ふくちゃんの絵日記

バイク等での旅行記や、日常生活で感じたことを、絵(写真)に描けるものは描き(添付)絵日記風にしたいと思います。

面目躍如

2019年10月07日 | 日記
 娘婿の弟さんら(弟の嫁さんの弟家族と母親)の帰省があった。
 それに先立ち、娘から「バーベキューするから(日程を)空けといて・!」との連絡を受けていた。
 昼食後、予定されていたのでしょう「ブドウ狩り」に行った。
 我が人生において、初めての体験だろう・・
 記憶がないので・・!
 入園料から「三房は食べにぁ 元が取れんなぁ!」と、意気込みは勇み良い。
 ブドウの品種は“ピオーネ“・・
 三房は軽く消化出来る!と、私も思っていた。
 しかし、大粒である。
 正直・手こずった。
 時間の経過と伴に、帰省者達の宿泊場所に向かった。
 其処は、娘の嫁ぎ先と昵懇にしている地元企業が運営する“コテージ風“な宿泊施設である。
 露天の鉄砲風呂が“売り“の様で(宿泊施設の)ネーミングともなっている様である。
 娘の世代では、鉄砲風呂を使った事はないだろう・・!?
 火の番を怠ると湯が(急速に)冷めることや、湯船には底板が必要な事・湯沸かし時に湯船に触れると”火傷する”こと等を話した。
 入浴に興味を持っている様なので、頼まれもしないが“火起こし“の役をかってでた。
 とは言え、鉄砲風呂の湯を湧かすのも60数年来となるだろう。
 幼少期の実家での体験(と、云うより風呂を沸かす役割?)や、野営での飯盒炊飯で”蒔・タキギ”を扱うことの経験はあっても、今では必要ない。
 この宿泊施設、畳の間が二間続きの他、20畳?はあるだろうダイニング・キッチンと、ガス風呂・水洗トイレを有していた。
 そして、屋外に「鉄砲風呂」がある。
 漏れ承ると、鉄砲風呂の(水の)止栓のやり方が判らないためや、水は貯めたものの火おこしが出来ないために、入浴を諦めた利用者も居た様である。
 その為だろうか、個所に「使用説明書」があった。
 早朝に飛行機で移動(帰省)して来た事から、仮眠する者・寛ぐ者・周囲を散策する者と、暫しの自由な時間を過ごした。
 私は「(鉄砲風呂に)入らせてやる!」と、言った手前”やるっきゃぁない!”と、準備に取り掛かっていた。
 幼少期に、母から「新聞紙半分で火をおこすように!」と、教えられていた。
 母の教えの”新聞紙半分で・・・”とは言えないが、湯を沸かす火力までに至った。
 次なるは、バーベキューの火力(炭火)の確保である。
 夕刻も迫る頃、バーベキューが始まった。
 美味しい食べ物・美味しい飲み物・楽しい会話・・・が続いた。
 一台の車が遣ってきた。
 この宿泊施設を所有する”友人”であった。
 私は、食べ・飲み・語りをしながら、入浴に適温となる様に、鉄砲風呂の”火の見守り”を継続していた。
 やがて、余興と思える”ショー”が始まった。
 男性・二人の”混浴ショー”である。
 演じる者・それを観る者、大いに沸いた。
 この様な雰囲気を演出が出来た鉄砲風呂の湯沸かしは、過去の体験があっての事だろう。
 芸は身を助ける
 三つ子の魂百まで
 蒔で火をおこし風呂を沸かすことが出来たことは「面目躍如」と、言った処ではないだろうか!?