やっと雨があがる。午後、現場に出る。といってもすでにお住まいになっている住宅の撮影。
普段好きなものだけを撮っているのと違って勝手が違う。建築写真は難しい。
21年前、初めて作品展を開いたとき、友人の高橋一男さんの紹介で建築写真家の斎部功さんに撮影をお願いすることが出来た。
プロの建築写真家の撮影現場など初めての経験だったがシャッターを切るのにとにかく一枚一枚時間を掛け丁寧に取っていただいたのが印象的だった。
建築の良い表情を引き出すにはおそらく良い建築を取り続けて得た観察眼の成果なのであろう。その目に叶うような建築ができたかどうか。厚顔にもその後も機会があればお願いし続けてきた。見られることをはっきり意識するようになったきっかけだったのだろうと思う。
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