平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

JIN-仁- 第7話~未来へと続く命の川

2011年05月30日 | 大河ドラマ・時代劇
 未来へと続く命の川。
 人は生きて何かを残す。
 野風(中谷美紀)の場合は<子供>。
 自分の血と肉を分けた子供がまた子供を生み、命の川の連なりの中で永遠に生きる。
 咲(綾瀬はるか)の場合は<仁友堂>。
 仁友堂を通して医学技術を残すことで、医学技術は受け継がれ、永遠に生きる。
 あるいは「ひとりでも多くの人を助けることによって」、命の川の連なりに咲も参加する。
 そう言えば、前回の歌舞伎役者・坂東吉十郎も子を残し、<芸>を残した。
 田中久重も<技術>を残した。

 人は生きて何かを残す。
 何かを残して命の川の連なりに参加する。

 何と深い人生観!
 では自分は何を残すのだろう? そんなことも考えてしまう。

 野風の現実肯定の姿勢も学ぶべきものがある。
 癌の進行。
 「すみませんでした!」と頭を下げる仁(大沢たかお)に野風は言う。
 「先生に助けていただいたお陰で幸せな人生をもらったでありんす。先生には感謝しかござりんせん」
 野風はあくまで現在を肯定する。今生きていることに感謝する。
 そして2年間で生存率50%と聞いて「二年も!」「それなら子供と手を繋いで歩くことが出来る」と喜ぶ。
 もし、僕が癌を宣告されても、こんな心境でいたいなぁ。
 今まで生きて来られたことに感謝して、残りの時間を大事に噛みしめて生きていく。
 そんな姿勢。

 あと今回、面白かったのは咲。
 コーヒーは「黒き飲み物」、シャンパンは「口の中でザワザワとするもの」、ワインは「やみつきになる」と言ってガブ飲み。
 グデングデンに酔って、咲が干物女に!
 綾瀬はるかさんには酔っぱらいシーンがよく似合う。
 現在、映画の宣伝で様々なバラエティに出演して天然ぶりを発揮しているが、綾瀬さんの天然ぷりがプラスされて、咲の魅力になっている。


コメント (6)
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