ミュラーバイスルというビア・レストランに行きました。
ガイドブックに載っていたお店。
ま、ちゃんとした夜ごはんの初日ということもあって、とりあえず定番料理を食べることにしました。
こういう観光客が多いせいか、ウイーン名物ディナーセットというのがあって、ひととおり制覇できるようになっています。
でも、こういう観光客ばかりだと、レストランの能力低下を招くのではないだろうか。
シェフの個性や独創性で勝負する料理を全面に打ち出した方が店としてはやりがいがあるだろうなあ。
それともあまりそういう欲求はないのかな。
ホワイトアスパラガススープ
ホワイトアスパラの旬だったので通常のコースについてくるスープの代わりにこれをたのみました。
味は、うーむ、「もうすこしがんばりましょう」という感じ。
ギリシャ風サラダ
フェタチーズ(もどき)が上に乗っています
ウィンナーシュニッツェル
衣がさくさくとしておいしい
ウィンナーシュニッツェルのつけあわせ
ジャガイモとりんごを煮たもの(うすい塩味)とマーシュという青菜
いも・りんご煮は甘酸っぱ塩っぱい「初体験謎の味」という感じでしたが、そんなに変なものでもありませんでした。
でも自分で作ろうとは思わないけれど・・・。
グラーシュ。ダンプリングと目玉焼き添え
牛肉煮込み。ダンプリングは、味はちがうけれど、ちくわぶみたいな食感。
おなかの中でどんどんふくれてまいります。
ターフェルシュピッツ。ゆで肉なのでグラーシュよりあっさりしています。
禁欲的なオーストリア皇帝(エリザベートのだんなさま)の好物だったものだとか。
確かに、(ソースなどに凝らなければ)戦場でも作れそうなくらい手間のかからなさそうな料理ではある。
簡単で、肉も野菜も食べられて栄養的にも十分で、料理や食事にうつつを抜かすことをよしとしない皇帝にとって納得のいく料理だったのではないだろうか。
皇帝が快楽主義者だったらウィーンの食文化もかなり違っていたのではなかろうか。
ところで、この店の肉の切り方はえらい薄切りで量もちょっぴりでした。旅行初日で胃が元気な私としては大いに不満。
(デザート)左上から、アプフェルシュトルーデル、クレープ、チョコレートプディング、コーヒー
チョコプディングが一番おいしかった。
シュトルーデルは、パン粉(ケーキクラム?)が多くりんごが少なく、看板に偽りありという感じ。
クレープは、一番量が少ない。シンプル(さみしいとも言う)。
ウィーンではコーヒーは、必ず小さなお盆に乗ってきて、水が添えられていました。
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