串刺し札法

ムッシュ・ピエールの
「トレビあーん」の中の
「串刺し札法」を見る。

客から千円札を借り、
演者は千円札と同じ大きさに切った
白紙を出す。
２枚を十文字に重ね、
白紙から出ている千円札の
両端を折って
動かないように白紙を包み、
全体を二つ折りにする。
２枚重ねの真ん中に
ボールペンを突き刺し、
反対側から抜き取る。
２枚を見ると、
白紙には穴が開いているが、
千円札は無傷というもの。

カードを秤にかければ

ニック・トロスト氏の
「SUBTLE　CARD　MAGIC」の中の
「カードを秤にかければ」
を読む。

シャフルしたデックを掌に載せ、
客にデックの半分以下を持ち上げて
取ってもらう。
演者は客が取った数より多いカードを
左手に乗せ、
右手に客のカードを乗せて重さをはかり、
同じ重さと思われるまで
演者のカードを数枚ずつ捨てていく。
同じ重さになったと思われる時点で
客に二つのパケットを数えてもらうと
同じ枚数というもの。

クリア・ケース・プリディクション

「The　Magic　第７２号」の中の
荒井晋一氏の
「クリア・ケース・プリディクション」
を読む。

客にカードの表にサインしてもらう
マジックを最後に演じる。
思い出したように
テーブルに置いていた封筒を見せ、
「この中身を見せていなかった」
と言いながら客に渡して、
三つ折りにしたカードが入った
透明のケースを出してもらう。
演者は透明のケースを開けて
三つ折りカードを客に渡して
開いてもらうと、
先ほど使った客のサインカード
というもの。

手品師の感覚

「ターベル・コース　第２巻」の中の
「手品師の感覚」
お読む。

ズボンのポケットからハンカチを出し、
更にポケットの内側を出して
空であることを確認する。
客にデックをシャフルしてもらい、
１枚を選んで覚えてもらう。
残りのデックを受け取って
ズボンのポケットに入れる。
客のカードのマークを聞き、
ポケットから同じマークのカードを
取り出す。
次に、客のカードの数を聞き、
その数に合ったカードを取り出す
というもの。

がばっと取った枚数

黒田文彦氏の
「目隠しプレイ」の中の
「がばっと取った枚数」
を見る。

新しいデックをケースから出して
シャフルし、
両手の間に広げて
客にがばっとまとめて取ってもらう。
演者は残りのデックの重さから
取られた枚数を言い、
客に数えてもらうと当たっている
というもの。

新しいデックでなくても
十分に効果ある作品。

１３

高木重朗氏の
「カードマジック事典」の中の
「１３」を読む。

１３の数の不思議な力について話し、
デックを客にシャフルしてもらい、
テーブルに１３枚を並べてもらう。
その中の３枚を表返してもらい
残りは回収し、予言を書いて脇に置く。
３枚のそれぞれの数から
１３になるまでカードを配ってもらう。
更に３枚の合計数のカードを配り、
最後のカードを客に渡す。
予言を見ると当たっているというもの。

２１日の
「３枚のボトムカードを合計すると」と
同原理のバリエーションだが、
全く準備不要の作品。

マグネチック・カラー

「奇術研究　第57号」の中の
平賀義達氏の
「マグネチック・カラー」
を読む。

デックをカットして客に渡して
リフルシャフルをしてもらう。
デックのトップから１枚ずつ
客と演者に配り分ける。
客と演者がトップから１枚ずつ出して
ペアにする。
更に次々と１枚ずつ出してペアにして
テーブルに置いていく。
カードを印刷している
赤と黒のインクに磁気性があると説明して、
ペアの表を見ると、
すべて赤と黒のカードになっている
というもの。

セブン・カード・モンテ

YOUTUBE　で見た
「セブン・カード・モンテ」。

デックから
６枚の黒の字札の真ん中に挟まれた
ハートのQをテーブルに並べる。
このハートのQがどこにあるかを当てる
モンテ。
ハートのQ以外のかーどを
１枚おきに裏返してパケットを揃える。
パケットを裏返すと
ハートのQは裏向きになる。
パケットを混ぜて
裏向きの３枚をテーブルに並べ、
表向きの４枚もその手前に並べる。
裏向きの３枚の中にはハートのQは無く、
テーブルに置いていたデックの
トップから現れるというもの。

マネー・ゲーム

以前、テンヨーから購入した
「マネー・ゲーム」。

１００円・５０円・１０円の
３枚のコインをテーブルに出し、
コイン１枚が入るケースもテーブルに置く。
演者が後ろ向きの間に、
好きなコインをケースに入れて
引き出しを閉め、
残った２枚のコインの内
高額のコインを右手に
低額のコインを左手に握ってもらう。
演者は前を向いて、
右手の中、左手の中、ケースの中と
順に中のコインを当てていく
というもの。

完全消失コイン

ムッシュ・ピエールの
「トレビあーん」の中の
「完全消失コイン」
を見る。

ハーフ・ダラーで
簡単なコイン・マジックを演じた後、
小銭入れを出して
「日本のコインでもマジックができます」
と言って十数枚のコインをを
テーブルに出す。
両腕をまくり上げ、
左右の客に手首をつかんでもらう。
客に何円硬貨を使うかを決めてもらい、
その硬貨を取り上げて左手に渡し、
マジカル・ジェスチャーをする。
両手を開くと、
コインが完全に消えているというもの。