ピピのシネマな日々:吟遊旅人のつれづれ

歌って踊れる図書館司書の映画三昧の日々を綴ります。たまに読書日記も。2007年3月以前の映画日記はHPに掲載。

2008年のベスト(1月3日訂正)

2009年01月01日 | 映画ベスト10
 2007年は247本の映画を見たというのに2008年は大阪府労働情報総合プラザ廃止問題があって、対策に追われて鑑賞本数が激減してしまった。劇場で見たのが76作品、DVDが95本、合計171本。去年より70本以上減ったことになる。多忙な上にも多忙な毎日。しかも、消耗する多忙さで、忙しいのは儲かっている証拠、などという大阪の商売人の感覚とはまったく異なる忙しさだった。

 でもいくら忙しくても財政難でも映画は唯一の趣味だから、他のものはケチっても映画鑑賞費用だけはなんとか捻出した。それにレディス・デーという心強い味方もいるしね。実家の父も無料鑑賞券を分けてくれたし、なんとか映画館通いは続けております。

 して、昨年見た映画の中で特に印象に残ったものを挙げると以下の通り。去年封切りの作品ばかりではないので念のため。


ラスト、コーション
最高の人生の見つけ方
めまい
アキレスと亀
アクロス・ザ・ユニバース
イントゥ・ザ・ワイルド
ヴィーナス
ウォンテッド
クリクリのいた夏
ぐるりのこと。
バンテージ・ポイント
ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢
レッド・クリフ part1
ワールド・オブ・ライズ
わが教え子、ヒトラー
潜水服は蝶の夢を見る
アメリカを売った男
アメリカン・ギャングスター
ある愛の風景
イースタン・プロミス
この自由な世界で
ザ・マジックアワー
サンセット大通り
ジェシー・ジェームズの暗殺
つぐない
ノーカントリー
ヒトラーの贋札
ブラディ・サンデー
ポーラー・エクスプレス
家路
大誘拐
明日への遺言
告発のとき
ダークナイト
秋のソナタ
男と女
WALL-E ウォーリー
ウェスト・サイド物語
君のためなら千回でも

 以上の39作だが、「秋のソナタ」だけはレビューを書いていなかった。これは失態。今年中に再見してレビューを書く予定。

 上記の中から10本を選ぶとなると、これは難しい。しかし思い切って…

1.ダークナイト

2.告発のとき

3.秋のソナタ

4.つぐない

5.男と女

6.イースタンプロミス

7.この自由な世界で

8.ブラディ・サンデー

9.ぐるりのこと。

10.ラスト、コーション

番外:WALL-E ウォーリー


 ベスト10のうち「男と女」「秋のソナタ」「ブラディ・サンデー」以外は2008年に劇場で見た作品。「ウォーリー」がなぜ番外かというと、予告編の間に爆睡してしまって後半しか見ていないから。後半だけしか見ていないにもかかわらず大変いい作品だという印象があるので、これはDVDで再見予定。

 さて今年はいったい何本の映画が見られるだろう。なんとかうまくやりくりして1000円で映画を見たい。各劇場の会員ポイントも貯めて無料で見たいし。

 ちなみに、今月から来月にかけて劇場で見たいと思っている作品は、

PARIS パリ
未来を写した子どもたち
永遠のこどもたち
チェ 29歳の革命
チェ 38歳別れの手紙
懺悔
禅 ZEN
ロルナの祈り
コッポラの胡蝶の夢
チェチェンへ アレクサンドラの旅
英国王 給仕人に乾杯!
ベンジャミン・バトン

 といったあたり。


2007年のベスト10シネマ

2007年12月31日 | 映画ベスト10
 今年見た映画は247本、そのうち映画館で101本を見た。映画館でたくさん見られて満足した一年だったが、それだけお金がかかっているわけで、財布が苦しい一年でもあった。わたしは劇場用パンフレットも買うから、その費用もバカにならなくてこれまたピンチの一因となる。しかし、そこはそれ、いくつもの映画館の会員カードを持っているからそれなりに上手に使って安上がりを目指しているし、ほとんどレディス・デーとかレイトショーで見るようにしているから、1800円で見た映画は1本もない(自慢)。

 して、この247本のうち、まだレビューをアップできていないものが40本近くもあるので、それはまた来年ぼちぼちアップしていきたい。今年見た映画の中でベストを選ぶので、今年公開の映画ということではなく、古い映画も含まれています。

 まずは、今年いい意味で印象に残った映画は73本あるのだが、全部を書くと長くなるので、その中でも特によかったのは以下の通り。

ある結婚の風景
エルミタージュ幻想
サラバンド
善き人のためのソナタ
アズールとアスマール
あなたになら言える秘密のこと
アニー・ホール
いつも2人で
エディット・ピアフ 愛の讃歌
オリヲン座からの招待状
キサラギ
キングダム/見えざる敵
サン・ジャックへの道
パラダイス・ナウ
レッズ
愛の風景
俺たちフィギュアスケーター
河童のクゥと夏休み
亀は意外と速く泳ぐ
紙屋悦子の青春
太陽の雫
題名のない子守唄
丹下左膳餘話 百萬兩の壺
秒速5センチメートル
不都合な真実
僕のニューヨークライフ
僕の大事なコレクション
約束の旅路
ブラックブック
華麗なる恋の舞台で
ヘヴン
美しき運命の傷痕
バベル


 さて、この中からベスト10を選ぶとなるとまたまた迷います。上記全作品が素晴らしいものばかりなので(あ、一部にオバカ映画もありますが)、必見作だと言いたいのだけれど…。

 今年は年初のベルイマンに打ちのめされたので、もうあとはひたすらベルイマンの年だった。とはいえ、実は見た作品はそれほど多くない。なにしろ緊張度の高い作品ばかりだから、続けて見ることが苦痛になるぐらいの密度の濃さで、一つ見たら2ヶ月以上空けないとしんどい。むしろ、今年はもっともよく見た作品はウディ・アレンだったかもしれない。どの監督の作品を一番見たかは統計をとっていないのでわからないのだが、一度そういうのも調べてみたらおもしろいかもしれなし。

 では、無理矢理につけたような順位なんだけれど、いちおうベスト10を選んでみると…

 1位 サラバンド
 2位 ある結婚の風景
 3位 エルミタージュ幻想
 4位 善き人のためのソナタ
 5位 レッズ
 6位 愛の風景
 7位 パラダイス・ナウ
 8位 秒速5センチメートル
 9位 約束の旅路
 10位 紙屋悦子の青春

 上位5作品は不動だけれど、以下は順位をつけるのをためらう。選から漏れた作品も入れ替えても遜色ないものがいくつもある。今年見た映画のほとんどについてそれなりに満足しており、見て損したとか見なければよかったと思うような作品はほとんどない。映画を好きで見ているのだ、けなそうと思ってみているわけではないから、たいていの映画について、どんなにくだらないと思ってもそれなりにいいところを見つけては満足している。

 来年もまたたくさん映画を見たいです。そして映画好きのみなさんと映画を見る歓びを分かち合いたいと思います。ベスト10の読書編はお正月の間にアップする予定です。

 ではどちら様もよいお年をお迎えください。

今年のマイベスト10:映画篇

2006年12月31日 | 映画ベスト10
 今年見た映画の本数は167本。そのうち映画館での鑑賞本数は62本。今年はここ数年の中ではもっとも映画鑑賞本数が少ない。自宅で見るDVDの数が減っているからだ。テレビ1台に人間は4人。どうしてもモニタの取り合いになるから、わたしは負けてなかなか家で映画を見せてもらえない。それになにやかやと忙しく、なかなか見る時間もとれなかった。

 で、170本ほどの映画の中で今年のベストを選ぶなら、どれだろう。やはりどうしても劇場で見た映画のほうが印象が強く残る。その中でも、DVDで見たにもかかわらずその美しい映像と音楽が目に焼きついて離れないのが「ニュー・ワールド」だ。こういう映画こそ映画館のフルスクリーンと大音響で堪能したかった。

 特に印象に残っている作品を挙げると以下の通り。ほぼ鑑賞日の順に並べてあるので、一番下が今年の1月に見た分。映画の詳細レビューは五十音順インデックスから調べてご高覧いただければ幸いです。


ウーマン・ラブ・ウーマン
うつせみ
映画のようには愛せない
007/カジノ・ロワイヤル
麦の穂をゆらす風
トゥモロー・ワールド
明日へのチケット
ココシリ
父親たちの星条旗
サンキュー・スモーキング
16ブロック
隠された記憶
ニュー・ワールド
フラガール
太陽
ユナイテッド93
ナイト・オン・ザ・プラネット
ゆれる
雨に唄えば
インサイド・マン
ノッティングヒルの恋人
ククーシュカ ラップランドの妖精
かもめ食堂
最前線物語 ザ・リコンストラクション
戦場のアリア
ナイロビの蜂
シリアナ
クラッシュ
白バラの祈り ~ゾフィー・ショル、最期の日々
いつか読書する日
ホテル・ルワンダ
ミュンヘン
博士の愛した数式


 さらにこの中から10本に絞って(絞れないわ!)今年のベスト10を選ぶと以下の通り。ちなみに順不同です。あ、11本あるけど、ご寛恕のほど。

父親たちの星条旗
サンキュー・スモーキング
ニュー・ワールド
太陽
ゆれる
インサイド・マン
ナイロビの蜂
シリアナ
クラッシュ
白バラの祈り ~ゾフィー・ショル、最期の日々
007/カジノ・ロワイヤル

 それでは皆様よいお年を。マイベストの読書篇は正月のあいだにアップ予定です。


今年のベスト10、1位は「ビフォア・サンセット」

2005年12月31日 | 映画ベスト10
 今年封切りの映画ではなく、今年見た映画の中から選ぶ。
 
 今年見た映画は映画館(試写会を含む)で66本、DVDが159本、合計225本。その中から80点以上つけたものをピックアップすると以下の32本になる。映画の詳細は五十音順インデックスからご覧ください。


グッバイ・レーニン
アフガン零年
Ray レイ
ヴィタール
ビフォア・サンセット
列車に乗った男
真珠の耳飾りの少女
海を飛ぶ夢
大統領の理髪師
69 sixty nine
アンナとロッテ
Love Letter
ザ・インタープリター
ミリオンダラー・ベイビー
エレニの旅
ベルリン、僕らの革命
恋に落ちる確率
アパートの鍵貸します
スターウォーズ エピソード3
夕べの星
ヒトラー 最期の12日間
ロング・エンゲージメント
コーラスライン
シンデレラマン
デカローグ
タッチ・オブ・スパイス
ビヨンド the シー ~夢見るように歌えば~
海と毒薬
ALWAYS 三丁目の夕日
亀も空を飛ぶ
キング・コング
ロード・オブ・ウォー

 この中からベスト1というのは毎年迷うのだが、今年は迷わず「ビフォア・サンセット」だ。ただし、これは条件付き。9年前に「恋人までの距離(ディスタンス)」を見ていることを前提に、両作品を合わせてベスト1という意味ね。これはわたしにとって生涯の恋愛映画ベスト1になるかもしれない。

 以下は、順不同で(と言いながらほぼこの順で)

ALWAYS 三丁目の夕日
デカローグ
タッチ・オブ・スパイス
シンデレラマン
恋に落ちる確率
エレニの旅
69 sixty nine
Ray レイ
真珠の耳飾りの少女

 今年もたくさん映画を見た。たぶん来年はぐっと数が減ると思う。映画の本数が増えたということは本を読んだ冊数が減ったということで、読書のほうはベストを選べるほど読んでいないのが心苦しい。それと、正直に言うと去年ほど心を動かされる本に出会っていない。
 最近ブログの読書日記が書けないのもそれが一因だ。どうしても書きたいという気持ちに突き動かされることがない。それでもまあ、気が向いたらベスト3ぐらいの本を後で選ぶかもしれない。
 来年こそ、いい本にもっと出会いたい。もっと本を読みたい。

 今年一年、こんな脱力系ブログでも読んでくださった皆さんに感謝いたします。コメントを寄せてくださった皆様、ありがとうございました。

 どうかよいお年をお迎えください。


今年のベスト。映画は197本の中から

2004年12月31日 | 映画ベスト10
 今年は映画豊年満作だった。大満足だ。いい映画をたくさん見られてとっても幸せな一年だった。本もわたしにしてはけっこうたくさん読んだし。といっても多読家のみなさんには全然かなわないし、読んでも次々内容を忘れてしまう(どころかタイトルまで忘れてしまう)のには困りものなんだけど(~_~;)

 読み終わったあと、面倒でもやはり少しはなにかメモするとか感想を書いておかないとすぐに忘れてしまうので、ブログに書き残しておくのは有効な手だと思う。ただ、感想抜きに引用だけしてもほかの方には参考にならないかもしれない。Webに載せる以上は、読んでくださる方になんらかの情報提供になるようにしたいと思っているので、あんまりいいかげんなことも書けないかなあと思うと、最近、読書日記を書くのが面倒になってきている。

 ま、わたしのブログなんざ読んでくださる方も多くないだろうし、気楽に書いているのでいいんだけど…

 さて、恒例になりました「今年のベスト10」。映画鑑賞本数197本。そのうち劇場での鑑賞は60本。

 80点以上をつけたものは以下の通り。内容詳細は五十音順インデックスから探してお読みいただければ嬉しいです。


ガタカ
女はみんな生きている
ワンダフルライフ
いま、会いにゆきます
きょうのできごと
春夏秋冬そして春
オールド・ボーイ
ラブ・アクチュアリー
スターウォーズ エピソード4
誰も知らない
ミラーズ・クロッシング
アメリカン・ガン
ディープ・ブルー
祝祭
ジョゼと虎と魚たち
アモーレス・ペロス
映画に愛をこめて アメリカの夜
ブラザーフッド
21グラム
ペパーミント・キャンディ
おばあちゃんの家
旅芸人の記録
コールドマウンテン
イノセンス
Sweet Sixteen
黄色い大地
10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス
ラブストーリー
アラビアのロレンス
めぐりあう時間たち

 して、この中から10本だけ選べというのは拷問にも等しい。ましてや、順位はとうていつけられそうにない。

 なので、今年のベスト10は以下のように、1位が順不同で3本。4位以下も以下のように同順が多い。

 1位「めぐりあう時間たち」
 1位「誰も知らない」
 1位「アラビアのロレンス 完全版」
 4位「ジョゼと虎と魚たち」
 5位「21グラム」
 6位「祝祭」
 6位「おばあちゃんの家」
 6位「10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス」
 6位「イノセンス」
 10位「Sweet Sixteen」



 なにはともあれ、今年はよい映画に恵まれ、映画の神に感謝しつつ年を越そうとしている。来年もまたたくさんのいい映画・本と出会えますように。そして、人々との出逢いもまた実り多く刺激と喜びに満ちたものでありますように。

 わが家は後は年末の大掃除が風呂・トイレ・書庫、障子の張り替え・床のワックスがけを残すだけになりました。って、いったいどんだけ残ってんねん。とほほ。もうあきらめました。来月のうちにやります。「掃除もせんとDVDばっかり見てるからやぁ!」という声が聞こえたような気がするけど、無視。


 ブログを読んでくださった皆さん、どうもありがとうございました。今年は災害が多く、心安らかに新年を迎えられない方が大勢いらっしゃることに心が痛みます。

 どうか、よいお年をお迎えください。

2003年のベスト10

2004年01月07日 | 映画ベスト10
 去年一年のベスト10を選ぶ前に、キネマ旬報とわたしの趣味がどの程度一致しているのかを確かめたくて、やってみたこと。 一年前のキネマ旬報日本映画ベスト30は以下のようになっている。これをわたしの好みで並べ変えてみた。
こうやって見ると日本映画は小粒だ。テーマも映像のスケールもすべてが小さい。わたしの大好きな歴史大河ドラマや戦争映画は皆無である。このままでは日本映画はどうなってしまうのだろう?

☆キネマ旬報2002年度ベスト30(日本映画)
1. たそがれ清兵衛
2. 刑務所の中
3.KT
4.OUT
5.AIKI
6.笑う蛙
7.阿弥陀堂だより
7.ごめん
9.ピンポン
10.とらばいゆ
11.青い春
12.Dolls(ドールズ)
13.助太刀屋助六
14.害虫
15.UNLOVED
16.ラストシーン
17.海は見ていた
18.なごり雪
19.元祖、女は太陽であった
19.突入せよ! 「あさま山荘」事件
21.夜を賭けて
22.命
23.A2
24.折り梅
25.宣戦布告
26.Laundry(ランドリー)
27.さゞなみ
28.SABU さぶ
28.陽はまた昇る
28.竜馬の妻とその夫と愛人

★ピピのベスト日本映画
1.OUT
2.害虫
3.夜を賭けて
4.Laundry(ランドリー)
5.突入せよ! 「あさま山荘」事件
6.阿弥陀堂だより
7.A2
8.AIKI
9. たそがれ清兵衛
10. 刑務所の中
11.KT
12.助太刀屋助六
13.とらばいゆ
14.ごめん
15.ピンポン

これ以外は未見

 さて、昨年は、2003年1月分までを含めて約100本の中からベスト10本を選んでみた。今回は、それ以降2003年末までの11ヶ月間に見た112本の中から選んだ。2003年に公開された作品ではなく、2003年に見た映画ということなので、古いものも含まれている。 今回もまた劇場で見たものは少なく、ほとんどがDVDでの鑑賞だ。今年こそもっと劇場に足を運びたい。

  1.ノー・マンズ・ランド
  2.七人の侍
  3.OUT
  4.マレーナ
  5.11'09''01/セプテンバー11
  6.キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
  7.2001年宇宙の旅
  8.暗い日曜日
  9.トンネル
  10.機動警察パトレイバー3 WXⅢ
 
 70点以上つけた作品が41本あったので、かなり迷った。1位と2位はすぐに決まったが、3位は少し悩んだ。あとは大いに悩んだ。去年は気に入った作品が多かったので、10本に絞るのはとても難しい。「ぼくの神さま」「ジョンQ 最後の決断」「式日」「木曜組曲」「月とキャベツ」「バティニョールおじさん」「壬生義士伝」などを落としたのは悔やまれる。また、80点をつけた「戦場のピアニスト」は、今から思えばちょっと点が甘かったと感じる。あれは劇場で見たので、廃墟になったワルシャワの映像が圧巻だった。 驚くべきはテレビ画面でみたモノクロ映画の「七人の侍」の迫力だ。あんなにおもしろい映画もなかなかない。世代と時代を超えて支持される作品だろう。DVDのおかげで音声の聞き取りにくさも日本語字幕で補ったのがよかった。
 去年はほんと、好きな映画がたくさん見られて、幸せだった。粒ぞろいだったし。最近だんだん、どんな映画でもおもしろいと思うようになってきたのは歳のせいか? いや、そうじゃなくて、きっといい映画が多かったに違いない。まあ、どっちでもいいわ。

 ※これ、あくまでもわたしの嗜好ですので、趣味の合わない人は参考にしないでください。それぞれの映画評詳細は五十音インデックスからレビューを探してお読み頂ければ嬉しいです。

2002年に見た映画の中からベスト10

2003年02月01日 | 映画ベスト10
 2002年度の映画賞、各賞がそろそろ出揃ってきた。『キネマ旬報』のベスト10は毎年大いに参考にさせてもらっている。ここで選出される作品に、はずれはほとんどないと思われるからだ。もちろん、好みがあるので、「なんだこれ、なんでこんなもんが」と思う事だってあるけれど、毎年、このベスト10の中にわたしにとってのベストが含まれている。
 それから、朝日ベストテン映画祭、こちらも毎年の楽しみだ。
 アカデミー賞ははずれも多いが、確かに見ごたえのある作品が選ばれることがよくあるので、要チェック。
 
 さて、ふと思い立って、去年一年間に見た映画(ビデオ・DVDを含む)を数えてみたら、なんと94本! これは若かりし頃の勢いに近づきつつある。で、もう少し期間を延ばして、今年の1月までの分で、ベスト10を作成してみた。これなら、対象作品が100本を超えるので、まあ、ベスト10を選んでもいいだろうと思った次第。

 わたしの好みと独断と偏見で選んだベストです。好みの合わない方にはまったく参考にならないので、無視してください。なお、去年封切りの映画ではなく、わたしが一年余りの期間に観た映画が対象です。さらに、劇場で見たものと家で見たものとの区別がないので、ビデオ盤は多少ハンディをつけました。
 また、キネマ旬報ベストテンなどの上位賞を獲得した作品がこの中にないのは、わたしが未見だという理由が考えられます。各作品の内容詳細は五十音順インデックスで探してお読み下されば幸いです。

1位 愛を乞うひと
2位 活きる
3位 初恋のきた道
4位 ビューティフル・マインド
5位 雨あがる
6位 鬼が来た!
7位 光の雨
8位 仕立屋の恋
9位 地獄の黙示録 特別完全版
10位 ヒマラヤ杉に降る雪

  1位以外はものすごく迷った。この1年間に70点以上をつけた映画の中から選んだけど、点数の高い作品を落としたりしている。観賞後すぐにつけた点数と、今になって感じる点数が違ったりするのだ。やはり後からじわじわと印象深くなる作品とそうでないのがある。3位から7位は同順3位、8位から10位も同順、というのが実感。