硬直が解けて
元のハンカチに戻るというもの。

ギャグとして解説されているが、
マジックとしても十分通用しそう。

テル・ティル・デック

ゆうきとも師の
「monthly Magic Lesson ７９」の中の
「テル・ティル・デック」
を見る。

シャフルしたデックから
客に１枚選んで覚えてもらい、
デックに戻してシャフルする。
当てるための数枚の候補のカードを
選び出し、
客のカードの色、マーク、奇数偶数、数
等を聞いて、
答えに合わせてトップからボトムに廻し、
次のカードをテーブルに置いていく。
最後の数でカードを廻すと
次のカードに客のカードが出てくる。
更にテーブルに出していたカードが、
同じ数のカードに変化しているというもの。

ジェミニ・ツインズの改案

「Ｔhe　Ｍａｇｉｃ　４２号」の中の
松田道弘氏の
「ジェミニ・ツインズの改案」
を読む。

シャフルしたデックから
黒のキング２枚を抜き出して
テーブルに置く。
デックのトップから１枚づつ
右手にカードを取っていき、
客がストップをかけた所に
１枚のキングを表向きに置いてもらう。
デックを広げていきながら
客の好きな所に
もう一枚の黒のキングを
表向きに差し込んでもらう。
デックをリボン・スプレッドして
キングの隣のカードを出すと
同じマークのクイーンというもの。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

パンチ穴の移動

以前入手し、行方を捜していた
「パンチ穴の移動」が
引き出しの奥から出てきた。

シャフルしたデックから
客に１枚のカードを選んでもらう。
そのカードに一穴パンチで穴をあけ、
マッチの軸を通して確認する。
その穴を指で挟んで指を滑らせると、
穴が他の位置に移動する。
再び、マッチの軸を通して確認する。
もう一度指で挟んで
カードの端から外れると、
客のカードには穴が無くなる。
デックから１枚のカードを取って
指につまんでいる穴を
そのカードに移すことが出来る。
穴が移ったカードは
客に進呈できるというもの。

手掛かりなしのカード当て

ＹＯＵＴＵＢＥで見た
「手掛かりなしのカード当て」。

シャフルしたデックをテーブルに置き、
客に上三分の二を取って右に置き、
その半分を一番右に置いてもらう。
左と右のパケットはデックの上下で
手掛かりがあるので、
真ん中のパケットのトップを覚えて
シャフルしてもらう。
右のパケットはデックのトップなので
シャフルしてトップを覚えてもらう。
左のパケットをシャフルして
右のパケットに重ね、
中のパケットをその上に重ねてもらう。
全く手掛かりの無い状態で、
演者はデックの表を見ていって
客が覚えた２枚のカードを
抜き出すというもの。

おめでとうカード

「奇術研究　第３２号」の中の
松田秀次郎氏の
「おめでとうカード」を読む。

シャフルしたデックから
客に１枚選んで覚えてもらい
デックに混ぜ込む。
デックをリフルして
客がストップと言ったところから
客のカードが出てくる。
それを裏向きにテーブルに置き、
デックをシャフルして指を鳴らすと
テーブルに置いた筈の客のカードが
トップから現れる。
テーブルのカードを見ると
「おめでとう」のカードに変化している
というもの。

様々なお祝いに演じることが出来る。

ＴＨＥ ＥＱＵＡＬＩＺＥＲ

加藤英夫氏の
「CARD MAGIC MONTHLY」の中の
ハリー・ローレイン氏の
「ＴＨＥ　ＥＱＡＬＩＺＥＲ」を読む。

シャフルしたデックを
二つの山に配り分けてもらい、
表向きにリボン・スプレッドして
よく混ざっていることを確認する。
一方を客に渡して二つをテーブルに置き、
お互いに上半分を裏返して相手に渡し、
渡されたパケットと残りのパケットを
シャフルする。
これを数回繰り返して
二つの山を一つに重ねてシャフルする。
表裏バラバラのデックの中にある
裏向きのカードの枚数と
裏向きの中の赤いカードの枚数を
当てるというもの。

スリー・カード・プリディクション

渡邉裕介氏の
「メンタリズム・
　　　シンボル・パック」の中の
「スリー・カード・プリディクション」
を見る。

真っ白いカードに
客に見えないように予言を書いて
テーブルに伏せて置く。
いろんなシンボルが描かれた
カードを見せてシャフルし、
客がカットしたところから
３枚のカードを取り出して
表向きにテーブルに並べる。
予言のカードを見ると、
その３枚のカードに描かれたシンボルが
予言されているというもの。

テレパシー

赤松誉義氏の
「トランプ数理マジック事典」の中の
「テレパシー」
を読む。

シャフルしたデックから
客に２枚のカードを選んでもらい
テーブルに表向きに置いてもらう。
客に２枚の中の１枚を
心の中で覚えてもらい、
それを感じ取って演者は
もう１枚のカードを覚える。
２枚をポケットに入れ、
演者が覚えたカードを裏向きに出す。
続けて客が覚えたカードを聞き、
残る１枚を裏向きに出して
表を見ると、
それが客のカードというもの。