採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

那須のマイタケ2017

2017-10-04 | +きのこ原木栽培(マイタケ等)

丸太をぐつぐつ煮るところから育てた那須のマイタケ、今年も発生してくれました。
夏に雨も沢山降ったので、どちらかというと豊作の年だったかもしれません。
でも、父もいろいろ忙しく、しょっちゅうは那須に行けないので、一部に関しては収穫が遅れてしまいました。

マイタケ

これは、色も濃くて比較的しっかりしたもの。
原木を埋めてから数年経ちますが、まだこんなに大きいのが出てきてくれます。

マイタケ

庭のあちこちから収穫したもの。
全体にやや色が薄めになってます。もう少し前が採り頃だったのかなあ。

父と電話で話したのですが、「なんか柔らかい」というレポートが。
そして洗って新聞紙で包んで冷蔵庫に入れておくと、新聞紙がびしょびしょになるのだそうです。
古くなると柔らかくなったっけ・・・?

きわめて柔らかいものはもう処分することにして(実は庭に捨てたあと拾って、放射能検査に出しました。栃木県の出荷基準とほぼ同じ。)、残りのものを送ってもらうことにしました。

マイタケ

到着!
包みが4つ分あります。

マイタケ

これはいちばん若いもの。
まだカサの色も濃く、しっかりしています。

マイタケ

次によさそうなのがこれかな。
カサの色はやや薄くなっていますが、特に柔らかいということはなく、まだ大丈夫そうです。


あとの2塊は、なるほど、「やわらかい」かも。
軸を折ったりしてよくよく見てみると、キノコ内部がスポンジ状に虫食いになっています。
こうなっていると、やわらかいし、水洗いすると水分をぐしょぐしょに含んでしまうのもわかります。

スポンジ状のところを写真に・・・と思ったのですが、さっき使ったカメラをどこかに置き忘れてしまいました。
しばらく探して、ようやくみつけて、マイタケのところに戻ってきてみると、
 パタ、パタ、ポツ、ポツ
という雨だれみたいな音が盛んにします。
ええっ!?音?
音の発生源を見てみると、マ、マイタケから小さな虫が飛び跳ねて出てきてる!
髪の毛がぞっくり逆立ちました。
1ミリほどの小さな白い虫なのですが、20cm以上もジャンプして、それが新聞紙に落下するときに、パタ、パタ、という音をたてているのでした。
ある種の蛆虫のジャンプ力はすごい、と以前TVで見ましたが、これのことだったのか・・・。

これ以上の飛散を防ぐため、撮影は中止。慌てて新聞紙を閉じてゴミ袋に。
(最初に軸を折ってスポンジ状を確かめたときは、動くものはありませんでした。
 おそらく輸送中は保冷状態なので活動性が落ちており、常温でしばらく置いておいたので活性化したものと思われます)

虫は苦手ですが、1ミリなら、まあゴミみたいなものだし、と自分をはげましつつ、掃除機も持ってきて、周辺を綺麗に掃除。
無事原状復帰できました。


きのこの虫食いは、老菌になっておこることもありますが、ヤマドリタケモドキなどの例では、幼菌なのに中は虫だらけ、ということもあります。
発生時の気温や周辺環境にもよるのかも。
今回スポンジ状だったものは、外見的にはさほど老菌ではないです。
今年は虫が入りやすい気象条件だったんじゃないかな、と思いました。


無事だったマイタケ2株は、洋風マイタケ炊き込みごはんと、天ぷらにして、もりもり頂きました。

お父さんへ:ごちそうさまでした!

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ぎんなん2017.....小さめかも | トップ | シャカシメジ2017 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
自然マイタケ!! (お節介爺)
2017-10-04 17:35:15
はじめまして、楽しく拝見させて頂いてます。
立派な舞茸ですね。食感・味・香りともにいい物です。
こちらでは中々ありません・・熊もいるとこに行けばです。
いい写真感謝です。ありがとうございます。
返信する
はじめまして☆ (●お節介爺さま~Fujika)
2017-10-10 11:15:00
はじめまして☆
天然というか、原木マイタケですね。
マイタケ菌は雑菌に弱いそうで、扱いがとってもデリケートです。天然ものが絶滅してしまわないのが不思議なくらい・・・。
返信する

コメントを投稿

+きのこ原木栽培(マイタケ等)」カテゴリの最新記事