採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

実家の引き出し改良

2016-07-21 | +実家・那須

日曜日、母と東京に行ったあと、実家に行って、一泊してきました。
何か手伝おうかと思っていたのですが、薄曇りの日曜とは一転して、月曜日(海の日)は猛暑。
(甲府だったか館山だったかでは37度を記録したとか)
エアコンの効いたリビングから一歩も出られません。
ずっとぐだぐだ過ごしてしまいました。

夕方ごろ、ふと引き出しの話題に。
実家にはいくつか引き出しがあるのですが、どれも伝統的な構造。レールなどは使われていません。
 

引き出しを軽く

こういう引き出し。

引き出しを軽く

箱を取るとこんな感じ。
こういうのを、摺り桟(すりざん)というのだそうです。
作るのに手間がかかり、(箱の側面に窪みをつける「吊り桟」に比べると)比較的すべりがよい方法らしいですが、文明の利器、ボールベアリング入りスライドレールには遠く及びません。
中味が重いと特に。
何とかならないかなあ、と母と話していたところ、「あ、あれ使ってみたら?」と。 

引き出しを軽く

敷居スベリ。
最近引き戸の下に使ったので思い出したようです。
今時見ないシールの値札で、しかもこの近辺にはないホームセンターの名前。かなり年代ものかも(でも同じ商品がamazonにありました)

引き出しを軽く

桟の長さ35cmにカットし、両側に貼り付けます。
薄いので、引き出しの上にあまり隙間がなくても大丈夫。 

引き出しを軽く

で、箱を戻してみると、予想以上に効果あり!
重たい工具が入っていてギコギコとしか動かせなかった引き出しが、するっと出てきます。
感動! 

引き出しを軽く

ついでにもうひとつ。こちらの引き出しにも。(衣類用)
これは横幅が広く、かなりギコギコと動かし難い引き出しなのですが、スルリと動くようになりました。

でも問題は、取っ手が2箇所ということ。
引き出しに何かしまおう、というときは、片手にモノを持っています。
なのにあけるために両手が必要というのは、不親切極まりないです。

引き出しを軽く

という訳で、こんな改造(?)を。

将来的には、タオル掛けみたいなバー状の取っ手をつけ直すつもりですが、まずは予行演習。
こうすると、このヒモの真ん中あたりをつかめば、片手でするっと引き出せます。

この使いにくい引き出しを何とかするには、レールを買ってきて大々的に改造するしかないか、と採寸までしていましたが、敷居スベリテープでこんなに改善するなんて!
(そういえばDIY情報で読んだことがあったかも)
私的にはめでたいですが、使う人たち(両親)の評価はどうかな?
(古い世代の人たちって、不便にものすごく強いですよね・・・。私がヘタレなだけ?)。 

業務連絡:お母さんへ
台所の引き出しにもつけてね。
あと寝室の引き出しにも如何ですか?


ちなみに、我が家には既製品の木製の引き出しはひとつもないです。
引き出しというのがそもそも苦手。私にはうまく仕舞えません。
しばらく前、何で苦手なんだろう、とよくよく考えてみて、次の理由に思い当たりました。

・ピッタリ閉まると中味が見えなくて、壁のようになってしまって、たじろいでしまう。

・掌を上に向けて指で引っ掛けるような引き手や、指先をすぼめて掴むようなツマミはいや。
ああ、あれが欲しい・・と自然に手をのばすその向きのまま、引き出しが引けるとよい。

・両手にそれぞれモノを持った状態で、片手の中指と薬指だけで引き出せるくらい軽くないと、いや。

・中身をこんもり高く入れてしまいがちなのですが、そうすると引いたり押したりする際に、ずりずりと引っかかる。これがいや。

・プラスチック製の柔らかい引き出しが、引いたときに、しにょん、としなるのもちょっといや(無印良品のポリプロピレンの引き出し、収納本では大絶賛で、何個か買ってみましたが、このしにょん、という引き心地が私はあまり好きになれませんでした。まだ使ってますけど)

棚作り これなら私でも使えるかも、という引き出しがこんなタイプ。(イケアのしばらく前のカタログ)
・中味がちょっと見えて手がかりになる
・取っ手をわざわざ握る必要がない
・木製なのでシッカリ固い
・側板の高さを目安に、それより多少高くものを詰め込んでもOK。
・レールつき 
棚作り で、真似して作ってみました
段と段の間をもう少し空ければよかったという反省はありますが、これは成功でした。
90cm幅の木製の結構重たい引き出しですが、指でするりと動きます。
私でも割ともとに仕舞えています。
 
コメント (4)
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