採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

からし菜のトウ

2009-04-09 | +ふたりの日

2月頃だったか、とあるところにからし菜が群生しているのを発見しました。
(勿論余所様の畑ではなくて)とある駐車場脇の芝生に、です(散歩の犬は来ない場所)。
しばらくじっと見守ってみましたが、誰も収穫する気配なし。おそらく、家庭菜園をしている人が、種があまったのでばらまいたのではないかと思われます。
それとも、半野生化しているのかな?
検索の最中ふと立ち寄ったブログで、京都の鴨川の中州にはこのカラシナが沢山生えていて、貧乏な学生の救荒作物になっているという話を読みました(学生時代は知りませんでした。悔しいかも)。

遠慮しつつ、少しずつ収穫させてもらいました。
2月には葉っぱが美味しかったけれど、この時期になると中心部からムクムクとトウ立ちしてきます。こうなると葉っぱはもう不味くてトウ立ち部分が美味です。 
特に茎!甘くて柔らかくて、アスパラガスなんて目じゃない、という感じです。
これからどんどん高く伸びて花を咲かせるための栄養の全てが、この茎に蓄えられているのではないかしら。
茎に比べるとツボミ部分はむしろ大したことないです。

そして摘んだその日のうちに料理するのがまた重要な気がします。
この時期、植物は全力を傾けてツボミを成長させようとしているので、折り取った直後から、茎の栄養がツボミに流れ込んでいるのではないかしら。
湿らせた新聞に包んで冷蔵庫で保存出来るけれど、やっぱりその日が一番おいしいです。

摘んだらなるべく早く、冷たい水に通してしゃっきりさせ、新聞で包んでおくのがいいようです。一度、摘んだ後ビニールに入れてしまったら、見た目は少し萎れているだけなのに、茎部分が発酵したような、酸っぱいような変な味になっていました。


2009/4/2 こちらがからし菜のトウ。茎部分から生えている大きめの葉っぱは既にむしり取って、茎と先端の葉だけにしてあります。
2009/4/2 むしった葉っぱは固いので、短めに刻んで、ニンニクとオリーブオイルでクタクタに煮ました(一応イタリア料理のつもり)。
色はよくないけれど、柔らかくて沢山食べられるし、塩分は控えめだし、美味しいです。

蕗味噌にヒントを得て味噌煮風のものも作りましたが、少し塩辛いので沢山は食べられないです。
2009/4/2



一番美味しい茎は、マヨネーズがけ。採り立ての野菜は、何も料理しなくても美味しい、というのは本当です。
私は毎日これが主食でもいいけれど、でもダンナサマは違うみたい。ちぇー。

2009/4/2

この日のほかのおかずはルコラ、ディル、文旦のサラダ。赤いのはトマトの赤ワイン煮(市販品台湾産)です。

食卓が緑に占領されてます。
ダンナサマが、タンパク質は~とつぶやいてますが、ひとまず無視(写真撮り忘れただけで、何か1品くらいはあったはず)。



この日はからし菜だけだけれど、畑では白菜、そしてコマツナのトウが山盛り収穫出来ます。
でも、茎が一番美味しいのはからし菜かな。コマツナの茎もアスパラガスみたいだけれど、カラシナの太さには負けてます。
白菜は、ニンニク風味ミルクスープが気に入ってます。他にオススメ料理法があったら教えて下さいませ。


追記:

2009/4/22 4/22撮影。
カラシナが花盛りです。
こぼれ種でまた生えてきますように。
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2 コメント

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美味しそうです! (かず)
2009-04-09 15:25:16
からし菜の葉のアーリオオーリオは、とてもイタリアっぽい色です!
しっかり火を入れた美味しい色ですね。

白菜は、うちにも少し前5玉程転がっておりましたが、特別な事はせず、豚肉をほんの少しだけ入れてお醤油で薄味に炊いたら、一度で一玉づつ(4人家族)食べる事が出来ました。
豚肉が邪魔だった程です。
年をとったせか、くたくたに炊いた野菜が美味しくて仕方ありません(笑)
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やわらかめ (●かずさま~Fujika)
2009-04-10 10:51:51
やわらかめだと、沢山食べられますよね!
食べやすいなー、と私も最近実感しています。
生野菜サラダは食べるのに体力が要る感じです。

からし菜の茎をアスパラガス風に使ってパスタなどもしたかったのですが、単体で攻めないととてもじゃないけど消費がおいつかず、とうとうロクな工夫もせずに終わってしまいました。
イカ墨リゾット(もどき)に入れたのは美味しかったです。
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