自由と正義のための選択肢

今後の日本の進むべき道を考える政治ブログ

正義は力、そして、力は正義

2017-04-16 22:20:59 | Anti-M

米国の単独行動をメディアは批判する。
シリアのサリンへの制裁を国際会議にかけるのか?
それはオバマがずっとやってきたこと。その結果がこれだ。
シリアのサリン放棄で解決したように見えたが、またやった。

大きなリスクを伴うことは話し合いではなかなか決まらない。
小田原評定として有名だ。結局、親方様に一任がほとんど。
町内会でも重役会でも国会でもそうなる。
責任ある立場の人間が率先してリスクを背負う必要がある。

もちろん失敗することもある。しかし話し合いをしても同じ。
イラク戦争は失敗だった、というが多くの国が参加した。
重要なことは単独かどうかではなく、良い結果が出たかだ。
要するにメディアは力による解決が嫌なのだろう。

いくら正義を叫んでも叫ぶだけでは問題は解決しない。
BBCの女性記者がスーダンで人権の危機を訴えていた。
「何とかしなければ」「じゃあどうする?」「・・・」
国連又はどこかの国に軍隊を派遣せよというのか?

どこの国も基本的に軍は自国の安全を守るために活動する。
無関係の国の腐った政権争いに兵士の命を危険に晒すのか?
泣き喚く程悲惨ならメディアが義勇軍を募ればいいだろう。
少なくとも反人道行為への制裁を批判すべきではない。


自制心も自制しなければ

2017-04-16 08:00:00 | World Poli...

自制心とは本能的欲求の制御。
動物に自制心があるかどうかは不明だが一般の見解は否定的だ。
逆に人間には普通に備わっているものと考えられている。
しかし、現実には自制も他制も利かない人間がいる。

凶暴な性質の認知症患者に自制を期待することは不可能。
何の考えも無く、放火や窃盗さらには他人を殺傷したりもする。
一般的認知障害の問題の本質は自制心の有無にあると言える。
認識の誤りは誰にでもあることで、問題は自制できるかだ。

そうは言っても自制心の欠如が認知障害に起因する場合は多い。
認知障害には遺伝的要素と環境的要素が絡んでいる。
とにかく自制心の欠けた人間とは関わらないのがベストだ。
縁者が一線を越えた場合には厳しく対応するのが本人の為だ。

他方、過剰な自制心もまた人間性を否定するものだ。
人間は神ではない。闘争本能を完全否定したら進歩は無い。
自制心の乏しい相手に過度の自制心を以て臨んだら?
前者は後者を圧倒する。前者が凶暴なら後者は滅ぶ。

因果応報は越えられない法則だがすべてではない。
もしそれで足りるなら、刑罰は不要であり廃れるだろう。
自制心を欠いた凶暴な存在に対する制裁を自制すべきではない。
自制心にも自制が必要である。戦略的忍耐?背徳的欺瞞だ。