Best of George Worst (仮)

レッズサポーターで亜弥マニア。うだつの上がらぬ中年男の特に面白味のない日常を適当に晒す。のか?

再び、元日国立へ。

2006-12-31 22:55:02 | 浦和レッズ
さて、ご存知の通り、浦和レッズは天皇杯を勝ち進んで、明日、決勝です。

もちろん、俺はここに書いていない5回戦~準決勝も観に行っています。


12月16日土曜。

前週の入れ替え戦でJ2落ちが決まった福岡戦。ナビスコが同じグループだったので、福岡と対戦するのは今年5回目。
レッズもいろんなことでメンバーが変わっている事もあり、油断なんてものはなかろうがスコアレスのまま延長。
延長になってから3得点で結果快勝。

天皇杯5回戦、v 福岡

それはいいんだが、埼玉スタジアムは観衆17000でガラガラ。先々週の45000人はどこへ?
Footballの無い、翌日の優勝パレードにも結構な数が集まったようだが...。


12月23日土曜祝日。

準決勝は磐田戦。
先に2点とられてさすがにやばいと思うが、伸二のおかげと言ってもいいくらいの活躍で、一度は逆転。すぐに追いつかれたのはがっかりだったけど...。

ゲームはPKへ。PK戦っていい思い出がないのだが...。

天皇杯準々決勝、v 磐田

磐田はPKの練習をしてきたのか、みんな左のサイドネットに正確に決まり、判っているとは思うが都築の手が届かない。一方、レッズもミスなく(蹴り直しで助かったにはあった)10人。磐田の10人目も同じく左のサイドネットを狙うようなキックだったが、コントロールをミスって終了。


12月29日金曜。
久しぶりの国立競技場。相手は鹿島アントラーズ。
年末に鹿狩り。

天皇杯準決勝、v 鹿島

がらりとメンバーの変わったディフェンスだが、見事に闘った。


なんだか明日は啓太も怪我で出場できないなんて報道があるが、俺らも含めて、浦和レッズの総力を結集して勝ちたい。
特に、リベンジを期してくる相手だからこそ、徹底的に潰す。

よい正月にしよう。

MATSUURA AYA First Dinner Show at 品川プリンスホテル。

2006-12-31 20:55:10 | 松浦亜弥
別に書くと言ったイベントの事もすっかり時機を逸したので簡単に書きます...。


12月19日火曜日。

会社は午後半休を取って、松浦亜弥のディナーショーに行って来た。

松浦亜弥ディナーショー

会場は品川プリンスホテル、エグゼィクティブタワーの5階宴会場。

最近のツアーや先日出したアルバムの構成から、"歌手"松浦亜弥を強調する気配を感じさせたディナーショーだが、オープニングからオリジナルアレンジの桃色片想い、Year!めっちゃホリデイと続き、最近のツアーより充実した内容だったといえる。もちろん、激しい振り付けはないのだけど、曲のノリだけで十分楽しいんだってことを再認識。
まぁ、高い金を払って"あややのディナーショー"を見にくる一般の客を裏切るような事はしないだろうなとも思っていたのだけど。

以降、クリスマスソングのメドレーだとか、"らしい"曲もまじえつつ...。

俺的には、"LOVE TRAIN"を久しぶりに聴けたのが嬉しかった。


さて、ディナーショーというからには料理が出る。
出た料理はこんな感じ。

まずドリンクはいろいろあるのだが、スペシャルカクテルとして"プリンセスアヤヤ"なるものが。早速試す。

プリンセスアヤヤ

ゲロ甘w
メロンリキュールにライチのフレーヴァー。ほとんどアルコールは感じない。
シュガーでスノースタイルされたグラスの縁が緑がかっているのは、メロンリキュールで湿らせたからだろう。

以下、お料理。

オマール海老と帆立貝のコラボレーション オシェトラキャビア添え
Demoiselle de cherbourg et saint-jacques aux caviar

オマール海老と帆立貝のコラボレーション オシェトラキャビア添え

聖夜のスープ ポトフーのパイ包み焼き
Pat- au -feu de soupe aux legumes en croute doree

聖夜のスープ ポトフーのパイ包み焼き

舌平目のパピエット"クリスマスキャンドル"
Paupiette de sole "Christmas Candle"

舌平目のパピエット クリスマスキャンドル

牛フィレのポワレ 貴婦人のクリスマス 赤ワインソース
Filet de boeuf poele Charlemagne sauce vin rouge

牛フィレのポワレ 貴婦人のクリスマス 赤ワインソース

苺入りレモン風味のシャルロット チョコレートシャーベットとフルーツ添え
Charlottes de fructidor en fraises et sorbet au chocolat amer avec fruits

苺入りレモン風味のシャルロット チョコレートシャーベットとフルーツ添え


これを、夕方と晩と、2回食べた...。

そう、この日あった2回公演をどちらも観たから。
ディナーショーを1日2回観たという事で、そんな事もちゃんと白状した職場では、すっかり馬鹿扱いである。
ま、一公演3万円もする訳だし、普通に考えたら確かに馬鹿だが、ヲタならその位は...と思っていたのだが、俺のヲタ仲間では、この日2回観てるのはもう一人しか知らない。

ショーの内容からしたら3万払った事も、2回観てる事も後悔なんてもちろんないのだけど、1回目が前から3テーブル目で松浦亜弥がすぐ脇に歩く事もあった良席だったのに、2回目はかなり干され席だったのは残念でした。

ここ2週間の様々なこと。

2006-12-29 00:29:33 | Weblog
2週間以上前の北海道旅行について、やっと書き終えた訳ですが...。

ヲ友達には12月17日に札幌であった松浦亜弥ディナーショーへの布石かと思われていたようですが、11日に東京に戻って12日から出社しました。
マイレージをどう消化するかという意味で、確かに札幌での松浦亜弥も頭を掠めたのですが、浦和 v 福岡の天皇杯5回戦が12月16日になった時点で選択肢から消え、これまで書いて来たような北海道旅行になりました。

さて、まだ2週間前の話が続くのですが...。

12月14日木曜日は、19:00に退社し代官山のUNITへ。

この夜のイベントのタイトルはOOIOOXORNELIUSALTZBREAKfAST。出演する人たちのグループ名をただ羅列しているだけ。
Corneliusが変名ユニット、Xorneliusとして出演するとの事で、前夜にチケットを購入。

最寄は代官山だが会社からの筋で日比谷線に乗ったので中目黒で下車し歩く。
入り口にはDJのALTZが急遽出演取り止めとか掲示。で、風貌を確認しなかったのだが、代わりに回していたのは高木完だったらしい。

俺の主な目当ては先に述べたとおりにXorneliusことCornelius。
19:00スタートのイベントで、こちらは会社を出たのが19:00過ぎ。雨の中、中目黒からUNITに辿り着いたのは19:40頃。
まさか最初の出演じゃないだろうと思って地下のフロアへの階段を下りていたら、聞こえてくるのは"MUSIC"。Corneliusじゃん...。
しかも、新曲披露演とセットリストが同じなら"MUSIC"は最後の曲だし。

フロアに辿りついて3分程度で、Corneliusの出番は終わってしまいました...。

続いての出演は、BREAKfASTというハードコアバンド。
こういうのを積極的に聴く俺ではないのだが、LIVEは楽しい。ただステージ上に踊り出てくる"板尾の嫁"みたいなのはちょっとね。

演奏が終わって、次のバンドの為のセット変更が始まっている中での、ヴォーカルのお兄さんのMCが楽しい。すごくいい奴みたい。

トリはOOIOO
以前、Sonic Youthの前座で出てきたのを見た事がある。
如何にも外人受けしそうなシャーマニックな女性だけのバンド。フロアには外人さんの姿も目立つ。
まぁそれなりに面白いのだけど、やはりこれも俺は積極的には聴かないな。

帰りも中目黒駅から東横線に乗る。


12月18日月曜日は、SHIBUYA-AXbonobosを観る。
「いま、そこにいくよくるよツアー」

bonobos、いま、そこにいくよくるよツアー

ツアータイトルはふざけてるが、すごくいいライブだった。


12月21日木曜は、川崎のClub Citta'でZAZEN BOYSを観る。

Club Citta'

Club Citta'が今の場所になって初めて行ったが、入り口からフロアに入る角度とかは違っても、フロアの広さとかドリンクカウンターの位置とか天井の様子なんかは以前と同じな感じ。
向井秀徳は「川崎シティ」を連呼してノリノリ。

今週に入ってからは期末という事もあって、イベントなしでの会社勤め。

27日水曜日の会社帰り。
天皇杯のチケットの発券のために寄ったコンビニで、モーニング娘。の亀井絵里、田中れいなと遭遇。スタッフらしい男性を伴って、ちょっとお買い物らしい。
俺はレジでチケットの発券を待ちながら、おでんを選んでる田中さんとか、俺の背後でそこにある棚のなにかを見つめている亀井さんの様子を伺いつつ...。
スタッフらしい人は田中さんの方にいて、近くにいた亀井さんはどフリーだったのだけど、話しかけて警戒されるのも嫌なのでチケットを受け取ったらそのままコンビニを後にしてしまいました。
これが松浦亜弥なら、俺の顔も見た事ある程度の認識はしてくれていると思うので挨拶くらいはしようと思うのだけど。


16日、19日、23日の話は別で書こうと思います。

札幌散策。 ~北海道旅行、11~

2006-12-27 23:31:56 | Weblog
10月11日月曜日。会社は休んだ札幌の朝。

起きたのは8時くらいだが、部屋でうだっとしてチェックアウトは9時半過ぎ。
前日、"けやき"からの帰りにコンビニで買ったコアップ・ガラナを飲んで、空腹なのにゲップがちにホテルを出る。

狸小路のアーケードの外は激しく雪が降っている。なので、そのまま地下にもぐり、POLE TOWNを北上。大通りで地上に出たら雪は止んでいた。

前夜も寄ったが、再び時計台に行って写真撮影。

札幌時計台

月曜は休館日で中の見学はできないようだ。

その後、飯を食おうと思う目的地には距離があるが歩いて行こうと思っていたのだが、財布の中の現金の残額がちょっと心配なレベルになっていたので、駅前通りに出て銀行へ。そこから歩いてすぐの場所に、これから行こうとしていた場所に行くバスの停留所があったので待つ事にした。
時刻表を見たら3分後にバスが来る予定なのだが、それから更に8分待ってようやくバスが来る。それも仕方ないかと思うほど、駅前通りは渋滞している。

乗ったのは環88系統サッポロビール園行。
道庁赤レンガ停留所からは無駄にいろんな場所を引き回されて、目的のサッポロビール園に着いた。
"環"なんて文字が付いているから、観光地にありがちなループ状に観光地を巡るタイプなのかと思ったら、終点のサッポロビール園ですべての客が降りなくてはいけない様子だ。

札幌の定番の観光地だが、ビール園に来るのは初めて。

まずは、ビール博物館へ。入館無料。

サッポロビール博物館

ビールの歴史なんか気にした事がなかったが、サッポロとアサヒって、昔は同じ会社で作ってたんだね。
昔の瓶のラベルとかポスターとかの展示も興味深い。

サッポロビール博物館 サッポロビール博物館

時間をかけてじっくりと見学した後、1階の試飲ホールへ。
試飲とかいいながら、ビールは有料。安いけど。

頼んだビールは、サッポロ ファイブスター。
1967年に発売した特別醸造のビールを復刻したものらしい。おつまみ付き、200円。
クリスマスな飾りのホール内のテーブルでいただく。

サッポロ ファイブスター

癖とか全くなく、清らかで美味しい。

ホール内のBGMもクリスマスソングが流れているのだが、Pale Fountainsの"Benoit's Christmas"が流れ出して驚く。
Crepusculeから発売されたクリスマスソングのコンピレーション、"GHOSTS OF CHRISTMAS PAST"に収録されていた名曲。俺の選ぶクリスマスソングのベスト。
それまで、ちょっとうざいと思ってた一角の中国人の団体の存在も忘れて、世界に浸る。

と、朝からコアップ・ガラナにビール(とつまみの乾き物)しか口にしていない俺だが、ちゃんとしたものを食うため隣のビール園へ。
総合受付なんて建物に行って、お姉さんに一人なんだけど大丈夫なものか聞いてみたら、問題なしとの事。
料理としてはどんなものをと聞かれ、ジンギスカンと言うとケッセルホールという場所に行くよう指示される。

観光ガイドなどでよく見た、でっかいケッセル(ビールの仕込み釜)があるホールの、その釜のすぐ下のテーブルに案内される。

サッポロビール園

基本的に少食な俺は、あまり食べ放題というものに魅力を感じず少し悩んだが、生ラムジンギスカンを食べ放題で頼む。
生ラムジンギスカンの食べ放題ではトラディショナルなラム肉も注文できるという事で、まずはどちらも一人前。飲み物はサッポロクラシック。

サッポロビール園

運ばれてきた生ラム肉に伝統的なラム肉。そして野菜。
早速、焼いて食べる。
生ラム肉は臭みなんか全くなく、普通に美味しい上質な肉。
一方、トラディショナルな方は、やっぱり独特な癖がある。でも、トラディショナル用のタレというのは別にあって、レモンのような酸味の効いたそちらのタレで食べれば気にならない。

最初に運ばれてきた肉だけで結構満腹になったのだが、食べ放題にして元が取れているのか怪しかったので、貧乏根性丸出しで生ラム肉をもう一人前頼む。
最初に運ばれてきた生ラム肉が結構なボリュームで、間違えて二人前を運んで来てたのだろうと思っていたのだが、追加した一人前もやっぱり同じ量だった。

という事で大量の肉を貪り食って満腹。炭水化物なしでいいのか?

お支払いを済ませ、ビール園の脇にあった北海道日本ハムファイターズの室内練習場の周りをひとまわりしてからバス停に戻る。

札幌駅直行のバスが来るのを期待していたが、来る時に乗った環88系統が来たのでそれに乗る。
道は混んでいて、大通りでは時間もかかっている。
このまま駅まで行くつもりで乗っていたが、来る時に乗り込んだ道庁赤レンガで降りて、これも前夜に行った旧道庁舎にまた行って、写真を撮る。

旧道庁舎

札幌駅へ。

札幌駅

JRタワー展望室へ行く。ここは昨年、ハロ☆プロパーティーで来た時にも寄った。

本来の入場料は700円だが、前日に観光案内所で入手した割引券を使って600円。

地上38階からの眺望は格別。

JRタワー展望室

ここで、特に行くべき場所は男子トイレ。こんなに眺めのいいトイレは他にない。

JRタワー展望室、男子トイレ

カフェで売っているコーヒーを買って、南側の窓に向かって並んでいる椅子に座って、しばらくぼぉっとする。

JRタワー展望室

西に沈みかけた陽の光が雲の隙間から射したかと思ったら、雪が激しく降ってきたりと目まぐるしく変化する。札幌ドームが見えたかと思ったら、すぐに見えなくなった。

一時間近く過ごして、さて帰るかと下りのエレベーターに乗る。

本当は、"爐(いろり)"でスペシャルラーメンも食べたかったのだが、ジンギスカンの食いすぎで胃がもたれて食べられない。

駅ビルなので、そのまま改札へ。

札幌駅を15:40に出る快速エアポート145号。

新千歳空港に到着。
予約していたのはもっと遅い便だが、17:30に出るJAL1028便に振り替えてチェックインをする。普段使う割引の航空券と違って、マイレージの特典だとこういう自由が利くのでいい。

土産にはROYCE'のチョコレートウエハースにナッティバーチョコレート。
メインは帯広だったので六花亭のマルセイバターサンドに霜だたみ。
それと、お一人様5個までなんて制限されているので気になった、カルビーじゃがポックルを買う。
このじゃがポックルって、最近コンビにで売ってるジャガビーとは違うのものなの?

雪印パーラーの牛乳ソフトを最後に食べて、飛行機に乗り込む。

札幌、味噌ラーメン専門店 けやき ~北海道旅行、10~

2006-12-27 00:29:24 | 食い物
ホテルに着いて、おおぞら10号の車内で書き始めたエントリーを仕上げてアップ。
23時近くになって部屋を出る。

狸小路のホテルからは、歩いてほんのちょっとですすきの。ここで男心をくすぐるどこかに行く訳ではなく、ラーメン屋へ。

帯広でのばんえい競馬がメインな筈の旅行で帯広には一泊もせずに札幌に来たの理由は、俺にとってはばんえい競馬以外なにもない帯広で2日間競馬を続けるのは財布の中身的に危ないかなと思ったのとか、便数の多い新千歳空港からの方が帰り易いよなとか...。
と、やっぱり札幌でラーメンは食いたいよなと思ったのも理由のひとつ。そんな訳でラーメン屋に向かう。

行った店は"けやき"。

"純連(すみれ)"の後を継いで新横浜ラーメン博物館に出店している、札幌を代表するラーメン屋。

実を言えば、俺が札幌で一番最初に食べた味噌ラーメンがこの"けやき"。

有珠山噴火の影響でゲームが中止になり、ただ観光に札幌まで来た2000年4月の事。
当時は漢字で"欅"と表記するのが普通だった。

最初に札幌に来たのは1999年だが、この時は"爐(いろり)"という店でスペシャルラーメンという魚介類たっぷりの醤油ラーメンを食べていて、味噌は食べていない。

"けやき"は、今となっては超有名な行列店だが、1999年11月のオープンから半年に満たなかった当時は期待の新店的なステータスで、俺が行った時も待ち時間なしで入店した。
しかもこの時は、まだ不定期刊行だった北海道ウォーカーに付いていた割引券で料金が安くなるという...。そんな店なのだった。

ラ博で食べる"純連"の味噌ラーメンの脂っこさが、今は結構好きだと言えるのだけれど、実は当時あんまり好みでなかった俺は、本格的な味噌ラーメンって嫌いなのかもと思っていたのだが、"けやき"の味噌ラーメンは上品で味わい深く、とても美味しかった。
それ以来、俺自身は再訪する事はなかったのだが、説明しやすい場所にある事もあって、札幌でオススメのラーメンはと人に聞かれれば、必ずこの店を挙げていた。

その"けやき"に6年半ぶりに向かった。
すすきの交差点のすすきのビル。ニッカウイスキーの電飾の上、キリンビールの電飾内に表示された気温はマイナス1度。

すすきのビル

その下を南に進んで、北海道銀行(薄野支店)の角を左に曲がれば"けやき"はある。

思ったとおり長蛇の列。

けやきの行列

並ぶのは好きではないが、仕方ないので並ぶ。

店の外にテーブルがあるのだが、俺の前にいる8人位の団体が、店の人にそこでいいかと聞かれてOKしたらしい。
こんな寒い中、外で食うのはバカだが、まぁラーメン屋で領収書を切ってもらっているような連中だからいいか。

そんなおかげで、思っていたのよりは少し早く...それでも45分待ってようやく入店。

10人しか入れない狭い店内は当時のまま。
オーダーを聞かれて、後ではレジに時間がかかるのでと先に金を支払うようになったのは人気店になっての変化か。

今回は味噌に比べて50円増しの、ねぎラーメン850円を頼む。味噌専門店なので、すべてのメニューが味噌。

そしてここからが更に待つ。具を炒めて、スープに絡めてという丁寧な味噌ラーメンのつくり方で仕方ないのだが、目の前にラーメンが出て来たのは入店から15分。日付が変わる、午前0時ちょうど。

札幌 けやきのねぎラーメン

これじゃ回転も悪いし待たされるのも仕方がない。

とネガティヴな書き方をしつつ、ここのラーメンはやっぱり美味かった...。

並ばないで食べられれば、その方がいいに決まっているのだが、並んだ結果を後悔しないラーメン屋である事は間違いない。

札幌 味噌ラーメン専門店 けやき
札幌 味噌ラーメン専門店 けやき

所在地:札幌市中央区南6条西3丁目睦ビル1F (Map)
定休日:年中無休
営業時間:10:30~28:00 (日曜、祝日は~27:00)

札幌到着。 ~北海道旅行、9~

2006-12-26 22:23:25 | Weblog
12月10日日曜日。

スーパーおおぞら10号は20:13の予定より少し遅れて札幌駅に到着。

J2の町は久しぶり...かと言えば、昨年10月に「ハロ☆プロ パーティ~!2005 ~松浦亜弥キャプテン公演NEO~」で来ているので、それほどでもない。
っていうか、昨年の札幌ってこのブログじゃ何も触れてないね...。

今回の旅行にはガイドブックみたいなものを持って来ていないので、駅にある観光案内所で無料のパンフレットなどを漁る。行きそうな施設の割引券とかも。
季節柄、普通の観光案内みたいなのに混じって、雪道の歩き方みたいなブックレットが4ヶ国語版であった。

札幌雪みちガイド

ホテルまでの距離はあるが、折角なので歩く。駅前通りは地下歩道工事なんてやっているせいか、歩道ヒーティングが停止しているそうで、踏み固められた雪が残っている。

途中、ちょっと脇にそれて、旧道庁舎(通称:赤レンガ)と、時計台を見る。

旧道庁舎 札幌時計台

時計台から大通りに向かう途中に見えたさっぽろテレビ塔がクリスマスっぽい綺麗な電飾。おおっ、と思って大通公園に出たら公園全体がもっと凄い事になっていた。

SAPPORO WHITE ILLUMINATION

SAPPORO WHITE ILLUMINATIONというイベント開催中。
大通公園の冬のイベントって、雪まつりだけなのかと思っていたのだが、このイベントももう26回目の開催なんだそうだ。

狸小路にあるホテルにチェックインしたのは21:30少し前。

ばんえい帯広競馬。 ~北海道旅行、8~

2006-12-25 21:57:52 | Weblog
12月10日日曜日。

帯広駅を降りた。

JR帯広駅。

これから行く目的地に行くバス停に行って時刻表を見る。
すぐ来る時間だなと思ってしばらく待つが、バスも他にいそうな乗客も来ない。
もう一度よく見たら、土日は運休の記号の付いたバスだった。
実際にこの日に運行しているバスは20分後なので、駅に戻って売店なんかを覗いて、頃合を見て再びバス停に。
帯広駅前バス停12番のりば。
その頃には同じバスを待つ乗客が列を作っていた。

やって来た十勝バス、1系統西循環というバスに乗り込む。
約10分で帯広競馬場に着く。

と、ここで不愉快な事が。

俺の目的地は帯広競馬場。
ばんえい競馬のWEBサイトなんかを見た結果、このバスに乗って競馬場前というバス停を目指した。
一番前の席でバスに乗ってた俺。競馬場が見えて来たが次の停留所は西11条9丁目。何人かの客が降りる。右手には競馬場の駐車場の入口も見えて、ここで降りても入れそうだ。
赤信号。降りた客がバスの前の横断歩道を渡るのを待ち、信号が変わり次の競馬場前停留所に向けてバスは出発。したかと思ったらすぐに停車。
競馬場前の停留所に到着。
前の場所から30m位しか離れていないんじゃなかろうか。
しかも、この間に駅からのバス運賃は20円あがって190円に。バスを降車して渡る横断歩道は、さっき信号が変わるのを待たされていたところ。
ほんの些細な事だが、もの凄くバカにされた気分になる。

今回、北海道にやってきたメインの理由は、ばんえい競馬

マイレージを消化しなきゃと思っていた時に報道されたのが、ばんえい競馬の廃止が確定的にという情報。
この報道に触れたところで、俺は存続を声高に叫ぶつもりも、またその資格もなく、ひとつの文化が廃れていくことをただ残念に思うだけだったのだけれど、その前にもう一度見ておきたいなと思ってやってきたのだ。

そう、ばんえい競馬は初めてではない。
熱心に競馬をしていた時代に、友達に一回ばんえいは見たいと言っていたこともあって、2000年に行った北海道への競馬仲間との旅行で岩見沢のばんえい競馬を見ている。
その時に高配当の馬券を取って儲かったこともあり、ばんえい競馬は好印象だったりする。


入場門の前で予想紙を買う。
中央競馬でもお馴染みの競馬ブックホースニュース馬があるが、中央でも良く買う競馬ブックを。あと、オリジナルのばんえい金太郎というのがあったのでそれも買う。
岩見沢の時は、ばん馬っていう手書きの予想紙があったが、無いのは帯広だからなのか、それ自体なくなったのか。

入場料は100円。
なのだが、駅で存続を求める署名用紙が置いてあるテーブルに一緒に置いてあったカードサイズの開催日程表が招待券になっていて、それを見せて入場する。
ばんえい競馬の存続を心から願うなら、そんなものがあっても金を払って入場するのが筋だなと思いながら。

入場したらサービスで暖かいオニオンスープを配ってる。
勝負服を着ているのは騎手本人だ。存続のためのファンサービスという事なのだろう。

帯広競馬のファンサービス

求められたので、存続の署名だけはしておく。一方で、こんな事で役に立つのかとも思いながら。
申し訳ないけど、俺にはこんな事くらいしかばんえい競馬のために出来る事はない。

その他にもファンサービスは充実している。
入場してまずテント張りのインフォメーションに向い、バックヤードツアーとメインレースの口取り写真撮影という2つのイベントの申し込みをする。

さてレース。
パドックを見て、予想して馬券を買い、レースを見るという、まぁ競馬場では普通のルーティーン。

岩見沢もそうだったのだが、帯広競馬場もかつては平場の競馬開催もあって、ばんえい専用の直線コースの外にダートコースがあり、スタンドからは少し距離ができる。
でも、帯広ではこのダートコースの一部を開放してかなり近い位置で勝負どころの第2障害なども見れるようにしてくれている。これはすごくいい。

ばんえい競馬。

近寄ってコースを見たら、一面から水蒸気が白くあがっている。
ここ帯広では、コースにヒーティング装置を敷設していて、積雪や凍結などを防いでいるそうで、暖められたコースからどんどん水分が蒸発しているのだ。

馬券はなかなか当たらないが、応援する(馬券を買っている)馬の名前や騎手の名前を叫びながら一緒に走るのは楽しい。

4レースが終わって、申し込んでいたバックヤードツアーの集合時間になったので集合場所のインフォメーションに向かう。
一般の人は入れない装鞍所とかコースの内側からレースを見れるという企画。
参加者は20人位か。案内の人に連れられて、まずは装鞍所へ。

装鞍所

6レースに出走する馬が小さな囲みに収まっている。ここで係員のチェックを受けて、レースのための装備を身に付ける。近くに置いてあるビールケースをバンバン蹴飛ばしている馬なんかもいて可愛い。

この場所の入口には馬体重を測る体重計もあって、その次のレースの馬が入って来て体重を測っている。

馬の体重計

続いて、コースへ。
レースが終わった後にソリをスタート地点まで運ぶというトロッコみたいなものの説明などを聞いて、第2障害の脇へ。

内側から見た、第2障害。

5レースはここで見る。
残念ながら、どんなに注意してもフラッシュを焚く人が絶えないという事で、レース中の撮影は禁止。
出来るだけ近くでは見たいが、本来は厩務員が走って応援する場所だという事なので、彼らの邪魔にならないように、トロッコ用の軌道ぎりぎりの場所でしゃがみ込んで見た。
その為に内枠の馬しか見えないが、第2障害を登る馬のたてがみとか白い息が、逆光に輝いてもの凄く美しく、感動的だった。

レースが終わって、引き上げる馬を見送り、俺らも戻ろうとすると調教中の馬がいた。
シゲノリュウ号という名前。とても大人しい。

ばん馬、シゲノリュウ号

厩務員さんらしき人が触ってもいいよというので首筋や鼻先をさわる。しっとりと暖かい。

レースの公正さの確保などを考えたら実施は難しい企画だと思いつつ、とても貴重な体験をさせてもらって嬉しい。


その他にもファンサービスはいろいろ。
8レースの終了後には豚汁が振舞われる。厚めの豚肉もいっぱい入った、某神宮外苑の競技場で売っているトン汁と言いながらほんの少しの脂身が浮いているだけの根菜汁とは比較にならない、ちゃんとしたやつが無料。
しかも、たくさん作っていて、並んだ客がいなくなってもまだあるので、お代わりももらってしまう。美味しいし暖かい。

馬券は低い配当のがたまに当たる程度で儲けは出ない。
メインの第31回ばんえいオークスは最低人気のキキリンドウが勝ち、買ってれば嬉しいのだが、買っていない。
でも、入場時に申し込んでいたもうひとつのファンサービスで、表彰式後、このキキリンドウの手綱を取って写真を撮ってもらう。

ばんえいオークス馬、キキリンドウ号

公式の撮影が終わったあと、係の方にカメラを渡し、森調教師におめでとうございますと挨拶して隣へ。
すっかり日が暮れて暗くなっていたのでフラッシュを焚いての撮影になったが、赤目防止にしてなかったので、馬も人も、みんな目の光った写真になってしまいました。でもこれも、とても良い記念になった。


最終レースがあるが競馬場を後にする。
バス停(当然、西11条9丁目の)まで行って時刻を見るが、当分来ないようなので競馬場の入場門まで戻って、待機しているタクシーに乗る。ちょうど最終レースのファンファーレが聞こえてくる。
料金は駅まで1000円かからない。


さて。
ご存知の方も多いだろうが、ばんえい競馬はその後、存続が決まりました。
孫正義さんの所が支援してくれるそうで、とりあえずは良かったかと...。


北見、旭川、岩見沢と抜けていって、一時はババを引かされた感もあったかもしれない帯広だけど、もしかしたらこれは、ばんえい競馬にとっても帯広市にとってもチャンスかもしれない。

まず、北海道のばんえい競馬ではく、帯広のばんえい競馬になった事。
細かい日程なんか調べなくても、週末に帯広に行けば、そこでばんえい競馬をやっているという判り易さはファンや観光客を呼ぶのに最適だろう。
夏の帯広は暑いという事も聞くが、馬に影響する暑さなのかな?
とにかく、いくら他が再開したいとか言い始めても帯広で独占する位の気持ちでやった方がいい。

でも、一場開催になる事に伴う、騎手の数とか厩舎の数とかの適正数は、シビアに分析しなくてはいけない。

あと、直線200mのコースがメインなのを考えれば、平場のコースの形をそのまま残した土地を上手く使えないかも考えた方がいい。今は調教に使っている膨大なスペースだが、あんなに必要はないはずだ。ばんえい競馬に関係なくても、人が集う何かに出来ればいい。相乗効果は必要だ。
スタンドの形も他の競馬場と同じでなくていい筈だ。

ま、その辺の事は孫正義から送りこまれるブレーンのセンスに期待...してるかっていうと嘘になるんだが、まぁ、任せるしかないのでね。

先ずは競馬場前のバス停はなんとかした方がいいな。一見の客をバカにしてるとしか思えないのでね。


帯広駅を17:46に出る特急スーパーおおぞら10号に乗って、札幌へ。
車内では、駅にあった桔梗という店のお持ち帰り網焼豚丼850円を食べる。

桔梗のお持ち帰り網焼豚丼

帯広へ。 ~北海道旅行、7~

2006-12-25 01:28:10 | Weblog
12月10日日曜日。

釧路の朝。起きて窓の外を見たら一面に雪が積もっていた。

7時ちょっと過ぎ。ほとんど誰の足跡もない雪道を釧路駅に向かう。雪はまだ降っている。

JR釧路駅

釧路駅で札幌までの乗車券と、釧路-帯広間の自由席特急券。それに、帯広から札幌までの夕方の特急の指定席券を購入する。

まだ、出発まで20分位あるが、駅のホームには乗車する特急スーパーおおぞら2号が既に停まっている。

特急スーパーおおぞら2号

先頭車両の自由席に席を取ってから、ホームの売店で弁当とか飲み物を買う。

釧路駅ホーム、弁当売り場

弁当はいろいろあって迷うが、駅弁は1000円以下であるべしというこだわりと、朝だしヴォリュームはない方がいいやとか、釧路らしいものとか考えて、釧祥館(せんしょうかん)というメーカーの"かに飯"810円にした。

釧路駅弁、釧祥館のかに飯

食べ始めたら列車は出発。7:39。
振り子列車らしく、カーブの時の揺れ方が少し変。

席は進行方向左側の席を取る。狙い通り、途中では車窓に海。
雪の積もった海岸のすぐ脇を走るところもある。

根室本線の車窓から見る太平洋。

途中に来たワゴンサービスのお嬢さんにアイスクリームを頼む。車内で売る月替わりのキャラメルカフェ味を買う。MISSU HOUSE(ミッシュハウス)製。
キャラメル味のものって、下手するともの凄く甘いのもあるのだが、香ばしさだけ上手く残した上品な甘さで美味しかった。

9:06、帯広駅に到着。
札幌まで買ってる乗車券は自動改札に入れてよいのか判らないので駅員に見せて、途中下車の改札を出る。

釧路、炉ばた。 ~北海道旅行、6~

2006-12-23 23:17:37 | 食い物
12月9日土曜日の話は、これが最後です。やれやれ。


19:30を過ぎて外出。昼に行った銀水のある末広町の方に向かう。

港町、釧路では魚が美味いのは当然だが、町のそこら中にあるのは炉ばた焼きの文字。俺が今回の旅で釧路から北海道に入ったのは、この炉ばた焼きの店に行きたかったというのが最大の理由。

腹を空かせて向かった店は、その名もシンプルに「炉ばた」。
発祥の店という事らしい。

角に建つ古い木造。店名だけしか記していない看板に灯は入って、のれんは出ているが、引き戸から洩れてくる灯りは暗く、少し入り難い雰囲気。だけど、ここに来るのが目的だったので躊躇なく戸を開く。

中には既に大勢の先客。コの字型のカウンターをほぼ埋めている。満席かなと思ったが、一人分、入れるスペースがあり無事に座れる。

まずは飲み物をと聞かれ、生ビールをもらう。

カウンターの中は広い板の間で、真ん中には魚を焼く囲炉裏。着物と頭に布を被ったアイヌっぽい装束のお婆さんがそこに座って、魚などを焼いている。
独特の雰囲気。

炉ばた、店内

料理の注文を聞かれる。
魚の種類はいろいろあるけれど、どうせここまで来たのだから最高のものをと、めんめを頼む。こっちでいうところのキンキである。
それに、しいたけとアスパラガス。

注文したものは奥から店員さんがお婆さんの所に持ってきて、お婆さんが囲炉裏の上の網に載せて焼き始める。
置く場所によって火加減の具合が違うのだろうか。時々、位置を変えながらじっくりと焼く。
俺の頼んだ、めんめとしいたけも焼き始めた。
アスパラガスはバター炒めのようで、これは奥で調理したものがそのまま出される。

まずはしいたけが焼きあがった。

炉ばたのしいたけ

丸々として立派なしいたけ。これは、ほとんどの客が頼んでいる。
裏返した傘の中に醤油さしから何か液体を注ぎながら焼いていて、あれが醤油だったら塩辛くてしょうがないだろうなと思ったのだが、澄んだ汁がなみなみと傘の中に溜まっている。日本酒かもしれない。
汁をこぼさないように柄の部分を持って食べてと出される。
その通りに柄をつまんで口に持っていき、汁をすするようにしながら齧る。
歯応えも味も抜群。

そして、めんめが焼きあがった。

炉ばたのめんめ

干して旨みが凝縮された表面の部分は普通でも美味い部分だが、炭火で焼かれて香ばしくなった感じが更によい。
肉厚の身は、身離れがよく、脂ものっている。本当に贅沢をしている気分。

一杯目のビールが空いたが、これを肴にするなら日本酒だろうと熱燗を頼む。
熱燗は、囲炉裏の網の脇に置いてある甕の中で暖められていて、それを柄杓で湯呑茶碗に注いで持って来てくれる。

この後、貝類好きの俺は、ホタテとホッキを頼む。ホタテはバター焼きを頼んだせいか、奥から持ってくるが、塩味で頼んだホッキはお婆さんが焼いたのを出してくれる。

炉ばたのホタテ 炉ばたのホッキ

どれも美味しく満足。来て良かった。

で、覚悟はしていたが、値段は安くない。メニューにも値段は書いていないので判らないが、多分、めんめ一枚で4000円くらい取ってると思う。
7000円ちょっとを支払って、店を出た。


寒いけど、また釧路川に出る。幣舞橋はライトアップされて綺麗。

幣舞橋、夜景

橋の袂から通りに出たら雪が舞い始めた。みるみる道路の表面が白くなっていく中、滑らないように気をつけながらホテルに戻る。


釧路、炉ばた
炉ばた

所在地:北海道釧路市栄町3-1 (Map)
定休日:毎週日曜日(ただしゴールデンウィーク、8月は無休)
営業時間:17:00~24:00 (冬季は~23:00)

釧路、散策。 ~北海道旅行、5~

2006-12-22 23:28:44 | Weblog
2週間も前の話になってしまいました...。
12月9日土曜日の話の続きです。


ラーメン屋・銀水を出て釧路川の河畔に向かう。

川といっても海に繋がる最下流にあたる場所で、運河のよう。
もはや川の流れなどというものはなく、潮の干満の影響を受けて海水も流れ込んでいるだろう。カモメがたくさんいる。

幣舞橋

幣舞橋へ。

橋の袂に三角形の碑。

釧路の夜、歌碑

近づくと美川憲一の歌声。"釧路の夜"が流れ出した。センサーで人が近づくと流れ出す仕組みなようだ。
渡良瀬橋の袂にもこんなのがあるといいな。もちろん、松浦亜弥バージョンの"渡良瀬橋"で。

幣舞橋。北海道三大名橋のひとつ。ちなみにあとのふたつは札幌の豊平橋と旭川の旭橋。

欄干に、四季の乙女像などという余計なものがあるが、こんな橋上彫刻を日本で初めてやったのがこの橋なのだそう。
4体あるそれぞれが日本を代表する彫刻家による作品なのだそうだが、その頭はカモメが羽を休めるのに丁度よい場所だ。

夏の乙女像とカモメ

橋を渡って、釧路川の向こう側。ロータリーの交差点を越えた場所にある出世坂という階段を登って、幣舞公園へ。
公園内には原田康子の"挽歌"の碑がある。
橋を見下ろす場所という事で登って来たのだが、橋を見るなら側面からの方がいいな。下のロータリーを流れる車の様子を見るのは少し楽しい。

幣舞公園からの眺め

出世坂を降りて、橋の袂。橋の下を潜って、漁船が停泊している岸壁の凍った足元に気遣いながら海の方。

港文館へ。赤煉瓦の可愛らしい建物。
建物の前には石川啄木の像も。

港文館と啄木像

釧路は石川啄木縁の地として、そこら中に啄木の歌碑がある。でも、実際に啄木が釧路に滞在していたのって、76日間だけ。釧路新聞の記者としての滞在だったのだが、その当時の釧路新聞の社屋を復元したというのが、この港文館。
中には啄木や釧路市の歴史に関する展示があり、見学は無料。

幣舞橋を渡って反対側。
釧路フィッシャーマンズワーフMOOへ。

フィッシャーマンズワーフMOO

この前にも歌の流れる碑があった。

釧路湿原、歌碑

水森かおりの"釧路湿原"の碑。水森かおりの写真入りである。

思い出すのは3年前。
この年、浦和レッズは天皇杯の3回戦でJ2の湘南に敗れた。
勝てば鳥取で4回戦の筈で、直前の手配も困難なので事前に鳥取への1泊2日の旅程ですべてをブッキング。負けてゲームは無くなったが、レッズの試合が他であるという訳でもなく暇なので鳥取旅行だけはしてきた。
この時の鳥取が、"鳥取砂丘"という曲で紅白歌合戦に初出場をする水森かおりの応援ムード一色。夜に入ったカニ料理の親父なんかも水森かおりとの2ショットの写真を示して、わが娘みたいな感じで熱く紅白への期待を語っていたのだけど...。
翌年に"釧路湿原"という曲を出すのを知って、鳥取の人達はどう思ったのだろうね。で、この歌手はこういう事をやるんだと判っている筈なのに、釧路の人はこんなものを作ったか。
そして、水森かおりのディスコグラフィーは"五能線"、"熊野古道"へと続く。
ヲタ相手の商売というのもかなりあざといとは思うが、地方の人達のココロを弄ぶような商売もどうかと思うな...。
なんて、水森かおりに今度はおらが町を歌ってくださいなんて誘致活動をしている観光協会があったりするのかもしれないけど。
歌ってもらうだけならいいけど、釧路のこれは明らかに金の無駄だよ。
と、渡良瀬橋の袂に松浦亜弥のを作って欲しいなんて言ってる俺が言うのも変だけどね。

さてフィッシャーマンズワーフMOO。
外に人はいないけど、この中にはいるんだろうなと思っていたのだが、中にも人はいなかった。和商市場などと違って、店は土産物屋だけみたいな感じなので、観光客がいなければ人はこないか。ハローワークなどもあるのだけど、これも必要な人が来るというもので。
17時以降にレストランなんかが開けば人が来るのかもしれない。

時間は16:00前だがすっかり暗くなってすべての街灯が灯っている。幣舞橋もライトアップの時間。

バリアフリーの為の工事中だという事でぼこぼこに掘り返されて健常者の俺でも歩きにくくなっている歩道を歩いてこの日のホテルへ。

テレビをつけてJリーグの入れ替え戦を観て、終わったら少し眠る。