2014年11月13日のブログ記事一覧-未来にまっすぐ（池渕佐知子のブログ）

昨日の振り返り　「解」がない

2014年11月13日/吹田市・議会

今日は朝から冷え込みました。
いつもと同じようにジャケットだけで出かけ、自転車で走り出した途端、さむ～いと思ったのですが、家に戻る時間的余裕がなく、我慢して出かけました。

市役所からの帰りの夜も、朝以上に寒くて、風邪ひきそうでした。気を付けなければ・・・。

さて、今日は昨日の特別委員会の振り返りをしてみました。

特別委員会の中で、9月定例会で南吹田の地下水汚染の拡散を防止するための予算が通らなかったので、そのことを専門委員の方々に説明したときにいただいた専門委員のコメントが資料として提出されていました。

コメントの一つ一つを取り上げて議論するつもりはなかったのですが、「予算が通らなかったことで、今後、健康被害が出た時の責任を認識していただきたい」とか「議員は市民の立場にたっていない」とか、については、私の見解を述べました。

まず、専門家の立場からすれば、汚染があれば除染や汚染物質を分解除去しなさいということは当然でしょう。
もし私が専門家の立場であれば同じように言います。
けれど、これらのことには多額の予算が必要です。

今、地下水汚染ということなので、その地下水を飲用しない限り問題がないのであれば、そのままでよいということになります。
しかし、地下水が地震や開発に伴う掘削によって地表に出てくる可能性があり、地表に出てくれば空中に拡散する可能性があり、人が汚染された空気を吸えば健康被害が出る可能性がある、というのであれば、
それぞれの可能性＝確率がどれだけあって、最終的な健康被害の大きさはどれだけなのか、ということを明らかにしてもらわなければ、環境リスク、健康リスクとリスク回避のための予算の議論ができないと思うのです。

今まで、このような議論は私が知る限りにおいてはされていないと思います。

予算をいくらかけてもいいのであれば、問題は簡単に解けます。
でも、そうでないから、簡単に解けない＝予算が認められない、のです。

まだまだ、「解はない」状況です。

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